

エレベーターやMRIなど狭いところがダメです。
怖くて怖くて震えたり、動悸が強くなったり、息苦しくなったりしてしまいます。
過呼吸を起こしたこともあります。
考えただけでも辛くなります。
歯医者さんや美容院も苦手です。
パニックの発作が出てしまい、予期不安もあります。
なんとかできないでしょうか?
このようなお悩みを解決します。
閉所恐怖症の方です。
当院でもカーテンを閉め切っての施術は苦手だと訴えておられました。(以前はカーテンで仕切りをしておりましたが閉所恐怖症の方もいらっしゃいますので施術中はオープンにしております。ご安心ください。)
不安と恐怖は違います。
不安は対象がないことが多いです。
恐怖は高いところ、狭いところなど対象がハッキリしています。
ですので対策としては「恐怖」の方がしやすいのです。簡単にいいますと「逃げる」という選択をするのがオススメです。ですが状況的に逃げることができないことが多いのでお悩みですよね。
例えば「MRI」などです。最近では閉所恐怖症の方でも比較的入りやすいMRIもあるそうです。
「恐怖症」でお悩みの方にとって少しでも解決のヒントになれば嬉しいです。
- MRIなどの狭いところが苦手で気持ちが悪くなるのを解決したい方
- 閉所恐怖症でお悩みの方
- 不安や恐怖に感じることが多く生き辛く感じている方
閉所恐怖症
病院でMRIの検査があるのですが苦手な方が多いです。
他には鍵をかけて閉め切られた部屋、カーテンを閉められたスペース、エレベーターなどの密室、ジョットコースターのように自由に動けない場所などで恐怖を感じることがあります。
そのことを考えただけでパニック発作のように心臓がバクバクして呼吸が浅くなります。
これは恐怖です。
恐怖には「高い所」「狭い所」「暗い所」「尖ったもの」など対象がハッキリしているものがあるのが特徴です。
恐怖への対策
ストレスに対しては「戦う」か「逃げる」かで対応します。この恐怖に関しては、できれば「逃げる」を選択してください。「逃げるが勝ち」です。
ストレスに感じて体に反応が出ているのであれば、それを「しない」という逃げるという選択肢を選ぶことがオススメです。
もし、それでもやらなければいけない場合は、覚悟を決めるしかないのです。
この恐怖に対抗していくとストレスから自律神経が乱れて、食欲がなくなったり、眠りが浅くなったり、恐怖や不安を紛らわそうと手を洗ったり、タバコを吸ったり、お酒を飲んだりしてしまうこともあります。
体では、痺れが起こったり、手が震えたり、末端が冷えたり、筋緊張から筋肉痛になったり、汗をかいたり、心臓がバクバクしたり、息苦しくなったり、頭痛、めまい、腹痛、頭が爆発しそうになったり、足の感覚があやふやになりフワフワしたりしてしまいます。
これは脳の中の「偏桃体」というところが影響している可能性があります。偏桃体が影響すると交感神経が抑えにくくなり、安心安全である副交感神経が働きにくくなり、症状が出てしまうことがあるのです。
不安や恐怖症を克服する方法
脳や自律神経は、そのことを考えたくないと思っても、否定型が通じません。
ですので考えてしまいます。
こんな時は、別のことを考えるのがいいのです。
そして、それにプラシーボ効果をミックスさせるのです。
つまり、別のことを考えたら「良くなる」「軽減する」「良く眠れるようになる」という自己暗示をかけれるのです。
奥歯で箸を噛み笑顔を作ります

表情筋を動かすことで、脳は騙されます。
面白かったり楽しくなくても、わざと笑顔をつくります。すると脳が楽しいことを考えているんじゃないかと勘違いしてくれるのです。
簡単なのは奥歯に箸を挟みます。すると笑顔になったように口角があがります。これだけでも脳は騙されて少し気分が楽になります。
ヤッター!と万歳する
体の動きからも脳を騙すことができます。
嬉しくなくても声を出して「バンザーイ」とやります。
「ヤッター!バンザーイ!」と8回、声に出して手をあげてください。

こうすると不安が少し減ります。
これらは「心」と「体」と「頭」と繋げる訓練なのです。この3つが繋がると、とても気持ちいいのです。是非ともやってみてください。
グラウンディングで足の感覚を研ぎ澄ます
嫌なことを考えてしまう時は、別のことを考える、感じることがオススメです。
それがグラウンディングです。
このグラウンディングは別のことに意識を持っていく事ができます。
不安には運動が一番
不安な時は運動をしてください。脳の中に疑核というところがあるのですが、この疑核は交感神経を鎮めてくれる働きがあります。
不安や恐怖の時は、これが働きません。
ですが運動することで疑核が活性されることがわかっています。だから運動してみてください。運動は歩くだけでもいいし、大きな声を出すということでもOkです。

自律神経のバランスを調整してくれるセロトニンを作る
- 朝日を浴びてセロトニンを出してください
- フラダンスのような同じリズムの体操をしてください
- バナナなどのタンパク質を摂取してください
考え方や思考の癖をつける
ワクワクするようなこと、趣味を考えたり、行動を起こしてください。
ワクワクするような予定を入れてください。
リラックスしてしっかり休む
それと疲れ切っている方が多いので、しっかり休んでください。
休む予定を先に入れておくようにしてください。
閉所恐怖症の方の経過
最初にお話しさせていただいたのは「不安」「恐怖」で死ぬことはないということです。恐怖からは逃げるとおさまります。不安に対しても10分くらいしたら収まるということです。
対策としては、上述しました別のことを考えることです。そして、できるだけ逃げることです。
まずは体の調整をさせていただき体力を増やし、ワークなどで体と頭と心を繋げていきました。
対処法として、体操などもお伝えしました。
当院の施術は副交感神経を優位にさせるような、優しく痛くない施術が殆どですので、リラックスされ、呼吸も深くなっておられました。
だんだん楽になられ、今では自信もつき、恐怖に思っていたことも段階的に低いものであればクリアできるようになられました。

注意したいこと
よく暴露療法というものがあります。その恐怖に無理矢理慣れていくという方法です。耐えれる人もいれば、悪化する人もいます。専門家の指導のもとに取り組むことが大切だと考えます。
まとめ
- 不安や恐怖からは逃げることも大切
- 別のことを考えて集中すると、原因となっている不安や恐怖が少し和らぐ
- 運動することで不安が減る