車を運転していて後ろの座席の荷物を取ろうとしたら、激痛でした。
それ以来、肩の痛みがなかなか良くなりません。
整形外科に毎日、通っても変化がありません。
どうにかして痛みがラクになりたいです。
どうしたら良いですか?
このようなお悩みを解決します。
車の運転席に座っていて後部座席の荷物を取る時に肩と上腕部に激痛が走るそうです。
治りにくい原因としては色々あります。どうぞ参考にお読みになってください。
車の後部座席の荷物を取る時に左肩が痛くてお悩みの方
肩が痛いのは「左」だけということでした。
東洋医学的には右肩は肝臓、左肩は胃の反射とも呼ばれています。胃は不安などのストレスを受けやすく、肝臓は怒りなどと関係すると言われています。
東大阪市50代・男性・左肩の痛みがある方
車の後部座席の荷物を左手で取ろうとする動作が痛いということでした。
特に痛いといわれる筋肉は「三角筋」という筋肉と「上腕三頭筋」という筋肉です。それと肩甲骨の外側でした。
日常生活で関係する動き
こちらの周辺を日常生活で使う動きが「物を持ちあげる」「前や横や後ろに腕を動かせる」などです。ほとんどの動きに関係するということです。
筋肉はゴムに例えると強い方へ引っ張られる性質がありますので、姿勢が猫背・巻き肩になると前から強く引っ張られますので、後ろの筋肉が伸ばされてしまう状態になってしまうのです。
寝ていても片方を下にして寝ていると負担はかかってしまうかもしれません。
身体全体を建物で例えると
このような感じで基礎の部分が歪んでいると首を歪ませて対応します。すると肩が上がって見えたり、首が曲がって見えたりします。背骨まで歪んで見える事もあります。肩甲骨の高さも左右で違ってくることがあります。
対策
このように痛みが強い場合は、とにかく患部の炎症を抑えることが必要です。その為には安静固定が必要です。
とにかく「腕を吊っておく」ということが重要です。簡単に続けられるので、こちらの動画を参考にしてください。
肩の痛みの解決法
身体全体の調整をさせていただき「姿勢」を正し、それを「維持」していくことが大切です。
まずは「姿勢」に注意され、「痛い動作」「悪化するのでやってはいけない動作」をしないように注意してください。
具体的には「小さく前に習えした状態から、内側の動きはOKですが、外側へ開く動きはしないで」ください。悪化してしまいます。
当院の肩へ対する施術
まず一番大切なのは痛みがある患部の痛みを和らげることです。
そして患部だけが原因ではないことの方が多いということを知ることです。
ですので患部に湿布を貼るだけでは良くならないことが多いのです。
原因は身体全体のバランスから検査して施術していくことが必要です。
毎回、少しづつ違うところが原因のこともありますので毎回が検査、施術のやり方が少し違うこともあります。
肩には骨盤の方からも腰の方からも首の方からも筋肉や靭帯などがくっついていて、左右前後などのバランスが崩れていることもあります。
背骨が歪んでいる場合もあれば、精神的ストレスから来る筋肉の緊張からも症状がでることもあります。内臓が原因のこともあります。ですのでいろんな角度から検査、施術していくことが必要です。
身体全体を一つのユニットとして捉えて、血液の流れ、リンパの流れなどの体液の循環不全も考えながら施術してまいります。あたなの持っておられる自然治癒力を最大に活かしていきます。
その為、肩が痛い場合でも肩だけを施術するということはございませんのでご了承ください。
おすすめ肩の体操
痛みがある時は、しないでください。痛みが減ってきたら、できる範囲でやってみてください。
また、この角度で痛いかな~、この部分が痛い~、などと、触ったり極限まで動かしたりしないでください。
もしも痛いところに「口」があったら何といっていますか!きっと「痛いから、動かさないで!」と言っていますよ。
肩の動き方を把握する
肩の痛みが強いクライアントさん
病院で五十肩といわれた方
もしも病院で「五十肩」と診断されたとします。正式には「肩関節周囲炎」といいます。
本当に五十肩になっておられますと、治癒される期間は長くて2年かかると思ってください。
何もしない場合ですと自然治癒で10カ月くらいかかると思ってください。
もし施術をされますと6カ月くらいで、ほとんどの方は良くなって行かれる方が多いです。
ストレス、仕事で酷使しているなどの環境の原因が、ものすごく影響しますので、そう簡単によくなるものではないということだけは、頭においておいてください。
もしも、簡単によくなった場合は、それは五十肩ではなかったということです。
まとめ
- 痛みがある時は体操やストレッチは禁止
- 痛みがなくなってから少しづつ体操する
- まずは安静、肩を吊ること