

膝が横から見ると弓のように反りかえっています。
膝の裏が立っているだけで、ものすごく痛くなります。
反張膝(はんちょうしつ)だと整形外科で言われましたが、何の処置もありませんでした。
このまま放っておくしかないのでしょうか?
このようなお悩みを解決します。
膝の裏が、とても痛くでお悩みでした。
整形外科では反張膝と言われています。
原因も考えながら何か解決法がないか探っていきます。
諦めないで、お悩みの方は、どうぞ読み進めてください。
膝が反りかえって立っているだけで痛みがある方
反張膝で膝が痛い方の原因を知り解決する方法
膝の痛みといっても、いろいろあります。
今回は普通に立っているだけでも、膝を伸ばすと反りかえってしまい、痛みが出るというタイプの方です。
生まれつき少し全身の関節が柔らかい方です。
このように膝が反りかえっている状態を反張膝(はんちょうしつ)といいます。

まずは、膝の構造をみていき、反張膝の原因も探っていきます。
膝の構造

膝は太ももの骨とふくらはぎの骨でできています。
蝶番みたいな関節です。膝の関節の特徴は、捻じれには弱いことです。

膝の関節の中には前や後ろに行きすぎないように、ストッパーみたいに、十字靭帯などで結ばれています。
そして曲げるたびに、上と下がガチガチ当たって傷つかない様に、半月板というクッションが関節の中にあります。

反張膝とは

反張膝とは、この図のような膝です。
弓のように後ろに反りかえっています。
立っているだけでも膝の裏など「ピーン」と突っ張って痛くなる場合があります。
もともと、生まれつき全身の関節が柔らかすぎる方がいらっしゃいます。
そうしますと、走っていて急に止まった時などや、スポーツなどで痛めてしまうこともございます。
バランスが原因の場合ですと、足首の硬さや股関節、骨盤からの影響の場合もございます。
それを、かばう事によって下腿が捻じれてO脚やX脚になることもあります。
しゃがむことは日常的に行いますが、足首や股関節、膝を捻じって行うようにしてしまいます。
すると骨盤、股関節などの歪みが生じてO脚などに、なっていくことも考えられるのです。
またバランスからいいますと腰を反りすぎている場合も反張膝になりやすいです。
常に筋肉が緊張していたり、頑張りすぎたり、真面目すぎる性格の方に多いです。

例えばヒールを履いたりして前に体重が乗った状態が続くと重心、筋肉のアンバランスから反張膝になる可能性もあります。
すると、だんだんアーチが崩れていき「偏平足」になっていったり「距骨」の位置が悪くなり、足を上に曲げにくくなってしまいます。(背屈制限といいます)

どこの筋肉が影響しているのか
この反張膝は、生まれつきではない場合は、日常生活の習慣が原因のことが多います。
そして、姿勢やクセ、または歩行のフォームなどでも痛めてしまうことがあるのです。
例えばこんなケースです。
脳梗塞などでも反張膝になる可能性がある
脳梗塞になると、ふくらはぎの筋肉がものすごく緊張することもあります。
すると、つま先立ちのようになり、「ふくらはぎ」が後ろに倒れて反張膝になる場合があります。
もうひとつは、足全体が脳梗塞のため力が入らず、膝が折れてしまったりして、歩くのが不安定になります。
その恐怖を解消するために膝をロックしてしまいます。
そして反張膝になってしまうこともあります。
生まれつき反張膝で痛みのある50代女性が解決
生まれつき、関節が柔らかすぎて、膝の安定性が悪く、膝をロックした状態が続いていたことによる膝の痛みの方がお越しくださいました。
50代女性です。小さいころから運動は苦手だったそうです。
調整により、骨盤の位置が安定し、バランスが少し良くなっていただきました。
足首のロッキングが緩和され、座る姿勢と立っているフォームや歩き方を覚えていただくことで機能的に痛みもなく日常を過ごせるようになられて笑顔になってくださいました。
また、この状態を維持していただくために、筋トレ、姿勢を徹底して指導させていただきました。
当院の施術とポイント
当院は全身調整です。
骨盤、股関節、膝、足首周辺の筋肉や関節、リンパ、動脈を調整して血流を上げていきます。
それにプラスして距骨という体重がかかる骨を細かく調整してまいります。
その調整で重心のバランスが良くなり、身体がうまく使えて機能的に動きやすくなられるのです。
その良い習慣を脳や体に覚え込ませることで、解決していくのです。
悪い習慣を放置することは、とても危険だと考えております。
自分で解決するセルフトレーニング
まとめ
- 姿勢に気をつける
- 腰を反りすぎない
- 頑張りすぎない、時にはリラックスする
- ストレッチなども自分でやってみる