突然のぐるぐるする「めまい」が起こりビックリしました。
即入院となりましたが少しラクになりました。
その後も、難聴、ふわふわする「めまい」で悩んでいます。
どうしたら良いでしょうか?
病院で治療され良くなられたのですが再発され不安があるそうです。
ストレスがあると交感神経が優位になり筋肉の緊張が強くなります。
すると血流が悪化して脳にも酸素が行き渡りにくくなります。
そこで自律神経の乱れからくる「めまい」が起こることがございますので、一緒に解決していきましょう。
突発性難聴とめまい、耳鳴り、ふわふわ、グルグルする感じでお悩みの方です。
耳鼻咽喉科を受診され、即入院となりました。一時的に良くなったのですが、また再発してしまいました。
病院では「良性発作性頭位めまい症」という診断でした。
同じようなお悩みの方は、どうぞご覧になってください。
耳鳴りとめまいの解消
ぐるぐる回る回転性めまいを解決
めまいについて
大きくめまいの種類を3つに分けます。
めまいの原因は「視覚」「前庭覚」「固有感覚」の入力された情報を脳でまとめてから「目の動き」「自律神経」「バランス」の出力をしておりますが、このどれかが問題、機能低下を起こしていると眩暈が起きます。
当院のアプローチ
当院の検査としては目の動きや三半規管と小脳は、どうなっているのかを検査をします。
診断は、医師しかできませんが当院では、おおよその判断をさせていただきます。
まず三半規管がちゃんと働くためには、脳への血流が大切です。
この方は、猫背で巻き肩になっておられ、ストレートネックの状態でした。
首も大きく2箇所くらい右に歪んでいると感じました。
肩の筋肉は右側が異常に硬く、耳の後ろのリンパ節も硬くブヨブヨした感じで腫れている感じでした。
ふわふわする「めまい」は精神的ストレスからも、起こる可能性がありますので、しっかりとストレス、お困りごと、悩み事の状況をお聴きしました。
また天気の影響も受けることも考えられますので、その事もお伝えいたしました。
いろんな原因が考えられるので、施術しながら、今できる日常生活の対策をお伝えしていきました。
特に最初の頃は「睡眠」「姿勢」に注意していただきました。
女性に多いグルグルめまいの理由
特に女性はストレスを受けやすかったり、月経などのホルモンの影響を受けやすいことが考えられます。
女性の特有の症状
月経の関係と更年期などの影響を受けることがあります。ですので比較的めまいは女性に多いといわれております。
思春期では起立性調節障害によるものが多いです。これは自律神経の血圧コントロールが関係しております。
20~40代の働き盛りの女性で多いのは「メニエル病」です。リンパ液が満タンになって浮腫を起こしていて三半規管の感覚と実際の頭の動きに差があってめまいが起こると考えられています。
女性特有の病気も関係することがあります。子宮筋腫や子宮内膜症、腫瘍による不正出血などがこれに当たります。
更年期ではエストロゲンが減少し、体中に炎症が起こったりし浮腫も起こりやすく、めまいも起こりやすくなります。
ホルモンバランスとの関連性
特に女性ホルモンのエストロゲンの減少はめまいに関係すると考えられます。また加齢による平衡感覚などの機能低下もあります。エストロゲンが減少すると自律神経も乱れやすくなります。ですのでめまいだけではなく、いろんな症状や病気が起こることも考えられるのです。
寝起きに起こるフワフワ感
寝起きのふわふわした眩暈は、脳への血流が悪くなっていることが考えられます。寝方が関係することもありますし、無意識レベルでのストレスが原因かもしれません。
まずは身体を調整させていただき、メンタル面でもサポートが必要だと考えております。
脳が元気になるには「酸素」「栄養分」「適度な刺激」です。酸素と栄養分は呼吸と血流が大事です。正しい刺激、適度な刺激というのは、体の歪みであるとかストレスが関係します。
ストレスが大すぎると筋肉が緊張してしまいます。すると交感神経が上がり、寝ていても緊張している状態が続いてしまっているのかもしれません。
心理療法でメンタルをケアする必要があります。
月経周期とめまいの周期の関係
特に女性は月経の周期が関係します。生理前には体調を崩す方が多いです。生理前の体調不良をPMSといいます。
生理が始まる3~10日くらい前にメンタルも体も不調が出やすくなっています。
排卵後は身体の中の水分を溜め込もうとしてしまいますので浮腫みやすいのです。それが内耳にたまると「めまい」という症状となって出現するのです。
当院の症例
突然の難聴・めまい
40代女性。
主婦の方です。
ご主人と子供2人の4人家族です。
ある日、突然、左の耳が聞こえなくなったそうです。
テレビを見ていて、自分のスマホが鳴っているのが気づかなかったそうです。
ご主人から呼ばれたのは、右側からで、その声はよく聞こえたそうです。
スマホを左に置いてあり、鳴っているのが気づかないことは、今までなかったそうです。
そして、翌日、確実に左の耳だけ聞こえなくなったそうです。
慌てて耳鼻科を受診されました。
するとすぐ入院になったそうです。
入院した後、薬などで、治療され1週間で聞こえるようになったそうです。
その後は通院で治療されていました。
すると1か月後、突然のめまいに襲われました。
ふらふら、グルグル、立っていられない状態です。
原因がわからず、とても不安で怖かったそうです。
昔、テレビで見たプロの女子サッカー選手の症状と似ていると感じ、耳鼻咽喉科を再度、受診されました。
良性発作性回転めまい症という耳石が剥がれ落ちる病気でした。
頭を持ってもらい、グルグル回され、家でも体操を教えてもらったそうです。
この症状も1週間ほどで落ち着いたそうです。
めまいに対しての体操がありますので参考に試してみてください。
そして、次に耳鳴りとふわふわするめまいが起こりました。
この症状が出て、もちろん脳神経外科と耳鼻咽喉を受診されました。
すると耳鳴りは、ほぼ、治まりましたが「ふわふわ」する感じがなかなか良くならなかったそうです。
医師からは、後は「日にち薬」だと言われたそうです。
経過
検査では目の動きも見てまいります。
この方はゆっくりの動きには左と上が動きにくかったです。眼振も確認できました。
そして、早い動きには、ほぼ全部の動きに違和感を感じました。
足の感覚、三半規管、小脳の検査をさせていただくと、すべて機能低下を確認いたしました。
パルスオキシメーターでも確認すると酸欠状態が慢性になっているのを感じました。
施術は体全体の調整をいたします。そしてストレスを減らしていきます。特に呼吸を改善できるように心がけました。笑顔になっていただけて良かったです。
施術と生活習慣のアドバイス
施術は耳の周辺や鎖骨周辺のリンパの調整、骨盤から背骨の歪みと周辺の筋肉などの調整、そして身体全体の調整をさせていただきました。
3回目で姿勢が、かなり良くなられました。6回目で、「めまい」がかなり楽になってこられました。
同時にストレス対策も一つづつさせていただきました。
今では自転車にも不安なく乗れるようになられました。
すべての方が同じ経過と結果ということではございません。すべての方が違います。
しっかりとその方に合わせて毎回、検査、施術をさせていただきます。
対策
ストレスが引き起こすグルグルめまいの対処法
めまいの対策があります。当たり前のことかもしれませんが大切なことです。
- 身体を温める
- 質の良い睡眠を心がける
- 深呼吸をする
- 適度な運動をする
寝起きに起きるめまいの対処法
朝、コップ1杯の水を飲むことをオススメします。脱水状態に気づかない方も多いです。朝になって急に起き上がった時に起こる眩暈は脳と自律神経の血圧コントロールが上手くいっていないのかもしれません。
血流が悪くなってしまっていて急に立ち上がった時に血液循環がうまくいっていないことが多いのです。しっかりと首の調整や後頭部の調整をさせていただくとラクになる方が多いです。
めまいの方が改善
ご感想
どんな症状でお悩みですか
めまい、頭痛があり、酷い時は過呼吸を起こしていました。
めまいと過呼吸に対する不安があり、外出することが難しくなりました。
お辛かったのはどんなことですか
ふらふらするめまい、立ちくらみ。めまいからの食欲不振、外出することの不安。
来院されてどうでしたか
優しい施術に頭痛が治まりました。体のだるさも少なくなり、めまいも殆どなくなりました。
体調の波はまだありますが、寝込むほどのしんどさはなくなったと思います。
不安はまだありますが、先生に教えていただいたことを実践して、少しづつ外出もできてきています。
ご感想
大熊先生にお願いしてから、少しづつ体調が良くなってきていることが実感でき、自信もついてきました。まだ回復していませんが、先生からのアドバイスを実践していきたいと思います。今後とも、宜しくお願いいたしします。
大阪市 Y.Tさん 30代 女性 主婦
院長から一言
Y.Tさん
非常に嬉しいご感想ありがとうございます。最初の頃より、随分、行動範囲が増えて、私も嬉しいです。今後も全力でサポートさせていただきますので、宜しくお願いします。
まとめ
- 眩暈は酸欠のこともある
- 眩暈の種類と対処法を知る
- 対策と予防をする