

何を見ても、聴いても不安になります。
心臓がバクバクしたり、動悸がしたり、息苦しくなります。
パニック障害の症状が出ることもあります。
何か自分でできる解決法はないでしょうか?
予期不安でお悩みの方がたくさんいらっしゃいます。何を見ても、聴いても不安に感じてしまい体は反応してしまいます。すると息苦しくなったり、動悸がしたり、心臓がバクバクしたりします。
新型ウイルス感染症などの影響で、毎日不安になってしまうことが習慣になってしまった方もすくなくありません。極端に恐怖を感じる方もいらっしゃいます。
しかし不安は悪いものではありません。ですが過剰になりすぎると日常生活に支障が出ることもあります。簡単に和らげる方法がありますので、どうぞ参考にしてください。
予期不安からの息苦しさを和らげる方法
不安のメカニズムをご紹介いたします。
人は悩む時には「不安」が付きまといます。脳科学的には「不安」とはノルアドレナリンの分泌です。人がストレスを感じると緊張したり、不安になったり、恐怖を感じたり、イライラしたりします。
脳の中ではノルアドレナリンという脳内物質が分泌されます。
ノルアドレナリンが分泌されると集中力が高まり、スポーツ選手では「ゾーンに入る」などの状況になります。そして「戦う」か「逃げる」かの選択を一瞬でします。この時に心拍数が上がり、血糖値も上がり、呼吸も上がります。
対策としは「不安」な時は「別のことを考える」ことです。そのためには「運動」が一番オススメなのです。
そして、もしもそれで不安が減ったら、できたことにフォーカスして、「自分もやればできるんだ」「このままでも大丈夫なんだ」だと確認して欲しいのです。
そのことで少しづつ自分に自信が付いてきて、安心に変わってくるのです。この確認して自分を認めるということが大切です。
ですが、なかなか簡単にはいかないことも多いです。ですので不安を分析し対策をお伝えしていこうと思います。
悪くなったら、どうしようと不安になる
同じ状況、同じ場所に行くだけで、想像するだけでも「また前のように調子が悪くなったらどうしよう」と考えてしまうことがあります。
現実に起こっていないことでも、起こってしまったらどうしようと不安になるのです。これを「予期不安」といいます。
自律神経や脳の特徴として、現実と妄想の区別がつきません。ですので、実際に起こっていなくても、起こったかのように感じて、脳と自律神経、体が反応してしまうのです。
症状として出るのが、頭痛、めまい、息苦しさ、胃腸の不調、心臓がバクバクする、汗が出るなどです。
これは考えただけで、今起こっているように体が反応している証拠なのです。原因としてはストレスですので自律神経が乱れて交感神経が優位に働いている状態なのです。
こんな時の簡単な対処方法と考え方があります。
ベテランドライバーになっている

車の教習所で初めて路上教習に出たことを思い出してください。
緊張して、車の後方確認をして死角を確認、バックミラーの位置を合わせて、サイドミラーも確認、ブレーキに足を置き、ハンドブレーキを引き、アクセルをゆっくりと踏んでいきます。歩行者や自転車にも注意して・・・となります。
ですが20年近く乗っているベテランドライバーになると、周りを注意して車の運転動作については、ほぼ無意識でアクセルを踏むようになります。
これは思考の癖も同じなのです。
いつも不安なことばかり考えていると、ベテランドライバーのように不安なことを考えやすくなってしまうのです。
こんな時は、意識をして、「ポジティブなこと」を考えるようにしてください。
夜寝る前に考えて欲しい事
寝る前に不安って特に起こりやすいんです。体は動かさなくていいし、他にすることがないので、思考の癖が出てきやすいからです。
特に寝る前は悩み事を考えず、明日の予定なども考えず、今日あった良いことを3つ考えてみてください。
これを習慣化することで、思考の癖が養われるのです。つまりポジティブなことを意識して探す癖がつき、何も考えなくて良い時には、良い事を考えるようになってくれるのです。
ですが、まだまだ不安に引っ張られる方は、どうぞ遠慮なく、ご相談ください。

具体的な対策
まとめ
- 不安になる思考の癖を変える
- 寝る前に今日あった3つ良いことを思い浮かべる
- 運動する