

喉に何か詰まっているような感じがして、なかなか良くなりません。
耳鼻咽喉科では「異常はありません」と言われました。
産後から気分の落ち込みも続き、「産後うつかもしれませんね」と言われています。
この喉の違和感も関係しているのでしょうか?
こんな症状でお悩みではありませんか?
✔ のどに何か詰まっている感じがする
✔ 飲み込みにくいが検査では異常がない
✔ 深呼吸がしづらく、息苦しい、呼吸が浅い
✔ 産後から急に症状が出てきた
✔ 「気のせい」「ストレスですね」と言われて余計につらい
このような症状は、耳鼻咽喉科で異常が見つからないこともあります。
もちろん、まずは病気が隠れていないか確認することが大切です。
そのうえで、産後はホルモンバランスの変化や睡眠不足、育児によるストレスなどから、自律神経のバランスが乱れやすい時期でもあります。その影響で、喉の違和感やつかえ感を感じる方も少なくありません。
この記事では、産後に喉の違和感が起こる理由や、ご自宅でできるセルフケア、当院の考え方についてわかりやすくお伝えします。
- 産後から喉のつかえや違和感が続いている方
- 耳鼻咽喉科では異常がないと言われた方
- 産後のストレスや気分の落ち込みが続いている方
- 自律神経の乱れが関係しているのではと感じている方
まずは病気が隠れていないか確認しましょう
喉の違和感やつかえ感があると、「ストレスが原因かもしれない」と考えてしまう方もおられます。
しかし、自己判断はせず、まずは耳鼻咽喉科を受診し、病気が隠れていないか確認することが大切です。
検査で異常が見つからない場合には、ストレスや自律神経の乱れ、心身の緊張などが影響している可能性も考えられます。
まずは病気を除外したうえで、ご自身に合った対策を考えていきましょう。
こんな場合は耳鼻咽喉科へ
次のような症状がある場合は、早めに耳鼻咽喉科へ相談することをおすすめします。
- 食べ物や飲み物が飲み込みにくい状態が続く
- 血が混じる、出血がある
- 原因がわからない体重減少がある
- 声のかすれが長く続く
- 首にしこりや腫れを感じる
- 強い痛みや発熱を伴う
- 症状が徐々に悪化している
これらの症状がなく、検査でも異常が見つからない場合は、喉の違和感にストレスや自律神経の乱れなどが関係していることもあります。
次に、その理由についてわかりやすくご説明します。
なぜストレスで喉がつかえたように感じるのでしょうか
出産後は、心も体も大きく変化します。
睡眠不足や授乳、慣れない育児に加え、「ちゃんとしなければ」と頑張り続けることで、心身に負担がかかりやすい時期です。
そのような状態が続くと、自律神経のバランスが乱れ、呼吸が浅くなったり、首や肩、喉の周りの筋肉が緊張しやすくなったりすることがあります。
その結果、「喉に何かが詰まっている」「飲み込みにくい」「違和感が取れない」と感じる方も少なくありません。
もちろん、喉の違和感にはさまざまな原因がありますが、耳鼻咽喉科で異常が見つからない場合は、このような心身の緊張が影響している可能性も考えられます。
当院でも、産後のお母さんから「喉だけが悪いと思っていましたが、体全体が緊張していたんですね」とお話しされることがよくあります。

「喉だけを見る」のではなく、「産後の心と体を全体でみること」が大切なのです。
「言いたいことを我慢している人」に多いのでしょうか?
「喉の違和感は、言いたいことを我慢しているから起こる」と断定することはできません。
しかし、当院でこれまで多くの方のお話を伺ってきた中では、周りに気を遣い、自分の気持ちを後回しにしてしまう方が少なくありません。
例えば、
- 「迷惑をかけたくない」
- 「私が頑張ればいい」
- 「家族には心配をかけたくない」
- 「言いたいことがあっても我慢してしまう」
このような生活が続くと、心も体も休まる時間が少なくなり、ストレスが積み重なってしまうことがあります。
特に産後は、睡眠不足や育児の負担に加え、ホルモンバランスも大きく変化する時期です。そのため、普段は乗り越えられていたストレスでも、心身への影響が現れやすくなることがあります。
もちろん、喉の違和感の原因は一つではありません。
それでも、身体だけでなく「心の負担」や「生活環境」に目を向けることで、症状の背景が見えてくることもあります。

実際に来院された産後のお母さん
30代の女性の方です。
出産後から喉に何か詰まっているような違和感が続き、耳鼻咽喉科を受診されましたが、検査では大きな異常は見つかりませんでした。
その頃は、慣れない育児や睡眠不足が続き、ご主人にもなかなか頼ることができず、「私が頑張らなければ」と一人で抱え込んでいたそうです。
お話を伺う中でも、日中はほとんど休めず、気持ちが張り詰めた状態が続いていることが印象的でした。
そこで当院では、お身体の状態を確認しながら施術を行うとともに、ご自宅でできる生活習慣の見直しや、無理をしすぎないための工夫についても一緒に考えていきました。
数か月かけて少しずつ心身の緊張が和らぎ、ご本人からは「以前ほど喉の違和感が気にならなくなりました。」とのお声をいただきました。
もちろん、症状の現れ方や回復の経過には個人差がありますが、喉だけを見るのではなく、産後の生活やストレス、身体全体の状態を見直すことの大切さを改めて感じた症例でした。

ご自宅でできるセルフケア
喉の違和感があると、「早く何とかしたい」と思われる方も多いでしょう。
もちろん、症状の原因によって対処法は異なりますが、耳鼻咽喉科で異常がないと言われた場合には、心身の緊張をやわらげることが役立つことがあります。
無理のない範囲で、次のような方法を試してみてください。
① 呼吸をゆっくり整える
緊張しているときは、呼吸が浅く速くなりがちです。
まずは呼吸を意識することから始めてみましょう。
- 鼻から4秒かけてゆっくり吸う
- 口から6秒かけてゆっくり吐く
- これを1〜3分ほど繰り返す
吐く時間を少し長くすると、リラックスしやすくなる方もいます。
② 首や肩を温める
首や肩の筋肉が緊張すると、喉の違和感につながることもあります。
- 蒸しタオル
- 入浴
- 温かい飲み物
などで身体を温めると、緊張がやわらぐことがあります。
③ 鼻歌やハミングをする
大きな声を無理に出す必要はありません。
おすすめは、鼻歌やハミングです。
好きな曲を口ずさむだけでも構いません。
ハミングは喉に負担が少なく、呼吸を整えるきっかけにもなります。
④ 深呼吸しながら散歩をする
5〜15分程度でも構いません。
景色を見ながらゆっくり歩き、呼吸を意識するだけでも気分転換になります。
「運動をしなければ」と考えすぎず、外の空気を吸うことから始めてみましょう。
⑤ 一人で抱え込まない
産後のお母さんは、
「私が頑張らなきゃ」
と思い、一人で抱え込んでしまう方が少なくありません。
家族や友人、医療機関など、頼れる人に気持ちを話すだけでも心が軽くなることがあります。
一人で我慢し続ける必要はありません。
セルフケアだけで改善しない場合や、症状が続く場合は、一人で悩まず医療機関や専門家へ相談することも大切です。
当院の整体の特徴
当院では、喉の違和感だけを見るのではなく、「なぜその症状が続いているのか」という背景を大切にしています。
産後は、睡眠不足や育児の負担、ホルモンバランスの変化などが重なり、心も体も緊張しやすい時期です。そのため、喉だけでなく全身の状態を確認しながら、一人ひとりに合わせた施術を行っています。
やさしく全身を整える整体
首や喉だけを施術するのではなく、姿勢や呼吸、首・肩・背中の緊張、骨盤の状態なども確認しながら、身体全体のバランスを整えていきます。
強く押したり、ボキボキ鳴らしたりする施術ではなく、お身体への負担が少ないやさしい整体を心がけています。
呼吸や生活習慣も大切にしています
喉の違和感には、呼吸の浅さや睡眠不足、日々のストレスなどが影響していることもあります。
施術だけでなく、ご自宅でできるセルフケアや生活習慣の見直しについても、一人ひとりの生活に合わせてお伝えしています。
必要に応じて医療機関との併用をご提案します
喉の違和感にはさまざまな原因があります。
そのため、必要に応じて耳鼻咽喉科や心療内科などの医療機関での受診や併用をご提案することもあります。
当院では、「整体だけですべて解決する」とは考えていません。
医療機関との役割を大切にしながら、産後のお母さんが少しでも安心して毎日を過ごせるよう、心と体の両面からサポートしています。
よくある質問(FAQ)
- Qヒステリー球は自然に治りますか?上咽頭炎とヒステリー球の違いは何ですか?
- A
症状の原因によって異なります。
ヒステリー球(咽喉頭異常感症)は、喉に異常がないにもかかわらず、つかえ感や違和感を感じる状態を指します。ストレスや自律神経の乱れ、不安などが関係している場合もあります。
一方、上咽頭炎は鼻の奥にある「上咽頭」に炎症が起こる病気で、慢性的なのどの違和感や後鼻漏、咳などを伴うことがあります。
症状だけでは区別が難しいため、耳鼻咽喉科で診察を受けることが大切です。検査で異常がない場合は、ストレスや生活習慣なども含めて考えていくことが役立つ場合があります。
- Q授乳中でも整体は受けられますか?
- A
はい、授乳中の方も施術を受けていただけます。
当院では、産後のお身体に配慮しながら、強い刺激を避けたやさしい整体を行っています。
授乳や抱っこによる首・肩・腰への負担や、姿勢の崩れなども確認しながら施術を進めますので、ご不安なことがあれば遠慮なくご相談ください。
- Q産後うつと通常のうつ病との違いは何ですか?原因や対策も違いますか?
- A
共通する部分もありますが、産後特有の要因が大きく関係します。
産後うつは、出産後に起こるホルモンバランスの変化や睡眠不足、育児による負担、環境の変化などが重なって発症すると考えられています。
一方、うつ病は産後に限らず、さまざまな要因が重なって起こる病気です。
対策も、休養や十分な睡眠、家族のサポート、必要に応じた医療機関での治療など共通する部分がありますが、産後うつでは育児環境や家族の協力体制を整えることも重要になります。
気分の落ち込みが続いたり、「何もできない」「消えてしまいたい」と感じる場合は、早めに産婦人科や心療内科、精神科などへ相談しましょう。
- Q耳鼻咽喉科で「喉には異常がありません」と言われました。どうしたらいいですか?
- A
異常がないと言われても、症状があることは珍しくありません。
まずは重大な病気が否定されたことを前向きに受け止めましょう。
そのうえで、睡眠不足やストレス、呼吸の浅さ、姿勢の崩れ、自律神経の乱れなどが影響している可能性もあります。
症状が続く場合は、一人で悩まず、耳鼻咽喉科の再診や、必要に応じて心療内科などの医療機関へ相談することも大切です。当院でも、身体全体の状態や生活習慣を確認しながらサポートしています。
- Q喉に異常がなくても違和感を感じることはあるのでしょうか?
- A
はい、そのようなケースはあります。
耳鼻咽喉科で異常が見つからなくても、喉のつかえ感や違和感を感じる方は少なくありません。
その背景には、ストレスや自律神経の乱れ、胃酸の逆流、上咽頭炎など、さまざまな要因が関係していることがあります。
原因は一つとは限らないため、「異常がないから気のせい」と考える必要はありません。
症状が続く場合は、医療機関で相談しながら、生活習慣や心身の状態も含めて見直していくことが大切です。
まとめ
産後は、出産による身体の変化だけでなく、睡眠不足や育児の負担、環境の変化などが重なり、心も体も疲れやすい時期です。
そのような中で、喉のつかえや違和感が続くと、「何か重大な病気ではないか」と不安になる方も少なくありません。
まずは耳鼻咽喉科を受診し、病気が隠れていないか確認することが大切です。
そのうえで、検査で異常が見つからない場合には、ストレスや自律神経の乱れ、呼吸の浅さ、心身の緊張などが影響している可能性も考えられます。
一人で我慢し続ける必要はありません。
呼吸を整えることや十分な休養、生活習慣の見直し、周りの人に頼ることも大切なセルフケアです。
当院では、喉だけを見るのではなく、産後のお身体や生活環境、自律神経の状態なども含めて総合的にサポートしています。
「検査では異常がないけれど喉の違和感が続いている」「産後から心身の不調がなかなか良くならない」とお悩みの方は、お気軽にご相談ください。一緒に原因を整理しながら、無理のない方法を考えていきましょう。

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参考文献
- 『慢性上咽頭炎を治しなさい』:堀田 修
- 『「脳の疲れ」がとれる生活術』:有田 秀穂
- 『運動脳』:アンデシュ・ハンセン
- 『からだは嘘をつかない』:アレクサンダー・ローエン
- 『パニックママでもいいじゃない』:青柳 ちか




