
膝の裏にグリグリした腫れができると、
- 「怖い病気では?」
- 「放置して大丈夫?」
- 「手術になるの?」
と不安になる方も多いです。
ベーカー嚢腫は比較的よく見られる膝の症状ですが、似た症状もあります。
まずは整形外科で確認していただくことが大切です。
そのうえで、
- 膝への負担
- 歩き方
- 体の使い方
などを見直すことで、ラクになる方もいらっしゃいます。

膝の裏が痛くて、なかなか良くなりません。
最初は小さかったのですが、タマゴくらいの大きさのグリグリができました。
何か怖い病気ではないか心配です。
病院では「ベーカー嚢腫」と説明され、経過観察と言われました。
不安になります。
どうしたらいいでしょうか?
このようなお悩みの方のお役に立てれば嬉しいです。
突然、膝の裏にタマゴくらいの大きさのふくらみができることがあります。
整形外科で「ベーカー嚢腫」と説明されることも多く、50代前後の女性に見られることがあります。
整形外科では、
- 経過観察
- 注射
- 関節液を抜く処置
などが行われることがあります。
自然に小さくなることもあります。
不安な方の参考になれば幸いです。
まずは一度、整形外科を受診してください
- 膝の裏にグリグリした腫れがある方
- 膝裏の違和感が気になる方
- ベーカー嚢腫と言われ不安な方
- ベーカー嚢腫の基本的な知識
- 膝への負担を減らす考え方
- 日常生活で気をつけたいこと
ベーカー嚢腫とは?
膝の裏には「滑液包(かつえきほう)」という袋状の組織があります。
ベーカー嚢腫は、その部分に関節液がたまり、膨らんでいる状態と考えられています。
変形性膝関節症や半月板の負担、関節の炎症などに伴って起こることがあります。


ベーカー嚢腫の原因として考えられていること

原因としては、
- 変形性膝関節症
- 半月板への負担
- 関節の炎症
- 膝への負担の積み重ね
などが関係していると言われています。
ランニングや長時間の立ち仕事などで膝に負担がかかる方もいらっしゃいます。
ベーカー嚢腫ではどんな症状が出る?

- 膝裏のグリグリした腫れ
- 膝裏の違和感
- 曲げにくさ
- 正座時のつっぱり感
- 軽い痛み
などを感じる方がいらっしゃいます。
膝裏の”グリグリ”の大きさには個人差があります。
ベーカー嚢腫は自然に治る?
自然に小さくなることもあります。
一方で、
- 膝への負担
- 歩き方
- 体重負荷
- 膝のねじれ
などが続くと、違和感が長引くこともあります。
こんな症状がある場合は早めに病院へ
- 急激に腫れてきた
- 赤みや熱感が強い
- 発熱がある
- 夜も強く痛む
- 歩けない
- どんどん大きくなる
このような場合は、別の病気が隠れている可能性もあるため、早めに医療機関へご相談ください。
病院ではどんな治療をする?
病院では、
- 注射
- 関節液を抜く処置
- 経過観察
などが行われることがあります。
リウマチなど別の病気が関係している場合は、そちらの治療を優先することもあります。
手術が必要になることはある?
強い症状が続く場合などは、手術が検討されることもあります。
ただし、すべての方が手術になるわけではありません。
詳しくは整形外科でご相談ください。
湿布やサポーターはどうなの?
湿布でラクになる方もいらっしゃいます。
一方で、慢性的な違和感では温めた方がラクに感じる方もいます。
無理のない範囲で、自分に合う方法を探していくことが大切です。
サポーターやテーピング
膝のねじれや負担を減らす目的で、
- サポーター
- テーピング
などを活用する方法もあります。
歩行時の不安軽減につながる方もいらっしゃいます。
当院でさせていただいているテーピングです。良かったら参考にしてみてください。
日常生活で気をつけたいこと
ウォーキングはしてもいい?
強い痛みがなければ、無理のない範囲でのウォーキングは選択肢の1つになります。
ただし、痛みが強い時に無理をすると悪化することもあるため注意してください。
膝をねじる動作に注意
- 急な方向転換
- 立ち上がり時のねじれ
- 無理なしゃがみ込み
- 歩き方
- 靴の後ろ、外、内など偏った減り(浮指、外反母趾、O脚など)
- スクワット
- ジャンプ
などは膝に負担がかかることがあります。
日常動作を少し見直すだけでもラクになる方がいらっしゃいます。
ベーカー嚢腫で不安だった50代女性の一例
※これは一例であり、効果を保証するものではありません。
お悩み
しゃがむ動作がつらく、立ち仕事も大変だったそうです。
掃除のときに下の床などを拭くときにしゃがめなかったのがつらかったそうです。
冷蔵庫前で長時間立つことが多く、膝への負担が続いていました。
当院で行ったこと
当院では、
- 膝周囲の筋肉
- 足首
- 骨盤周辺、股関節の調整(足の曲げ伸ばしの時の膝と足首と股関節のねじれの調整)
- 体全体のバランス
などを確認しながら、やさしく施術を行いました。
経過
ご自宅でもできる簡単な体操をお伝えしました。
膝周囲の負担を減らすことを意識していただきながら過ごしていただいた結果、
「以前より動きやすくなった」と喜んでいただけました。
ご感想
最初は膝の裏にグリグリしたふくらみができて、
「何か悪い病気だったらどうしよう…」
とすごく不安でした。
しゃがむ時や階段も違和感があり、
仕事中も気になっていました。
病院ではベーカー嚢腫と言われ、
様子を見るしかないのかな…と思っていましたが、
こちらで体全体をやさしくみてもらい、
歩き方や膝の使い方も教えていただきました。
少しずつ膝のつっぱり感がラクになり、
以前より気にせず動ける日が増えています。
不安な気持ちも聞いていただけたので、
安心して通うことができました。
※個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
院長よりひとこと
ご感想ありがとうございます。
最初は膝の裏のふくらみがあると、
「大丈夫かな…」
と不安になりますよね。
少しずつ動きやすさが出てきたとのことで、
本当に良かったです。
ベーカー嚢腫は、
膝そのものだけでなく、
・膝への負担
・歩き方
・体の使い方
・筋肉の緊張
などが関係していることもあります。
これからも無理をしすぎず、
お体の状態をみながら整えていきましょう。
また何か不安なことがあれば、
いつでもご相談くださいね。
※整体は医療行為ではありません。症状が強い場合は整形外科でのご相談も大切です。
膝だけでなく体全体を見ることも大切です
膝の不調が続くと、
- 歩き方
- 姿勢
- 体の緊張
- 日常生活のクセ
などが関係していることがあります。
当院では、膝だけを見るのではなく、体全体のバランスも確認しながら施術を行っています。
不安が続く方は、一人で抱え込まずご相談ください。
よくある質問
- Qベーカー嚢腫かどうか、自分で判断できますか?
- A
結論からいうと、
自分だけで断定するのは難しいため、まずは整形外科で確認することが大切です。ベーカー嚢腫では、
- 膝の裏のグリグリ
- 卵くらいのふくらみ
- つっぱり感
- 曲げにくさ
などが見られることがあります。
ただし、
- 血管の病気
- 炎症
- 別のしこり
など、似た症状もあります。
そのため、
「たぶんベーカー嚢腫かな?」
と思っても、一度は医療機関で確認することをおすすめします。
特に、
- 急に大きくなった
- 赤い
- 熱っぽい
- 強く痛む
- 歩けない
場合は早めに受診してください。
- Qベーカー嚢腫は基本的には放置していいのですか?
- A
結論からいうと、
症状が軽く、病院で問題ないと言われている場合は、経過観察になることも多いです。実際に、
- 自然に小さくなる
- 症状が落ち着く
方もいらっしゃいます。
ただし、
- 膝への負担が強い
- 変形性膝関節症
- 半月板への負担
- 炎症
などが続くと、繰り返しやすくなることがあります。
また、
- どんどん大きくなる
- 違和感が強い
- 曲げにくい
- 歩きにくい
場合は、再度整形外科へ相談してください。
- Q膝の裏のグリグリがありますが痛くありません。どうしたらいいですか?
- A
結論からいうと、
痛みがなくても、一度は整形外科で確認しておくと安心です。ベーカー嚢腫は、
「痛みがないけれど、ふくらみだけある」
という方も少なくありません。特に症状が強くない場合は、
- 経過観察
- 膝への負担を減らす
- 長時間の無理を避ける
- 歩き方を見直す
などが大切になることがあります。
また、
- 急に大きくなる
- 赤くなる
- 熱感が出る
- 痛みが出てくる
場合は、早めに受診してください。
不安が強いと、
無意識に膝へ力が入り続ける方もいらっしゃいます。そのため、
必要以上に怖がりすぎず、
まずは状態を確認していくことが大切です。
まとめ
- まずは整形外科で確認する
- 自然に小さくなることもある
- 膝への負担を減らすことが大切
- 無理をしすぎない
- 不安が強い場合は早めに相談する

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参考文献
- 『標準整形外科学 第15版』井樋栄二・津村弘 監修
- 『足のクリニック ― 教科書に書けなかった診療のコツ』井口傑
- 『病気がみえる vol.11 運動器・整形外科』医療情報科学研究所
- 『今日の整形外科治療指針 第8版』土屋弘行・松田秀一・紺野慎一 編
- 『整形外科疾患ビジュアルブック 第2版』落合直之 監修




