小学校までは楽しかったのですが中学になって学校に行けなくなってしまいました。
「いじめ」とかではないのですが勉強がついていけず自分に自信がなくなりました。
私は、どうしたらいいのでしょうか?
娘は中学になって急に落ち込んで泣いたりすることがありました。
小さい頃から言うことの聞く「良い子ちゃん」でしたが逆に大人しすぎると心配しておりました。
最近になり自分の意見を言わないことが心配になりました。
どうして支えてやったら良いのか私が毎日不安で泣いてしまっています。
このようなお悩み一緒に解決していきましょう。
学校に行けなくなった中学2年生の女の子です。思春期でもありますし、いろいろな不安もあると思います。ひょっとしたら親や学校の先生が考える理想とは違った状態なのかもしれません。
ですが必ずしも周囲の大人の考えが全て正しいということではない可能性もあります。
私にも子供が2人いますが、悩んだ時期もありました。私が経験させていただいた事も少しはお役に立てるかもしれません。少しでも解決のヒントを見つけていただけたら嬉しいです。
不登校で苦しむ、お子さんやご家族の心が少し軽くなる
優等生だった中学2年の女の子が急に不登校になった
小学生までは、特に目立つこともなく、親の言うことをよく聞いた「いい子ちゃん」の優等生でした。その娘さんが突然、中学2年生になり不登校になってしまいました。
結論からお話しますと現在は学校に行けるようになっております。全ての方が同じではありませんが、このようなケースもあるのだという参考にしていただけたらと思います。
当然ですが整体で全て解決することではありません。両親、養育者、学校の先生、クラスや学校の友人など周囲の方たちとのコミュニケーションなどが、とても大切だと私は考えております。
特に鍵となるのが「自己肯定感」と「情緒的サポート」です。お母さんの不安などは、すぐにお子さんに伝播してしまいます。当院では特にその部分にエネルギーを使い丁寧に対応していきます。
不登校になりやすいかどうかのチェック
無気力ややる気がなくなるのは今までの感情を抑えつけすぎてきたためかもしれません。いつも我慢ばかりしていませんか?それも無意識にしていることに気づいていないことも多いです。つまり今まであなたはがんばりすぎていたということになるのです。
親や先生の言う通りに頑張りすぎた「いい子ちゃん」だと自分の感情を押さえ込んでいた可能性があるのです。
発育発達から考える
年齢 | 段階名 | 具体的にできること |
---|---|---|
0~2歳 | 感覚ー運動段階 | おっぱいを吸う。物を掴む。触る。叩くということを身につけていく。 |
2〜7歳 | 前操作段階 | 言葉やイメージが急激に発達する。思考は知覚的なものが中心となる。直感に左右される。 |
7〜11歳 | 具体的操作段階 | 具体的な活動、操作があれば論理的に考えることができる。数、量は形に左右されず、不変であるという保存概念が確立される。 |
11~15歳 | 形式的操作段階 | 抽象的な物事に対してでも論理的な思考が可能になる。 |
乳児期
生後〜1年、1年半くらいの赤ちゃんです。一生で一番、心身共に成長する時期といわれています。
運動もいっぱいできるようになっていきますし、生まれた時は約50cm、3000gだったのが1年で約1.5倍、体重は約3倍になります。個人差はありますが、だいたい1年で少しお話ができるようになる方が多いです。
この時期もっとも大切なのが愛着です。特にお母さんの愛情が大切です。
ボウルビイ(1958)は子供が養育者との強い結びつきを持とうとする傾向は、おっぱいを吸うというのとは別に皮膚の接触、つまり抱っこがとても大切だといいました。つまり生きるために皮膚接触は、とても大切だと考えたのです。この頃になると、きちんとお母さんの表情も読み取ります。そして、お母さんの柔らかな感触というものが非常に大切でそれが愛着の形成、安全地帯の形成になるのです。
幼児・児童期
1~6歳くらいまでです。また2歳くらいで反抗期というものがあります。一人で寝たり、服を着たり、歯を磨いたりするような基本的な生活習慣の自立をしていきます。
また、この時期は社会との繋がりも覚えていきます。家庭だけでなく外の世界を経験します。この段階に進むためには、きちんとした愛着形成があり安全地帯がないと「探索行動」ということができないので非常に愛着が重要となります。
友だちのことを考えたり、今、目の前にいない家族のことを思い浮かべたりすることができるようになります。つまり人の気持ちを読み取れるようになってきて共感ができるようになる時期なのです。
青年期
第二次性徴期といわれています。思春期では自我が強くなり第二次反抗期が現れます。心も体も成長していきます。社会的な生活を営む能力を養い「大人」となっていく過渡期となるのです。
老年期
認知機能に変化が現れたりします。また感情に関しても鈍くなり「穏やかになる」方が多いです。心身ともに老化していきます。
反抗期がないとどうなるの?
発育発達でみてみると「2歳くらい」の時期と「思春期である12歳くらい」の時期に反抗期があります。その反抗期がないということは愛着に問題がある可能性があります。
親に褒められたい、親に怒られたくない、いわゆる優等生のいい子ちゃんのお子さんに多いのです。
それは子供にとっては感情を押し殺していることになるのです。意識してではなく無意識にそうしている方が多いです。親に嫌われたら子供は生きていけないので命を守るための選択として、そうしているのです。
だから、対策としては、感情を表に出して気づき、感じることが大切になってきます。脳でいいますと感情を司る大脳辺縁系を活性化させることが重要なのです。
いい子ちゃんの対策
最初は「何を食べたい?」「好きな食べ物は?」などでも良いので今の自分の感覚や感情、思っていることを口に出して話すことが大切なのです。
例えば、あなたの心の中の感情が「100」のエネルギーだったとします。すると、そのエネルギーを出さないためにあなたは常に仮面をかぶっている状態なのです。
このような場合ですと「101以上」のエネルギーを使って押さえ込まないと蓋は開いてしまいます。
普段はそれを筋肉がしてくれています。
でも疲弊して疲れ切ってしまうと抑え込む力(エネルギー)が少なくなってしまうのです。
だから意識してたまには蓋を開けることも必要なのです。言い換えると「上手にストレス発散してくださいね」ということになるのです。
この我慢が感情の抑圧です。
これが症状として現れてくることがあります。頭痛、めまい、咳、微熱、起き上がれない、朝起きれないなどの症状が出てくることがあるのです。口に出して嫌と言えない、怒れない場合が続くと身体に症状として現れて身体表現性障害として現れることもあります。
この我慢が、ずっと続いたらどうなると思いますか?やがて疲れ切ってしまいます。
だから、やる気がなくなったり、無気力になって、これ以上疲弊しないように生命維持をするために保守的になり好きだった運動や趣味もやりたくなくなってしまうのです。
これが「うつ病」の始まりです。この「うつ病」ような状態を「抑うつ」と言います。
この状態をそのまま放置すると「うつ病」になってしまいます。これはあなた自身の命を守ってくれているのです。つまり体を休ませて回復しようとしてくれているのです。
自律神経を整える
体の本質は「動く事」
私たちは動物です。つまり動くことが基本です。私たちの心臓は生まれてからずっと動いてくれています。そして脳や体全体に血液を循環させてくれています。それによって各器官が働いてくれているのです。
心臓が「ドクン」と動くには交感神経が働いてくれて心臓から動脈を流してくれているのです。交感神経が働くことによって酸素を隅々まで送り続けてくれています。そして戦ったり、動いたりする時は、休んでいる時よりも、たくさん血液を流さなければいけませんので、より交感神経が頑張って、血圧を上げて血流を上げてくれているのです。これが興奮した時のメカニズムです。
興奮と抑制、交感神経と副交感神経は同じ量だけシーソーのように上がり下がりするのが理想的です。
ですが、ストレスが強くなりすぎてると交感神経ばかりが優位に働いていることが多いのです。これが続くと血圧が上がり、眠れなくなってしまうこともあるのです。
このような時に必要なのは「休む」ことです。心と身体を休ませることが必要なのです。だから不登校になっている時も、最初は焦らずに「休む」ということが必要なことだと理解することも大切なのです。
カラダの休ませ方
横になるだけでも十分です。重力に対して抵抗する力を使わなければいいのです。整体で筋肉や骨格や関節を緩めるてバランスを調整し脳への血流を増やし深い呼吸ができることが非常に大切だと私は考えております。
具体的な対策ではスマホなどを控えて目も休ませ、姿勢も正しくしてください。耳についてもイヤホンで大きな音量で一日聴いているとストレスになります。たまには自然の中で小川の流れる音や小鳥のさえずりを聴いてみてください。これがストレス解消に繋がります。「マインドフルネス」と呼ばれます。
心の休ませ方
心を休ませるには「やりたい事をやる」という事が大切です。特に「いい子ちゃん」であるあなたは我慢する癖がついています。自分の本心を隠すのが得意なのです。
休みたい、だらだらしたい、家事はしたくない、ずっと寝ていたいなど、たまには「○○しなければならない」を止めて「○○しない!」と決めて本能に従うことも大切なのです。
頭の休ませ方
頭で考える時間を減らすことが大切です。脳と自律神経は否定形が通じませんので、悩み事があったら考えたくなくても考えてしまいます。理性もそうです。これは人間が、どの動物よりも頭(大脳新皮質)が発達したからなのです。
悩み事に思考を支配されて眠れないような時は、「別のことを考える」のがおすすめです。具体的には「体の感覚」を感じるのがオススメです。これをグラウンディングといいます。
- 自分の呼吸を感じてみる
- 足の感覚を感じてみる
- お腹がどれだけすいているか感じてみる
- 姿勢ができているか感じてみる
- 近くの音を感じてみる
- 遠くの音を感じてみてみる
- 近くの物を見る
- 遠くのものを見る
こうすることで思考、理性を、その時は中止することができるのです。つまり頭を休ませることができるのです。
愛着障害と不登校
赤ちゃんの成長時期 | 認識 | 行動 |
---|---|---|
生後〜12週 | ・人見知りはない ・人の区別がつかない | ・人の声を聴くと泣き止む ・誰かの区別はつかない |
12週〜6カ月 | ・お母さんを認識 ・特定の人を認識できる | ・笑う ・人によって反応が変わる (安全な人かどうか区別できる) |
6カ月~3歳 | ・後追い をする ・祖父母の家に宿泊できない | ・誰かを区別して明らかに反応が違う ・警戒心が出てくる ・養育者を安全基地として認識し探索行動ができるようになる |
3歳~ | ・協調性が形成 されてくる ・祖父母の家に宿泊できる | ・養育者の感情などを推察することができるようになる ・人の行動の予測ができるようになる(こうやったら怒るかな) ・自分の行動を修正できるようになる |
参考文献:「心理学概論」より「愛着の発達段階(4段階)」(ボウルビイ1969年)
この6カ月~1歳半くらいの時期に養育者に愛情いっぱいで育てられていると大人になってから自分をしっかりと守れるようになります。
4種類の愛着パターン
安定型(60%)
ママから離れると不安になり、すぐに泣きます。ママが現れると、とても喜びます。いろんな事を他の人と楽しみながら取り組むことができます。
回避型(15~20%)
ママから離れても無反応です。ママと離れていて再開しても喜ばない傾向にあります。例えば児童養護施設などで育った子供に典型的といわれている反応です。成長すると反抗的で攻撃的になる人が多いといわれています。
感情面では相手が傷ついていることが気づかなかったりします。そして突然、攻撃的になったりすることもあります。また人に頼られると面倒だと思う傾向が強いです。
抵抗・両方型(10%)
ママから離れると激しく泣きます。でもママが現れると嫌がったりします。親がかまってくれる時と、そうでない時の差が激しい場合や神経質で過干渉な親の場合に多いとされます。不安障害の子供になることが多いといわれています。
混乱型(回避と抵抗が混じっている)
一貫性がなく、境界性パーソナリティ障害になりやすいといわれています。
特徴としては、過去に囚われやすいということがあります。そして、過剰な反応をして、思い込みも激しいです。白か黒かハッキリしている方が多いです。
愛着障害の人は意地っ張りで、こだわりが強い方が多いです。
極限まで自力で対処しようとするので結果的に潰れてしまって自分のことがあまり好きでなかったり自分のいいところをなかなか言えない方が多いのです。
依存もしやすいのでアルコールやスマホ、ギャンブルなどにも注意が必要です。不安型と回避型のタイプは病院に行きたくないので、治療をちゃんと受けない傾向が多いといわれています。
愛着障害の克服のヒント
克服していくには親との関係を改善していく必要があります。安全基地を作ることが大事です。
良い安全基地
- 安全感を保証する
- 感受性・共感性がある
- 応答性がある(求めた時に応じてあげることが大切・相談できる・守ってもらえる)
- 安定性ある
- 何でも話せる
大人になっても愛着を求められたら幼い子供のように優しく抱きしめてあげて、失われた時間を少しでも取り戻してあげることが重要です。
愛着の傷を修復するためには安全基地を確保して子供のころの不足を取り戻し周囲に受け入れてもらっているという共感をもらうことが大切です。
そして無意識的な過去の記憶、もやもやしたものネガティブに考えてしまうこと、これらをすべて語りつくすことが大切です。
すると今まで親の否定的なことばかりが目立っていたのが自分のためにいろいろしてくれたんだな~と良かった面や愛情を受けたことにも向き合えるようになってきます。
ここで大切なのは親が泣いてばかりいて悲しんでいる状態ということです。これでは解決になりません。一緒に不安になって悩むというよりも、何か必要な時に、「いつでも助けられる準備ができているよ」「いつでもお母さんはあなたの味方だよ」という安心感が大切なのです。
参考文献:「愛着障害」より
まずは休んで感じること
やる気を出していくには順番があります。
不登校で苦しんでおられる我が子をみて怒ってしまったり、「なんでうちの子は学校に行くことができないんだろう」そう悩んだりしていませんか?
お子さんも自分は行きたいけど行けないと悩んでいるんです。
克服には順番があります。その順番をみていきます。
すべての物事がその方にとって必要なことが起こっています。ポジティブにとらえて対応することが大切なんです。
気づくことは傷つくこと
このような順番で対処しようとしても自分の心の中にドリームキラーと呼ばれるもう一人の自分がいます。
これは天使と悪魔みたいなものです。
こうやったらいいとわかっていてもできない、こんな時は、もう一人の自分、ドリームキラーが邪魔をしてくることになるのです。
それを振り払い、また前を向いて改善する方向へ向かうのは自分なのですが、そのサポートを私たちがさせていただいているわけです。
問題にぶち当たった時それに気づくことになります。
しかし、それは今まで潜在意識で見ない様に感じない様にしていた部分ですので、とても辛いことに気づくかもしれません。(「臭いものには蓋をしろ」みたいなことですね)
気づくことは傷つくことになるかもしれません。
それでも、それを克服することで明るい光が見えてくるのです。
これをやったから、すぐに解決するということではございません。すべての方にはあてはまるということではありません。参考程度にご覧ください。
子供にかける言葉
ついつい言ってませんか?
実は、私も子供に対して、よく使ってしまっていた言葉もあります。
これは子供の愛着形成にも非常に関係しています。
そうしたら、どう話したらいいのか見ていきますね。
よく言ってしまう言葉 | 言い換えてみて |
---|---|
そんな子は大嫌い | 例え悪いことをしても、お母さんだけは、あなたの味方ですよ、「あなたのことを大切に思っている。あなたは私の子供だ!」と語りかけてください。 そんなことをしたら、お母さんは「とても悲しいと思っているよ」と諭してあげてください。 |
早く寝ないとお化けがでるよ | 寝るときは安心させてあげてください。眠る時の恐怖や不安は悪夢になったり、心の傷になりかねません。 「いい子で寝ようね」と話してあげると、お子さんは、きっといい夢が見れますよ。 |
もうやらないと約束したよね | これからどうしていこうか |
いつも言われているだろ | こういう時、何って言われている? |
やる気あるのか | 今、君はどんな気持ちかな |
試合やテストの前は緊張する | 緊張するのは真剣で本気になった証拠だ |
勉強についていけなくて焦っている | 焦りとは、ついていきたい、やる気がある気持ちの証だ |
ミスをするな | 自分のベストを尽くそう |
ビビルな | 勇気を出して、やってみよう |
参考文献:「スクール・ペップトーク」より
両親の夫婦仲が良いことも重要
両親がケンカばかりしていると、それを見て育った子供さんは、悲しくなったり、うまく甘えられなくなったりします。すなわち愛着に問題がでることがあるのです。
両親の夫婦仲は子供の結婚生活の手本となるものです。相手の短所も長所も認め合っている、優しい思いやり満ちた夫婦が理想だと私は思います。
自他は違いますが、お互いの価値観と愛情で結びついているでしょうか。そんな夫婦であれば、お子さんにとって未来の幸福な結婚生活の手本となるものだと信じております。
愛されて育つと自己肯定感が上がる
親に愛されて育った子供は頑張れる子供で親切な人に成長してくれます。
自分を肯定できて、愛することができる人間に成長してゆきます。
愛情に満ちた関係を理解しているので、愛し愛される関係を築いていくことができるのです。
スキンシップが大切な理由
触れる事、スキンシップは人間にとって大切な癒しです。オキシトシンという幸せホルモンが分泌されることもわかっております。これは治癒力を高めることもわかっているのです。ちょっと抱きよせてもらうだけでも、心も体も穏やかになるのです。
当院のあるお母さんは、子供のことが、とっても大好きなのに愛情表現がうまくできず、悩んでおられました。そんなお母さんに、言葉も大切ですが、「抱っこしてあげるだけで伝わるんですよ」とお伝えしたところ、とても良い関係になられ「私、自信が癒されました」とおっしゃっていました。
できるだけ多く、子供さんを抱きしめて、やさしく触れてください。
子供さんは、そんな親の愛が、とてもとても必要なのです。
参考文献:「子供が育つ魔法の言葉」「子供を追い詰めるお母さんの口癖」より
ちなみに当院の施術もこの「触れる」という心地よさをとても大切にさせていただいております。
自己肯定感をあげるには
自己肯定感を上げていく、自分の感情をコントロールしていくなどという、心理的なサポートもしておりますので、どうか一緒に頑張ってまいりましょう。
まずは紙と鉛筆を用意します。
そして1分間で自分の好きなところを10個書いてください。
それを毎日書いていきます。
最初は、あまり書けないかもしれませんが、ちょっとづつ筋トレのように上手になっていきますので継続してやってくださいね。
参考文献:「マンガでわかる愛着障害自分を知り幸せになるためのレッスン」より
不登校の子供さんへの支援の仕方
不登校は「心の栄養不足」と理解してください。コップの水で例えると水は「自信の水」なのです。褒められたり、愛情を感じることで水が増えます。これが心の発達につながるのです。不登校の原因ばかり探してしまいがちですが、実はこの「自信の水」が減っていることに気づくことが大切なのです。
- 子供の良い所を見つけて親の嬉しい気持ちを加える(より具体的に言い「世界一お母さん嬉しい」という)
- 子供の良さを見つけて「○○の力がある」「凄いね~」と言ってみる
- 愛情深く観察し、子供を主人公にした声掛けをする(久しぶりに友達が来てくれたとしたら、「あなたは友達に好かれていて引き寄せる力があるのね凄いね~」と自分の子供を主人公にする)
- 毎日子供の3つ良いところを見つけて伝えて気づかせる(3カ月は続ける)
- 毎日、良い所のノートを記録する(私は「成幸ノート」と呼んでいました)
私事ですが、私の家では妻が子供に「いつも可愛いな~」「あなたが大事」「大好き」「あなたはできる」「○○が凄いな~」と毎日のように言い続けてくれました。
子どもが赤ちゃんの時に、初めてしゃべったり、つかまり立ちをしたり、歩いたりした時のことを思い浮かべてみてください。コツはこの時のように良くお子さんを観察して褒めることなのです。
心の変化を見るのに絵を描いてもらうのも良いですよ。題は「雨の中の私」です。
ちなみに不登校時代の絵と学校に行けるようになった時の絵です。不登校の時は傘もなくストレスに無防備です。学校にいけるようになってからは、表情も出てきて傘があります。
ほとんどの不登校のお子さんはスマホやパソコン、ゲームなどを長時間するようになり「電子中毒」になります。すると睡眠の質が悪くなり昼夜逆転してしまいます。これが泥沼の第一歩となるので、できるだけ規則正しい生活に戻していく必要があります。電子機器を遮断するには「禁断症状」や「駆け引き」を覚悟して望まないといけない場合が多いので注意してください。
参考文献:「不登校は1日3分の働きかけで99%解決する」より
嬉しいご報告をいただきました
この方とは別の方ですが、お母さんから嬉しいご報告をいただきました。現在は就職も内定が決まったそうです。本当に嬉しいです。
まとめ
- 自己肯定感をあげて自分に自信を持つ
- 愛着形成ができているか、大きくなってもハグが大切
- 自分の意見を言えるような訓練をしていく