

いつも猫背で姿勢が悪いと言われています。
自覚もあります。
姿勢が悪いと脳への血流が悪くなり、身体全体の調子が優れなかったり、倦怠感、うつ病のように気分が落ち込むこともあります。
姿勢とホルモンについて知りたいです。
また簡単に姿勢を正す方法はないですか?
このようなお悩みを解決します。
姿勢と脳下垂体、ホルモンへの影響についてです。姿勢が悪くなると、脳下垂体の血流が悪くなるといわれています。脳下垂体の仕組みや役割をみていき、その機能が低下したら、どうなるかを見てまいります。
姿勢とホルモン、なんとなく身体の調子が悪い方は、どうぞ、ご覧になってください。
- 姿勢が悪く、いつも身体がだるい方
- なんとなくやる気が出ない方
悪い姿勢が脳下垂体の影響する!ホルモン分泌との関係
脳下垂体とは

脳下垂体とは脳の真ん中のやや下にあります。この脳下垂体ですが、こんな役割をしてくれるホルモンを分泌してくれることです。
場所 | ホルモン名 | 主な役割 |
前葉 | ACTH(副腎皮質刺激ホルモン) | 副腎に作用し主としてコルチゾール(副腎皮質ステロイドホルモン)といわれるホルモンの産生に働いています。コルチゾールは糖、蛋白、脂質、水・電解質など多くの物質の代謝に関係します。炎症や免疫機能を抑制する効果を持っています。 |
GH(成長ホルモン) | 青年期に最も多く分され、成長促進作用、代謝作用を発揮して身長を伸ばし、糖代謝や蛋白の合成、脂肪の分解に影響を与えます。 | |
PRL(プロラクチン) | 主として乳腺の発育に関与し、女性が妊娠した際に乳汁分泌を促して妊娠を継続させる働きがあります。 | |
TSH(甲状腺刺激ホルモン) | 甲状腺を刺激して、その機能を調節しているホルモンです。 | |
LH(黄体形成ホルモン) | 性腺刺激ホルモンは、男性では精子形成、女性では月経や妊娠やそれに向けての身体を整える働きがあります。 | |
FSH(卵胞刺激ホルモン) | 性腺刺激ホルモンは、男性では精子形成、女性では月経や妊娠やそれに向けての身体を整える働きがあります。 |
場所 | ホルモン名 | 主な役割 |
中葉 | MSH(メラニン細胞刺激ホルモン) | メラニン色素の分散と促進をしてくれます。 |
場所 | ホルモン名 | 主な役割 |
後葉 | オキシトシン(子宮収縮ホルモン) | 女性で分娩の際に子宮の収縮を促す作用があります。視床下部の室傍核で作られ、神経突起により下垂体柄を通って下垂体後葉へ連絡しています。 |
ADH(抗利尿ホルモン) | 腎臓において水分の排泄を制限する働きがあります。これによって、水分調節がなされ、体液の浸透圧と体液量を一定に保ちます。 |
視床下部・脳下垂体に関係する病気
- 下垂体腺腫
- 頭蓋咽頭腫
- ラトケのう胞
- 下垂体機能低下症
- 成人成長ホルモン分泌不全症
- 先端巨大症
- クッシング病
- プロラクチノーマ
- TSH産生腫瘍(甲状腺刺激ホルモン)
- 尿崩症
- 抗利尿ホルモン不適切分泌症候群(SIADH)
参考:玉田クリニックより
脳下垂体は何をしているのか

脳と一緒に「硬膜」という硬い膜に覆われています。脳から見るとお腹側(深い方)にあります。
下側は蝶形骨に接しています。
ちょうど、はまり込むような「トルコ鞍」という窪みの中にスッポリおさまっています。
疲れすぎると、著しく機能が低下することがわかっています。寝不足には特に注意したいですね。
主に「ホルモン」を分泌してくれているところです。
血流不足になるとホルモン分泌はどうなるか
ホルモンの分泌が低下してしまう可能性があります。最も、申告なのが、副腎皮質刺激ホルモンの分泌低下です。副腎皮質ホルモンが産生されなくなると、身体の調子が、とても悪くなる可能性があります。
重症化すると、副腎不全になってしまう可能性があります。
食欲がなくなったり、体重が減ったり、全身倦怠感があったりという症状がでてくることがあります。
また甲状腺刺激ホルモンの分泌が減ると、冷え性、体重が増える、皮膚が乾燥するなどの症状が出る可能性があります。
成長ホルモンの分泌が低下しますと、お子さんの成長が悪くなることも考えられます。大人ですと体脂肪の増加、筋力低下、疲労も回復しなくなります。
黄体形成ホルモンや卵胞刺激ホルモンは性欲や性腺の機能発達にも関係します。減少すると生理がこなくなったり、不妊になったり、男性では勃起しなくなったり、性欲がなくなったりする可能性があります。
プロラクチンは母乳の産生に関係しますので、赤ちゃんに母乳をあげるときに、量が減ったり、でなくなったりすることもあります。
超簡単な対策!姿勢を正す方法
地面と平行の目線よりも15度は上げるようにしてください。いつもアドバイスさせていただいております、姿勢を頑張ってくだされば、大丈夫です。
姿勢が良くなられました!
まとめ
- 姿勢を正す
- 姿勢が悪くなると視床下部の血流が悪くなり機能低下する
- 視床下部はホルモンを刺激するホルモンを産生する