

育った環境が複雑で、親からの愛情をあまり感じないで育ちました。
人が信用できなかったり、いつも悪口を言われているように感じます。
体が硬直して、息苦しいです。
特に音に敏感なので「ヒソヒソ話」が気になって集中できません。
どうしたらいいですか?
このようなお悩みを解決します。
どうして私だけ、こんなに過敏、敏感なのでしょう。本当に生活が辛いです。
このまま良くならなかったらどうしよう?と不安でたまりません。
どうぞ同じようなお悩みの方は、御覧ください。
子供の頃からの育った環境が影響する過敏症の方
育った環境が影響するHSPの解決法
発達障害、愛着障害、感覚処理障害
過敏症の方は、睡眠不足や二日酔い、疲れすぎても悪化しやすいです。
自閉症スペクトラムでも、よくみられます。
お子さんの場合ですと、できるだけ早く親御さんが見つけてあげて、サポートしてあげるのが良いと言われています。

また、小さい子供のうちに、ちょっと他の子と反応が違うからと、親から虐待を受けたり、親の離婚問題で引き離されたりすると、愛情不足となり、親に甘えることが出来ずに育ってしまう、愛着障害にもなってしまう可能性もあります。

このような環境で育つと心理面で成長が滞ってしまう場合があります。それを「インナーチャイルド」または「アダルトチルドレン」などと呼びます。


このような場合は、不安や回避傾向になることが多いです。
また統合失調症でも過敏症になる可能性があります。神経系疾患では、脊柱管狭窄症、むち打ち、線維筋痛症なども過敏症が起こることがあります。
愛着障害
愛着障害の解決のヒント
愛着とは生理学的、生物学的な反応です。
人は安全基地がないと、冒険できません。
そうやって自立というものが生まれていくのです。
だから母親の愛情をいっぱいに受けて育つことって本当に大切なんです。
愛着不安のある方は、突然の事態が苦手です。
サプライズがダメです。
想定外のことに、とてもストレスを感じます。
どうやって対応していけばいいのか
①刺激量を減らす
まずは、その方の問題となっている刺激の量を減らすことです。
例えば、高音や子供の声などの音がすごく気になる方ですと、テレビを付けっぱなししないようにしたり、長時間同じ姿勢で同じことをしないようにしてください。
スマホのする時間を減らしてください。情報入力は余計な疲労を産んでしまいます。
過敏な人と接する時は、ずっとしゃべったりせずに、沈黙も大切にしてください。
自分の中からもいろんな悩みが次から次へと出てきますので、処理できなくなって、イライラしたり、パニックを起こしそうになります。
こんな時は、今思っていることを紙にまとめていくこともいいですよ。
そして、できることは自分でする!出来ないことは人に頼るようにしてください。
全部自分で処理できないことが多いです。
特に、夜寝る前に考えないでください。
昼間、できるだけ考えてください。そして、昼間3時間考え込んで、解決しないことは、今、解決できない問題だと割り切ってください。
当院では施術でも、いろいろ検査しながら、施術量を調節させていただいております。
②予測がつくようにする
突発的で予想外のものに弱いので、予測のつくように思考を整理しておいてください。
何からに取り組む場合も、順番や時間を決めておいてください。
③限界を超えない
刺激が自分の限界を超えない様にすることが大切です。
例えば、頭痛がでてきたら、身体が「もうそろそろ限界ですよ」と警告してくれていると考えてください。
そして悩んでいることも手放すようにしてくださいね。
④時には「ボ~」とする
ボ~と時間を過ごすことも時には必要です。
⑤逃げるが勝ち
回避することでストレスを避けられることも多いです。
時には回避して逃げるが勝ちということも大切です。
克服していくためのヒント
今まで育ってきた環境や親から教えてもらってきたことは絶対的なものもあります。
それは無意識の場合が多いのです。
自己肯定感を増やしていく
タイムラインのワークをしてもらう
目標 | 具体的な行動 | |
1年後 | ||
3年後 | ||
5年後 | ||
88歳の自分 |
この上の表を埋めてもらいます。
例えば
目標 | 具体的な行動 | |
1年後 | サッカーの練習をしている | 私はサッカー部に入ってレギュラーになっている |
3年後 | 全国高校サッカー選手権で試合をする | 私はサッカーで全国大会で出場して活躍している |
5年後 | プロサッカー選手になる | 私は海外でもプレーできるプロサッカー選手になっている |
88歳の自分 | サッカーの偉大な選手としていつまでも、テレビで再放送される | 私はプロサッカー選手になり、代表選手にも選ばれ、殿堂入りすることができた |
このように具体的に理想の自分を想像することが大切です。
するとあなたは今、何をするべきかを考えられるようになります。
やらずに後悔するよりも、やって後悔する方が素敵ですよ。
根拠のない自信は最強です。
セルフペップトークを癖つける
心理学ではリフレーミングともいいます。
肯定的な言い回しに言い換えるようにしてください。
疲れた | ➡ | よく頑張った |
どうするの | ➡ | なんとかなるよ |
どうせダメだ | ➡ | きっとうまくいく |
嫌だ | ➡ | ○○だと嬉しいな |
なんでしてくれないの | ➡ | ○○してくれてありがとう |
1日3つだけ、今日よかったことを書きだす
良いことにフォーカスする癖をつけることになります。
探すようになります。
すると良いことを引き寄せるようになるのです。
その他
- 親切にする
- 何か一つ徳をつむ(いい行いをする)
- 感謝する
- 人のいいところ、自分のいいところを探す
- 許すトレーニング
- マインドフルネス瞑想をする
心の底から笑顔になれる幸せ
当院へお越しの30代女性です。
いろんな身体の症状がありましたが、まずは身体を整え、体力を増やしていきました。
そして、対処能力をあげるため、自己肯定感のワークを繰り返しました。手の震えも次第になくなっていきました。
そして、大きく変化したのが、仕事に行けるようになり、そちらがとても充実して来られたことです。
自己肯定感が急激に上がりました。
「私、必要とされている!」という喜びを感じることができたのです。
整体で身体を整え、メンタル面も強くなっていかれ、敏感に感じていたことも、少しづつ気にならない様になってこられました。
すべて、ではありませんが、少し自分も他人も許せるようになってこられました。
笑顔になっていただけて、本当に良かったです。
全力でベストを尽くしますので一緒に頑張っていきましょう。

人が健康に生活するには依存も自立も必要なのです。
まとめ
- 刺激量を減らす、ストレスを減らす
- 予測がつくようにする
- 限界を超えないように注意
- 時には「ボ~」とする
- 逃げるが勝ち