

膝が痛くてしゃがめませんでした。
原因がわかりません。
急に痛くなってしまいました。
仕事にも差し支えるので、なんとか早く治したいです。
遠方ですが、知人の紹介でこちらに、来ました。
何とかなりますでしょうか?
このようなお悩みを解決します。
膝が痛くて、しゃがめない30代美容師さんです。
先月から、ご来院いただいている患者様です。
40分くらいかけて車で来てくださっております。
最近では、腫れもなくなり、走れるようになられました。
同じように、しゃがめなくてお困りの方は、どうぞ、ご覧になってください。
- 膝が痛くてしゃがめない方
- 立ち仕事で膝痛が困る方
- 階段の上り下りが辛い方
- 膝の痛みで歩きにくい方
膝の激痛!しゃがめない30代美容師さんの解決法
しゃがんでも、走っても、歩いても、伸ばしても痛いそうです。
お仕事は立ちっぱなしのお仕事です。
ヒールではないですが御仕事柄、全体的に高い不安定な靴を履かないといけないそうです。
右膝が見たらすぐわかるくらいに腫れておられました。

この時、腫れているところを測ってみると「37cm」でした。
最近はかなり動けるようになり「36cm」になりました。
(左右差はほぼなくなりました)

考えられる膝の痛みの原因
変形性膝関節症
長年、膝を使ってきたことによって、軟骨がすり減ってしまいます。最終的に膝の関節が尖ったりして変形することがあります。
しゃがんだり、階段の上り下り、朝一番や歩き始めが痛いことが多いです。
放置すると安静にしても痛みが出るようになってきます。歩きにくいので、だんだん外に出なくなり、筋肉が弱って悪循環になることが多いです。
女性に多く、加齢によるものが原因としては、一番多いです。治療は施術、リハビリ、運動療法、お薬などが一般的ですが、重症の場合は、外科的な手術適応となります。
お風呂の中で膝の曲げ伸ばしの運動を少しづつやってみてください。負担がかからないようにしてください。また痛みがある時は、しないでください。
半月板損傷
膝関節を安定させるのに半月板というクッションがあります。半月板が損傷すると、うまく衝撃を吸収することができず、引っかかるような感じになりスムーズに曲げ伸ばしができなくなります。そして膝にダイレクトに痛みが走ります。
角度も一定以上曲げ伸ばしできなくなり、ロックしてしまいます。放置すると変形性膝関節症になることが有ります。
バレーボールやバスケットボールなどのジャンプしたりする激しいスポーツに多いです。
手術になることがあります。
靭帯の損傷
骨と骨を結ぶコラーゲン組織の靭帯を痛めることもあります。
膝には前十字靭帯、後十字靭帯、外側側副靭帯、内側側副靭帯があります。
主にラグビーのタックルなどのコンタクトスポーツで痛めることが多いです。
しっかりとしたリハビリとサポーターなおどの固定が必要なことが多いです。
ジャンパーニー(膝のお皿の下が痛い)
ジャンプするスポーツに多いです。膝のお皿についている腱を痛めます。
練習のやりすぎやケアが少ない選手などに多いです。
使う分だけ、しっかりとケアすることが必要です。膝を曲げると太ももの前に痛みが起こり、それを避けようとしてお尻が上がります。
膝の使いすぎが原因なので、まずは「休む」ことが大切です。クラブ活動なども、膝に負担をかける連取は絶対に休んでください。その分、上半身の筋トレをするなどしてください。
鵞足炎(膝の内側が痛い)
スポーツをする人に多いので使いすぎだと考えられます。
ランニングのフォームが悪い、シューズが合っていない、使いすぎでケアしていないなどが考えられます。まずは休んでください。整体で股関節、骨盤を調整したり、足首の調整、太ももやふくらはぎの筋肉の調整が必要ですので、自分で勝手にしないで、当院のような専門家に相談してください。
股関節の硬さや異常を膝で庇っている可能性があります。股関節を柔らかくするエクササイズやヨガもオススメです。四股を踏み内転筋をストレッチするのも効果的です。
ランナーズニー(膝の外側が痛い)
ランニングによる膝の痛みです。使いすぎが原因ですので、休んでください。
膝の外側に腸脛靭帯という靭帯があり、この靭帯を痛めていますので膝の外側が痛みます。
O脚やケア不足、準備不足などに注意してください。
慢性関節リウマチ
自分の関節を自分で攻撃してしまう病気です。病院でしっかりと治療を受けてください。
関節に熱感があったり、腫れたり、変形してくることが多いです。
外反母趾・偏平足・O脚
サンダルは履かないように注意してください。足のアーチが崩れやすく、歩き方も悪くなりやすいです。調整をしても歩き方が悪ければ、なかなか良くならないからです。
大きく手を振って踵から着地し、しっかりと地面を蹴るように歩いてください。
冷え
夏の暑い時期は、エアコンによる冷えで、膝を痛めることもあります。
冷えで痛みが出るのは、体温調節の為、筋肉を収縮させ血流が悪くなって、こわばってしまうのが原因です。血流不足を起こすと酸欠になり、痛みの物質が出て、痛みを感じます。
痛みを感じると交感神経が働き、ますます血流が悪化してしまいます。
エアコンは、あまり設定温度を低くしすぎずに扇風機を併用して、肌に直接あてずに空気を循環させることをオススメします。大事なのはエアコンの設定温度ではなくて、室温がどうなっているかが重要ですので、温度計でこまめにチェックして室温が25〜28度になるようにしてください。
湿度の管理も大切です。熱中症には湿度が影響するからです。湿度は60%を超えると、10%上がるごとに体感温度は2度上がるといわれています。
できれば50%台の湿度に保持してください。
凍らせたペットボトルを扇風機の風に当てるだけで結露を利用して湿度を下げることもできます。
ふくらはぎの筋肉はポンプですので、足首を回したり、動かしたりするだけでも効果はあります。カフェインも身体を冷やすので、止めてくださいね。
それと痛いところに60度くらいのお湯をペットボトルに入れて温めるようにしてください。
冷えからくる膝の痛みには、効果があります。
当院の施術経過

2カ月経過して
「最近は走れます~」と喜んでいただけました。
最初は、左右の太さが違うためジーンズが履けなかったくらい痛かったそうです。
最近はジーンズも履けるようになられました。
本当にありがとうございます。心より感謝いたします。
今後も何も気にせずにお仕事を頑張っていただけるように全力でサポートいたします。
膝のテーピングで予防と痛み軽減
膝が痛くてしゃがめない時の解決法
まずは生活習慣を見直す
生活習慣で膝に負担をかけるのは悪い姿勢と歩き方です。
そして、運動不足と肥満です。
すぐに対処できるのは、姿勢です。
姿勢についてはこちらのブログをご覧になってください。
歩き方は少しづつ意識していただければと思います。
良かったらこちらもご覧になってください。
肥満については、すぐに解決できる問題ではありません。
整体をさせていただき、骨盤や背骨が整うと体液の流れも良くなり、自然とその方に合ったように痩せていく方が多いです。
どうぞ一度、ご相談ください。
まとめ
- 姿勢に注意する
- 膝ではなく股関節、腰、足首に注目する
- 太ももの前と横をほぐす