あることがきっかけでパニックを起こすようになりました。
それ以来、小さなことにクヨクヨしてしまいます。
小さい音やクーラーの風や音が気になります。
人の気持ちや表情が気になりすぎて仕事なども手に付かず迷惑をかけてしまいます。
上司から罵声を浴びせられてしまうこともあります。
全く知らない人でも誰かに怒られているのを見ると、自分の事のように嫌な気持ちになって落ち込んでしまいます。
そしてコロナワクチン接種後、めまいが頻発しPPPDを診断されました。
日常生活に支障が出て、生き辛く感じてしまいます。
なんとか克服したいです。
嫌な人の事を思い出すだけでパニック発作が起きたり、息苦しく感じたり、心臓がバクバクしてしまうことがありお辛い方です。またコロナワクチン接種後に眩暈が頻発しPPPDと診断されました。
それ以来、ダメな自分を追い込んで、焦ってしまい、パニック発作が出て困っておられます。
いろんな刺激に対して敏感に反応してしまい、生き辛くなっておられます。
映画などを見ても一人で恥ずかしいくらい号泣することもあるそうです。共感力が強すぎると自分でも感じておられます。友人の相談を聴いても自分の事のように感情移入しすぎるそうです。
このような方を「HSP」(ハイ・センシティブ・パーソン:繊細さん)といいます。
- 5人に1人存在する
- 他人が怒られていても自分が起こられているように感じる(強い共感力)
- 細かなことに気を取られすぎる(繊細)
- 深く考えすぎてしまう
- 光や音や香りに敏感
- 芸術などに感動しやすい
めまい(PPPD)とHSP、パニック障害を回復させる方法
PPPDについて
持続性知覚性姿勢誘発めまいという病気があります。慢性的な眩暈の40%を占めるといわれています。
急なめまいを発症後、急性期症状は改善したにも関わらず、雲の上を歩いているような状態が、3ヵ月以上にわたってほぼ毎日みられる病気です。
この方の場合はコロナワクチンを接種後に眩暈を発症され、どんどん酷くなっておられました。
コロナワクチン接種後の不調
あくまでも当院のクライアントさんへの聞き取りでのケースです。
当院のクライアントさんでは注射を打ってから腕が上がらなくなったり、握力が確実に低下したということをお聴きました。また確実に眩暈が発症し、接種を重ねるごとに悪化している方がいらっしゃいます。
病院で目眩の検査をされても目や耳などに問題がなかったそうです。そこでPPPDと診断された方がいらっしゃいます。仕事にも影響があり、眩暈によって外に出ることが厳しくなり営業の仕事が辛くなってこられた方もいらっしゃいます。
コロナに感染してからの不調
あくまでも当院のクライアントさんへの聞き取りによるケースです。
当院のケースではワクチンを打った、打っていないということで「発熱がマシだ」「症状が軽かった」などという根拠はないように感じます。
しかし確実に後遺症として「味覚障害」「嗅覚障害」が出ている方がいます。
感染前からかどうかは不明ですが、「亜鉛」という栄養素が不足していることも考えられます。
当院のアプローチ
めまいについても検査をさせていただき、目や三半規管、小脳、足裏の感覚受容器に問題がなければお身体の調整に入ります。特に頭の調整はしっかりとさせていただきます。
ストレスを減らしストレス耐性を増やしていくことが大切だと考えております。
HSPのタイプチェック
突然ですが「質問」です
突然ですが写真の「窓は何色ですか?」
緑が綺麗なお庭が見えるな~
透明なのかな~
鍵がかかっているのかな?
鍵がかかってなかったら泥棒が来て危ないんとちゃう!
怖いな~
凄く短い時間ですが・・・
あなたは
このように色んなことを考えてしまいませんでしたか?
これがHSPの特徴なんです。
窓の色以外のことを考えてしまうということはありませんでしたか?
HSPの方は深く考えることが特徴なんです。
ですので
たくさんの情報が入ってくると頭で処理が追い付かなくなり焦ってしまいパニックを起こしてしまうのです。
そのせいで、ちょっとの事、音でも神経が過敏に反応する「癖」が付き必要以上にビックリしすぎたりしてしまうようになります。
旅行の前日などに眠れなくなってしまったり、旅行で環境が変わると眠れないこともあるのです。
色んなことを考えすぎると「脳」が疲れ果ててしまいます。
これは時間的なことでもそうです。過去の嫌だった出来事をクヨクヨ考えたり、未来の予期不安をずっと考えて不安になって心臓バクバク、冷や汗を流すなんてこともあるのです。
そしてHSPの方の「脳」の特徴はミラーニューロンが発達していることがわかっています。「ミラー」とは「鏡」です。つまり強い共感力があるということが特徴なのです。
これらは悪いことではありません。人が気づかないようなことを気づいたり、秘書のような仕事には大変向いているといえます。
また共感力も高いので相談をされることが多かったり、カウンセラーのようなお仕事で力を発揮する方もいらっしゃいます。
HSPは性格や病気ではありません。生まれ持った「気質」です。だから、あなたは「そのままで」いいんです。HSPを受け入れて強みに替えていかれると生きやすく、過ごしやすくなります。
これら4つの特徴に全て当てはまるとHSPだといわれています。あくまでも参考程度に御覧ください。(診断は医師しかできません)
神経が興奮しやすいタイプ
- 危険を察知するのが早い
- 神経が興奮して疲れてしまう
- 常に安心を求める
- 基本的にビビリ
感覚が繊細タイプ
- 周囲の変化に気づくのが早い
- 気配り上手だと言われる
- ちょっとしたヒントから多くを理解できる方だ
- 繊細な芸術などが好き
考えが深いタイプ
- 納得のいくまで、とことん考える方だ
- 考えすぎて悩むことが多い
- 洞察力があると言われる
- いったん理解するとマニアックなところがある
強い共感力タイプ
- 感極まりやすい
- 人の気持ちを察しやすい
- 周囲の雰囲気に流されやすい
- 八方美人と言われる
HSPの日常生活あるある
- 服の首元の丸首の部分の締め付けが気になって着なくなった
- 襟のタグが気になって切る
- セーターの素材がチクチクして着なくなった
- パジャマの生地が硬くて肌がこすれる感じで着なくなった
- 光が苦手なので外出時は帽子をかぶり、肌を出さないように完全防備
- 人の視線が苦手
- 嫌な人が隣に来るだけで緊張する
- 嫌な人の話を他人がしているだけで緊張する
- 電車でスマホを見ると眩暈がして吐き気がする
- 大きな音が鳴ると、とてもビックリする
- たばこの匂いが特に苦手で頭が痛くなる
- 電気屋さんの明るさと電磁波がとても苦手
- ゆっくりお風呂に入るのが好き
- 手を洗うと落ち着く
- WIーFIやテレビのスイッチのチカチカ、時計のカチカチ音が気になる
- 人並以上に睡眠をとりたい(それだけ刺激に疲れているのでいつでも眠たいが、もっと調子が悪くなると眠れなくなる)
- 繊細でリアルな夢を見る(怖い夢で「ギャー」と叫んで飛び起きることがある)
こんなことで困ることが多いですが仕事としては、人と違った見方ができたり、凄いアイデアを閃いたりして専門的な優れた職人さんになり大成する人がいます。
ただし日常生活で困っている方へは対処法などがありますので最後まで一文字も飛ばすことなく御覧くださいね。
得意な部分を伸ばして仕事に生かしていただけたらと思います。
向いている仕事
- 得意分野、知識と経験があるものを選ぶ
- 五感の負担が少なく、落ち着ける環境を選ぶ
- 自分のやり方、ペースでできる、シフトも比較的自由
- 威圧的な人はいない、一定の距離が保てる雰囲気
HSPのHSS型
HSPの中でも「HSS型」というタイプの方がいます。HSS型は刺激に弱いのに好奇心が旺盛です。刺激を求めてしまうので、とっても疲れます。旅行に行きたかったりするのですが、行く前や行ってからも不安になってしまうことが多いです。
「もう二度と●●しない」という口癖がある人が多いです。
HSS型の人は初対面でも平気で話ができるタイプです。考えすぎるのに行動力があり感情が爆発することがあるので、突拍子もない行動に出してしまうことがあります。
急に全財産をはたいて海外旅行に行ったりしてしまう方もいらっしゃいます。また趣味などには熱しやすく冷めやすかったり、急に毒舌になったり、下ネタを話したりすることもあります。
対処法としては「情緒的サポート」に相談することです。そして客観的に自分をみる癖をつけることです。
家でも自分のスペースを確保することが大事です。考え方の強いこだわりも修正してください。例えば妻なんだらか毎日ちゃんと家事をしなければならない、お母さんなんだから子供の面倒を一人でみないといけない、などの「○○すべき」思考を改めることが大切です。
上司からのパワハラで仕事を辞めても不安が治らない女性
この方は上司からのパワハラのような発言がもとで仕事をやめられました。
とても、とてもひどいことを言われたそうです。
そのパワハラを受けてから車の運転が怖くて、できなくなりました。
お母さんと一緒でしか行動できなくなってしまわれました。
突然、動悸がして、理由もなく不安になります。匂いにも、凄く敏感になりました。特にタバコと香水の香りは吐き気がするほどダメだったそうです。
そして、ちょっとした小さな時計の音などの物音が気になるようになってしまいました。お腹の調子も悪く、すぐにゴロゴロと腹痛がおこり下痢してしまわれます。
広場恐怖(空間恐怖)といって、大勢の人が集まるところ、エレベーターなどの密室、スピードの速い新幹線などがダメになりました。徐々に一人で家にいることも怖くなってきたそうです。
電車も「閉じ込められたらどうしよう」、エレベーターも「止まったらどうしよう」と常に強い不安になってしまいます。それを考えるだけで家の中にいても動悸がするそうです。不眠にも悩んでおられました。
精神安定剤と睡眠導入剤の薬も飲んでおられます。
この方が良くなっていかれたのは施術により体全体の調整をし、呼吸が深くできるようになり、脳への血流も確保できてきた時に、足の感覚を研ぎ澄ます練習をしてからです。
心理ワークで自分の感情のコントロールも一緒に毎回練習しました。
すると身体の調整をさせていただくと「睡眠がとれる」と自己暗示がかかり、それが自信につながり、どんどんと良くなっていかれました。
小さなハードルを少しづつクリアされて、それをノートに書き記していただきました。
題名は「成幸ノート」です。このノートには、うまくいったことだけを書いてもらいました。すると後で見直すと、自分のできたことだけのノートなので、自己肯定感の向上につながっていったそうです。
時々、今でも波があり不調な時もあるそうですが、以前のように塞ぎこまず、笑顔で「先生!もうそろそろ楽になりそうです~」と心の余裕も出てきました。
今後も全力でサポートさせていただきます。
パニック障害について
パニック障害の発作についての質問です。
広場恐怖
パニック障害が起こる時って、逃げるに逃げられない状況、パニック発作の症状が予期しないで、または突然、起きた時、誰にも助けてもらえない状況にある時に不安に感じて起こることがあります。
広場恐怖が生じやすいのは、家の外にひとりでいる時が多いです。
混雑の中にいること、列にならんでいること、橋の上にいること、電車に乗っていること、飛行機に乗っていること、自動車に乗っていることなどがあります。
つまり、逃げ場がない状態になって「追い詰められたらどうしよう?」という時に不安になるのです。
あなたはパニック発作、またはパニックのような症状が起こることを非常に苦痛、または不安を伴いながら耐えているませんか?一人ではなく誰かがいると少しマシになることはないですか?
その不安または恐怖症から逃れるのは、以下のような精神疾患があると、もっと辛くなります。
- 特定の恐怖症(エレベーターだけを避けるなど)
- 強迫性障害(ずっと手を洗ってしまう、ゴミなどを極端に避ける)
- 外傷後ストレス障害(強いストレスと関連した刺激をさける)
- 分離不安障害(家を離れたり家族から離れられない)
当院の施術
特にパニック障害の方は、うつむきで寝るのが苦手な方が多いです。
当院では、その方の楽な姿勢で無理なく施術いたしますので安心してください。
美容院などで上向きで髪の毛を洗うのも苦手な方がいらっしゃいます。
そして歯科で、じっとしていられないで汗が出てくる方もいらっしゃいます。
当院では、その方がお辛くないような姿勢で施術いたします。安心してくださいね。
心理的なワークも一緒にしていき、自分でコントロールできるようにしていくのも当院の特徴です。施術の方針としは、ストレスを減らし、ストレス耐性を増やすことです。
①言葉がけ
丁寧な説明で認知してもらいます。
今の自分が、どんな状態かを知ることが安心につながります。
希望が持てるんだ、希望を持っていいんだと思えると、すごく心が軽くなります。
②体感
整体で痛かったところ、辛かった呼吸、不調や違和感が軽減します。そして興奮している交感神経節に対して刺激を入れて副交感神経を働かせます。
リラックスしていただくと過緊張を起こしていた筋肉のロックがほどけてきます。
凄いガタガタ道をかなりのスピードで走る時って、しっかりシートベルトを締めますよね、ストレスを感じるとそのような感じで筋肉でガチガチに固めているんです。
そのきつく締めたシートベルトをほどく感じで全身を調整していきます。
③イメージ
良くなっていくイメージを持ってもらいます。
自分のその時の感情を表に出すことをする場合もございます。
奥底にあるものをさらけ出すことも時には必要なんです。脳は自分が考えたように、なっています。だから「治りそう」と思えたら「治って」いくんです。
症例
まとめ
- 苦手な人からは逃げる
- 自分の過ごしやすい環境を作る
- 得意なことをする
- 自分のことを客観的にみる癖をつける