
子どもの発表会や参観日。
本当は、「成長した姿を見たい」「応援してあげたい」そう思っているのに、
- 人が多い
- 暗い場所が苦手
- 途中で出られない感じがする
- 動悸がする
- 息苦しくなる
- 「また発作が起きたらどうしよう」
そんな不安で苦しくなっていませんか?
中には、「子どもに迷惑をかけたらどうしよう」「途中で出たら先生に悪い」「ママ友に変に思われそう」と、周りを気にしすぎて、さらに緊張してしまう方もおられます。
でも、それは“弱いから”ではありません。
体が、「危険かもしれない」と頑張って反応している状態かもしれないのです。
当院でも、
- 発表会
- 参観日
- 保護者会
- 卒園式
- 入学式
などで不安が強くなる方の相談は少なくありません。
この記事では、幼稚園や学校行事で不安が強くなる理由や、自律神経との関係について、できるだけやさしくお伝えしていきます。
- 子どもの発表会が怖い
- 暗い部屋が苦手
- 人混みでしんどくなる
- 「途中で出られない」が苦手
- 動悸や息苦しさが出る
- また発作が起こったらどうしようと不安
- ママ友との会話が苦手
- 子どもに申し訳なく感じる
- 家族と普通に過ごしたい
- 以前のように気にせず生活したい
こんなお悩みありませんか?
- 発表会の日が近づくだけで不安
- 行く前からお腹が痛くなる
- 体育館やホールが苦手
- 暗くなると動悸がする
- 人が多い場所が苦手
- 「途中で倒れたらどうしよう」と考える
- 子どもに迷惑をかけそうで怖い
- 周りのママが普通に見えてつらい
- 外食や旅行にも行けなくなった
- 「以前は普通にできていたのに…」と落ち込む
真面目で頑張りすぎる方ほど、「ちゃんとしなきゃ」と無意識に力が入りやすいことがあります。
なぜ発表会や学校行事で不安が強くなるの?
発表会や学校行事では、
- 人が多い
- 音が大きい
- 暗くなる
- 途中で出にくい
- 周りの目が気になる
など、体が緊張しやすい条件が重なりやすくなります。
特に、「またしんどくなったらどうしよう」という不安があると、行く前から体が警戒モードになることがあります。
「また発作が起こったらどうしよう」が不安を強くすることもあります
一度、発表会や人混みでしんどくなった経験があると、体が、「また危険かもしれない」と覚えてしまうことがあるのです。
すると、実際には何も起こっていなくても、
- ドキドキする
- 息苦しい
- お腹が痛い
- ソワソワする
など、体が先に反応してしまうことがあります。
これは「予期不安」と呼ばれることもあります。
自律神経や体の緊張との関係
自律神経は、
- 呼吸
- 心拍
- 胃腸
- 緊張とリラックス
など、体のバランスを整える働きがあります。
ストレスや疲れが続くと、体がずっと緊張モードになりやすくなります。
すると、
- 呼吸が浅い
- 力が抜けない
- 音に敏感
- 動悸が出やすい
- 人混みで疲れやすい
などの状態につながることがあります。
体がずっと警戒モードになっていることもあります
例えば、火災報知器が敏感になりすぎると、少しの煙でも鳴ってしまいますよね。
体もそれと少し似ています。
本当は危険ではなくても、脳や体が「危険かもしれない」と敏感になりすぎると、強く反応してしまうことがあります。
特に、真面目で頑張りすぎる方ほど、無意識に緊張をため込みやすいことがあります。
呼吸が浅くなっている方もいます
不安が強い時、無意識に息を止めている方も少なくありません。
呼吸が浅い状態では、体がリラックスしにくくなります。
まずは、「大きく吸う」より、「ゆっくり吐く」を意識するだけでも、体が落ち着きやすくなることがあります。
感覚が敏感な方もいます
- 人の声
- 音
- 空気感
- 周りの視線
などを敏感に感じ取りやすい方もいます。
周りからは分かりにくいため、「考えすぎ」「気にしすぎ」と言われてしまうこともあります。
ですが、本人はかなり頑張っていることがあります。
*当院では敏感な方には赤ちゃんの時の反射(原始反射)が残っているかどうかのチェックもさせていただくこともあります。
こんな方に多いと言われています
もちろん、すべての方に当てはまるわけではありません。
ですが、当院へ相談に来られる方には、
- 真面目
- 優しい
- 頑張りすぎる
- 我慢しやすい
- 周りを気にしやすい
そんな方が多い印象があります。
真面目で頑張りすぎる
「ちゃんとしなきゃ」「迷惑をかけたくない」と、無意識に頑張りすぎてしまう方もいます。
周りからは、「しっかりしてるね」と言われる方ほど、ひとりで我慢していることもあります。
周りを気にしやすい
「途中で出たら変に思われるかな…」「子どもに悪いかな…」と考えるほど、さらに緊張が強くなることがあります。
我慢しやすい
しんどくても、「大丈夫です」と無理をして作り笑顔をしてしまう方もいます。
ですが、頑張りすぎるほど、体は疲れてしまいます。
だから家に帰ったら疲れすぎて、ぐったりしてしまう方も少なくありません。
放っておくとどうなるの?
不安が続くと、
- 行事を避ける
- 外食を避ける
- 人混みを避ける
- 外出が減る
など、少しずつ「できないこと」が増えてしまうことがあります。
ですが、「また元の生活へ戻りたい」と思っている方も本当に多いです。
それが焦り💦となって、余計に体が緊張し、首や背中、肩に力が入り、呼吸まで浅くなってしまう方もいます。
だからこそ、ひとりで抱え込みすぎないことも大切です。
当院での考え方
当院では、「気持ちの問題」だけとは考えていません。
体が緊張し続けることで、呼吸や自律神経が敏感になっていることもあると考えています。
そのため、
- 呼吸
- 姿勢
- 体の緊張
- 安心感
を大切にしています。
「安心して過ごせる体」を目指します
強い刺激ではなく、やさしく体の緊張をゆるめながら、「ホッとできる状態」を大切にしています。
また、
- 睡眠
- 食事
- 呼吸
- 生活リズム
など、体の土台づくりも大切にしています。
当院でのサポート例
※あくまで一例であり、すべての方に同じ変化があるわけではありません。
ご相談内容
30代女性。お子さんは2人いらっしゃいます。パートで事務の仕事をされています。
お子さんの発表会や参観日で、動悸や息苦しさが出る状態でした。
特に、
- 暗いホール
- 人混み
- 「途中で出られない感じ」
が苦手で、「また発作が起きたらどうしよう」と不安が強くなっていたそうです。
当院でみたこと
当院では、
- 呼吸
- 姿勢
- 首や肩の緊張
- 力の入り方
などを確認しました。
実際に、肩や首へかなり力が入りやすく、呼吸も浅い状態でした。
また、「迷惑をかけたくない」という気持ちがかなり強く、無意識に頑張りすぎている印象がありました。
行ったこと
当院では、やさしく体の緊張をゆるめながら、
- ゆっくり息を吐く呼吸
- 力を抜く練習
- 睡眠
- 朝ごはんのアドバイス

など、日常生活でできることも一緒に確認しました。
また、「発作を絶対起こさない」ではなく、「不安があっても大丈夫」という考え方も大切にしました。
現在
最初は、発表会を考えるだけで不安が強くなっていたそうですが、
少しずつ、「最後まで参加できた」「以前より落ち着いて行けた」という日が増えてきました。
現在も波はありますが、「子どもの成長を見られる時間が増えた」と話してくださいました。
ご感想

院長よりひとこと
素敵なご感想をありがとうございます。
私も本当に嬉しいです。お子さんの成長を見ることができるのは、親の喜びですよね。
私も自分の子どものことを思い出しました。
かなり昔のことですが…(笑)💦
やさしいセルフケア
まずは「息を吐く」
不安が強い時ほど、息を止めてしまう方もいます。
まずは、「ふぅ〜」と長く吐くだけでも大丈夫です。
「逃げてもいい」を持っておく
「絶対最後までいなきゃ」と思うほど、体は緊張しやすくなります。
例えば、「しんどかったら一度外へ出ても大丈夫」と思えるだけでも、安心につながることがあります。
*前もって先生には伝えておくと、あまり焦らないことが多いです。
朝ごはんを抜きすぎない
血糖が乱れると、不安感が強くなる方もいます。
まずは、
- バナナ
- お味噌汁
- ゆで卵
など、できることからで大丈夫です。
また食事の間隔が空きすぎると、空腹や血糖の変動によって、ソワソワしたり不安感が強くなる方もいます。
そんな方は、間食に小さなおにぎり、ちくわ、魚肉ソーセージ、ボーンブロススープなどを取り入れるのも一つです。
よくある質問
- Q発表会になると不安になる私っておかしいんでしょうか?
- A
おかしいわけではありません。人混みや大きな音、「途中で出られない」という状況が重なると、体が警戒して動悸や息苦しさが出る方もいます。「また発作が起きたら」と考えることで不安が強くなることもあります。まずは自分を責めすぎないことが大切です。
- Q一生子どもの発表会や参観へ行けないと思うと絶望感があります。どうしたらいいでしょうか?
- A
今つらいと「ずっとこのままかも」と思ってしまいますよね。でも最初から最後まで参加する必要はありません。「少しだけ見る」「後ろで見る」「途中で外へ出る」でも大丈夫。小さな「できた」を重ねながら、少しずつ安心できる経験を増やしていきましょう。
- Q子どもにも先生にも迷惑をかけてしまいそうで怖いです。どうしたらいいでしょうか?
- A
「迷惑をかけたくない」と思うほど、自分に無理をさせてしまうことがあります。前もって先生に「途中で外へ出るかもしれません」と伝えておくだけでも安心材料になります。完璧に参加することより、お子さんを見に行こうと思っている気持ちを大切にしてください。
- Q運動会や発表会の当日にできる対策はありますか?
- A
「絶対に最後までいなければ」と決めすぎないことです。出口に近い場所を選ぶ、途中で外へ出てもいいと決めておく、ゆっくり息を吐くなど、自分が安心できる準備をしておきましょう。朝食を抜かず、時間に余裕を持って出かけることもおすすめです。
- Qママ友と話すだけでも緊張して疲れてしまいます。どうしたらいいでしょうか?
- A
無理に会話を続けなくても大丈夫です。「ちゃんと話さなきゃ」「変に思われないように」と考えるほど、体にも力が入りやすくなります。挨拶だけでも十分です。お子さんを見ることを一番の目的にして、人との距離を自分で調整してみてください。
まとめ
発表会や運動会などの学校行事で不安が強くなるのは、あなたが弱いからではありません。
体が、「守らなきゃ」と頑張り続けている状態かもしれません。
特に、
- 真面目
- 頑張りすぎる
- 我慢しやすい
- 優しすぎる
そんな方ほど、無意識に体へ力が入りやすいことがあります。
「不安がなくならないとダメ」ではなく、「不安があっても少しずつ進める」そんな形でも大丈夫です。
『人は弱いから支え合うのではなく、優しいから支え合える。』
これは当院が大切にしている言葉のひとつです。
ひとりで抱え込まず、必要な時はご相談ください。

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参考文献
- 『痛みからの解放』:ピーター・A・ラヴィーンとマギー・フィリップス
- 『パニックくんと不安くん』:小塚高文
- 『不安のメカニズム【完全版】』:クレア・ウィークス
- 『パニックママでもいいじゃない』:青柳ちか




