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微熱・上気・不眠でお悩みの方へ|自律神経との関係とは?

微熱や疲れで悩みながら座り込む女性。不安や考えすぎ、自律神経の乱れをイメージしたファーストビュー画像

風邪ではないのですが、ずっと微熱があります。

身体もだるく、元気が出ません。やる気もありません。

私は自閉症と診断されていて、文字を読むことも困難です。

吃音もあり、スムーズに話ができないので困ることもあります。

このまま微熱が続いたら、どうしようと不安になります。

何とか解決できませんか?

「風邪ではないのに、微熱っぽい感じが続く」
「病院では大きな異常はないけれど、ずっと体がだるい」
「朝起きられない」
「頭が熱い感じがする」
「考えすぎてしまう」
「学校へ行こうとするとしんどくなる」

このようなお悩みはないでしょうか。

実は、強いストレスや緊張、感覚の疲れなどが続くことで、自律神経が乱れ、体温調節がうまくいかなくなることがあります。

特に、

  • 真面目
  • 頑張りすぎる
  • 周囲に気を使いすぎる
  • 感覚が敏感
  • 頭の中で考え続けてしまう

このような方は、脳や体が疲れやすいことがあります。

今回は、「微熱」「上気」「不眠」と自律神経の関係について、やさしくお伝えしていきます。

この記事を読んで欲しい方
  • 人の心がわかりづらくコミュニケーションが苦手
  • 微熱が2週間以上続くことがある
  • 吃音がありコミュニケーションが苦手

こんなお悩みありませんか?

  • 微熱が続く
  • 頭が熱い感じがする
  • 顔だけカーッとする
  • 朝がしんどい
  • 学校へ行こうとすると体調が悪くなる
  • 音や光に疲れやすい
  • 考えすぎてしまう
  • 人に気を使いすぎる
  • 寝ても疲れが取れない
  • 不安が強い

「上気(じょうき)」とはどんな状態?

東洋医学では、頭に熱が集まりすぎているような状態を「上気(じょうき)」と呼ぶことがあります。

たとえばスマホも、長時間使うと熱を持ちますよね。

人の体も同じで、ずっと緊張したり、考え続けたりすると、頭ばかり働いてしまい、顔や頭が熱っぽく感じることがあります。

もちろん、すべてが「上気」が原因というわけではありません。

ですが、

  • 緊張
  • ストレス
  • 感覚疲労
  • 不安

などが続くことで、自律神経が乱れ、熱感や微熱っぽさを感じる方もおられます。

例えば、当院へお越しのAさんは自閉症・学習障害があり、話をしている途中でも、いろんな物に興味が移ってしまったり、文字を理解するのに、とても時間がかかったりします。

すると凄く脳が疲れてしまいます。
頭で考えることが多いのでエネルギーをすごく使いすぎてしまうからです。

ただ、この方は美術や芸術の才能が凄い方です。
絵などは、いろんな賞を取られたりしていて素晴らしい才能の持ち主です。

ちなみに、この方の、ある日の全身の体表の皮膚温度計の計測値はこのような結果でした。

微熱や上半身の熱感が続く方の体表温度の例。自律神経の緊張や疲労状態を説明するための画像
上半身は右側が体温が高い状態

なぜ脳や体が疲れやすくなるの?

感覚をたくさん使っている

人によっては、

  • 音
  • 光
  • 匂い
  • 人の視線
  • 空気感

などを、無意識に強く感じ取っていることがあります。

たとえば、普通の人が「10」の刺激しか感じていない場面でも、敏感な方は「50」くらい受け取っていることもあります。

すると、脳がずっと働き続けるので、疲れやすくなってしまうのです。

頑張りすぎる人ほど力が抜けない

真面目な方ほど、

  • 人に迷惑をかけないように
  • 空気を悪くしないように
  • ちゃんとしないと

と頑張り続けます。

ですが、ずっとアクセルを踏み続けている車は、エンジンが熱を持ちます。

人の体も似ています。

休もうとしても、脳が「まだ頑張らないと」と警戒してしまうことがあるのです。

▶自律神経についてのまとめはこちら

不登校のお子さんに多い体の反応

不登校で悩まれているお子さんの中には、

  • 微熱
  • 頭痛
  • 腹痛
  • めまい
  • 朝起きられない
  • 食欲低下
  • 倦怠感

など、さまざまな体の症状が出ることがあります。

もちろん、まずは医療機関での相談が大切です。

そのうえで、検査で大きな異常が見つからなくても、体が「もう限界だよ」とサインを出している場合もあります。

決して「怠け」ではないことも多いのです。

自閉症について

自閉スペクトラム症(ASD)は、「育て方」や「性格の問題」ではなく、脳の特性のひとつと考えられています。

人によって特徴は大きく異なり、

  • 感覚が敏感
  • 人との距離感が難しい
  • 疲れやすい
  • 空気を読みすぎる
  • 逆に読みづらい
  • 強いこだわりがある

など、さまざまな特徴があります。

また、周囲からは見えにくい「生きづらさ」を抱えていることも少なくありません。

法律的な発達障害の概念

発達障害支援法では、発達障害は、

  • 自閉スペクトラム症(ASD)
  • ADHD(注意欠如・多動症)
  • 学習障害(SLD)
  • その他の脳機能の特性

などを含む概念として定義されています。

大切なのは、「本人が日常生活で困りごとを抱えているか」という視点です。

また、保護者の育て方が原因というものではありません。

発達特性には、さまざまなタイプがあります。

分類特徴
ASD(自閉スペクトラム症)コミュニケーションや感覚の特性
ADHD(注意欠如多動性)注意の切り替えや多動性
SLD(限局性学習障害)読み書きや計算の苦手さ
DCD(発達性協調運動症)体の動きや不器用さ
※特徴の現れ方には個人差があります。

自閉症の3つの症状

自閉スペクトラム症では、主に次のような特徴がみられることがあります。

社会的コミュニケーションの難しさ

  • 相手の気持ちを読みづらい
  • 会話の距離感が難しい
  • 空気を読むのが疲れる

など。

こだわりの強さ

  • 順番が変わると不安
  • 予定変更が苦手
  • 好きなことに集中しやすい

など。

感覚の敏感さ

  • 光がまぶしい
  • 音がつらい
  • 匂いに敏感
  • 服のタグが苦手

など。

「本人の困りごと」と「周囲の困りごと」は違うことがある

これは、発達支援の現場でも非常に大切にされている視点です。

周囲の方は、

  • 社会に適応できるか
  • 学校へ行けるか
  • コミュニケーションできるか

を心配されることが多いです。

ですが、本人は、

  • 光や音がつらい
  • 人混みで疲れる
  • 胃腸がしんどい
  • 微熱っぽい
  • 頭が疲れる
  • 体が重い

など、「身体のつらさ」で困っていることも少なくありません。

つまり、「周囲が困っていること」と「本人が苦しんでいること」が、ズレていることがあるのです。

だからこそ、まずは「何に困っているのか」を丁寧に聞いていくことが大切だと、当院では考えています。

支援者・家族が困っていること本人が困っていること
社会に適応できるか心配アレルギーが辛い
パニックなど起こさないか心配意図しない身体の動きが出てしまう
マナーなどが守れるか心配胃腸の不調が辛い
コミュニケーションが取れるか心配感覚が過敏で困る
当院で実際にあった具体例(一例で全て当てはまるということではありません)

周囲の方たちは、社会的なことで困らないか心配しています。
ですが本人は身体のことで困っていることが多いのです。
ですのでサポートする時は、このことを頭に置いておくことも必要だと考えます。

共感できる環境で楽に過ごせる

同じように自閉症の方たちの中で過ごすと、共感的な振る舞いが、できたりするので、少し生活が楽になることが多いです。
作業所などで一緒に働いたりすることは、その方たちにとって、非常に大切なことだと、私は想います。

周囲の人が知っておきたい自閉症のこと

周囲が理解することも大切です。

社会性の困りごと本人のこだわり感覚過敏
空気が読めない興味が偏るチクチクした服が嫌い(タグなどが嫌)
一人が好き人に興味がないお風呂が嫌い
指示が通らないルーティンにこだわる高い音が嫌い
皮肉が伝わらないスケジュール変更が苦手動くものに注意が向いてしまう
目が合わない他人に合わせられない偏食(好き嫌いが多い)
表情が読めない同じ服を着たがる匂いに敏感

発達特性のある方の中には、文字を読むだけで、とても疲れてしまう方もおられます。

実際に、文字が重なって見えたり、目が滑るような感覚があったり、集中を続けるだけで強い疲労が出る方もいます。

そのため、

  • 学校のプリント
  • 教科書
  • LINE
  • SNS

を見るだけで、脳が強く疲れてしまう場合もあります。

当院でも、発達支援の学びの中で、実際に見え方の体験を行いました。

すると、普通に文字を読むだけでも、かなり集中力が必要で、脳が疲れる感覚がありました。

もちろん、見え方には個人差があります。

ですが、「怠けている」のではなく、脳がとても頑張っている状態の方もおられるのです。

まずは、こちらの図から、動物の文字を探してください。縦、横、ななめ、反対側も探してみてください。

一般的な文字の見え方の例。比較的スムーズに文字を探しやすい状態を表したイラスト

次に自閉症などの方の文字の見え方を体験してください。効き目ではない方だけで探してみてください。

文字が重なって見えたり集中しづらかったりする感覚の例。発達特性による見え方の違いを説明した画像

どうですか?難易度が、かなり上がり、集中力が、かなり必要だと理解できると思います。
常にこのように見えたりするので、とても脳が疲れてしまうのです。

自閉スペクトラム症の背景として考えられていること

現在、自閉スペクトラム症については、さまざまな研究が進められています。

その中で、

  • 遺伝的要因
  • 脳の発達特性
  • 感覚処理の違い

などが関係している可能性が考えられています。

ただし、まだ完全には解明されていない部分もあります。

そのため、ひとつの原因だけで説明できるものではありません。

自閉スペクトラム症に関係すると考えられている遺伝・脳機能・感覚特性・環境要因などをまとめたイラスト図

日常でできる5つの対策

  1. 規則正しい生活を意識する
  2. タンパク質を意識した食事
  3. 軽い運動
  4. 「安心できる時間」を作る
  5. 頑張りすぎない

吃音について

吃音(きつおん)は、話したい言葉がスムーズに出にくくなる状態です。

  • 最初の言葉が詰まる
  • 同じ音を繰り返す
  • 言葉が伸びる

など、さまざまな特徴があります。

本人は、「ちゃんと話したい」と思っていても、うまく話せないことで、強い不安や緊張を抱えてしまうことがあります。

また、周囲が「落ち着いて」「ゆっくり話して」と言っても、本人はさらに焦ってしまうこともあります。

そのため、まずは「安心して話せる環境」がとても大切です。

実際に、吃音のある方のお話を聞くと、

  • 逃げずに少しずつ話せた
  • 安心できる場所があった
  • 理解してもらえた

ことが、大きな支えになったという声もあります。

また、吃音のある方が安心して話せる「吃音カフェ」のような取り組みもあります。

同じ悩みを持つ方とつながれることで、気持ちが少し楽になる方もおられます。

今ここを感じる練習

不安が強い時は、頭の中が「過去」や「未来」でいっぱいになっていることがあります。

  • また失敗したらどうしよう
  • 明日は大丈夫かな
  • 嫌なことを思い出す

など、脳がずっと働き続けてしまうのです。

すると、体も休みにくくなります。

そんな時は、「今ここ」を感じる練習が役立つことがあります。

たとえば、

  • 足の裏の感覚
  • 呼吸
  • 手の温度
  • シャワーのお湯
  • 風の感覚

など、今感じていることに意識を向けることで、脳が少し休みやすくなる場合があります。

もちろん、すぐにうまくできなくても大丈夫です。

少しずつ、「安心できる感覚」を増やしていくことが大切だと、当院では考えています。

当院で大切にしていること

当院では、無理に変えようとするのではなく、

まず、

  • 安心できること
  • 呼吸しやすいこと
  • 体の緊張が抜けること

を大切にしています。

強い刺激ではなく、やさしい施術で、体が安心しやすい状態を目指していきます。

よくある質問

Q
自閉症ですが整体でなにか変わることはあるのですか?
A

はい、身体の緊張や呼吸の浅さ、首肩のこわばりなどに変化を感じる方もおられます。音や光に敏感で、いつも身体が緊張している方も少なくありません。当院では強い刺激を使わず、安心できる環境で身体をやさしく整えます。自閉症の特性そのものを変えるのではなく、毎日の疲れや不安を減らし、生活しやすい状態を目指します。

Q
発達障害の特性があると将来仕事なども不安ですが何かできることはありますか?
A

まずは苦手なことだけでなく、得意なことにも目を向けましょう。集中力、観察力、記憶力、感性などが強みになる方もおられます。また、静かな職場や手順が明確な仕事など、働く環境によっても力の発揮しやすさは変わります。無理に周囲へ合わせ続けるより、自分の特性を知り、学校や就労支援機関と一緒に働き方を考えることが大切です。

Q
自閉症でもできる仕事はありますか?
A

もちろんあります。自閉スペクトラム症の方も、IT、デザイン、ものづくり、事務、研究など、さまざまな分野で働いています。ただし、向いている仕事は一人ひとり違います。大切なのは職種だけでなく、仕事内容や人間関係、音や光などの職場環境です。自分の得意なことと、安心して働ける条件を見つけていきましょう。

Q
グレーゾーンだといわれていますが障害者手帳はもらえますか?手続きはどうしたらいいのですか?誰に相談したらいいですか?
A

グレーゾーンといわれていても、診断や生活への影響によっては手帳の対象になる場合があります。ただし、必ず取得できるわけではありません。まずは主治医やお住まいの市区町村の障害福祉窓口に相談しましょう。東大阪市なら障害福祉課などが相談先です。発達障害者支援センターでも、生活や仕事について相談できます。

Q
人とコミュニケーションを取るのが苦手です。アルバイトも面接で落とされます。何かできることはありますか?
A

面接では緊張して頭が真っ白になり、本来の力を発揮できないことがあります。まずはよく聞かれる質問への回答を用意し、短い言葉で伝える練習をしてみましょう。また、短時間勤務や作業内容が明確な仕事など、自分に合った働き方を探すことも大切です。就労支援機関では面接練習や職場探しの相談もできます。

まとめ

  • 微熱や熱っぽさは、疲労や緊張が関係する場合もあります
  • 考えすぎや感覚疲労で、脳や体が休めなくなることがあります
  • 頑張りすぎる人ほど、自律神経が乱れやすいことがあります
  • 不登校のお子さんでも、体が限界サインを出している場合があります
  • 無理に頑張るより、「安心して休める」が大切なこともあります

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

「自分だけがおかしいのかな…」
「このまま将来どうなるんだろう…」

そんな不安を抱えながら、毎日頑張っておられる方も少なくありません。

当院では、強く否定したり、無理に変えようとするのではなく、まず「安心できること」を大切にしています。

  • ずっと緊張してしまう
  • 学校や仕事へ行こうとするとしんどい
  • 人とのコミュニケーションで疲れやすい
  • 微熱や不眠が続く
  • 感覚過敏がつらい

このようなお悩みがありましたら、ひとりで抱え込まず、お気軽にLINEからご相談ください。

「こんなこと相談していいのかな?」という内容でも大丈夫です。

あなたのお話を、まずは丁寧にお聞きいたします。

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参考文献

  • 『発達障害の子どもたち』:杉山 登志郎
  • 『自閉症スペクトラムの医療・療育・教育』:本田 秀夫
  • 『子どものこころの発達を知るシリーズ 自閉スペクトラム症』:神尾 陽子
  • 『吃音(どもり)と上手につきあうための本』:菊池 良和
  • 『感じてわかる!発達障害のある子の世界』:田中 康雄