
「検査では異常なしと言われたけれど、つらい症状が続いている」
「何科へ行けばいいのかわからない」
「このまま良くならなかったらどうしよう」
このような不安を抱えながら、毎日を過ごしていませんか?
めまい、動悸、息苦しさ、頭痛、不眠、胃腸の不調、慢性的な疲労感、身体の痛みや違和感などがあるのに、病院の検査では大きな異常が見つからない。
この状態が続くと、「気のせいなのかな」「自分が考えすぎているのかな」と思ってしまう方もおられます。
しかし、検査で異常が見つからなかったからといって、今感じているつらさまで否定されるわけではありません。
大切なのは、重大な病気が隠れていないことを医療機関で確認したうえで、今の身体にどのような負担が重なっているのかを一つずつ整理していくことです。
この記事では、病院で「異常なし」と言われたのに不調が続く場合に考えられること、自律神経やストレスとの関係、そして整体でできること・できないことについてお伝えします。
- 病院で検査を受けても「異常なし」と言われたけれど、つらい不調が続いている
- めまい・動悸・息苦しさ・頭痛・不眠・胃腸の不調などが重なっている
- 日によって症状が変わり、周囲に理解してもらいにくい
- 不安や緊張が強くなると、身体の症状まで悪化するように感じる
- どこへ相談したらよいのかわからず困っている
病院で「異常なし」と言われても、つらさはなくなるわけではありません
病院で行われる血液検査、レントゲン、CT、MRIなどは、病気や身体の異常を見つけるためにとても重要です。
そして、検査で重大な病気が見つからなかったことは、大きな安心材料でもあります。
一方で、検査では明確な異常が確認されなくても、
- めまい
- 動悸
- 息苦しさ
- 不眠
- 胃腸の不調
- 疲労感
- 身体の痛みや違和感
などが続くことがあります。
当院にも、このような複数の症状を抱えてご相談に来られる方がおられます。
こうした場合、「自律神経だけが原因」と決めつけることはできません。
自律神経の働きと不調との関係については、こちらの「自律神経整体」で詳しく解説しています。
睡眠不足、精神的なストレス、慢性的な疲労、身体の緊張、食事や栄養状態、生活環境など、いくつもの要因が重なっていることがあります。
なぜ原因が見つからないのに症状が続くのでしょうか
身体の不調は、必ずしも一つの原因だけで起こるとは限りません。
例えば、仕事が忙しくなり睡眠時間が減ったところへ、家族の問題や人間関係のストレスが重なる。その状態で食事も十分に取れなくなり、さらに身体の緊張が強くなる。
こうなると「どれが原因なのか」を一つに決めることが難しくなります。
また、不調が長く続くと、症状そのものが新しいストレスになることもあります。
「まためまいが出たらどうしよう」
「この動悸は大丈夫なのかな」
「外出先で具合が悪くなったら困る」
このような不安が強くなると、身体は危険に備えて緊張しやすくなります。
そして身体の変化に意識が向きやすくなることで、さらに症状が気になってしまう場合があります。
症状
↓
不安になる
↓
身体が緊張する
↓
さらに症状が気になる
このような悪循環が起こることがあります。
これは「気持ちの問題だから我慢しましょう」という意味ではありません。
身体と心は別々ではなく、お互いに影響し合っています。
自律神経も身体の状態に関係しています
自律神経は、自分の意思とは関係なく身体のさまざまな働きを調整しています。
例えば、心拍、血圧、体温、呼吸、胃腸の働きなどに関わっています。
また、睡眠や休息、活動するときの身体の反応にも関係します。
強い不安や緊張、過労、睡眠不足などが続くと、身体は周囲の変化に反応しやすくなることがあります。
よく「交感神経がアクセル、副交感神経がブレーキ」と説明されますが、実際の自律神経の働きはそれほど単純ではありません。
ただ一般的には、緊張したときには心拍が速くなったり、筋肉に力が入りやすくなったり、呼吸や胃腸の動きに変化が出たりすることがあります。
本来、こうした反応は身体を守るために必要なものです。
問題になるのは、緊張する必要がない場面でも身体が休みにくくなっている場合です。
当院では、このような状態を『身体が警戒モードになっている』とお伝えすることがあります。
不調の背景を考える4つの視点
当院では、原因不明の不調を考えるとき、身体・心・栄養・環境の4つの視点を重視しています。
症状だけを見るのではなく、今の身体にどのような負担が重なっているのかを考えていきます。
身体への負担
長時間のデスクワーク、運動不足、身体の痛み、ケガや病気のあと、首や肩の緊張など、身体への負担が続いていないかを確認します。
痛みが長く続けば、それ自体が不安や睡眠不足につながることもあります。
「ただの肩こりやん」と軽視せず、ご自分のお身体に注意してくださいね。
心理的な負担
仕事、人間関係、子育て、介護、将来への不安などが重なると、気づかないうちに身体まで緊張していることがあります。
当院へ来られる方の中にも、「症状が出る前にいろいろな出来事が重なっていた」とお話しされる方がおられます。メンタルと身体の反応はつながっています。
食事や栄養状態
疲労感や体調不良の背景を考えるときには、食事の量や偏りも確認します。
食欲が落ちている、食事を抜くことが多い、極端な食事制限をしているなどの場合には、身体を維持するために必要な栄養が十分に取れていない可能性もあります。
まずは必要な摂取カロリーと三大栄養素は大切にしたいです。
必要に応じて、当院でも血液検査などを参考に見せていただき、食事内容も一緒に考えていくこともあります。
生活環境
夜勤や不規則な生活、長時間労働、騒音、気温差、引っ越し、転職、家族環境の変化なども身体にとっては負担になります。
結婚や出産など、本来は喜ばしい出来事であっても、生活が大きく変化することで疲れが出ることがあります。
大切なのは、「どれが悪いのか」ではなく、「今の自分には何が辛くなっているのか」を整理することです。
「異常なし」と言われても再受診した方がよい場合があります
一度検査で異常がなかったとしても、その後に症状が変化した場合や、強い症状が新しく出た場合には、再び医療機関へ相談することが大切です。
特に、突然の強い頭痛、意識が遠のく・失神する、強い胸痛や息苦しさ、片側の手足に力が入りにくい、ろれつが回らない、急激に症状が悪化するなどの場合は、整体よりも医療機関を優先してください。
また、原因不明と思っていた症状に、甲状腺疾患、貧血、心臓の病気、耳鼻科領域の病気などが隠れていることもあります。
「前に異常なしと言われたから大丈夫」と決めつけず、症状が変化した場合はもう一度相談することも必要です。
東大阪のおおくま整骨院でできること
当院は医療機関ではありません。
病気の診断、血液検査、画像検査、お薬の処方や変更などを行うことはできません。
そのため、必要な医療は医療機関にお願いしながら、整体では身体の緊張や生活習慣などを一緒に整理していきます。
施術では、強く押したり無理に矯正したりすることよりも、身体が緊張しにくい穏やかな刺激を大切にしています。
また、施術だけでなく、睡眠、食事、呼吸、運動などについても、生活の中で無理なく続けられる方法を一緒に考えていきます。
原因不明の不調が続いている方に必要なのは、「これが原因です」と決めつけることではなく、
「医療で確認できること」「身体への負担」「生活の中で見直せること」を一つずつ整理していくことだと考えています。
ご相談例|病院では大きな異常が見つからなかった40代女性
当院へ来られた40代女性は、めまい、動悸、不眠、胃腸の不調、強い不安感などでお悩みでした。
病院で検査を受けましたが、大きな異常は見つからず、「また症状が出たらどうしよう」という不安から、外出や人混みも苦手になっていました。
お話を伺って見えてきた背景
詳しくお話を伺うと、仕事のストレス、ご家族の介護、睡眠不足、食欲低下などが同じ時期に重なっていました。
そこで当院では、身体の緊張をゆるめる施術だけでなく、睡眠環境や食事、呼吸なども一緒に見直しました。
数回の施術後から「少し眠りやすくなった」「動悸の回数が減った」「胃腸の調子が安定してきた」とお話しされるようになり、その後も体調には波がありましたが、以前ほど症状への不安に振り回されなくなっていきました。
※経過や感じ方には個人差があります。施術の効果を保証するものではありません。
よくある質問
- Q病院で異常なしと言われました。それでも別の病院へ行った方がよいですか?
- A
症状が続く場合や、新しい症状が加わった場合には再受診も大切です。同じ症状でも内科、耳鼻科、循環器科など専門分野が異なることがあります。現在の症状を医師へ詳しく伝え、必要に応じて他科への相談を検討してください。
- Q自律神経が原因かどうか、自分でわかりますか?
- A
症状だけで判断することは難しいです。日によって症状が変わる、ストレス時に強くなる、不眠や疲労を伴う場合に自律神経の働きが影響していることはありますが、それだけで原因を決めることはできません。
- Q薬を飲んでいても整体を受けられますか?
- A
通院・服薬中の方もご相談いただけます。ただし、お薬の中止や変更について整体院が判断することはできません。現在のお薬については必ず主治医や薬剤師の指示を優先してください。
- Q心の問題なのでしょうか?
- A
身体と心を完全に切り離して考えることはできません。不安やストレスが身体症状に影響することもあれば、身体症状が続くことで不安が強くなることもあります。「精神的な問題だから」と決めつけるのではなく、両方の面から考えることが大切です。
- Qどこへ相談すればよいかわかりません
- A
まずは医療機関で病気が隠れていないかを確認することが大切です。そのうえで大きな異常が見つからず、身体の緊張や睡眠、生活習慣なども整理したい場合には、当院でもご相談をお受けしています。
まとめ
病院で「異常なし」と言われたのに不調が続くと、「このままで大丈夫なのかな」「誰にもわかってもらえない」という不安が強くなることがあります。
しかし、異常が見つからなかったからといって、今感じている症状やつらさまで否定されるわけではありません。
まずは必要な医療を受け、そのうえで、
- 身体への負担
- 心理的な負担
- 食事や栄養状態
- 睡眠や生活環境
などを一つずつ整理してみてください。
当院では病気を診断したり治療したりすることはできませんが、身体の緊張を整えながら、睡眠、食事、呼吸、運動なども含め、現在の状態を一緒に整理するサポートを行っています。
「病院では異常なしと言われた。でも、つらい」
そのようなときに、一人で抱え込まず、まずは現在の状態を整理するところから始めてみてください。

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参考文献
- 『慢性疼痛診療ガイドライン』:一般社団法人日本ペインクリニック学会
- 『自律神経を整える「わがまま」健康法』:小林弘幸
- 『脳を鍛えるには運動しかない』:ジョン・J・レイティ
- 『なぜシマウマは胃潰瘍にならないのか』:ロバート・M・サポルスキー




