
「腰痛」とひとことで言っても、困っている場面は人によってまったく違います。
- 子どもを抱っこしたあとから腰が痛い
- あぐらをかくと腰が痛い
- 寝返りをするたびに腰が痛い
- 椅子から立ち上がる瞬間に痛い
- 長く座っていると、お尻から脚までつらくなる
- ぎっくり腰を何度も繰り返している
同じ「腰痛」でも、痛みが出る動作や生活背景が違えば、考えるポイントも変わってきます。
このページでは、腰痛について難しい専門用語をできるだけ使わず、「どんな時に痛むのか」という日常生活の場面から整理していきます。
腰痛のさまざまな原因とは?
腰痛にはさまざまな原因があります。
腰椎や椎間板、神経など腰そのものに関係するものもあれば、股関節など周囲の状態、日常の動き方、運動不足、身体への負担などが重なっている場合もあります。
また、まれではありますが、感染症や骨折、内臓の病気などが腰痛として現れることもあります。
そのため大切なのは、「腰が痛い=とりあえず腰だけを揉む」ではなく、いつから・どの動作で・どこが・どのように痛むのかを整理することです。
こんな腰痛で困っていませんか?
子どもを抱っこすると腰が痛い
子育て中は、
- 床から子どもを抱き上げる
- 片側ばかりで抱っこする
- 抱っこしたまま長時間立つ
- 中腰で子どもを下ろす
など、腰に負担のかかりやすい動作が何度も繰り返されます。
特に「抱っこした瞬間」よりも、毎日の小さな負担が積み重なって腰がつらくなってくる方もおられます。
産後にお辛い腰痛もあります。
あぐらをかくと腰が痛い
「あぐらで座っていると腰が痛くなる」
「立ち上がる時に腰が伸びにくい」
「左右であぐらのかきやすさが違う」
というご相談もあります。
あぐらでは腰だけでなく、股関節やお尻まわりも大きく使います。
そのため、腰だけでなく股関節の動きや座り方も確認することが大切です。
寝返りすると腰が痛い
夜、
「寝返りを打つたびに腰が痛くて目が覚める」
「仰向けから横向きになる瞬間が痛い」
「朝起きる時が一番つらい」
という方もいます。
寝返りは、腰だけをひねる動きではありません。
胸・骨盤・股関節などを連動させて身体全体で向きを変える動作です。
どのタイミングで痛みが出るのかを確認することが、身体の使い方を考えるヒントになります。
椅子やソファから立ち上がる時に腰が痛い
長く座ったあと、
「立ち上がった瞬間に腰がズキッとする」
「最初の数歩が痛い」
「腰が伸びるまで時間がかかる」
という方もいます。
特に、
- デスクワーク
- 柔らかいソファ
- 長時間の運転
- 床座り
などのあとに起こりやすい方は、座っている姿勢だけでなく、座った状態から立つまでの動きも見ていくことが大切です。
ぎっくり腰を繰り返す方へ
「年に1回はぎっくり腰になる」
「少し前かがみになっただけなのに痛くなった」
「洗濯物を持っただけで腰が痛くなった」
という方もいます。
ぎっくり腰は、必ずしも重い物を持った時だけに起こるわけではありません。
日常生活の中の何気ない動作をきっかけに、急に強い腰痛が出ることがあります。
ただし、「いつものぎっくり腰だろう」と決めつけず、どの動作で痛めたのか、動ける範囲、しびれの有無などを確認することが大切です。
お尻から脚まで痛い・しびれる場合
腰痛だけではなく、
- お尻が痛い
- 太ももがしびれる
- ふくらはぎまで違和感がある
- 長く座っていると脚がつらい
といった症状がある場合、「坐骨神経痛」といわれることがあります。
坐骨神経痛という言葉は病名そのものではなく、一般的には腰から脚にかけて起こる神経症状を表す言葉として使われます。
原因や状態は人によって異なるため、「坐骨神経痛だからこの体操」と一律に考えず、症状の範囲や筋力低下の有無などを確認することが大切です。
腰痛の原因は一つとは限りません
腰痛について、
「骨盤がずれているから」
「筋肉が硬いから」
「姿勢が悪いから」
と、一つの原因だけで説明したくなることがあります。
しかし実際には、腰痛はもう少し複雑です。
たとえば、
- 同じ姿勢が長い
- 身体を動かす時間が減っている
- 急に負荷の大きな動作をした
- 股関節など周囲が動かしにくい
- 睡眠不足や疲労が続いている
- 痛みへの不安が強くなっている
など、複数の要素が重なっていることがあります。
慢性的な腰痛については、身体面だけではなく、心理面や生活背景も含めて考えることが重要だとされています。
だからこそ、「腰だけを何とかする」ではなく、「その人がどんな生活をして、どんな時に痛むのか」を見ることが大切だと考えています。
腰痛の時、動かない方がいい?
強い痛みがある時に、無理をして動く必要はありません。
一方で、重大な病気が否定されている一般的な腰痛では、必要以上に長く寝たまま過ごすよりも、痛みの様子を見ながら日常生活を続けることが勧められています。
ポイントは、「痛いのに無理して動く」でもなく、「怖いからまったく動かない」でもないということです。
できる範囲で、
- 少し歩く
- 同じ姿勢を長時間続けない
- 痛みが強くならない範囲で身体を動かす
- ハイハイで移動する
ところから始めてみてください。
まず自宅でできる3つのこと
① 同じ姿勢を続けすぎない
腰痛があるからといって、「良い姿勢」をずっと維持する必要はありません。
むしろ、同じ姿勢を長時間続けないことを意識してみてください。
30分~1時間に一度、立つ・歩くなど小さく姿勢を変えるだけでも構いません。
② 「どの動作で痛むか」を覚えておく
「腰が痛い」だけではなく、
- 前にかがむと痛い
- 反ると痛い
- 寝返りで痛い
- 立ち上がる時に痛い
- 長く座ると痛い
などを覚えておくと、来院された際に身体の状態を確認する大きなヒントになります。
③ 痛みのない範囲で歩く
無理に筋トレを始める必要はありません。
痛みが強くならない方であれば、短い距離から歩いてみることも一つです。
運動は「たくさんやる」より、続けられる量から始めることをおすすめします。
腰痛で特に確認しておきたい症状
腰痛の多くは日常生活の動作や身体への負担と関係しています。
ただし、腰痛の中には、腰だけの問題として考えない方がよいケースもあります。
特に、
- 安静にしていても強い痛みが続く
- 痛みが急激に強くなっている
- 発熱を伴う
- 転倒や事故のあとから強く痛む
- 脚のしびれや力の入りにくさが強くなっている
- 尿が漏れる、出にくいなど排尿に変化がある
- 原因が思い当たらない強い腰痛が続く
といった症状がある場合は、腰以外の問題や神経への影響なども考える必要があるため、整形外科など医療機関での確認をおすすめします。
このような症状がなく、
「抱っこすると痛い」
「あぐらで痛い」
「寝返りで痛い」
「立ち上がる時に痛い」
など、特定の動作で腰痛が出る場合は、お気軽にご相談ください。
東大阪・若江岩田のおおくま整骨院で大切にしていること
当院では、「腰が痛いから腰だけを施術する」という考え方だけではなく、
- どの動作で痛いのか
- いつから始まったのか
- 仕事や育児でどんな姿勢が多いのか
- 股関節など周囲は動いているか
- 睡眠や運動など生活習慣はどうか
なども確認しています。
施術は、背骨をやさしく揺らす方法やオステオパシーなどを取り入れ、強く押したり無理にひねったりしない方法を中心に行っています。
当院では、病名だけで身体を判断するのではなく、「どんな動作をすると痛むのか」を大切にしています。
腰だけでなく、股関節や骨盤、背骨の動き、日常生活での身体の使い方などを確認しながら、その方に合った施術を組み立てていきます。
「今の日常生活を少しでも過ごしやすくするために何ができるか」を一緒に考えていきます。
【症例】ぎっくり腰、ぎっくり背中、慢性腰痛の方からのご感想
腰痛といっても、痛みのきっかけや困っている場面は人それぞれです。
当院には、
- 急に腰を痛めて動くのがつらくなった
- ぎっくり腰を何度も繰り返している
- 長時間の仕事や育児で腰がつらい
- 慢性的な腰痛が続いている
- お尻や脚まで痛み・違和感がある
など、さまざまな腰のお悩みでご相談いただいています。
実際にお越しいただいた方の症例やご感想も掲載していますので、
「自分と似た腰痛の人はいるのかな?」
という方は、ぜひ参考にしてみてください。
▶ 【症例】ぎっくり腰、ぎっくり背中、慢性腰痛の方からのご感想
腰痛関連記事
腰痛でも、困っている場面によって対策は変わります。気になるものからご覧ください。
動作別の腰痛
- あぐらをかくと腰が痛い
- 子どもを抱っこすると腰が痛い
- 寝返りすると腰が痛い
- 座ったあと立ち上がると腰が痛い
- ソファに座るとお尻から脚が痛い・しびれる
症状別
- 毎年ぎっくり腰を繰り返す方へ
- 慢性腰痛でお悩みの方
- 坐骨神経痛でお悩みの方
生活背景別
- 産後の腰痛・身体の不調
- 育児・抱っこによる身体の負担
腰痛についてよくある質問
- Q腰痛は腰を揉めば楽になりますか?
- A
一時的に気持ちよく感じることはありますが、腰痛の原因や状態は人によって異なります。
強く揉めばよいとは限りません。(当院では強いマッサージなどはいたしません)
どの動作で痛むのかなどを確認したうえで、その方に合った対応を考えることが大切です。
- Q腰痛があっても歩いて大丈夫ですか?
- A
歩くことで痛みが大きく悪化しない場合は、無理のない範囲で身体を動かしてみてください。
急性期では、当院では四つ這い(ハイハイ)での移動もおすすめしています。
無理に腰を伸ばして歩こうとせず、その時に動きやすい方法を選ぶことも大切です。
- QレントゲンやMRIで異常がなくても腰が痛いことはありますか?
- A
あります。
腰痛にはさまざまな要因があり、レントゲンやMRIなどの画像だけでは、痛みの原因を一つに特定できない場合もあります。
当院では画像だけではなく、
- どんな動作で痛むのか
- 身体をどのように動かしているか
- 股関節や背骨の動き
- 仕事や育児など日常生活での負担
なども確認しながら、身体全体をみていきます。
- Qぎっくり腰は整体を受けても大丈夫ですか?
- A
状態によります。
実際には、腰を痛めた当日にお越しいただくケースもあります。
まず、
- どの動作で痛めたのか
- どこまで動けるのか
- どの姿勢がつらいのか
- しびれなどがないか
を確認し、その状態に合わせて無理のない範囲で対応します。
急性期には、身体を無理に伸ばしたり強く動かしたりするのではなく、できるだけ負担の少ない姿勢や動き方も一緒に考えていきます。
- Q腰痛だけでもおおくま整骨院に相談できますか?
- A
はい。
当院は自律神経のお悩みに力を入れていますが、腰痛・肩・膝など身体の痛みについてもご相談いただいています。急性のお怪我専門である柔道整復師という国家資格をもっておりますので、骨折、捻挫、脱臼、打撲、挫傷(肉離れ)などは得意分野です。
「病名は分からないけど、この動きをすると痛い」という段階でも構いません。
まとめ|「腰痛」ではなく「どんな時に困るか」を大切に
腰痛といっても、
抱っこすると痛い人
あぐらで痛い人
寝返りで痛い人
立ち上がる時に痛い人
では、日常生活で困っていることが違います。
まずは、「いつ、どんな動作をすると痛いのか」を整理してみてください。
東大阪市・若江岩田周辺で、「腰痛はあるけれど、どこに相談したらいいか分からない」「腰だけではなく身体全体を見てほしい」「この動きをすると痛いけれど、どうしたらいいか分からない」という方は、お気軽にご相談ください。
病名が分からなくても、「この動きをすると痛い」という段階で大丈夫です。

全身調整について
腰・肩・膝など身体の痛みや、日常生活での動かしにくさについて、身体全体のバランスを確認しながら施術を行っています。
参考文献・参考情報
- 日本整形外科学会「腰痛」
- 日本整形外科学会/日本腰痛学会監修『腰痛診療ガイドライン2019 改訂第2版』
- 『一問一答! 腰痛のエビデンス』:菊地臣一
- 『腰痛 第2版』:菊地臣一
- 『運動器慢性痛診療の手引き』:日本整形外科学会運動器疼痛対策委員会











