

夜勤の仕事をしています。
突然、息苦しくなって、めまいもするし、頭痛や腰痛、体のあちこちに不調を感じて、このままだったら仕事も家事もできなくなるんじゃないかと、とても不安になっています。
なんとか生活がスムーズにできないでしょうか?
最近、仕事でも嫌なことがあり、味覚に異常があるように感じます。
どうしたら良いのでしょうか?
このようなお悩みの解決のヒントになれば嬉しいです。
夜勤の仕事で疲労困憊の方です。
心臓がバクバクして不整脈を感じ病院に行かれました。検査では異常なしでした。
最近では味覚が少しおかしくなってきて、めまい、身体のだるさ、手の震え、肩こり、腰痛、頭痛があります。
いろんな病院に行かれましたが原因がわからずお困りでした。
そこで友人の紹介で当院にお越しくださいました。
同じように、お悩みの方は、どうぞ、ご覧になってください。
- 夜勤で生活習慣が乱れて動悸などの自律神経症状でお悩みの方
- 味覚が、おかしくなってきた方
- 身体があちこち不調になり、不安でしょうがいない方
夜勤の仕事で疲労困憊!体のアチコチの不調を解決したい!
先日、夜勤の仕事が大変で、すごく疲れておられる方が来てくださいました。
30代の女性の看護師さんです。
ある日、突然、不整脈がおこり、じっとしようとしていても手が震えたり、字が書きにくい時もあり、少し味覚がわかりずらい時も出てきたそうです。
循環器の病院で24時間心電図の検査では異常がありませんでした。

主な症状
- 不整脈
- めまい
- 体が全身だるい
- 手の震え
- 肩こり
- 腰痛
- 頭痛
- 味覚がわかりにくい
- 手足の冷え
- 不眠
味覚について
私は、おいしいものが大好きで食べ歩きが趣味なんです。
食べるのが好きな人にとって味覚がおかしくなると本当につらいですよね。
味を感じるのは舌の表面にいっぱいある味蕾というところなんです。

舌って拡大してみるとこんな感じになっております。

舌は場所によって味を感じるところが微妙に違うんです。
感じるのは「味蕾」と言われているところです。

舌の前
舌の前の方は味を感じるのは顔面神経、動かすのは舌下神経、痛みを感じるのは三叉神経です。
舌の後ろ
舌の後ろの方は、味を感じるのは舌咽神経、動かすのは舌下神経、痛みを感じるのは舌咽神経です。
味覚障害について
いろんな病気が味覚障害と関係している可能性があります。
味覚障害と関連している病気は、糖尿病・肝臓疾患・腎臓病・胃腸疾患などです。
口の病気は、舌に痛みを感じる虫歯・歯周病などの病気が考えられます。
虫歯や歯周病になると、口の中の環境が悪くなっており、舌に苔(こけ)が生えてきます。
味蕾(みらい)は舌にあるため、苔(こけ)が生えてしまうと味を感じなくなるのです。
また栄養素では亜鉛が不足すると味覚障害になるともいわれています。
また最近では、新型コロナウイルスに感染すると、味覚に異常がでる方もいるそうです。

痛みや不調を解決するヒント
睡眠の質を上げる
人の体内には「体内時計」あります。そして、だいたいホルモンの分泌される時間も決まっています。それをコントロールしているのが朝日を浴びて分泌される「セロトニン」という物質です。
この朝日というものは6:00~8:30くらいの朝のお日様が良いとされています。
セロトニンは約16時間経つとメラトニンという物質に変換されます。
このメラトニンが睡眠誘発物質なのです。ですので夜勤などで睡眠サイクルが乱れている方は、体内時計に乱れが出て、不調になるのは、当然だともいえるのです。
看護師さんや介護職の方、夜のお仕事をされている方は、どうしても健康な生活を送りにくい事は事実です。

食事で痛みを解決
痛みを和らげることが期待できる食べ物があるそうです。
逆に痛みを強くしてしまう食べ物もあるそうです。
痛みを和らげてくれる可能性のある食物は、βカロテン、ビタミンE、ビタミンC、ポリフェノールなどの抗酸化物質といわれています。
これらは、炎症で出てくる活性酸素の働きを抑えることで痛みを軽減させることが期待されています。
そして、カルシウム、カリウム、マンガンなどが足りなくなると、ある種類の痛みがでるという報告もあるそうです。

ハーブで有名なセントジョーンズワートは脳の中のセロトニン濃度を高めるそうです。
- βカロテン(ニンジン、ホウレンソウ、カボチャ、ブロッコリー)
- ビタミンE(ナッツ、いくら、すじこ、明太子)
- ビタミンC(いちご、トマト、オレンジ、キウイ)
- ポリフェノール(赤ワイン、ブルーベリー、ブドウ)
- カリウム(ヨモギ、昆布、ヒジキ、ニンニク)
- マンガン(しそ、しじみ、生姜)
- カルシウム(チーズ、しらす、桜エビ)
参考文献:「よくわかる痛み・鎮痛の基本としくみ」より
私たちが、できる対策について
まずは、ストレスを減らし、ストレス耐性をつけることです。
ストレスに対しては体力をつけることがまず第一です。
体力には4つあります。
- 調整力(血糖や血圧の調整)
- 免疫力
- 治癒力
- 運動力(頭と体を動かす力)
そして、それに加えて、対処能力(どうやって解決するか知ってますか?できますか?)、情緒的サポート(悩みを聴いてくれる人がいますか?)、自己尊重感(人は誰かに認められたい、承認欲求があります)を増やしていくことが大切なのです。
これらを充実させるとストレスに耐えられるようになるのです。

まず当院がお手伝いできることは構造的ストレス、つまり身体のストレスを減らすことです。
つまり身体の歪みや不調に根本的にアプローチして施術するということです。
そうすると
構造的ストレスが軽減される
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体力が増えてくる
これで抵抗する力、エネルギーが湧いてくるのです!
すると治癒に向かっていくのです。
感覚を感じるような訓練をする
丁寧に自分の身体の感覚を感じ尽くしていくことが重要です。シャワーを浴びて、頭から足の先まで、温度を感じるというトレーニングが有効です。
エネルギーサークルを回す
執着を手放すことが重要になってきます。感覚が麻痺してしまっている状態ですので、感じることから、始めていきます。
感じる、気づく、行動する、自分の欲求にコンタクト、他人承認、自己承認、手放すという順番で、解決していきます。

ワンピースのDr、ヒルルクに学ぶ「承認欲求」
ストレスの中に「承認欲求」というのがあります。つまり人に認められたいということですね。これは誰にでもあるものです。
子供の頃は特に、学校であったことをお母さんにお話したのを覚えていますでしょうか。
とにかく聴いてもらって褒めてもらいたかったのです。
ワンピースのDr.ヒルルクが最後に言った言葉を想いだしました。

人にわかってもらいたい、そんな欲求が人にはあるのです。誰にも聴いてもらえないというのは寂しいものです。
あなたのそばに自分の話を聴いてくれる、いろんなことを相談できる人はいますか?
情緒的サポーターです。これは非常に大切なことなんです。
【症例】震え・味覚障害・めまいなどの改善例
まとめ
- 味覚障害はストレスから起こることもある
- 感覚を感じたくないくらいストレスが強い場合がある
- 失体感症になると味覚を感じにくかったり難聴になることもある
- 情緒的サポーターに頼る
- ストレスを減らすことが大切