今まで、できていたことが急にスムーズにできなくなりました。
脳の病気かと思い検査をしても異常がありませんでした。
この症状が出る少し前から強烈な精神的なストレスが続いています。
これが原因なのでしょうか?
治らなかったらどうしようと不安になります。
どうしたら良いんでしょうか?
このようなお悩みの解決のヒントになれば嬉しいです。
突然、指がスムーズに動かなくなったらビックリしますよね。
急に痺れを感じたり、力が入らなかったり、動きがスムーズに動かせない場合は脳梗塞などの可能性もありますので、まずは念のため脳の専門の病院で検査を受けてください。検査に異常がない場合は、自律神経の乱れからくるものかもしれません。
どうぞ当院へご相談ください。
ストレスが強い場合は筋肉が緊張します。すると血流が悪化して神経変性を起こし痺れを感じたり筋力低下を起こしたり冷えを感じることがあります。
指や腕の痺れが解決できる
手のしびれって大きな病気の前兆?
手の痺れは病気の前兆のこともあります。特に脳の病気や首の病気の場合もありますので、まずは病院で検査を受けてください。
- 糖尿病
- 手根管症候群
- 腱鞘炎
- 首のヘルニア
- 巻き肩・猫背などから胸郭出口症候群
- 枕や寝具があっていない、寝方が悪く寝返りを打たない、ペットや子供と一緒に寝て固まってしまう
- 脳梗塞などの病気
自律神経失調症と手のしびれの関係
ストレスが原因で自律神経失調症になってしまった場合は、交感神経が優位になり筋肉緊張から痺れや震えや筋力低下が起こることがあります。
また悪い生活習慣によっても自律神経の乱れから「自律神経失調症」「うつ病」になってしまうこともありますので注意が必要です。
不足している栄養素はないですか?
特に「痺れ」などの神経に関係する栄養素としてはビタミンがあります。
ビタミンB1・B6・B12・葉酸などが不足すると手足に痺れが出ることがあります。アルコールを飲まれる方はアルコールを代謝する時にビタミンを使用するので特に不足しやすいので要注意です。
ビタミンB12は末梢神経や中枢神経の機能維持や修復をしてくれます。ヘモグロビンの合成にも関係します。ですのでB12が不足すると神経の機能低下が起こり痺れ、痛み、貧血などが起こることがあります。ビタミンB12はシジミ・アサリ・サバ・レバーに含まれます。
ビタミンB1は脳や神経に影響しやすく不足すると脚気になり、痺れが起こることがあります。多く含まれるのは落花生、グリンピース、豚肉、ナッツなどです。
ビタミンB6が不足すると皮膚炎、口内炎、貧血、リンパ球減少症などが起こることがあります。 また、大人では、うつ状態、錯乱、脳波異常、痙攣発作など神経系に異常が起こることもあります。
葉酸が不足すると巨赤芽球性貧血という貧血が起こりやすいです。またビタミンB12と同じような症状が出ます。枝豆や菜の花、アスパラガス、オクラ、ブロッコリーなどに多く含まれます。
手の痺れ・震え・力が入らない30代女性
右手だけ、感覚がなんとなくおかしいという30代女性の方です。
最初はスポーツをしていて右手の異常な感覚に気づかれました。スポーツの場合は少しの感覚の違いでプレーにも影響しますので調整して試合に備えたいということで来院してくださいました。
スポーツをしておられますとイップスやジストニアなどの可能性がありますが全ての方がそうではありません。
疲れがピークになり背中に張りを感じた
お正月が明けて、とっても疲労を強く感じていたそうです。
家族が帰省されて10人分の食事やお世話で、ずっと台所に立っておられたそうです。
その時は、みんながワイワイしているのを見ていると、とても幸せな気持ちになり、とても楽しく痛みなども、何もなかったそうです。
でも、みんなが帰った後、全員分の布団を洗濯したり、掃除を大掃除並みにしたそうです。その後、へたり込んで途中で寝てしまい疲労がピークだったそうです。
そして突然、背中に強烈な張りを感じられました。右肩、右腕、右手まで、痺れに似たような、何ともいえない、だるい、不快な感覚になられたそうです。手の平を見ていると、なんだか右手だけが凄く白く感じたそうです。手を握る動作も右手の感覚だけ力が入りにくいということでした。
寂しい思いが強かった
普段はご主人と二人で暮らしており殆ど会話もないそうです。しかし、子供たち家族が集まり賑やかだったので気持ちも嬉しくなったそうです。しかし、帰られたら急に寂しく感じたそうです。この寂しいという感情もストレスとなります。
背中から腕、手の感覚がなぜかおかしい
もしかしたら脳かもしれないと思うくらいお辛かったそうです。そして、すぐに脳神経外科を受診されました。結果としては異常はありませんでした。その後、変化がみられないので知人のご紹介で当院へお越しくださいました。
当院でも、できる限り、いろんな検査をさせていただきました。
- 目の動き
- 痛覚、振動、触覚、温冷覚など
- 握力検査
- 片足立ちなどのバランス検査
- 酸素飽和度と脈拍
- 瞳孔チェック
などの検査をさせていただきました。
運動的には問題はありませんでしたが温度の感覚と触覚が鈍く少し気になりました。左右の首と腰の可動域などの動きに関しては、ものすごく顕著に差があらわれておりました。
手の痺れと適切な運動の関連性
スムーズな運動の為には神経伝達物質のドーパミンが関係しております。例えばパーキンソン病はドーパミンの不足で気ごちない動きになってしまう病気です。
運動と脳の関係
運動する時の「脳からの指令」は、このような感じになっております。
中脳の「黒質」からドーパミンが分泌して「線条体」に伝わり、「大脳皮質」へ伝達され、運動に繋がります。
ちなみに「パーキンソン病」などではドーパミンの分泌が少ないので②への伝達が上手くいかないため①~③の伝達がスムーズにいかなくなります。
ですので動作がスムーズに行えなくなったり、止めようと思っても震えてしまったりする場合があります。もしも、動きが良くならない場合は、一度、病院で検査を受けてください。
ストレスを探っていく
根本的な原因としてストレスがあることが多いです。その原因を自分の意識に明確に表して対処していくことが必要な場合があります。当院では、心理面でのアプローチも専門的にさせていただきますので、どうぞ安心してください。
下の図は症状発生率です。4つのストレスを減らして対応する力を増やしていくことが必要になってまいります。
当院での検査と施術
手の温度に左右差があった
手の平の色は明らかに右手が白かったです。体表温度計で計測いたしますと
左 31.6度 右 30.6度
と1度の差がありました。これを踏まえて右手の血流が悪くなっていると判断しました。
ですから温度差があるということは神経の伝達にも左右差や運動の左右差があってもおかしくないと思われます。
手を握る動作に違和感がある
手の運動能力的にも少し握力が違いましたが、それほど差はありませんでした。
しかし運動をされるという方は微調整、微妙な違いでもプレーに大きく影響します。
ですので試合が近いということなので、なんとかしたいということでした。
運動する時に、おかしくなるのにイップスやジストニアというのもございます。
またパーキンソン病でも運動がスムーズにできない場合があります。
下の記事は当院のパーキンソン病の方です。どうぞご覧ください。
施術後の変化
手のひらの体表温度
左 31.6度⇒34.4度 右 30.6度⇒34.4度
手の動かしやすさの変化も実感してくださいました。
全身の調整をさせていただき、特に首と頭を調整させていただきました。
当院の施術は痛くないので安心してください。
当院は全身を1つのユニットとして捉えております。筋肉、関節、内臓の位置やリズム、体液の循環などを正常に近づけることで自然治癒力が働きやすいようにすることを目的としております。
まとめ
- 手の運動がスムーズにできないと感じたら、一度、病院へ行く
- 脳と運動の関係で運動に支障が出る場合がある
- パーキンソン病などの場合はスムーズにできないこともあるので一度、検査する
- 自律神経の乱れから筋肉緊張し、痺れたり震えたりすることもある
- 感情の抑圧を常にしている場合は震えることもある