

膝が痛くて整形外科では変形性膝関節症といわれました。
このまま何もせずに歩けなくなるのではないか心配になります。
O脚も気になります。
自分で何かできないでしょうか?
O脚が気になり、膝の痛みもあるそうです。整形外科では「変形性膝関節症」いわれております。
特に現状では治療はないそうです。美容的に「O脚」が気になっておられ将来的に歩けなくなったらどうしようとお悩みでした。
他に精神的なストレスが強く自律神経失調症の症状も多くみられました。
同じように膝の不調などでお悩みの方の解決のヒントになれば嬉しいです。
- 加齢によって起こるものを一次性という
- 骨折、関節炎、生まれつきに異常があるものを二次性という(若い人でも起こる)
膝関節の軸がずれていたり、軟骨がすり減ってくると変形が進行されるといわれています。

一般的には膝のサポーターやインソールなどで痛みが和らぐことが多いです。運動療法などをされて良くなる方もいますが、難しい場合は、最終的に手術になることもあります。骨粗しょう症の場合は、訓練も難しいこともあります。
- 変形性膝関節症で手術がしたくない方
- 膝が痛くて歩けなくなったらどうしようと不安な方
- 特発性膝骨壊死(全身性エリテマトーデスが原因のこともある)
- 偽痛風
- 痛風
- 慢性関節リウマチ
- 化膿性関節炎
- 神経病性関節炎
- アミロイド関節症
参考文献:「ひざの痛み~生涯自分の足で元気に歩く」より
原因
中高年の女性に圧倒的に多いとされる膝の痛みでは、運動しにくくなってくる「ロコモティブシンドローム」が注目されています。肥満気味の方は膝に負担がかかるので、特に注意が必要です。
また足に合っていない靴、クロックスのような草履などで歩くことでも軸がずれたり歪んだりし、歩行フォームがおかしくなることも考えられます。
解剖学的には膝の関節の滑膜が損傷して痛みが出ていると考えられています。変形性膝関節症にはレベルがあります。
- レントゲンでわずかに変化がみられるが自覚症状はほとんどない
- 軽度:軟骨が少しすり減り動作の初めに痛いことが多い
- 中度:かなり軟骨がすり減っていて、膝の関節の間が狭くなってきて骨棘ができる
- 重度:かなり悪化している状態で、半月板も損傷していることが多く、変形しやすくなってくる
姿勢から考える
骨盤が後ろに倒れている
- 太ももの前付近の筋肉が弱っている

猫背の姿勢になっている
- 腰の前のインナーマッスルが弱っている
- 背中の筋肉が弱っている
- 首の後ろの筋肉が弱っている

参考文献:「AKアプライドキネシオロジー」より
その他、歩くフォームなどで膝をねじったりしていると
変形性膝関節症でしてはいけないこと
- ジョギング、ランニング、ハイキング、急に止まる動作
- 痛いのにやっていまう過度な運動
- 正座のような深く膝を曲げる動作
- 直接床に座る(椅子やソファにする)
- 和式のトイレを利用する
- 布団で眠る(ベッドで寝てください)
- 布団の上げ下げ
- 重い荷物を運ぶ
- 長時間の立ち話
- 安静にしすぎる
- タバコとお酒を控える(ビタミンCが減少)
- 痛いのに我慢してyoutubeの動画を見て運動する
- 間違ったスクワット
当院で変形性膝関節症の方

不安神経症で自律神経失調症のある50代の変形性膝関節症の女性
お膝の痛みでお悩みの方はたくさんいらっしゃいます。まずは、自分でチェックしてみてください。
☑ 動き始めに痛い
☑ 立ったり、座ったりするときに痛い
☑ 階段の上り下りで痛い
☑ 歩いていたら痛い
☑ 膝の曲げ伸ばしがしにくい
*これに当てはまるのが多いと変形性膝関節症になりかけている、もしくは進行している可能性があります。
☑ お皿を動かしたら痛い(座って膝を伸ばして、手でいろんな方向に動かしてみる)
*この両方に当てはまったら「変形性膝関節症」にすでになっている可能性が高いので、すぐに整形外科で一度、診断してもらってください。

当院に来ていただいている方で友だちと買い物をされていて、歩きすぎて段差でつまずき、捻じって痛められて、それから、長期間(3か月)なかなか治らない方がいらっしゃいます。
当院でも整形外科的な検査と膝の検査をさせていただきます。
当院の施術
初回の施術
痛んでからは3カ月以上経過しているそうです。整形外科的な検査では、それほど異常がありませんでした。
軽い半月板損傷という診断と変形性膝関節症という整形外科での診断を受けておられました。
ですが当院へお越しくださった時の検査ではそれほど顕著に痛みもなく熱感(体表温度計で測定)もなく、腫脹も目立ってはありませんでした。
軟骨は加齢とともに、ある程度は擦り減ることは可能性としてあります。画像診断では半月板の変形がみられたそうです。それが原因だろうということでした。
ですが、あまり長期に改善がみられないということは、なかなか膝だけの問題ではないことが多いです。骨盤や股関節、足首、足のアーチ、そして全身のバランスの調整が必要と考えております。
施術後の反応
症状の改善は少ししかみられませんでした。角度が少し曲がるようになられましたが、痛みが変わりませんでした。

良くならない方の問題点
・痛いところを触ってしまう
・痛いところを動かしすぎてしまう
・痛いところを意識しすぎてしまう
・不安になりすぎてしまう
・悪い方へ考えすぎてしまう
・なぜ治らないのかという理由だけを考える
・冷えている
・姿勢が悪い
・睡眠がとれていない
・自律神経が乱れている
・呼吸が浅く、全身が酸欠の状態
・あまりにも大事にしすぎて寝たきり状態で筋肉を使わない
・偏食が多い
・アドバイスされた体操をやりすぎている
・更年期障害によるホルモンバランスの崩れ
3か月経過して
痛みは「0」に近い状態になられました。メンタル面でも前向きになられ、このままでも自分は大丈夫なんだと自信を持たれました。
当院の施術で注意している事
膝だけに注目せずに毎回、骨盤や股関節、肋骨や背骨、肩甲骨、足首、リンパなどの全身のバランスの調整をさせていただきました。

おすすめの通院ペース
最初のうちは良い状態を脳と体に覚えていただきたいので、通院間隔を1週間に2~3回をオススメしております。施術をさせていただきますと「超回復」という生理的な反応があります。
その「超回復」を活かしていきたいと考えております。筋肉は破壊と再生を繰り返して強くなります。48時間から72時間で「超回復」が見込まれます。

心理的なアプローチも加えていく
不安神経症やパニック障害は情緒的サポートが必要な場合が多いです。膝にも悪い影響を与えているケースがありました。自分に自信を持っていただけるようにお声かけさせていただきました。
ストレスを減らしストレス耐性を増やしていくことを心がけました。

今後も気兼ねなく楽しいことをやっていただいて「笑顔」になっていただけますようにサポートしていきます。
自分でできる体操
膝周りのほぐし方
膝周りの筋トレ
足のアーチを作る
足の柔軟性をつけて歩きやすくする
症例
少しづつですが変化を感じていただけました。
まとめ
- 原因となる生活習慣をやめる
- 筋トレ、柔軟など自分にあったものをする
- 整体で調整し自然治癒力を活かして痛みを和らげていく