自宅で、だらだらとソファに持たれて「ボー」としている時や「今から寝ようかな」と思ってベッドに入ってゆっくり休もうとしている時に限って不安になります。
明日の予期不安がしてきたり、会社で息苦しくなり、しんどくなって迷惑をかけてしまったら、どうしようという不安がしてきます。
なぜ?ゆったりしている時の方が不安に感じるのでしょうか?
また、予期不安を自分で克服することはできないでしょうか?
このようなお悩みを一緒に解決していきましょう。
なぜ、ボーとしている時や、ゆっくり休んでいる時の方が不安になりやすいのでしょうか?
当院のクライアントさんが不安になりやすいのは、ソファでゆっくりしている時や、寝る前のゆったりしている時が多いです。
なぜでしょうか?
それには、ちゃんとした理由があるのです。
そして未来に対する予期不安を自分で克服する方法をお伝えします。
お悩みの方は、どうぞご覧になってください。
なかなか解決できない場合は、当院の整体と心理ワークを受けていただくと楽になられる方が多いので、遠慮なく、ご相談ください。
予期不安を減らすことができる
不安は「休んでいる時」の方がなりやすい理由
これは、「脳は自動的に習慣になっている方へ働こうとする性質」があるからなんです。
脳は、いつでも働いていないと気がすまないからなのです。
休まないようにしているのです。
つまり、普段から「不安」なことをよく考えていると、ボーとしている時に、自動的に不安なことを考えてしまう癖がついてしまっているからなのです。
このような時は、「いつもと違う道」を進んでみるということが有効です。
例えますと、大阪から京都まで車で行くことを想像してみてください。
大阪の門真から第二京阪のような高速道路に乗ったら、何も考えずに、早く京都に着きますよね。
でも一般道で1号線や13号線で行ったとしたら、淀川の河川敷や町の風景などを見ながら走ることになります。
目的地は京都で同じなのですが、行き方が違うのです。
京都に着くという目的が、わかっている場合、料金はかかりますが何も考えずに走れて楽な方は高速道路です。ほとんど無意識に車の運転だけに集中していればいいのです。
でも、いつもと違う道を選択したら、どうでしょうか?ナビゲーションに目的地を入れて、何度も今、走っている場所などを確認したり、もしくは違う景色を楽しむことができるかもしれません。
思考も同じなのです。いつもの不安に感じる癖を高速道路とします。すると、ゆったりとリラックスしている状態でも脳は働こうとするので、いつもの「不安」なことを考えてしまうことになるのです。
するとリラックスしていて、ソファに座っている時は、ほぼ無意識状態ですから、そんな時でも脳は働こうとします。すると自動的にいつもの癖、楽な方へ行こうとするのです。
つまり、いつも考えている方(得意な方)に行こうとします。
ネガティブに考える癖のある方は、自然に無意識にネガティブに考えてしまうのです。
だから自動的に高速道路を走ってしまうのです。
これが、リラックスしている時にも「不安」に考えてしまうメカニズムです。
こんな時は、パターンを変えて、1号線を走るようにすることが対策となるのです。
道路でいうと意識してポジティブに考えるように、違う道を走ることが対策になるということなのです。
ストレスに感じるのは、その人次第
あるストレスに感じるような出来事が起こったとしますが、Aさんは同じ事でも「10」に感じたり、Bさんは「5」に感じたりすることがあります。その方にとってストレスとは、皆さん違うもので、ストレス耐性も違います。
ですので、ストレスに対しては対抗する手段を身に付けることも大切です。
脳というのは、何もしていない時でも「常に働こうとする」癖があります。めっちゃ働き物ですよね。でも、これって、とても疲れてしまうことなのです。しかも、何かしている時よりも、脳は約15倍働いているそうなのです。
私の好きなアーティストの方も公園で座ってボーとしていたら「ポッと歌詞が浮かんできたり、メロディが降ってきた」と言っておられました。これも脳内の状態が休んでいても活性している状態だということなのです。
このように想像性があることや文化的なことは、非常に素晴らしいのですが、マイナスなことや精神的ストレス、お悩み事などを無意識に考えてしまうと、脳がマイナスなストレスの事に支配されてしまう可能性があるのです。
だから慢性的に継続的にストレスを感じている方は注意が必要なのです。ボーとしていても脳はストレスを探して考えて悩んでしまうのです。
- 現実と妄想の区別がつかない
- 現在と過去と未来の区別がつかない
- 否定形が通じない
- 主人公がわかならない
脳と自律神経は、このような特徴がありますので、明日の不安なことや過去のトラウマなどの嫌なことを考えると「今現在、今ここ」ではない瞬間でも神経的に反応してしまい、息苦しくなったり、呼吸が浅くなったり、変な汗が出たりしてしまうものなのです。否定形が通じないので、考えたくなくても考えてしまいます。
こんな時はパターンの中断を意識してやっていくことで、ストレスで脳を支配されがちな状態を回避できるのです。自分の趣味でもいいし、ゲームや動画を見てもいいです。できるだけ楽しい事、好きなことに集中するようにしてください。できたら身体を動かすことがオススメです。
予期不安を自分で克服する方法
素晴らしい人生を思い浮かべる
あなたにとって素晴らしい人生とはなんですか?
まずは10個書きだしてください。
そして、その10個を書きだす時のルールを守ってください。
ルール
- 否定形を使わない
- ポジティブなこと書く
- 現在、そうなっている感じで書く
- 具体的に書く
- 自分で達成できることを書く
意識付けのやり方
先ほど書いていただいた10個の素晴らしい人生を毎日1つづつ、20分間、思い浮かべてください。
そして、思い浮かべる時、五感を使うようにしてください。
つまり「観る、聴く、嗅ぐ、感じる、味わう」です。
これをすることで、不安に思うことが減ってきます。一度、試しにやってみてください。
不安を和らげる体操
まとめ
- 自分の考えや思考の癖を知る
- 思考の癖を意識して変える
- ボーとしている時に意識して別のことを考える
- 寝る前には理想の自分を五感を使って思い浮かべる
- 不安になった時の対策として運動をする