

肩こりで病院から、たくさん湿布をもらっています。
娘が妊娠中なのですが「腰が痛い」というので湿布を渡そうと思っています。
これってダメなんですか?
このようなお悩みの解決のヒントになれば嬉しいです。
病院で湿布を処方されますが、絶対に他人(お子さんやお孫さんなどの身内でも)には渡さないでください。
友だち、家族にでもです。
絶対に注意してくださいね。
実際のところ妊婦さんには湿布は処方されない成分が入っているものもございます。
自分が肩こりでよく湿布を貼ってしまう方は、どうぞご覧になってください。
- 筋肉痛でも何でも湿布を貼ってしまう方
- 慢性の肩コリや腰痛でお悩みの方
- 妊娠中で薬や湿布を貼りたいと思っている方
湿布は危険!妊婦さんが使えない理由
「湿布」についてです。
あなたが、もしも肩コリや腰痛で安易に湿布を貼っていたら、少し考えていただきたいのです。
妊婦さんには、湿布は処方されません。
なぜでしょうか?
- 私は医師、薬剤師ではありませんのでお薬に関することは言及できません
- あくまでも参考程度にお読みください
- 副作用については調べた事実、結果のみを記載しているだけでございます
注意!湿布を安易に貼らないでください
病院に行くと痛いところをみてもらって「はい!そしたら湿布を貼って様子をみてください」といわれることが多いです。
あくまで私が整形外科に行った時は多かったということです。
湿布って肩こりでも腰痛でも膝が痛くても肘が痛くても、なんでも出してもらった記憶はありませんか?
そんなに、いろんなものに効果があるのでしょうか?
あなたは疑問に思ったことはありませんか?
湿布は安全だと思ってませんか?
湿布って安全だと想っていませんか?
実は湿布の成分は、湿布を貼った皮膚から血液中に取り込まれ、全身に回ります。
つまり、飲み薬を飲んだのと同じ状態になるのです。
いえ、皮膚からの吸収は腸の壁より、それ以上に吸収率が高く、そして、その成分は体内に蓄積されることもあると考えられます。
お薬ですので当然、副作用が当然あるんですよ。
安易に貼ると、とても恐ろしと思いませんか?
ましてや愛する、お子さん、お孫さんにそんなに安易に貼ってもいいんでしょうか?
喘息の方と妊婦さんには禁止されている成分がある
湿布を10枚貼ると、鎮痛成分の血中濃度が1日分の飲み薬と同じ程度になるというデータもあります。
当然、副作用もありますので注意する必要があるのです。
特に、ぜんそく患者さんや妊婦さんへの使用が禁止されているほど強い副作用のあるとされるものもいくつかあるそうです。
アレルギー体質の方には特に注意して欲しいのです。
以前、あばあちゃんが良かれと思って野球をやっているお孫さんに湿布を渡したそうです。
お孫さんは肩が痛いと言っていたそうです。
そして、そのお孫さんは実は持病で喘息をもっていました。
そのお孫さんが野球の練習の後、筋肉痛の部分に、おばあちゃんから、もらった湿布を大量に貼ったそうです。
そして、その晩、そのお孫さんは強烈な喘息発作がでたそうで救急車で運ばれました。
そんなこともありますので、絶対に湿布やお薬は処方された、その方以外には渡したりしないでください。
また、もらわないでください。
きちんと、ご自身が医師から診断を受けて処方されたものを使用するようにしてください。
副作用で光線過敏症があります
ケトプロフェンなどは、「光線過敏症」という副作用があります。
湿布を貼ったまま紫外線を浴びると、貼った場所に発疹、腫れ、かゆみ、水ぶくれなどの症状が表れる可能性があります。
患部がパンパンに腫れ上がったり、全身に広がる場合もありますので注意してください。
湿布かぶれの副作用については大本内科クリニックさまのホームページに詳しく掲載されておりましたので、参考にされてください。
湿布の成分とプロスタグランジン
インドメタシンやジクロフェナクナトリウムなどの鎮痛剤は、体内の「プロスタグランジン」という成分の合成を阻害する可能性があります。
プロスタグランジンは、痛み、熱、腫れといった炎症を引き起こすため、それが作られないようにして炎症を抑えているのです。
その一方で、プロスタグランジンは胃や腸の壁を消化液から保護する粘液の分泌にも関わっています。
つまり胃や腸を守ってくれています。
そして、胃や腸を蠕動させたり、おしっこのために膀胱の筋肉を収縮させる働きもあります。
湿布の成分によって、プロスタグランジンの良い働きも抑えられてしまうため、胃腸に炎症や潰瘍を起こしたり、腎機能障害によるむくみが表れるケースもあるそうです。
その他の副作用
めまいの原因で湿布の副作用も可能性があるんですよ!下の表で「中毒」のところです。

絶対に湿布は他人からもらわないでください!
絶対にスポーツをやっているお孫さんに湿布をあげたりしないでください!
あなたの大切な人が大変なことになる可能性があります。
命にかかわることもあります。
当院の妊婦さんへの施術
当院では妊婦さんへの施術は上向きでさせていただいております。

できるだけ負担のない姿勢で施術させていただきますので、ご安心ください。
新規の患者さまは施術できないことも、ございますのでご了承ください。
医師の同意をいただく場合もございます。切迫流産の危険がある場合などは施術できませんので、ご了承ください。
妊婦さんの腰痛に対しては、とても楽になるといっていただけるテーピングをさせていただくこともございます。皮膚が弱い方へは、できませんが、テーピングもかなり喜んでいただいております。
まとめ
これは私の個人的な意見ですが、痛みや不調の原因に目を向けず根本の原因を先送りしているだけだと考えております。
「肩コリ」が治らないと毎日、湿布を10枚以上貼っているという方もおられました。
副作用は飲み薬と変わらないのではないでしょうか?
問題は何も解決していないんですよ!
本当に良くしたい方は、根本の問題に目を向けるようにしてみてください。
- 他人に湿布をあげないでください
- 他人から湿布をもらわないでください
- 湿布は安易に貼らないでください
- 睡眠ができるかどうかを目安の一つとして考えてください