
東大阪市で、「最近なんだかしんどい」「やる気が出ない」「眠っても休んだ気がしない」と感じている方へ。
気分の落ち込みは、心だけの問題として片づけられないことがあります。
忙しさ、がんばりすぎ、睡眠の乱れ、食事の偏り、体の緊張などが重なり、心と体の両方が疲れているのかもしれません。
この記事では、「うつと栄養」について、食事だけに偏らず、心と体の両面からやさしく考えていきます。
※気分の落ち込みが強い、眠れない状態が続く、食事や水分がほとんどとれない、消えたい気持ちがある場合は、整体だけで抱えず医療機関や公的相談窓口へご相談ください。
こんな状態が続いていませんか?
- 朝起きた瞬間から疲れている
- 今まで普通にできた家事や仕事がしんどい
- 人に気をつかいすぎて家に帰るとぐったりする
- 甘いものやパン、コーヒーで何とか乗り切っている
- 夜になると不安が強く眠りが浅い
- 「もっとちゃんとしないと」と自分を責める
- 頭がぼーっとする
- めまいや動悸、胃腸の不調がある
こうした状態は、気合いが足りないからとは限りません。
がんばり続けた心と体が、「少し休ませてほしい」とサインを出していることがあります。
がんばり続けるより、少し余力を残す
以前参加したメンタルヘルスのセミナーで、医師の先生が、「100%で走り続けることはできない。余力を残しておくことが大切」という趣旨のお話をされていました。
これは日常生活でも同じだと思います。
しんどくなっているのに、「まだ頑張れる」「私がやらないと」「休んだら迷惑をかける」と無理を続けていると、ある日動けなくなることがあります。
大切なのは、限界になってから休むことではなく、「最近眠れていないな」「食欲が落ちてきたな」
「以前よりイライラするな」といった小さな変化に早めに気づくことです。
心と体はつながっています
気分の落ち込みというと、「考え方」「性格」「ストレス」など心の問題だけを考えがちです。
でも、体の状態も無視できません。
たとえるなら、心は車の運転手、体は車そのものです。
運転手がどれだけ頑張っても、ガソリンが少なく、タイヤの空気も減り、エンジンまで疲れていれば、スムーズには走れません。
人の体でも、
- 睡眠不足
- 食事量の低下
- 食事時間の乱れ
- 胃腸の不調
- 運動不足
- 呼吸の浅さ
- 首や肩、お腹の緊張
などが重なると、「何もしていないのにしんどい」という状態になることがあります。
だからこそ、心だけを何とかしようとせず、体の状態も一緒に見ていくことが大切です。
食事は「治す魔法」ではなく体の土台
ここはとても大切です。
食事を変えれば、うつが治るという話ではありません。
気分の落ち込みには、ストレス、人間関係、仕事、家庭環境、睡眠、病気、ホルモンなど、さまざまな要因が関係します。
ただ、私たちの体や脳が働くためには、毎日の食事からエネルギーや栄養を補う必要があります。
そのため、食事が乱れている方では、まず「きちんと食べられているか」を確認することも大切です。
たんぱく質
肉、魚、卵、大豆製品などに含まれるたんぱく質は、筋肉や内臓だけでなく、体のさまざまな働きに必要な材料です。
食欲が落ちている時は無理に大量に食べず、食べられるものを少量ずつ取り入れてみてください。
鉄
特に月経のある女性では、鉄不足によって、だるさ、ふらつき、息切れ、集中しにくさなどが現れることがあります。
こうした症状が気分の落ち込みと重なっていることもあります。
ビタミンB群など
ビタミンB群をはじめ、マグネシウム、亜鉛、ビタミンDなども体のさまざまな働きに関係します。
ただし、「足りない気がするから」とサプリメントをたくさん足すより、まず普段の食事や胃腸の状態を見ることが大切です。
しんどい時ほど「ムチ」で走らない
疲れている時ほど、
- 朝はコーヒーだけ
- 昼はパンだけ
- 夕方は甘いものでしのぐ
- エナジードリンクで頑張る
ということが増えやすくなります。
もちろん、パンや甘いもの、コーヒーが悪いという話ではありません。
ただ、それだけで毎日を乗り切ろうとすると、必要な食事が不足してしまうことがあります。
完璧な食事を目指す必要はありません。
「空っぽのまま走り続けない」ことを意識してみてください。
優しすぎる人・がんばりすぎる人へ
当院では、
- 人に迷惑をかけたくない
- 頼まれると断れない
- 家族や職場を優先する
- ちゃんとしないと落ち着かない
- 自分のことは後回し
- 休んでいても頭が止まらない
という方のお話をよく伺います。
まじめで優しいからこそ、しんどくなっても、「私が弱いだけ」と自分を責めてしまいます。
でも、ずっとアクセルを踏み続けていれば、誰でも疲れます。
「もっと頑張る」ではなく、「少し力を抜く」ことが必要な時もあります。
症例|40代女性・気分の落ち込みと不眠
40代女性の方で、気分の落ち込み、朝のだるさ、不眠、食欲のムラに悩まれていた方がおられました。
仕事と家庭のことを頑張り続け、昼食を抜いたり、パンだけで済ませたり、夕方に甘いものでしのぐことも増えていました。
当院では、呼吸の浅さ、首やお腹の緊張、睡眠、食事の状態などを確認し、オステオパシーを中心としたやさしい施術を行いました。
あわせて、
- 朝に少しでも食べる
- たんぱく質を少し意識する
- 甘いものだけで食事を済ませない
- 夜のカフェインを控える
など、無理のない範囲で生活を見直しました。
その後、
「以前より眠りやすい日が増えた」
「朝が少し楽な日がある」
「自分を責める時間が減った」
とお話しくださいました。
もちろん、すべての方が同じ経過になるわけではありません。
ただ、心と体を切り離さずに見ていくことで、改善への糸口が見つかることがあります。
今日からできること
難しいことを始める必要はありません。
朝はコーヒーだけで終わらせず、食べられるなら卵、味噌汁、豆腐などを少し足してみる。
昼を完全に抜かない。
疲れている時ほど、甘いものだけでつながない。
夜はスマホや考え事を少し減らし、体を休ませる時間をつくる。
それだけでも十分です。
健康のために頑張りすぎないことも、大切なセルフケアです。
当院の考え方
当院では、気分の落ち込みを「心だけの問題」とは考えていません。
体の緊張、呼吸、睡眠、食事、胃腸の状態、生活習慣、ストレスなどを一緒に確認します。
柔道整復師として身体をみる視点に加え、オステオパシー、分子栄養学、自律神経について学んできた経験を活かし、その方に合った方法を一緒に考えます。
ただし、「うつは栄養だけで良くなる」「整体だけで治る」という考えではありません。
医療が必要な場合は医療を利用しながら、整体としてできることを行うという立場です。
よくある質問
- Q食事を変えると、すぐ気分が楽になりますか?
- A
すぐに変化するとは限りません。気分の落ち込みには、睡眠、ストレス、環境、体の状態など多くの要因が関係します。ただ、身体の土台を整える一つとして、食事を見直すことには意味があります。
- Qサプリメントを飲んだ方がいいですか?
- A
自己判断でたくさん足すより、まず普段の食事、睡眠、胃腸の状態を確認することをおすすめします。鉄などの不足が疑われる場合は、医療機関で検査を受けたうえで考える方が安心です。
- Q整体はどんな人に向いていますか?
- A
不眠、だるさ、不安、めまい、首肩のこり、胃腸の不調などが重なり、体の緊張が強い方には整体でできることがあります。一方、症状が強い場合や急激に悪化している場合は、医療機関での評価が優先です。
- Q気分が落ちているとき、無理に運動した方がいいですか?
- A
無理に頑張る必要はありません。体力が落ちている時は休むことも大切です。少し動けそうな日は、短い散歩や軽いストレッチなど、終わったあとに疲れが残らない程度から始めてみてください。
- Q甘いものやコーヒーは完全にやめた方がいいですか?
- A
必ずしも完全にやめる必要はありません。ただ、食事の代わりに甘いものだけで済ませたり、カフェインで無理に頑張る状態が続くと、体調が不安定になることがあります。量やタイミングを見直してみましょう。
まとめ
気分が落ち込んでいる時に、「もっと頑張らないと」と自分を追い込む必要はありません。
心が疲れている時は、体も疲れていることがあります。
食事は万能ではありませんが、睡眠や体の緊張と同じように、回復を支える土台の一つです。
まずは、食べる・眠る・休む・少し力を抜く。
そんな基本的なことから見直してみてください。
そして、一人で何とかしようとしすぎないこと。
当院では、身体だけ、栄養だけ、心だけと分けず、その方全体を見ながら一緒に考えていくことを大切にしています。





