
このページでは「原因不明の疲労感・倦怠感」が続くときに、自律神経の乱れと、ストレスに関わる副腎(ホルモン調整の器官)の働き(※ストレス反応:HPA軸)という視点から、当院でできる整体アプローチと、日常でできる栄養面の整え方をわかりやすくまとめます。
- 「副腎疲労」は医学的な診断名としては議論があります。当院では断定せず、ストレス反応や生活習慣の影響で「回復力が落ちている状態」として丁寧に整理します。
- 原因不明の疲労感には、貧血・甲状腺・感染症・睡眠時無呼吸・更年期など医療的評価が必要なケースもあります。必要に応じて医療機関の受診をおすすめします。
原因不明の疲労感・倦怠感でよくある状態
疲労感が続く方の多くは、「気合い」や「根性」ではなく、体の回復システムがうまく働いていない状態になっています。
- 寝ても疲れが取れない/朝がつらい
- 頭がぼーっとする、集中できない
- 動悸、息苦しさ、胃腸の不調を伴う
- 気温差・気圧差でしんどくなる
- 眠りが浅い/夜中に目が覚める
自律神経と「副腎(ストレス反応)」はどう関係するの?
ストレス(精神的・身体的・環境的)が続くと、体は交感神経優位になりやすく、回復に必要な「休息モード(副交感神経)」へ切り替えにくくなります。
同時に、ストレスに対応するために、脳〜ホルモンの調整系(いわゆるHPA軸)が働き、副腎はコルチゾールなどのホルモン調整に関わります。ここが乱れると、眠り・血糖の安定・炎症のコントロールなどが崩れ、結果として「だるさが抜けない」に繋がることがあります。

当院の整体でのアプローチ|「回復スイッチ」を入れ直す
当院では、強い刺激で無理に変えるのではなく、体が「休息モード」に入りやすい状態を作り、回復力を引き出すことを大切にしています。
① 呼吸・胸郭・横隔膜の緊張をゆるめる
疲労感が強い方ほど、無意識に呼吸が浅く、胸・みぞおち周りが硬くなりやすいです。胸郭や横隔膜が動きやすくなると、呼吸が深くなり、副交感神経が働きやすい土台が整います。
② 首・あご・後頭部の負担(食いしばり・歯ぎしり)を調整
食いしばり・歯ぎしりがある方は、首〜頭部の緊張が抜けにくく、睡眠の質が下がりやすいです。やさしい調整で緊張をほどき、夜に休める方向へ導きます。
③ 背中・肋骨・内臓の動き(胃腸の不調)をサポート
冷たいものの摂りすぎ、ストレス、睡眠不足が重なると胃腸が弱り、栄養がうまく回らず、だるさが続くことがあります。体の緊張と循環を整え、「回復に必要な条件」を揃えます。
分子栄養学的な視点|「回復材料」を不足させない
整体で体の緊張と自律神経の切り替えを作りながら、日常では「回復の材料」を不足させないことが大切です。ここでは取り入れやすい基本だけに絞ります。
当院では、体の状態と生活背景を伺った上で、必要があれば「食事の整え方」も一緒に整理します。無理な制限より、続けられる形を優先します。
まず確認したい「受診の目安」
「原因不明の疲労感」と感じるときほど、不安が強くなりやすいです。以下に当てはまる場合は、整体と並行して医療機関での評価もご検討ください。
- 急激な体重減少、強い息切れ・胸痛、発熱が続く
- 黒色便、強い腹痛、夜間の強い発汗がある
- 貧血、甲状腺、血糖、肝腎機能などの検査をしばらくしていない
- いびき・無呼吸が疑われる(睡眠時無呼吸の可能性)
自宅でできる応急ケア(簡単なものだけ)
口の中を少し冷やす(※やりすぎ注意)
暑さでのぼせやすい・火照りやすい時は、氷を小さくして口の中でゆっくり溶かすと、気分が落ち着くことがあります(※ガリガリ噛まない、冷えすぎる方は無理にしない)。
ただし、これは応急ケアです。疲労感が続く場合は、生活と体の緊張の両面から整えることが大切です。
症例(動画・ご感想)
「呼吸のしづらさ」「背中の痛み」など自律神経の不調に近い症状が重なり、不安が強くなっていた方のケースです。
背中が痛く息苦しい方のご感想

院長より一言
前田さま、嬉しいご感想ありがとうございます。最初の頃は本当にお辛かったですね。無理に頑張る方向ではなく、体が回復できる条件を一つずつ揃えたことが、良い変化に繋がったと感じています。
まとめ|「原因不明」を一緒に整理し、回復力を取り戻す
- 原因不明の疲労感・倦怠感は、自律神経の切り替え不全が関わることがあります
- ストレス反応(HPA軸)と副腎の働きの乱れが重なると、回復しづらくなることがあります(※断定はしません)
- 当院は、呼吸・首あご・胸郭・内臓の緊張をやさしく整え、休息モードに入りやすい体を作ります
- 栄養は「制限」より「回復材料(たんぱく質・ビタミン等)」を不足させないことを優先します
- 必要があれば医療機関の受診も含めて、安心して進める道筋を一緒に整理します





