

頭痛やめまい、身体のだるさ、やる気がしないなどで悩んでいました。
病院では鉄が不足している貧血といわれました。
鉄のサプリメントを飲んでいますが、あまり変わりません。
どうにかして早く今の不調をなんとかしたいです。
頭痛やめまい、だるさ、息苦しさ…。
病院で「鉄不足ですね」と言われ、鉄剤を飲んでいるのに、
- 思ったより変わらない
- 朝からしんどい
- 疲れが抜けない
- 更年期みたいな不調が続く
このようなお悩みの方は少なくありません。
特に40〜50代女性では、
- 生理
- 更年期
- ストレス
- 睡眠不足
- 食欲低下
などが重なることで、鉄不足による不調が複雑化しているケースもあります。
実は鉄不足は、
「鉄を摂れば終わり」ではなく、
- 消化
- 吸収
- 呼吸
- 胃腸の働き
- 自律神経
なども関係していることがあります。
この記事では、
「なぜ鉄剤を飲んでも変化を感じにくいことがあるのか?」を、できるだけわかりやすく解説していきます。
- 鉄欠乏性貧血と言われた
- 鉄剤を飲んでいるがしんどい
- めまい、立ちくらみがある
- 朝から疲れている
- 更年期のような不調がある
- 動悸や息切れが気になる
- 呼吸が浅い気がする
- 病院では「異常なし」と言われたがつらい
体の緊張や呼吸の浅さなど、自律神経の影響が関係していることもあります。詳しくはこちらのページも参考にしてみてください。
鉄欠乏性貧血でみられやすい症状
鉄不足になると、体では酸素を運ぶ力が低下しやすくなります。
そのため、次のような症状がみられることがあります。
- めまい
- 立ちくらみ
- 頭痛
- 疲れやすい
- 息切れ
- 動悸
- 集中力低下
- 朝からしんどい
- 氷を食べたくなる
- 髪が抜けやすい
- 爪が割れやすい
- 冷えやすい
これらは更年期症状とも似ているため、
「年齢のせいかな…」
と思っている方も少なくありません。
鉄欠乏貧血で鉄剤を飲んでも良くなりにくい理由
「ちゃんと飲んでいるのに、なぜ…?」そう感じる方も多いと思います。
実は、鉄は“摂るだけ”ではうまく働けないことがあります。
体の中では、
- 消化
- 吸収
- 運搬
- 利用
という流れが必要になります。
つまり、
“吸収できる体の状態”がとても大切なのです。

胃腸の働きが弱っていることもある
鉄は主に十二指腸で吸収されます。
ただ、その前に胃でしっかり消化される必要があります。
胃酸はとても大切
胃の中は強い酸性になっています。
この胃酸によって、食べたものを分解し、吸収しやすい形へ変えていきます。
しかし、
- ストレス
- 緊張
- 寝不足
- 自律神経の乱れ
などによって胃腸の働きが低下すると、
- 胃酸不足
- 消化不良
- 食欲低下
につながることもあります。
すると、鉄を摂っていても、うまく吸収しにくくなるケースがあるのです。
ビタミンCも必要
鉄は、ビタミンCと一緒に摂ることで吸収されやすくなると言われています。
そのため、
- 野菜不足
- 偏食
- 食欲低下
などが続くと、吸収効率が落ちる可能性もあります。
タンパク質不足も関係することがある
鉄だけでなく、タンパク質も大切です。
ヘモグロビンは、
- 鉄
- タンパク質
から作られています。
そのため、
- 食事量が少ない
- ダイエット
- 朝食を抜く
- 胃腸が弱い
このような方では、鉄だけ補っても十分働きにくい場合があります。
呼吸と酸素も大切
貧血では、酸素を運ぶ力が低下しやすくなります。
さらに、
- ストレス
- 不安
- 緊張
が強い方では、呼吸が浅くなっていることも少なくありません。
呼吸が浅いと体が酸欠状態のようになることも
呼吸が浅くなると、
- 首肩の緊張
- 息苦しさ
- 動悸
- 疲れやすさ
などにつながる場合があります。
そのため当院では、
- 呼吸
- 胸郭の動き
- 首肩の緊張
- 自律神経のバランス
も大切に考えています。
女性に鉄不足が多い理由
特に女性は鉄不足になりやすいと言われています。
生理による影響
毎月の出血によって、鉄は消費されます。
特に、
- 生理量が多い
- 生理期間が長い
- 子宮筋腫がある
などの場合は、鉄不足が起こりやすいことがあります。
更年期との関係
40〜50代になると、
- ホルモン変化
- 睡眠の質低下
- ストレス
- 胃腸機能低下
などが重なりやすくなります。
すると、
- 疲労感
- めまい
- 動悸
- 不安感
などが出やすくなることがあります。
鉄不足かどうか確認するには?
鉄不足は血液検査で確認します。
よく使われる検査項目
| 検査項目 | わかりやすい説明 |
|---|---|
| ヘモグロビン | 酸素を運ぶ役割 |
| フェリチン | 鉄の貯金 |
| MCV | 赤血球の大きさ |
| TIBC | 鉄を運ぶ力 |
特にフェリチンは「貯蔵鉄」と呼ばれます。
財布と貯金のイメージ

- ヘモグロビン=財布のお金
- フェリチン=銀行の貯金
のようなイメージです。
そのため、ヘモグロビンだけではなく、フェリチンを見ることも大切と言われています。
※検査や診断は医師の判断が必要です。
食事で意識したいこと
動物性の鉄は吸収されやすい
ヘム鉄を含む食材
- レバー
- 牛肉
- カツオ
- マグロ
- アサリ
- カキ
これらは比較的吸収されやすい鉄です。
植物性食品だけでは不足することも
- ほうれん草
- ひじき
- プルーン
などにも鉄は含まれます。
ただし、吸収率は動物性より低いと言われています。
そのため、「野菜だけ頑張っているのにしんどい」という方も少なくありません。
消化吸収を助ける生活習慣
鉄は、体の土台が整ってはじめて活かされやすくなります。
意識したいポイント
- よく噛む
- 朝食を抜きすぎない
- 睡眠不足に注意
- ストレスを溜め込みすぎない
- 軽い運動をする
- 深呼吸を意識する
- 冷えに注意する
- アルコールを摂りすぎない
- タンパク質を意識する
特に、「頑張りすぎる方」では胃腸が緊張しやすいこともあります。
当院で大切にしていること
当院では、「鉄を摂ること」だけではなく、
“吸収しやすい体づくり”を大切にしています。
そのため、
- 呼吸
- 血流
- 胃腸の緊張
- 首肩のこわばり
- 自律神経のバランス
などをみながら、やさしく施術を行っています。
ボキボキしない整体
当院では強い刺激ではなく、
- オステオパシー
- ストレイン・カウンターストレイン
などを中心に、体の緊張をやわらげる施術を行っています。
「呼吸がラクになった」
「体が軽く感じた」
と話される方もいらっしゃいます。
※整体は医療行為ではありません。
※症状によっては医療機関の受診をおすすめする場合があります。
よくある質問
- Qなぜ鉄剤を飲んでも吸収されないのですか?自律神経との関係から教えてください
- A
鉄は「飲めばそのまま吸収される」というわけではありません。
実は、
- 胃でしっかり消化する
- 十二指腸で吸収する
- 血液で運ぶ
という流れが必要になります。
ここで大切なのが「自律神経」です。
特に、胃腸の働きには“副交感神経(迷走神経)”が深く関係しています。
しかし、
- ストレス
- 不安
- 緊張
- 寝不足
- 頑張りすぎ
などが続くと、交感神経が優位になりやすく、
- 胃酸が出にくい
- 胃腸が動きにくい
- 食欲低下
- 消化不良
などが起こることがあります。
すると、鉄を飲んでいても、うまく吸収しにくくなるケースがあるのです。
また、鉄はビタミンCやタンパク質なども関係しますので、
「鉄だけ足せばOK」というわけではないこともあります。※貧血の原因にはさまざまな病気が隠れている場合もあります。必ず医師の診察を受けてください。
- Q鉄のサプリをすすめられましたが、なかなか効果がみられません。どうしたらいいですか?
- A
まずは、自己判断で中断せず、医師や薬剤師へ相談することが大切です。
そのうえで、
- 飲むタイミング
- 食事内容
- 胃腸状態
- 睡眠不足
- ストレス
なども見直してみることが大切かもしれません。
例えば、
- コーヒーやお茶と一緒に飲む
- 胃が弱っている
- 食事量が少ない
- タンパク質不足
- 強いストレス状態
などでは、吸収効率に影響する場合もあります。
また、鉄不足と思っていても、
- B12
- 葉酸
- 甲状腺
- 婦人科系
- 胃腸疾患
など別の原因が関係しているケースもあります。
「サプリを飲んでいるのに変わらない…」
そんな時は、“量”だけでなく、
「体が吸収しやすい状態か」を見直すことも大切です。
- Q鉄欠乏性貧血と診断され、悩んでいます。自分で何かできることはありますか?
- A
まずは、無理をしすぎないことが大切です。
鉄不足の方は、
- 頑張りすぎる
- 気をつかいすぎる
- 疲れていても休めない
という方も少なくありません。
そのうえで、日常では次のようなことを意識してみてください。
できること
- 朝食を抜きすぎない
- タンパク質を意識する
- 赤身の肉や魚を適度に食べる
- ビタミンCを意識する
- 睡眠時間を確保する
- 深呼吸を意識する
- 冷え対策をする
- ストレスを溜め込みすぎない
特に、「呼吸」はとても大切です。
不安や緊張が強いと、呼吸が浅くなり、体が酸欠状態のようになりやすいことがあります。
すると、
- だるい
- フラフラする
- 息苦しい
- 動悸がする
などが強く感じられる場合もあります。
まずは、「ちゃんと休ませてあげる」という感覚も大切かもしれません。
※症状が強い場合や、動悸・息苦しさ・出血などがある場合は、早めに医療機関へご相談ください。
まとめ
鉄不足は、「鉄だけ」の問題ではなく、
- 胃腸
- 消化吸収
- 呼吸
- 栄養
- 睡眠
- 自律神経
など、体全体が関係していることがあります。
そのため、
- 鉄剤を飲んでもしんどい
- 朝から疲れている
- めまいや動悸が続く
- 更年期みたいにつらい
このような方は、“体の土台”から見直すことも大切かもしれません。
当院では、
呼吸や体の緊張、自律神経の状態を確認しながら、やさしくサポートしております。
ひとりで抱え込まず、お気軽にご相談ください。

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参考文献
- 『栄養学総論 第8版』:中坊幸弘
- 『NEWエッセンシャル臨床栄養学 第9版』:医歯薬出版株式会社
- 『標準生理学 第9版』:奈良勲、岡田隆夫
- 『消化と吸収』:藤田恒夫
- 『自律神経の科学』:小林弘幸




