

最近ストレスが強くて眠りが浅く、蛍光灯の光まで眩しいと感じます。
感染症や病気のことを考えると不安が止まらず、体もずっと緊張している感じがします。
眼科では大きな異常がないと言われたのに、毎日しんどいのはなぜでしょうか?
東大阪市で「光がまぶしい」「蛍光灯がしんどい」「人より光がきつく感じる」とお悩みの方へ。
光のまぶしさは、ドライアイや目の病気、片頭痛など、さまざまな背景で起こることがあります。特に、急にまぶしさが強くなった、強い目の痛みや急な視力低下を伴う場合は、まず眼科で確認してください。そのうえで、検査では大きな異常がないのにつらい方では、ストレスや睡眠不足、体の緊張などが重なっていることもあります。
当院では、光がまぶしいと感じる方に対して、状態の確認の一つとして瞳孔の反応をみたり、パルスオキシメーターで血中酸素飽和度(SpO2)や脈拍を確認したりしながら、体に無理のない形で全体をみていきます。
「気のせいかな」で我慢し続けなくて大丈夫です。この記事では、できるだけむずかしい言葉を使わずに、光がまぶしいと感じる背景をやさしくお伝えします。
これ、私かも…と感じやすい日常のサイン
光がまぶしい方は、ただ「目だけ」がつらいわけではないことがあります。
たとえば、こんなことはありませんか。
- スーパーやコンビニの照明が妙にきつい
- 家電量販店の照明がまぶしすぎて、長時間いられない
- スマホやパソコンを見たあとにぐったりする
- 眠りが浅く、朝から疲れている
- 不安が強いときほど光がつらく感じる
- 人ごみ、音、においにも敏感になりやすい
- 産後から体質が変わった気がする
がんばり屋さんほど、「気にしすぎかな」と自分を責めてしまいがちです。でも、本当は体が「ちょっと休ませてね」と合図を出しているだけかもしれません。
当院で、光のまぶしさと一緒に相談されることがある症状
- 蛍光灯や太陽の光がしみるようにつらい
- 目を開けているのがしんどい
- 頭が重い、ぼーっとする
- 肩や首がガチガチにこる
- 不安感、緊張感が抜けにくい
- 眠れない、中途覚醒、朝早く目が覚める
- 動悸、息苦しさ、ふわふわ感がある
- 産後から光や音に敏感になった
もちろん、これらがあるからといって原因が一つとは限りません。目だけでなく、睡眠、ストレス、全身の緊張など、いくつかの要素が重なっていることもあります。
なぜ光がまぶしく感じるの?|心と体はつながっています
目には「瞳孔(どうこう)」という、光の入り口があります。
カメラでいうと、明るさに合わせて開いたり閉じたりするしぼりのようなものです。暗いところでは大きく開いて光を取り込み、明るいところでは小さくなって光を入れすぎないようにします。
この調節には、自律神経が関わっています。ただし、光のまぶしさは、目の病気、ドライアイ、片頭痛などさまざまな背景で起こり、自律神経だけで説明できるものではありません。
一方で、ストレスや睡眠不足が続くと、緊張感や疲労感が強くなり、いつもの刺激をつらく感じる方もいます。
たとえるなら、家の中にいるのに、ずっと見張り番をしているような状態です。本当は休んでいいのに、体だけは「何かあったら大変」と身構えているようなイメージです。
目に大きな異常が見つからない場合には、こうしたストレス、睡眠、体の緊張なども、一つの背景として考えていきます。
ストレスとコルチゾールの関係もやさしく
強いストレスがかかると、体ではコルチゾールなど、ストレス反応に関わるホルモンの分泌が変化します。コルチゾールは一日の中で変動し、睡眠や目覚めのリズムにも関わっています。
ただし、「光のまぶしさ=コルチゾールの乱れ」と直接結びつけることはできません。ストレスが長引くと、眠りの浅さや緊張感、疲労感などが重なることがあり、その中で光をいつも以上につらく感じる方もいます。
産後は、ホルモンの変化や睡眠不足、生活リズムの変化、気を張る時間が重なりやすい時期です。その中で、光のまぶしさ、不安、眠りの浅さを一緒に訴える方もいますが、原因を産後や自律神経だけに決めつけないことが大切です。
だから大切なのは、「あなたが弱いから」ではなく、「体ががんばりすぎているのかもしれない」と認識してあげることなのです。
警報機が鳴りっぱなし状態
たとえば、警報機の感度が高くなりすぎて、トーストを少し焦がしただけでも、
「大変だー!」
と鳴り続けたら困りますよね。
警報機そのものは悪者ではありません。私たちを守るための大切な仕組みです。
ただ、敏感になりすぎると、本来なら受け流せる刺激まで、大きく感じてしまうことがあります。
あくまでたとえですが、光のまぶしさも「体や脳が刺激に敏感になっている状態」と考えると、イメージしやすい方もおられるかもしれません。
だから大切なのは、警報機を壊すことではなく、
「もう、そんなに見張らなくても大丈夫だよ」
と、少しずつ安心できる時間を増やしていくことなのです。
当院でご相談の多い方にみられる傾向
当院でよくみられるのは、次のようなタイプの方です。
- 人に気をつかいすぎる
- 頼まれると断れない
- ちゃんとしなきゃが強い
- 家事、育児、仕事を一人で抱えやすい
- つらくても「まだ大丈夫」とがんばってしまう
- 眠れていないのに休むのが苦手
やさしい人や責任感が強い人の中には、休むより先に頑張ってしまう方もいます。
当院のコンセプトである「優しすぎる人・頑張りすぎる人が安心できる整体院」というのは、まさにこうした方が無理を重ねやすいと感じるからです。
症例|40代女性・産後から光と不安に敏感になった方
40代女性の方で、産後から「蛍光灯がまぶしい」「夜にいろいろ考えて眠れない」「感染症や体調のことが気になってしまう」とご相談くださった方がおられました。
眼科では大きな異常はないと言われていましたが、日常ではスーパーの照明やスマホの光でもつらく、家事や育児のあとにぐったりしやすい状態でした。
初回では、まずお話を丁寧にうかがい、当院では瞳孔の反応も確認しました。あわせて、呼吸が浅くなっていないか、全身の緊張が強く出ていないかもみていきました。
施術では、強く押し込むのではなく、オステオパシーを中心に、頭・首・背中・呼吸のしやすさをやさしく整える方針で進めました。また、スマホ時間、寝る前の過ごし方、光の刺激を減らす工夫も一緒に見直しました。
数回の経過の中で、ご本人から「前より蛍光灯が少しラク」「夜の緊張が前ほどではない」「不安が出ても、前みたいに全部飲み込まれなくなった」というお話がありました。
初回は照明をすべて消して施術していましたが、現在は通常の照明でも施術を受けられるようになっています。
これは一例であり、施術との因果関係を証明するものではありません。経過には個人差があり、すべての方に同じ変化が起こるとは限りません。
自分でできるセルフケア
サングラスは状況に応じて使う
屋外の強い日差しや反射光がつらいときは、サングラスを使うのも一つの方法です。
ただし、室内で濃いサングラスを長時間使い続けると、かえって光に敏感になる可能性も指摘されています。室内では、つらくない範囲で照明をやわらげたり、必要に応じて薄い色のレンズを使ったりする方法もあります。


私は以前、高橋尚子さんがアンバサダーをされたマラソン大会に参加したことがあります。
そのとき、高橋さんご本人から、サングラスについて「目から入る余計な刺激を少しでも減らす」という趣旨のお話を直接聞きました。
トップアスリートでも、ただ眩しさを我慢するのではなく、必要な情報は残しながら、余計な光の刺激を減らす工夫をしているのだと知り、とても印象に残っています。
もちろん、サングラスをすればすべての人の疲労が減ると断定することはできません。
それでも、強い光や反射をやわらげ、目を細め続ける負担を減らすという意味では、理にかなった方法の一つだと考えています。
光を少しやわらげる
部屋の照明がつらいときは、無理に我慢せず、少し暗めにしたり、間接照明を使ったりして、刺激をやわらげる工夫も一つです。
「真っ暗にする」よりも、「つらくない範囲で少しやわらげる」くらいを目安にしてみてください。
蒸しタオルで目と頭を休める
目の周りが緊張している方には、蒸しタオルで目をやさしく休める方法もおすすめです。がんばっている目と頭に「もう見張らなくていいよ」と伝えるようなイメージです。
やり方はこちらの記事にまとめています。
当院の考え方・施術について
当院では、光がまぶしいという症状だけを切り離してみるのではなく、眠り、呼吸、首肩の緊張、不安の強さ、日常のがんばり方まで含めて、体全体をみることを大切にしています。
施術は、柔道整復師の国家資格を持つ施術者が対応し、オステオパシーを中心としたやさしい手技を行っています。分子栄養学アドバイザーとして栄養面の見方も取り入れながら、自律神経について10年以上学び続け、日本自律神経研究会でも上級コースまで学んできました。
「強く押されるのが苦手」「説明をちゃんと聞きたい」「気持ちもわかってほしい」という方にも、安心していただけるよう心がけています。
検査では大きな異常がないけれどつらい、という方に対して、当院では体の緊張、眠り、呼吸、生活習慣などを一緒に見直し、体の土台づくりをお手伝いしています。
よくある質問
- Q産後に光がまぶしく感じ始めました。何か原因があるのですか?
- A
産後だから必ず光がまぶしくなるわけではありませんが、産後はホルモンの変化、睡眠不足、疲労、生活リズムの変化などが重なりやすい時期です。
また、ホルモンの変化は目の乾燥や角膜の状態などに影響することもあります。そのため、産後をきっかけに「以前より光がつらい」「スマホや蛍光灯がまぶしい」と感じる方もいます。
ただし、光のまぶしさにはドライアイ、片頭痛、目の病気など、さまざまな背景があります。
「産後だから仕方ない」と決めつけるのではなく、睡眠やストレス、目の状態なども含めて考えていくことが大切です。
- Q光がまぶしいのは目の病気かと心配になります。見分け方はあるのですか?
- A
症状だけで完全に見分けることはできません。
光のまぶしさは、ドライアイや片頭痛でも起こりますが、角膜の病気、緑内障、ぶどう膜炎など、目の病気が隠れていることもあります。
特に、
- 急に強いまぶしさが出た
- 急に視力が落ちた
- 強い目の痛みがある
- 目が赤い
- 光の周りに輪が見える
といった場合は、早めに眼科で確認することが大切です。
一方で、眼科では大きな異常が見つからないのに、睡眠不足や疲労、不安が強いときほど光をつらく感じる方もいます。
大切なのは、「目の病気か、自律神経か」と二択で決めつけないことです。
- Qなぜストレスが強いと光がまぶしく感じるのか理解できません。教えてください。
- A
これは少し不思議に感じますよね。
ストレスが強いからといって、必ず光がまぶしくなるわけではありません。また、「光のまぶしさ=自律神経の乱れ」と単純に説明することもできません。
ただ、私たちの脳は、光、音、におい、痛みなど、たくさんの刺激を絶えず処理しています。疲労や睡眠不足、強いストレスが重なっているときには、いつもなら気にならない刺激をつらく感じる方もいます。特に片頭痛では、光だけでなく音やにおいなど複数の刺激に敏感になることが知られています。
たとえるなら、「警報機の感度が少し高くなっている状態」です。
いつもなら、「これくらい大丈夫」と流せる光にも、「まぶしい!つらい!」と強く反応してしまうイメージです。
これは、あなたが弱いからでも、気にしすぎだからでもありません。
体や脳が少し疲れて、刺激に敏感になっている可能性もある、ということなのです。
- Q電気屋さんの光や、電気屋さん自体が苦手です。なぜですか?
- A
実は、当院でも「家電量販店に入るとしんどい」というお話を聞くことがあります。
家電量販店には、
- 明るい照明
- たくさんのテレビやモニター
- 動き続ける映像
- 音やアナウンス
- 人の動き
- たくさんの商品や色
など、多くの刺激があります。
そのため、「光だけ」が原因とは限らず、目や耳から入るたくさんの情報が重なることで、疲れやつらさを感じる方もいると考えられます。
また、「電磁波過敏症(EHS)」と呼ばれる状態も研究されています。頭痛、疲労感、めまい、睡眠の問題など、さまざまな症状を訴える方がいることは知られています。
ただし現在のところ、一般的な環境レベルの電磁波が、こうした症状を直接引き起こすという因果関係は科学的には確立していません。
ですから私は、「電磁波のせいだ」とも、「全部気のせいだ」とも決めつけないことが大切だと考えています。
その日の睡眠、疲労、ストレス、不安、体力などによっても、同じ場所が平気な日と、しんどい日があります。
もしかすると家電量販店は、疲れている体にとって、「情報の大渋滞」になっているのかもしれませんね。
- Qいつもはまぶしいのに、光がまぶしく感じないときもあるのはなぜですか?
- A
これは「症状発生率」という考え方でみると、わかりやすいかもしれません。
同じ光を見ても、
- 昨日はすごくまぶしかった
- 今日はあまり気にならない
ということがあります。
なぜなら、症状は「光の強さだけ」で決まるわけではないからです。
その日の、
- 睡眠
- 疲労
- ストレス
- 不安や緊張
- 体力
- 食事や体調
- 安心できているかどうか
など、いくつもの条件が重なって、症状として表に出るかどうかが変わります。
たとえば、同じコップに同じ量の水を入れても、最初からコップがいっぱいならすぐにあふれます。
反対に、余裕があるときは、少しくらい水が入ってもあふれません。
光のまぶしさも、これと少し似ています。
同じ光でも、よく眠れて、疲れが少なく、気持ちにも余裕がある日は気にならないことがあります。
反対に、寝不足、疲労、ストレス、不安などが重なると、いつもなら大丈夫な光までつらく感じることがあります。
だから、「昨日は平気だったのに、今日はつらい。悪くなったのかな」と、すぐに考えなくても大丈夫なのです。
大切なのは、症状だけを見るのではなく、「今日は何かストレスに感じることがあったかな?昨日、寝不足ではなかったかな?」と、少し広い目で体を見てあげることが大事なのです。
不安に思って症状が出ても、大丈夫と思えたら少し楽に過ごせます。私は、それも体が持っている大切な力だと考えています。
まとめ
光がまぶしい、蛍光灯がつらいという悩みは、まわりに理解されにくく、ひとりで我慢してしまいやすいものです。
でも、あなたが弱いわけではありません。体がずっとがんばって、少し敏感になっているだけかもしれません。
原因をひとつに決めつけず、眠り、ストレス、呼吸、首肩の緊張、生活習慣などをやさしく見直していくことも大切です。
「ここなら相談してもいいかも」と感じていただけたら、ひとりで抱えずにご連絡ください。あなたの体が少しでもホッとできる方向を、一緒に探していけたらと思います。
どうぞお気軽にご相談ください。


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参考文献
- 『「脳の疲れ」がとれる生活術』:有田秀穂
- 『最新の睡眠科学が証明する 必ず眠れるとっておきの秘訣!』:櫻井武
- 『敏感すぎるあなたへ』:クラウス・ベルンハルト
- 『うつ病・自律神経失調症 治る人治らない人』:鈴木直人
- 『痛みからの解放』:ピーター・A・ラヴィーン/マギー・フィリップス




