肩が痛くて動かせません。腕に力も入りません。
そういえば先日、階段から滑り落ちて尻餅をつきました。
肩は直接、ぶつけたりしていないのですが、それが影響しているのでしょうか?
このようなお悩みの解決のヒントになれば嬉しいです。
右肩の痛みがあり、腕に力が入らないという方です。
とてもお辛く大好きな趣味のスポーツも、できないということで、とてもお悩みでした。
肩の痛みにより少し生活が不自由になって、仕事も、やりにくくなってきたそうです。
そこで当院へお越しくださいました。
同じように肩の痛みがあり力が入らないことで、お悩みの方のヒントになれば幸いです。
右の肩の痛みで仕事に支障がある!
朝、突然の右肩の激痛で目が覚めたそうです。
痛くて腕全体を上げることができません。
そこで考えてみると先日から体の調子がおかしかったそうです。
階段から滑り落ちたりして尾骨も打ったそうです。
直接、肩は損傷した覚えはないそうです。
そして、お腹の方も激痛で病院に行っておられました。
今回は一番痛いのは肩だそうです。
ですが体のあちこちに影響が出ておられる様子でした。
この方の「治りにくい原因」は、もう一つありました。
それは「朝起きても疲れが取れていない」ということでした。
ここで考えられるのは、睡眠の質に問題がありそうでした。
単純に痛みがあり寝がえりを打てていないということです。
寝ている時も、緊張していて筋肉が硬くなって血流が悪くなり、酸欠を起こしている可能性があったのです。
ですのでリラックスして眠っていただくことにも重点を置いて調整させていただきました。
- 悪化させてしまう動きをしない
- 悪化させる可能性のある生活習慣を見直す
- 体力を回復することが治癒に繋がると理解する
これら3つのポイントを押さえながら、「肩の関節」について、少し理解していきたいと思います。
肩の周辺の筋肉や靭帯について
肩は比較的よく動く関節です。
だから体から離れない様に、靭帯や筋肉で離れない様にバンドみたいに引き寄せてくれているんです。
その肩関節を使いすぎたり、手をついて転倒したりして力が加わってしまいますと損傷してしまうこともあるのです。
特に2週間たっても痛みが増してくるようですと「腱板損傷」など手術が必要な場合もありますので、一度、整形外科で診察を受けてください。
①悪化させる動きをしない
やって欲しくない動きは手を「外に動かす動き」です。悪化してしまいやすいです。
肩の動きでやっても良い動きというのは「内側への動き」です。
また右肩ですと怒りの抑圧かもしれませんのでストレスをため込まず、発散してください。逆に左肩の場合は、悲しみや不安や恐れが、隠れているかもしれません。
そして腕を、できるだけ吊っておくことが大切です。肩の靭帯や筋肉の負担を減らすことができるのです。
なかなお仕事などで吊ることが難しいこともあります。その時は脇を締めて体にくっつけるだけでも少し負担を減らすことができます。
②悪化する可能性のある生活習慣を見直す
- 暴飲暴食
- 姿勢不良
- メンタル面でのストレス
- 肩の使いすぎ
- 間違ったストレッチや運動のしすぎ
- 睡眠不足
- 疲れすぎ・働きすぎ
- 痛いかどうか確認しすぎ
- どうせ治らないだろうというマイナスの考え方
③体力を回復させることで良くなる
体力には4つの機能があります。
- 運動する力
- 風邪などをひきにくくする免疫力
- 体温や血圧や血糖値などを調整する力
- 正常な状態に回復する治癒力
つまり体力が低下すると「良くなっていく力」も弱まり、なかなか回復しないのです。
だから体力を回復させて欲しいのです。それには「睡眠」が大切です。どうぞ睡眠の質をあげていかれるように生活習慣を優先させてください。
当院の症例
最初は腕が上がらなかったのですが「スッ」と上がるようになられました。
とても喜んでいただけて、とても嬉しいです。
一度の施術でも変化は実感していただけます。
ですが、それを維持することが大切です。
ましてやスポーツの競技復帰となれば絶対に当院の検査がクリアになることが必須です。
そうでないと再発したり悪化したり、痛みを繰り返したり、こじらしたりしてしまいます。
当院の施術方針をしっかりと守っていただきたいのです。
そして一緒に今よりもパフォーマンスをあげて競技復帰していただきたいのです。
そのために私は全力でサポートいたします。
全ての方が同じような経過をたどるということではありません。
対策
肩の痛みが、少し減って来たら、体操をしていただきます。注意したいのは痛みがある時は、しないで欲しいということです。
まとめ
- 痛みがある場合は、ストレッチや体操などの運動は禁止
- 姿勢、肩の使い方、睡眠などの生活習慣を見直す
- できるだけ肩の負担を減らすため、腕を吊っておく
- 悪化を防ぐため、小さく前へ習えから内側の動きのみ行う
- 体力を回復させ治癒力の向上を優先する