

小さな物音でも気になって眠れません。
また匂いにも、とても敏感で困っています。
小さい頃から親や先生など、人の顔色にも、すごく敏感で気を使います。
嫌われたらどうしよう?
私のせいで怒っているのかな?
など、とても気をつかって、大人になってからも、めまいや頭痛がよく起こります。
なんとか、できないでしょうか?
このような、お悩みを解決します。
少しの物音でも、もの凄く気になり眠れなくなったりして日常生活に支障が出て困っている方をHSPといいます。別名「繊細さん」などと呼ばれたりしております。
音や匂いというのは「刺激」です。
この刺激に強く反応しすぎてしまって日常生活が過ごしにくくなってしまいます。
お子様にも、最近はよくみられます。お子様の場合はHSCと呼ばれます。
色んな情報が多くなりすぎていたり、スマホなどの電磁波を浴びすぎているのも原因の一つかもしれません。
お悩みの方は、どうぞご覧になってください。
繊細で気を使いすぎて、頭痛や眩暈で日常生活が辛くなっている方
過敏に感じて生活が困難になる方の解決法

過敏になっている理由
いろんなことで気を使いすぎているとします。
すると五感も過敏に反応する癖がつきます。
この癖がつきますと、少しのことでもストレスに感じます。
刺激に対する身体の反応の強さや量のことを閾値といいます。その閾値が反応するシステムを静止膜電位といいます。
その反応するラインを活動電位といいます。
過敏症の方は、そのラインが通常の方よりも少しの刺激のところで反応してしまい、過敏となり、お辛くなっているのです。
ここでは通常の刺激ではー75mvで反応するということです。

ストレスに感じると筋肉が緊張します。
すると血流が悪くなり、全身に血液が行き渡りにくくなります。
もちろん脳への血流も悪化しますので、神経伝達がスムーズにいかなくなります。
そして、過敏症になりますと「少ない刺激」でも反応してしまうようになるのです。

過敏症の場合は通常ー75mvだったのがー55mvで反応してるということになります。
脳の管理能力が低下すると、神経伝達がスムーズにいかなくなります。すると次のようなことが、起こる可能性があります。
- 神経が過敏になる(少しのことで神経が感じるようになる)
- 痛みや痺れを感じるようになる
- そのまま放置すると「麻痺」する
- 感じにくくなってしまう(肩コリや痛みを感じなくなってしまう)
刺激に対しては、ある程度、抑制できるように脳は働くのですが、ずっとストレスにさらされ続けると血流不足から、脳の酸欠が起こります。すると脳の管理能力は低下します。
マンションで言ったら管理人さんが元気な時は、階段も綺麗ですし、セキュリティも万全で安心して暮らせますが、管理人さんが体調不良で休んでしまったら、マンションの衛生面もセキュリティ面も万全ではなくなってしまうようなものなのです。

脳の働きでは活性するものと抑制するものがあり、そのバランスがとても大事です。車でいいますとアクセルとブレーキみたいなものです。どちらも大切ですよね。
そして抑制に働くのは小脳という場所です。小脳は「止めておく」という時に働きます。姿勢の制御やバランスなどにも関係します。
当院へお越しの不登校でお悩みの中学生のお子さんは、「ふわふわする」「頭が爆発しそう」などと、口にされている方が多いです。
地に足がつかず、気が頭に上がり「上気」の状態です。
このような状態の時は、エネルギーが頭ばかりにいくので、とても疲れます。
前述のように過剰に感じやすい、反応しやすい方をHSP(大人はハイセンシティブパーソン、子供はHSC=ハイセンシティブチャイルド)といいます。
とってもお辛いので家族や周囲の方は、怠け病だと決めつけず、しっかりとお話を聴いてあげていただきたいです。
過敏の方の対策
過敏症の方は自分の心の声を、あまりにも長く聴かなかったことが原因なのです。今からでも、もっと自分の心の声を聴いてあげてください。

あなたの「したくないこと」は何ですか?
過敏でストレスがいっぱいの方は、この質問に対しては、スラスラ書ける方が多いのです。ですが「やりたいこと」は何ですか?と聞きますと「う~ん、え~と」などとすぐに出てこない方が多いのです。
まずは、やりたいこと、ワクワクすることは何ですか?
ここに目を向けてください。それも思い浮かばなかったら、何が食べたいですか?
これでもいいですよ。子供や旦那さんが食べたいものではなく、あなたが食べたいものです。
不安なことを追いかけるのではなく、別のことを考えるのがいいのです。考えない様にしようと思っても、否定系は通じないのが脳や自律神経の特徴なのです。だから、他のことを考えて不安に思うことを少なくすることが大切なのです。
人はイメージするだけでも反応しますから、考えるのもいいですし、絵に描いてみるのもいいですよ。視覚からの情報を処理するのが得意な方が多いですから、視覚を使うのが、割と早く不安を消し去ることができるのです。
あなたにとって素晴らしい人生とは、どんな人生ですか?10個書いてください。

10個の素晴らしい人生
その5個にはルールがあります。
5つのルール
- 否定語は使わない
- ポジティブな内容にする
- 現在形で考える(今、もうすでにやっている、できていると考える)
- 具体的に
- 自分で到達できる内容
例えば
私にとって素晴らしい人生とは、自然の中で暮らしていて、家族全員が健康で元気に暮らしている。庭には池があって魚が泳いでいる。
時々、友達と一緒に庭でバーベキューをしている。
犬を放し飼いにしていて楽しそうに走り回っている。
家の中は自然な光がいっぱい入る明るい部屋で木の匂いがして心地よい。
庭の畑で野菜をたくさん作っていて、ものすごく美味しいものを毎日食べれて幸せである。
車は大きな4WDの車で庭のクロスカントリーコースでいつでも遊べる。
たまにマウンテンバイクでクロスカントリーも楽しんでいる。
仕事は自分の好きな仕事をしている。
毎日がとても充実して、とても楽しい。

みたいな感じで、自分の素晴らしい人生を想像してみてください。
それを紙に書いて毎日、読み上げてください。
思考は現実化していくように、脳が働き出します。
迷走神経は副交感神経の80%の働き
迷走神経は副交感神経の80%の働きをします。
副交感神経は交感神経を抑えて過敏な反応を抑えてくれるのです。
迷走神経は他の脳神経とも密接につながっているので、HSPの対策を考える上で、とても重要なのです。

運動をすると交感神経が働く
運動をすると交感神経が働きます。するとシーソーが動きだしますので、副交感神経も働きだしてくれるのです。だから私は運動をおすすめしているのです。まずは歩くことです。

歩くことで、とってもいいことが起こり始めます。
歩数 | 早歩きの時間 | 予防できる可能性のあること |
2000歩 | 0分 | ねたきり |
4000歩 | 5分 | うつ病 |
5000歩 | 7.5分 | 要支援・要介護 認知症、心疾患、脳卒中 |
7000歩 | 15分 | がん、動脈硬化、骨粗しょう症、骨折 |
7500歩 | 17.5分 | 筋肉低下、体力低下 |
8000歩 | 20分 | 高血圧症、糖尿病、脂質異常症、メタボ |
9000歩 | 25分 | 高血圧、高血糖 |
10000歩 | 30分 | メタボ |
12000歩 | 40分 | 肥満 |
まずは、できない理由を考えるより、やってみてください!
心と体と頭をつなげることで、今のお辛いあなたの心身共の不調を解決することができるのです。どうぞお悩みの方は遠慮なくご相談ください。

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上気を解決するには
不安を解決するヒントの動画です。どうぞご覧ください。
当院で不安でお悩みの方
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まとめ
- 頭ばかりで考えているとエネルギーが上にあがり、ふわふわする
- 上気状態を下げるのには足元の感覚を研ぎ澄ますこともオススメ
- 別のことを考える癖をつける
- 軽い運動をする
- 自分の感情にアプローチすることも大切