

私は親に、あまり褒められた記憶がありません。
両親はよく喧嘩をしていて、家の中で安心できないことが多かったです。
兄弟は褒められるのに、自分は大事にされていないように感じていました。
抱っこやハグをしてもらった記憶も、あまりありません。
彼氏ができても、いつ嫌われるのか、いつ別れを言われるのかと不安になります。
会っている時は幸せなのに、それ以外の時間は「どうせ私なんて」と思ってしまい、毎日つらいです。
どうしたら、もう少し楽に生きられるのでしょうか。
このようなお悩みのヒントになればうれしいです。
東大阪市で自律神経整体を探している方の中には、見捨てられ不安、自己否定、人間関係の不安、恋愛の不安で心も体もしんどくなっている方が少なくありません。
特に、優しすぎる人、頑張りすぎる人ほど、相手に合わせすぎてしまい、自分の気持ちを後回しにしがちです。すると、不安や緊張が続き、自律神経も乱れやすくなることがあります。
この記事では、親子関係の影響を受けて生きづらさを感じている方に向けて、心と体を少しずつ整えていく考え方を、やさしくわかりやすくお伝えします。
その中で、人間関係の不安をやわらげる考え方として「エネルギーサークル」もご紹介します。
▶体の緊張や不安を整える当院の考え方は、自律神経整体ページにもまとめています。
- 親との関係が今も心に影響していると感じる方
- 恋愛や人間関係で強い不安が出やすい方
- 自分に自信が持てず、自己否定しやすい方
- 嫌われること、捨てられることが怖い方
- 人の機嫌や言葉に振り回されやすい方
子どものころの安心感が今の不安に影響することがある
ご相談くださった方は、親からハグをしてもらった記憶がほとんどないとのことでした。兄弟と比べても、自分だけ少し違う育てられ方をされたように感じておられました。
このような体験があると、「自分は大切にされない人なのかもしれない」「甘えてはいけない」と思いやすくなることがあります。
もちろん、すべてが親だけで決まるわけではありません。ですが、子どものころに安心できる関わりが少なかった場合、大人になってからも不安の出やすさにつながることがあります。
愛着とは
愛着とは、簡単にいうと「安心して戻れる心の土台」のようなものです。
子どものころに、困った時や怖い時に守ってもらえた経験があると、その安心感が土台になりやすいと考えられています。
その土台が弱いと、人との距離感がわからなくなったり、自分を守ることが苦手になったり、不安が強く出やすくなることがあります。
人によって、
・人に頼るのが苦手な方
・逆に不安が強く出やすい方
など、さまざまな傾向があります。
▶愛着について詳しく知りたい方は、愛着障害のページも参考にしてみてください
- 安全だと感じられること
- 必要な時に応じてもらえること
- 気持ちをわかろうとしてもらえること
- 関わりに安定感があること
- 信頼できること
こうした「安心して戻れる場所」があると、人は少しずつ冒険したり、自分で考えて動いたりしやすくなります。
逆に、この安心感が少ないと、人間関係や自立の場面で不安が強く出ることがあります。
自分の愛着スタイルを知る
今の自分がどのような傾向を持ちやすいのかを知ることは、とても大切です。
外部サイトになりますが、参考として次のテストも役立つかもしれません。
テスト結果はあくまで目安ですが、「自分はこういう場面で不安が強くなるんだ」と知るきっかけになります。
なぜ人間関係でこんなにしんどくなるのか
見捨てられ不安や自己否定が強い方は、
・相手の言葉を自分の問題として受け取りやすい
・相手の機嫌を気にしすぎてしまう
・嫌われないように無理をしてしまう
こういった傾向があることがあります。
その結果、心だけでなく体もずっと緊張しやすくなります。
この状態が続くと、自律神経のバランスも乱れやすくなることがあります。
つまり、頭の問題だけでなく体の緊張も関係していると考えられます。
人間関係の不安をやわらげる考え方(エネルギーサークル)
エネルギーサークルは、
「体の感覚から始まり、自然に満たされて終わる流れ」のことです。
人は本来、
感じる → 気づく → 感情が動く → 行動する → 満たされる → 落ち着く
という流れをくり返しています。

具体例で見てみましょう
たとえば、こんな流れです。
・感じる → なんとなく胃が気になる
・気づく → お腹がすいている
・感情 → ラーメン食べたい
・行動 → ラーメンを食べに行く
・満たされる → お腹いっぱいになる
・収束 → もうラーメンのことを考えなくなる
これが自然なエネルギーの流れです。
なぜ不安や執着が起こるのか
この流れがどこかで止まると、
エネルギーが途中で引っかかります。
すると、
- 頭の中でぐるぐる考える
- 同じことを何度も思い出す
- 不安が続く
といった状態になりやすくなります。
見捨てられ不安との関係
見捨てられ不安が強い方は、
本当は
・安心したい
・大切にされたい
という気持ちがあるのに
それをうまく感じたり、満たしたりする前に
「嫌われたかも…」と考えが先に動いてしまうことがあります。
エネルギーサークルでできること
エネルギーサークルでは、
「どこで止まっているのか」に気づくことが大切です。
たとえば、
- 感じることを飛ばしている
- 本当の気持ちに気づけていない
- 行動できずに止まっている
などです。
そこに気づいていくことで
少しずつ執着がゆるみ、自然に手放しやすくなることがあります。
心理学では「自分の問題と相手の問題を分けて考える」という考え方もあります。
エネルギーサークルは、それを
体の感覚も含めてやさしく整理する方法とイメージしていただくとわかりやすいです。
当院での考え方
当院では、まず体の緊張をやわらげることを大切にしています。
体が緊張したままだと、考え方を変えようとしても難しいことがあります。
体が少しゆるむことで、
・考え方の余裕が生まれる
・不安がやわらぎやすくなる
といった変化が出ることがあります。
症例(20代女性)
ご相談くださった20代の女性は、「私は人に甘えてはいけない」「人に迷惑をかけてはいけない」「甘え方がわからない」と悩んでおられました。
【お悩み】
・人間関係の不安(すべての人と「コミュニケーションが苦手」というレッテルを張っている)
・自己否定(「私なんて人に好かれることもない」)
・恋愛の不安(「どうせ私なんて何の魅力もないし…」
【状態】
甘え方がわからず、常に緊張している状態、全部自分でしようとしてパニックになる
【取り組み】
・体の緊張をゆるめる施術+考え方の整理(エネルギーサークル)
・家での宿題もしっかりやってもらった(できたことを紙に書き出す、今日あった3つ良いことを書く)
【変化】
自分を責めることが減り、睡眠も改善
お通じもよくなり、食欲が出てきた(ちょっと太ったと笑っておられました)
【現在】
・少しずつ人との距離感を保てるようになった
・話をできる友人ができて幸せ
そこでまず、自分を責める考え方に少しずつ気づいていただくことから始めました。
「甘えてもいい」「頼ってもいい」と頭で理解するだけでも、心は少しずつゆるみます。
また、他人のことを自分のことのように受け取りすぎてしまう傾向もあったため、「それは相手の課題、自分の課題」と分けて考える練習もしていただきました。
ご家族とも話ができたため、安心できる関わりを少し増やしてもらいました。すると、久しぶりに深く眠れたと話してくださいました。
大人になってからでも、安心感を育て直すことはできます。体の緊張がやわらぐと、心も少しずつ落ち着きやすくなります。
もちろん、経過には個人差がありますが、「もうダメだ」と決めつけなくて大丈夫です。
▶こうした体からのアプローチは、自律神経整体ページでもご案内しています
やさしいセルフケア
- 体をゆるめる(深呼吸や軽い運動)
- 安心できる人と関わる
- 自分を責めていることに気づく
相手の問題と自分の問題を分けて考える
相手の問題と自分の問題を分けて考えるコツ
例① 相手の機嫌が悪いとき
●よくある考え
「私が何か悪いことしたのかな…」
●分けて考えると
・相手の機嫌 → 相手の問題
・自分の言動 → 自分の問題
あなたは何もしていないなら、それは相手の状態・問題です。
例② LINEの返信が遅いとき
●よくある考え
「嫌われたかも…」
●分けて考えると
・返信のタイミング → 相手の都合
・自分が送った内容 → 自分の問題
忙しいだけのことも多いです。
例③ 冷たい態度をとられたとき
●よくある考え
「やっぱり私ってダメなんだ…」
●分けて考えると
・相手の態度 → 相手の問題
・自分の価値 → 別のもの
相手の態度=あなたの価値ではありません。
例④ 誰かに嫌われたと感じたとき
●よくある考え
「もっとちゃんとしないと…」
●分けて考えると
・好き嫌い → 相手の自由
・自分のあり方 → 自分の問題
全員に好かれる必要はありません。
例⑤ 相手を優先しすぎてしまうとき
●よくある考え
「断ったら悪いし…」
●分けて考えると
・相手の期待 → 相手の問題
・自分の体調や気持ち → 自分の問題
自分を守ることも大切です。
迷ったときは、こう考えてみてください。
「それは自分でコントロールできることですか?」
コントロールできることは自分の問題
・自分の行動
・自分の言葉
・自分の選択
コントロールできないことは相手の問題
・相手の気持ち
・相手の評価
・相手の機嫌
よくある質問
- Qもう親もいないし、大人になってからでも愛着の問題は整えていけますか?
- A
はい、大人になってからでも少しずつ整えていくことはできます。
愛着は「過去の出来事そのもの」よりも、
今の体や心の反応のパターンとして残っていることが多いです。そのため、
・安心できる人との関わり
・自分の気持ちに気づくこと
・体の緊張をゆるめることこういった積み重ねによって、少しずつ変化していくことがあります。
一気に変えようとしなくても大丈夫です。
今からでも整えていけるという視点を持つことが大切です。
- Q自分が愛情不足で育った実感があります。子どもにも同じことをしてしまわないか不安です
- A
そう感じている時点で、とても大切な一歩を踏み出されています。
本当に同じことを繰り返してしまう場合は、
自分では気づいていないことが多いです。ですが、
・気づいている
・変えたいと思っているこの時点で、すでに違う方向に進み始めています。
子育ては完璧である必要はありません。
イライラしてしまう日があっても大丈夫ですし、
あとから「ごめんね」と伝えることも、安心につながります。その積み重ねが、子どもとの関係を育てていきます。
まずは、自分を責めすぎないこともとても大切です。
- Qパートナーは良い人なのに、捨てられるのではと不安になります。どうしたらいいですか?
- A
とてもつらい感覚だと思います。
頭では「大丈夫」とわかっていても、
体や感覚が追いつかないことがあります。これは、
・過去の体験
・安心できなかった記憶が、今の関係の中でも反応として出ていることがあります。
この場合、考えを変えようとするだけではしんどくなることがあります。
大切なのは、
・今の安心できている関係を少しずつ感じること
・自分の中の不安に気づいてあげること
・体の緊張をゆるめていくことです。
少しずつでも、
「今は大丈夫かもしれない」
と感じられる瞬間が増えていくと、
不安はやわらいでいくことがあります。
まとめ
- 見捨てられ不安は、育った環境の影響があることがあります
- あなたが弱いわけではありません
- 体の緊張が不安を強めることもあります
- エネルギーサークルは考え方の整理に役立つことがあります
- 大人になってからでも安心感は育て直すことができます





