

今まで、できていたことが急にスムーズにできなくなりました。
脳の病気かと思い検査をしても異常がありませんでした。
この症状が出る少し前から強烈なストレスが続いています。
どうしたらいいでしょうか?
このようなお悩みの解決のヒントになれば嬉しいです。
突然、指がスムーズに動かなくなったらビックリしますよね。
急に痺れや動きがスムーズに動かせない場合は脳梗塞などの可能性もありますので、まずは念のため脳の病院で検査を受けてください。検査に異常がない場合は、自律神経の乱れからくるものかもしれません。
是非とも、当院へご相談ください。
- 指が動きにくくなったり、今までできていたギターを弾く、野球でボールを投げる、ゴルフでクラブを振るなどの動作が突然、うまくできなくなってお悩みの方
- 指が痺れて力が入らなくなった方
右手の感覚がおかしい!力が入らない!

右手だけ、感覚が、なんとなくおかしいという50代女性の方です。
スポーツをされていて右手の異常な感覚でお悩みです。スポーツの場合は少しの感覚の違いでプレーにも影響いたしますので調整して試合に備えたいということで、来院してくださいました。
スポーツをされておられますとイップスやジストニアなどの可能性がありますが必ずしもそうだとは限りません。
ストレスを探っていく
お正月の疲れから背中に張りを感じ始めた

お正月が明けて、とっても疲労を強く感じていたそうです。
家族が帰省されて10人分の食事やお世話で、ずっと台所に立っておられたそうです。
みんながワイワイしているのを見ていると、とても幸せな気持ちになったそうです。その時は、とても楽しく痛みなども、何もなかったそうです。
でも、みんなが帰った後、無理をされていたそうです。全員分の布団を洗濯したり、掃除を大掃除並みにしたそうです。へたり込んで途中で寝てしまったこともあるそうです。
そして突然、背中に強烈な張りを感じられました。
それから右肩、右腕、右手まで、痺れに似たような、何ともいえない、だるい、不快な感覚になられたそうです。
手の平を見ていると、なんだか右手だけが凄く白く感じたそうです。手を握る動作も右手の感覚だけおかしく力が入りにくいということでした。
寂しい思いが強かった
普段はご主人と二人で暮らしておられますが、殆ど会話もないそうです。しかし、子供たち家族が帰省されて賑やかだったので気持ちも嬉しくなったそうです。
しかし、帰られたら急に寂しく感じたそうです。この寂しいという感情もストレスとなります。
背中から腕、手の感覚がなぜかおかしい
もしかしたら脳かもしれないと思うくらいお辛かったそうです。
ということで、すぐに脳神経外科を受診されました。結果的には異常はありませんでした。
そしてすぐに当院へお越しくださいました。
当院でも、できる限り、いろんな検査をさせていただきました。
- 目の動き
- 痛覚、振動、触覚、温冷覚など
- 握力検査
- 片足立ちなどのバランス検査
- 酸素飽和度と脈拍
- 瞳孔チェック
など、できる検査はさせていただきました。
運動的には問題はありませんでしたが温度の感覚と触覚が少し気になりました。
左右の首と腰の可動域などの動きに関しては、ものすごく顕著にあらわれておりました。
運動と脳
運動する時の「脳からの指令」は、このような感じになっております。
中脳の「黒質」からドーパミンが分泌して「線条体」に伝わり、「大脳皮質」へ伝達され、運動に繋がります。

ちなみに「パーキンソン病」などではドーパミンの分泌が少ないので②への伝達が上手くいかないため①~③の伝達がスムーズにいかなくなります。
ですので動作がスムーズに行えなくなったり、止めようと思っても震えてしまったりする場合があります。
もしも、動きが良くならない場合は、一度、病院で検査を受けてください。
当院での検査と施術

手の温度に左右差があった
手の平の色は明らかに右手が白かったです。体表温度計で計測いたしますと
左 31.6度 右 30.6度
と1度の差がありました。右手の血流が悪くなっていると判断しました。
腕に走っている神経と血管は並んで走行しています。

- 黄色が神経で青が静脈で赤が動脈です。
- 出ている場所は首から脇の下を通って出てきております。
ですから温度差があるということは神経の伝達にも左右差や運動の左右差があってもおかしくないと思われます。
手を握る動作に違和感がある
手の運動能力的にも少し握力が違いましたが、それほど差はありませんでした。
しかし運動をされるという方は微調整、微妙な違いでもプレーに大きく影響します。
ですので試合が近いということなので、なんとかしたいということでした。
運動する時に、おかしくなるのにイップスやジストニアというのもございます。
またパーキンソン病でも運動がスムーズにできない場合があります。
下の記事は当院のパーキンソン病の方です。どうぞご覧ください。
施術後の変化
手のひらの体表温度
左 31.6度⇒34.4度 右 30.6度⇒34.4度
手の動かしやすさの変化も実感してくださいました。

全身の調整をさせていただき、特に首と頭を調整させていただきました。
まとめ
- 手の運動がスムーズにできないと感じたら、一度、病院へ行く
- 脳と運動の関係で運動に支障が出る場合がある
- パーキンソン病などの場合はスムーズにできないこともあるので一度、検査する
- 自律神経の乱れから筋肉緊張し、痺れたり震えたりすることもある
- 感情の抑圧を常にしている場合は震えることもある