小さい頃からアトピー性皮膚炎で困っています。
肘や目の周りが赤く腫れてかゆいです。
ステロイドも毎日、塗っていますが、止めると再発を繰り返してしまいます。
私の子供も乳児湿疹からアトピーになり一緒に塗り薬を毎日塗っています。
根本的に治したいのですが、どうしたら良いですか?
当院でアトピーを克服した方です。全員が同じではありませんが、参考にしてください。
それはお辛かったですね。
先日「皮膚科」でアトピーを専門にみられているドクターがされている研修に参加させていただいた内容もシェアさせていただきますので、どうぞ参考にしてください。
必ずしも全ての方に当てはまるということではございませんが、参考にしていただけたら嬉しいです。
冬は肌も乾燥して特にアトピーなどでお悩みの方は、かゆくなって搔きむしってしまう方も多いそうです。本当にお辛くて眠れない方もいらっしゃいます。
皮膚科のドクターで親身に問診、診察、治療をされている方から栄養学を含めた具体的な対策を教えていただきました。
ステロイドを塗らなくてもよくなる可能性がある
アトピー性皮膚炎に悩む女性必見!整体で症状が緩和されるって本当?
肌を美しくするために大事なことがあります。これはアトピーの方にも同じことが言えますので、チェックしておいてください。
正しいスキンケアと紫外線対策は大事です。そして皮膚の再生に必要な栄養素もあります。亜鉛、ビタミンA、ビタミンD、タンパク質、脂質、ビタミンC、鉄です。これらを多く含む食材を意識して摂取してください。
湿疹ではビタミンB群と、C、Eが不足すると赤くなってしまいます。亜鉛が不足するとジュクジュクした感じになります。鉄が不足するとブツブツ、かゆみが強くなります。
皮膚のターンオーバー(入れ替わり)には鉄が必要です。鉄が不足して起こる症状はこのようなものがあります。
- 皮膚のかゆみ
- ぶつぶつ
- 口角に亀裂
- 冷え症、しもやけ
- しみ
- 神経痛、手足の異常感覚(モゾモゾしたりする)
- 生理前にニキビができやすい
- 口の周りのニキビができやすい
- 爪がもろくなる
- 抜け毛が多くなる
肌が綺麗で潤いがある為にはタンパク質の合成に必要な「亜鉛」も大事です。不足すると口内炎ができたり、ジクジクした湿疹ができたり、手足にひび割れ、爪の凹や白い斑点、イボや水虫、頭に湿疹ができたりします。
まずは自律神経を整えて、それから消化吸収能力をあげ、食べ物、サプリ、お薬となっていきます。
またメンタルとも密接に関係しますので、ストレスを溜めすぎないようにしてください。
取り組む前の生活習慣
お母さんもですがお子さんも強いアトピーだったそうです。お母さんは母乳にこだわりすぎたと反省しておられました。母乳では補えない栄養があることを知らなかったそうです。お子さんは乳児湿疹がいつもあったそうです。
お母さんは妊娠期から食が細かったそうです。確実にエネルギー不足だったと実感しておられました。お子さんも夜泣きが多かったそうです。ほぼ毎日、母子ともに塗り薬を使っていたそうです。
ボディーソープは某大型店舗で購入した海外のものを使用しておられました。これが合っていなかったのかもしれません。含まれている防腐剤などは海外とは基準が違うから危険な場合もあります。
お子さんの便は特に「コロコロ」だったそうです。栄養や水分に問題があったのかもしれません。
お母さんは小麦製品のパンとパスタが大好きで毎日食べておられました。また朝食は毎日牛乳と菓子パンの生活でした。牛乳にシリアルなどの日もあったそうです。
油はサラダ油やコーン油がほとんどだったそうです。(オメガ6の炎症が起こりやすい油の過剰摂取)
またタンパク質が大事だと思いプロテインサプリを摂取しておられました。これは消化不良になりやすいので腸にとっては負担が大きかったのかもしれません。
取り組んでいったこと
まず食べ物を特に注意して見直してもらいました。ボーンブロススープが特に良かったと思います。約1ヶ月、毎日飲まれました。コラーゲンなどが豊富で肌が綺麗で潤いが出てきたのが実感できたそうです。
全体的にエネルギーが不足していたので特に「朝食をしっかり食べる」「ボーンブロススープで捕食」「お菓子よりも小さいおにぎりで捕食」ということをされました。
サプリでは「クッキングサプリFe」と「亜鉛」のサプリを少し使用されたそうです。
入浴剤にエプソムソルトを入れてマグネシウムを吸収するように心がけられました。ボディソープを止めて赤ちゃん用の石鹸にされました。
プロテインサプリは完全に止められました。
身体の土台を整える整体でアトピー症状が改善
アトピー性皮膚炎には、体の歪みや血流の滞りが関係していることがあります。全身の体のバランスを整え、血液やリンパの流れを良くすることで、免疫力をアップさせることができます。
当院のサポートできることとしては、骨盤や背骨の歪みを整えることと体液循環を正常に近い状態にすることです。さらに内臓の位置やリズムなどにもアプローチするオステオパシーという手技をさせていただきます。
全身のバランスを整えることで自然治癒力が働きやすくなり、自分で治っていく力が出てきます。すると肌のかゆみや赤みが軽減されることもあります。
アトピー改善に整体を取り入れて、体全体が徐々に良くなっていく感覚を得られます。
施術
当院では体全体のバランスの調整をしていきます。筋肉や関節の歪みを調整し呼吸が深くてきるようになったり、血流が上がったりしていきます。老廃物に関係するリンパの調整をさせていただくこともあります。痛くない手技ですので安心してください。
施術の方針としてはストレスを減らし、ストレス耐性を増やしていくことで改善を目指します。
良い生活習慣がアトピー改善に導くポイント
良い生活習慣は、アトピー改善に欠かせない要素です。 特に、質の高い睡眠や、適度な運動、ストレスの管理が肌の健康に影響を与えます。 毎日の生活習慣を少しづつ見直し、夜はリラックスして時間を確保すること、ストレッチやヨガなどの軽い運動を取り入れることも効果的です。
スキンケア
ステロイドを使わずにアトピーをケアするには、肌の保湿が非常に重要です。 肌のバリア機能が低下しているアトピーには、毎日の保湿が大事です。低刺激の保湿クリームを使い、肌が乾燥しないようにこまめにケアしましょう。また、入浴後は必ず保湿を行い、乾燥を防ぐことが大切です。
栄養療法で肌の内側からケアすることが重要
栄養のバランスは、アトピー性皮膚炎の改善に大きな影響を与えます。 アトピーの症状には、腸内環境が密接に関係しています。特に身体機能維持に必要なビタミンやミネラルが不足すると症状が悪化することがあります。
肌の再生や潤いなどに重要なコラーゲンも大切です。すべてサプリで補うのではなく、できたら食品から摂取するようにしてください。
当院では特にボーンブロススープを毎日飲まれることをオススメしております。ボーンブロススープは自分で作れるので是非ともチャレンジしてください。
そして更に摂取していただきたい栄養素はビタミンDや亜鉛、抗酸化作用のある食品です。例えば、青魚や緑黄色野菜などを含む食品が役に立ちます。
次の材料を鍋に入れて約1時間煮込むだけです。簡単ですのでチャレンジしてください。
- 手羽先6本
- タマネギ1個
- 人参1本
- 水1リットル
- 干しシイタケ2枚
- レモン汁2~3滴(酢大さじ1でも可)
アクを取りながら煮込むだけです。冷蔵庫に入れておくと3~4日保存できます。冷凍しておくと1ヶ月くらいもちます。
私でも簡単にできますので、どうぞ挑戦してみてください。
ステロイドに頼らない新しいアトピーケアの道を選びませんか
アトピー性皮膚炎は、かゆみや赤み、乾燥などで日々の生活に大きな影響を与える症状があります。 多くの人が、即効性のあるステロイド薬に頼ってきたのかもしれませんが、当院では、ステロイドに頼らずにアトピーを改善するための自然治癒力を活かしたアプローチを目指しています。
アトピー性皮膚炎に長年悩まされている方のために、ステロイドから抜け出すのは勇気がいるかもしれません。 でも、体全体をケアし、自然なアプローチで健康を取り戻すことで、肌のバリア機能が徐々に回復し、症状の緩和が期待できます。
全身バランス調整や栄養療法、生活習慣の見直し、保湿ケアを取り入れ、ステロイドに頼らない新しいアトピーケアの道を一緒に目指しませんか?
ステロイドを長期使用しても大丈夫なのか
私は医師ではないのでお薬に関しては言及することはできません。先日、皮膚科のドクターの研修に参加させていただいた内容を一部シェアする形でお伝えしようと思います。
皮膚科のドクターは「ステロイドが効くということはコルチゾール(副腎皮質ホルモン)が不足していて、副腎疲労を起こしているのではないか」とおっしゃっておられました。私も同感です。
これらが3つ以上当てはまったら要注意です。特に赤字は1つでも当てはまったら注意が必要です。またコルチゾールが出っぱなしになると筋肉を分解して筋力低下が起こることがあります。
インスリンもいっぱい出るのでお腹周りがメタボになることもあります。睡眠不足もコルチゾールの過剰分泌を引き起こします。働きすぎたりしていたら、そちらを見直すことが重要です。この方には16時間ダイエットなどは合いませんので止めてください。
しっかり朝食を食べて、こまめなエネルギー補給が大事です。ビタミンB群、ビタミンC、マグネシウムなどのミネラルが副腎疲労には必要です。
マグネシウムはエプソムソルトなどの入浴剤でもOKです。
そして何より睡眠を優先してください。瞑想や軽い運動、マインドルネスのようなゆったりとした時間を過ごしストレスを減らすようにしてください。ココナッツオイルなどのMCTオイルを適度に摂取することがオススメです。
またアトピー性皮膚炎の方は「鉄が不足」しいてる方が多いと皮膚科のドクターはおっしゃってました。
これらが3つ以上当てはまったら要注意です。特に赤字は1つでも当てはまったら注意が必要です。またコルチゾールが出っぱなしになると筋肉を分解して筋力低下が起こることがあります。
まずは鉄欠乏の場合は身体に出血がないかを確認してください。月経がある方は鉄欠乏になりやすいです。それ以外に胃潰瘍や痔なども注意が必要です。鉄を多く含む食べ物がオススメです。レバーや赤身の肉、亜鉛も一緒に不足しやすいのでシジミなどの貝類の味噌汁などもオススメです。y鉄鍋でお湯をわかしたりレバーが苦手な人はレバーパウダーなどの粉を料理に使うと摂取しやすいです。
おすすめの食事と避けるべき食事
- ボーンブロススープ
- 煮干しベースの味噌汁
- 食前にレモン水
- もずく酢
- 野菜
- 果物
- 白砂糖(低血糖、血糖値スパイク、血糖の乱降下)
- 小麦(グルテン)
- 乳製品(ガゼイン)
- トランス脂肪酸(悪玉コレステロールが増えるマーガリンなど)
- ソーセージやウインナーなどの加工食品
- 水銀が多い大きな魚
- タバコ
- 食品添加物、防腐剤
まとめ
- 食事の見直し
- 生活習慣、特に睡眠やボディソープなどの見直し
- ストレスを減らす
- 整体で自律神経を整え自然治癒力を正常化する