耳鳴りが10年以上続いています。
最近、聞こえづらい時もあります。
老化だから仕方ないと病院では言われて諦めています。
気にならない時もあります。
何か少しでも良くなることがあれば教えて欲しいです。
このようなお悩みの方の解決のヒントになれば嬉しいです。
あなたは生活環境の中で、「音」って、どう感じていますか?
「音」については注意していないと慣れ過ぎて気づかなくなっていることも多いんです。
でも突然、耳鳴りや難聴になってしまうと日常生活にも支障が出ることがあります。
一時的に気圧の変化などで起こることは誰にでも起こる可能性がありますが、長期になり日常生活に支障が出る場合は、一度、耳鼻咽喉科を受診されてください。鼓膜や三半規管、内耳、中耳、外耳などの病気の場合もあります。
自律神経が乱れ神経伝達の過敏や麻痺、機能低下で起こっている症状でしたら、当院でお役に立てるかもれません。
あなたの、その症状を少しでも解決できたらと思いますので、どうぞ参考にしてください。
突然、耳が聞こえなくなり耳鳴りがする
耳鳴りは病気ではない場合、神経の過敏、神経伝達の誤作動で起こることが多いです。
本当は音が鳴っていないのに、鳴っているように錯覚してしまうのです。
これは神経変性からくる可能性もあります。長引くストレスにより筋肉が緊張して血流が悪くなり、酸欠になると神経伝達やその伝達を受け取る受容器も過敏になったり機能低下する可能性があるのです。
人が我慢できる音量
WHOが発表したデータから一日で許される音の目安はこうなっております。
デジベル数 | 時間 | 具体例 |
---|---|---|
120.0db | 9秒 | ブブゼラ(サッカーの応援楽器) |
115.0db | 28秒 | ロックのライブコンサート |
110.0db | 1分30秒 | 耳元で大きな声を聴く |
105.0db | 4分 | 最大音量の音楽プレイヤー |
100.0db | 15分 | 地下鉄、ドライヤー |
95.0db | 47分 | 中型のオートバイ |
85.0db | 8時間 | 車の騒音 |
80.0db | 25時間 | 目覚まし時計(60cmの距離) |
参考:「Make Listening Safe」より
耳鳴りの原因の一つとして、大きな音に慣れてしまっている場合があります。
以前、あるクライアントさんが工場で仕事をしていました。プレスの音が大きすぎて、毎日、工場で過ごすことで難聴になられた方がいらっしゃいました。
その方とは筆談させていただきコミュニケーションを取らせていただきました。
先天的ではない場合、仕事や環境、ストレスによっても耳鳴りや難聴は起こることがあるのです。老化によるものだけではありません。
耳鳴り・難聴の原因と考えられるもの
音が聞こえる仕組み
耳の中の有毛細胞というものがあって、それが減ってくると難聴になるといわれています。
外耳から音が信号として入ってきます。
それが中耳の鼓膜を通り、内耳の蝸牛の有毛細胞に送られます。
その刺激を電気信号に変換し、聴神経が脳に「音」として伝えて、聞こえるという仕組みになっています。
蝸牛の中に有毛細胞があります。
参考文献:「人体の正常構造と機能」より
耳鳴りや難聴は内耳の血流障害や炎症が関係しているといわれています。
ストレスや睡眠不足が原因の急性低温障害型感音難聴というものがあります。治りにくいものが多いので早めに耳鼻咽喉科を受診されてください。
また日常生活では音が聞こえにくいので、自分の話す言葉も、わかりにくくなってしまうこともあります。
耳鳴り・難聴を減らすために
なんといっても生活習慣が一番大切です。耳鳴りや難聴を解決するヒントをお伝えします。参考にしてください。
ストレスを溜め込まない
ストレスを溜め込むと交感神経が優位に働き、筋肉の緊張が強くなります。すると血流が悪化し、各組織に酸素が行き渡りにくくなります。当然、神経にも行き渡りにくいので機能低下を起こします。
睡眠の質を上げる
睡眠が不足すると体調が悪化します。体力には「治癒力」「運動力」「免疫力」「調節力」があります。これらが低下するので機能低下につながるのです。そして、治りにくくなってしまうのです。
イヤホンは使わない
イヤホンで音楽などを聴き続けると耳の機能が低下します。初期では一時的かもしれませんが、長期的に長時間、使い続けると音を感じるセンサーなどに誤作動を起こしやすくなるのです。
タバコを止める
タバコは活性酸素を発生させるので血管を痛めつけてしまいます。すると血流悪化に繋がる可能性があります。すると神経なども機能低下する可能性があります。
寝る時にラジオは聴かない
ラジオを聞いて毎晩寝たとすると、睡眠の質が低下し、音がこもったり、耳の音を感知するセンサーが麻痺を起こすことになる可能性があるのです。
補聴器をつける
医師の診断が必要です。早く使うほど、聴き取る力の維持につながりますので、医師と相談してご検討ください。
大きな音の場所は避ける
大きな音のする場所、工場などにずっと居ると、音を感じるセンサーが誤作動を起こしたり、聴き取る能力が低下することがあります。
あなたも隠れ難聴かも
この検査をしてみてください。モスキート音といって蚊の羽の音です。老化で高音が聞こえにくくなってきます。私も聞こえているつもりでしたが、年相応でした。難聴に関してもリハビリでカバーできることもあります。
音に関しても「刺激」というものが大事で、時々小さな音や高い音を少しづつ聴くことで機能が回復することもあります。
30年の耳鳴りが減ってきた症例
当院の施術
特に首と頭の調整をさせていただきます。特に頭の骨の「蝶形骨」「後頭骨」はしっかりと調整させていただきます。
そして全身のバランスを調整させていただきます。
これだけで全て解決することではありません。
当然ですが生活習慣の見直しを一緒にしていくことが一番、大切です。
耳鳴りがマシになった方
睡眠が良くなられ、耳鳴りもマシになられました。
まとめ
- ストレスを溜め込まない
- イヤホンをずっとつけない
- パチンコなど音が大きい場所は控える
- タバコはやめる
- ラジオを聞きながら寝ない
- 睡眠の質を上げる