43歳でようやく妊娠することができました。
今まで、いろいろなことを試してきました。
こちらで整体を受けてから冷え症が改善しました。
これも大きかったと思います。
それに加えて栄養のアドバイスもしていただき本当に体質が改善しました。
私が妊娠できて無事に出産することができたのも先生のおかげです。
40歳を過ぎて妊娠することができた方です。必ずしもすべての方には当てはまらないかもしれませんが一例として参考にしていただけたら嬉しいです。
40歳を過ぎても妊娠できる可能性がある
はじめに
35歳以上の妊活の悩みと挑戦
「高齢妊活」と聞いて、年齢的な進め方や体調面の不安など、さまざまな悩みがありますよね。 今回は、35歳以上の女性が妊活の悩みを乗り越え、見事ご懐妊された一例をご紹介します。
当院のクライアントさんです。彼女が成功したのは「冷え性改善」と「食生活の見直し」が大きなポイントでした。
当院で本格的な妊活を始めたのが40歳のころからでした。
冷え症が妊活に与える影響
冷え性が妊活に与える影響は、体の代謝や血流の低下に伴うものが大きく、妊娠しにくい体質につながる可能性があります。 特に以下のような点が妊活に大きな影響を与えます。
血流不足や子宮卵巣の機能低下
冷え性の方は、血流がよくなって体の末端、特に子宮への血液供給が不足しやすくなります。 妊娠のためには、子宮や卵巣に十分な血流が届くことが必要です。血液は酸素や栄養を運び、子宮や卵巣の健康維持に重要です。冷えによって血流が低下すると、これらの臓器が十分に機能しなくなり、卵の質や排卵のタイミングにも悪影響を及ぼします。
基礎体温の低下
妊活において基礎体温は重要な指標です。 体温が低いと、ホルモンの働きや巣卵の機能に影響が出る可能性があります。 特に冷え性で基礎体温が低い方は、排卵が安定しにくくなり、妊娠のタイミングが取りきれないことが考えられます。
ホルモンバランスの乱れ
冷え性の影響で体が慢性的に冷えていると、自律神経が乱れ、ホルモンバランスも乱れがちです。 特に女性ホルモンは妊娠に大きな役割を与えますが、冷えによってエストロゲンやプロゲステロンの分泌が不安定になり、妊娠しづらくなることがあります。
妊娠初期の維持の注意点
冷え性が改善されないまま妊娠に至った場合、体温が十分に保てず、妊娠初期の維持が難しい場合があります。 特に妊娠初期はホルモンや血流が安定していることが重要で、冷え性によってリスクが高まる可能性も指摘されています。
どうすれば冷え性を改善できるのか?
冷え性は妊活に悪影響がありますので、その対策として血流を良くして基礎体温を上げることがポイントです。以下の対策が冷え性改善に役立ちます。
- 整体で体の歪み、筋肉緊張、体液循環、内臓のリズムと位置など全体的なバランスを整える
- 食生活の見直し(体を温める食材を積極的に摂る)
- 温活(半身浴、湯たんぽなど)や軽い運動を取り入れる
- メンタル面でストレスをできるだけ減らす
- 仕事のしすぎで疲れすぎないようにする(体力低下に注意)
冷え性を改善することで妊活の成功率も上がり、健康的な体づくりにもつながるために、ぜひ妊活中の冷え対策を日常に取り入れてください。
当院で注意した点
妊活中は、冷え性を改善し、食生活を見直すことで妊娠の可能性は高くなると思われます。そして妊活は体だけでなく心のサポートも大切です。ストレスをできるだけ減らしていくことも重要です。諦めずに、冷え対策と健康的な食生活を続けながら妊娠に向けた準備を整えていきましょう。
冷えの予防
東洋医学的には冬は黒の季節です。特に冬は黒色の食べ物を食べると不足を補うことができます。どうぞ黒豆などを積極的に食べるようにしてくださいね。
季節ごとに違いますのでご注意ください。
冷えの対策
まずは生活習慣の見直しをしてください。
そして乾燥にも注意してください。
特に日常生活での冷えの対策をしっかりとしてください。
- 首、手首、足首、くびれ(お腹)を温めてください
- エアコンで部屋の温度を一定にしてください
- お風呂は浸かってください
- 軽い運動をしてくだい
食生活の見直し
以前の食生活
30代の食生活は無茶苦茶でした。特に甘いものはたくさん食べておられたので冷え体質にもなっていたと思います。
柿の食べ過ぎにも注意してください。冷えてしまうことがあります。
食事 | 内容 |
---|---|
朝 | チョコパン(カロリーメイト) コーヒー |
昼 | サンドイッチ(カップラーメン) 紅茶 |
夜 | フライドポテト・ハンバーグ サラダ(ご飯抜き) ワイン・チューハイ・ビール |
夕方になると甘いものが欲しくなり、机の引き出しにはチョコが常にある状態でよくチョコレートを食べておられたそうです。この頃はイライラしやすく主人と喧嘩ばかりしていたらしいです。本当に離婚も考えていたそうです。
疲れやすく肩こりと頭痛と腰痛は常にあった。風邪も引きやすく、なかなか治らない状態だったそうです。
爪がボロボロで肌もカサカサで髪の毛もパサパサだったそうです。
妊活中に見直した点
食生活でポイントとなるところがいくつかありますのでご紹介します。
- オメガ3の油を摂取
- タンパク質を摂取
- 朝ごはんをしっかり食べる
そして見直して実践していった食生活です。特に朝ごはんをしっかり食べて、毎食、片手くらいのタンパク質をしっかり摂取されました。
食事 | 内容 |
---|---|
朝 | 和食中心のご飯 鮭、卵焼き、ご飯、しじみの味噌汁、海苔、ひじきなど |
昼 | 和食中心の弁当 ・ボーンブロススープ ・サラダチキンなどのタンパク質 ・ご飯 ・トマトやブロッコリーのサラダ |
夜 | 和食中心の食事 ・味噌汁 ・サラダや野菜炒めなど ・ご飯 ・豚肉の料理などのタンパク質 |
その他の注意した点
- 歯の治療はきっちりとした方が良い(歯周病は悪影響・消化吸収に大きく影響)
- 毎食、片手くらいのタンパク質を摂取
- ボーンブロススープはコラーゲン、ビタミンAなども豊富なのでお肌にもオススメ
- ご飯は五部付と白米を50%づつ混ぜる
効果
- 焦燥感(あせり)が軽くなる
- イライラ防止
- 不安感が減る
- 神経質、強いこだわり、強迫観念、完璧主義が軽くなる
- 大きな音や眩しい光などの過敏さを軽減
- パニック発作の症状の軽減
材料・作り方
- 鍋に野菜(人参、たまねぎ、生姜、干ししいたけ)と手羽先などを入れて1時間煮込む
- アクを取りながら、最後にレモン汁を2~3滴入れる
参考文献:「魔法の7つの食習慣 オーソモレキュラーダイエット」より
特に注意された点
- 鉄分を摂取(タンパク質、レバー、クッキングFeなどのサプリ)
- 血糖値の対策(ボーンブロススープ、食後の運動)
- 消化能力のサポート(良く噛む、食前のレモン水、ピロリ菌の検査、SIBO対策)
- 疲労を溜めない、睡眠の質の向上、捕食(夜間低血糖などの血糖値コントロール)
- 歯周病の治療(歯科、口の中の重金属に注意)
- 上咽頭炎の治療(耳鼻科)
- 人と比べない
- 認知の歪みを修正(完璧思考、○○すべき思考、マイナス思考など)
血液検査の数値は正常?の落とし穴
この方が食生活を見直さなかった一番の原因は「血液検査の数値が正常」だったということです。例えば上のような食生活をしていたら、総タンパクが少なくなったりしてしまいそうなのですが正常だったのです。
でもこれはマスクと呼ばれることかもしれません。数値は正常に見えますが、血液検査だけで判断せずに必ず実際に食べている食事を見ることが重要です。脱水になっている場合もあるからです。
私は診断はできませんが、このように隠れ脱水などを判断できるように分子栄養学を日々勉強しております。
血液検査
明らかにエネルギー不足だったように感じます。正常値のものもありますが40歳ころから食生活を見直し、整体で冷え症を改善していくと嬉しいことが起こる可能性があります。
正常値 | 35歳 | 40歳(コロナ) | 43歳 | |
---|---|---|---|---|
白血球 | 5000 | 4015 ↓ | 3580 ↓ | 5390 |
赤血球 | 500 | 394 ↓ | 461 ↓ | 495 |
ヘマトクリット | 40-45 | 34.3 ↓ | 42.9 | 40.9 |
ヘモグロビン | 13-14.5 | 10.6 ↓ | 13.7 | 13.0 |
MCV(大きさ) | 90 | 86 ↓ | 95 | 94 |
血糖値 | 80-100 | 83 | 86 | 92 |
中性脂肪 | 80-100 | 52 ↓ | 61 ↓ | 90 |
フェリチン | 20-50(有経) | 39.2 | 40.2 | 20.7 |
鉄 | 100 | 58 ↓ | 60 ↓ | 108 |
亜鉛 | 90-100 | 59 ↓ | 61 ↓ | 102 |
総タンパク | 7.0-7.5 | 6.9 ↓ | 7.1 | 7.4 |
毎食タンパク質を片手くらい摂取してボーンブロススープを飲むようになられたのが、とても良かったと思います。
まとめ
- 冷えの対策をしっかりとする
- クビのつくところは温める
- 整体で体を整えて冷え症を改善
- 食生活の見直しをする