

最近、情緒不安定になるんです。
急にイライラしたり、落ち込んだり、泣いてみたり、感情が抑えられない時があります。
どうしたらいいんですか?
このまま良くならなかったら、どうしようという不安ばかり考えてしまいます。
このようなお悩みを解決します。
最近になって感情の浮き沈みが激しくて情緒不安定、不安、イライラ、気分が落ち込み、やる気がしない20代、会社員の女性です。
仕事でも忘れることが多くなったり集中力も低下されているようです。
やる気がなくなり、今までの趣味などにも興味がなくなってきたら、自律神経失調症、うつ病に近い状態かもしれません。
どうぞご覧になってください。
情緒不安定でなんとか克服したい方
情緒不安定の方の解決方法

わけもわからず不安になる

脳での不安は、偏桃体というところが関係しております。
原因がわからず不安になるのは、防御反応の一種です。
自分の命を守るためにやってくれているのです。
不安が強くなると思考が働きにくくなります。
すると集中力が低下したり、記憶力が低下することがあります。
近いところのネットワークですので海馬にも影響が出て物忘れがひどくなることもあります。
そして感情も不安定になることがあるのです。
そうなると急にキレるようにイライラしたり、不安になったりしてしまいます。
胸の”もやもや”があるのは何故?

胸がもやもやすることってあります。
この「もやもや」の正体はなんでしょうか?
もやもやの正体は無意識では感じているのですが、意識的には感じていない何かなのです。
無意識で感じているというのは「体」では感じているということです。
意識で感じていないということは「頭」では理解していないということです。
実際には「頭」よりも「体」で感じていることの方が多いのです。
だから何でも頭だけで理解しようとしても難しいことが多いのです。

現代人は頭が身体よりも優先されています。
つまり、体では感じているけれども頭で理解できないと「不安」になってしまうのです。
新型コロナの不安

新型コロナウイルスの恐ろしいところは、不明なところが多いところです。
当初よりは、随分とわかってきたことが多いですが、それでも未だに不明なことがあり、また特効薬はできあがっていません。
それどころか新種がでたりして不安を煽っています。
つまり、体で恐怖を感じていますが、頭では理解できないので不安になるのです。
「もやもや」の解決方法
心理的なワーク

- 「もやもや」を感じたら、体のどこに、その「もやもや」を感じているか確認して手を当ててみてください
- その「もやもや」に色がついているとしたら何色か想像してみてくだい
- その「もやもや」はどれくらいの大きさで、形は、重さは、紙に書いて色を塗ってください
- その「もやもや」は表面はどんな感触ですか?具体的に想像してみてください
- その「もやもや」を叩いたらどんな音がしますか?ボコボコ、ポヨンポヨン、カンカン?
- その「もやもや」に顔があったら、どんな表情ですか?怒っている、泣いている、無表情?その顔を見てあなたは、何を感じますか?
- その「もやもや」は、何か言っているとしたら何と言ってますか?
ここまでやって、あなたは何を感じましたか?
その「もやもや」はあなたの潜在的な感情であることが多いのです。
誰かに対しての感情だったり、自分への感情だったりすることが多いです。
その感情のエネルギーが筋肉を緊張させ「もやもや」と感じることが多いのです。
そのことを意識してあげることが、自分自身を知ることになるのです。
これをするだけでも心が軽くなりますよ。
情緒不安定な20代女性
20代の女性会社員の方です。
感情が高ぶったり、落ち込んだりして感情の差がとても激しいです。
自分でコントロールが上手くできません。
最近、会社でミスをして皆の前で怒られてから、強くなったそうです。元々、真面目で一生懸命されるタイプの方で、受験なども、とても順調に歩んでこられたそうです。
ご両親は高学歴で、自分も高学歴な大学に進学され、優良企業に就職されました。今まで、挫折をそれほど経験したことがなかったそうです。
ですが、就職してから、一生懸命やっても、あまり認められず、それが嫌で、やる気がなくなってきていたそうです。
当院では施術を重ねて、お体の調整をさせていただき、落ち着いてきたところでグラウンディングという心理ワークをさせていただきました。
感覚を安定させ、感情のコントロールができるようにしたいと考えました。
その他にも、色んな心理的なワークをさせていただき自己暗示をかけて感情をコントロールする訓練をしていきました。
こういった不安やイライラなどは、今までの感情の抑圧が爆発した状態にあると考えられます。
この方の特徴は思考を使いすぎるので、とっても脳がお疲れになられることなので、体を使うようにいたしました。

当院の対策
まずは疲れを回復することが大切です。
とにかく睡眠の質を上げていただきました。
そして、ゆったりとした趣味をするとか、整体などを受けてリラックスすることを進めていきました。
そうすると自律神経の乱れも、少しづつ整ってまいりました。
この時期に当院では、涙活をオススメいたしました。
この泣くということは感情を出すことです。今まで感じない様にしていた感情を感じるようにしていただく訓練となるのです。私も涙を流すのを1週間に一度はしております。
ストレスを受けますと、コルチゾールというストレスに対抗するホルモンが分泌されます。
でもストレスを受け続けるとコルチゾールが枯渇してしまいます。
コルチゾールは体内に溜まってしまいます。
溜まってしまうと、それ以上作りなさいという指令が出せなくなります。
ですのでコルチゾールを体外に排出したいのです。
このコルチゾールを体外に出してくれるのが涙です。
涙はコルチゾールというストレス対抗ホルモンを体外に排出してくれます。
するとコルチゾールを再び作りなさいという指令が出せるのです。
涙を流すことでコルチゾールが体内で、また作ることができるのです。
感情にアクセスして、スッキリするまで出し切ることが大切です。
イライラした場合は、大きな声を出すことが必要です。
一人で「バカヤロー!!!!」と叫ぶのはおすすめです。
また一人カラオケもいいですよ。決してうまく歌おうと思わないでください。
うまく歌おうとすると加減してしまいますのでストレス発散になりにくいのです。
不安の時は体の安定が大切です。
そして怒りも不安も悲しみも、今、自分は、どんな気持ちなんだろうと口に出して言うことがおすすめです。
当院では、体の部位で表現してもらうこともあります。
「今、どこが一番お辛いと叫んでいますか?」として、「胸です。」と答えたとします。
すると「胸」に対して、形や色、口があったら何と言ってますか?などアプローチをしていき感じつくす訓練をしてまいります。
イライラや不安があると筋肉が硬くなって呼吸が浅くなってしまいます。
すると交感神経が働きっぱなしになります。
すると、酸素欠乏となり、もっとイライラしたりすることになります。
このような方は感情を抑え込む癖がありますので、もっともっと筋肉が硬くなってしまうことがあるのです。
またパソコンの作業が多いと、人と話さない時間が長くなることもあります。
そんな時はこんなことをやってみてください。
当院で不安、パニック、イライラでお悩みの方
まとめ
- モヤモヤを感じたら、身体のどこの部分か感じる
- そのモヤモヤはどんな色や形や口があったら何ていっているか考える
- 大きな声を出す
- 運動する