私って自分に自信がないんです。
何をやってもうまくいかないんです。
子供の頃からです。
どうしたら自己肯定感を増やすことができますか?
このような自己肯定感が低い方は多いです。不安傾向の強い方は特のそう感じます。
いろんな刺激に対して対抗するエネルギーが低いのかもしれません。これを高くしていくことで「症状発生率」を下げることができるのです。
上の図では分母に当たりますので、できるだけ増やすことが必要です。
そこで今回は自己肯定感を増やすコツをお伝えします。
自分の潜在意識に働きかけて理想の自分になっていくというアファメーションという心理テクニックがあります。
「海賊王に俺はなるっ!!!!」
これは漫画ワンピースの主人公モンキー・D・ルフィの口癖です。自分で強い意志を持って「こうなりたい」ということを言い切っています。これがアファメーションです。
自分に自信が持てるようになる
ワンピースから学んだアファメーション
私が漫画の「ワンピース」から学んだアファメーションについて解説していきます。
アファメーションとは「自分を肯定的に断言すること。それを個人的に誓約をすること」です。自分を肯定して自分の夢や目標を掲げ、潜在意識に働きかけ、それを達成していこうとするものです。
アファメーションの逆の存在
しかし、この夢などを周囲の人達が否定したりする場合があります。しかもこの場合は善意のこともあるのが厄介なのです。
これをドリームキラーと言います。
例えば、親がこれにあたります。
私はビッグになって歌手になるねん
そんな、夢みたいなことを言ってないで、しっかり勉強しなさい
このように「夢」「目標」をやってもいないのに否定してしまうような場合です。
ドリームキラーとは
ドリームキラーの特徴は、過去に囚われている人、自分のコンフォートゾーン(居心地の良い場所)に満足していることです。
より高いゴールを見ると居心地が悪く、相手のゴールを下げようとする人です。(足を引っ張る人)
ただ善意のドリームキラーという人もあります。
相手のことを思い良いと思ってドリームキラーになっている場合があるのです。
例えば、高校受験の時、偏差値を見て「あなたの偏差値では、ここの高校は無理です」と先生に言われたとします。
先生は過去の偏差値を決めたテストを受けた対象ではないのに、統計から否定的なアドバイスをしてしまうような場合です。
家族、上司、先生が善意のドリームキラーになりやすいといえます。
コンフォートゾーンとは
日本語では安全領域とか快適領域といいます。
ストレスや恐れ、不安を感じることなく安心して過ごせる環境のことです。心理学的には「慣れた環境」です。
人には欲求というものがあり、安全の欲求というのも備わっているものなのです。
一番の欲求は生理的欲求です。寝たり食べたりすることです。その次の段階に「安全の欲求」というものがあります。
これが満たされて初めて社会的な欲求があります。グループに属するとか社会で生きていくために必要な欲求です。そして承認欲求です。人に認められたいという欲求です。SNSなどの「いいね」などがこれに当たります。そして最後に「自己実現の欲求」です。ここを決めてしまうことで「行動」が変わってくるということになります。
成功者は、このコンフォートゾーン(安全であること)を抜け出そうとします。「殻を破る」などが成功のはじめの一歩になる事が多いのです。
その次の一歩抜け出したゾーンを「ラーニングゾーン」といいます。ここで学びを深めます。積極的に動いて成功しやすくなります。人が成長するには、この学びのゾーンを広く大きくしていくことが重要です。
その次が「デンジャーゾーン」です。これは無理しすぎてしまったり燃え尽き症候群のようになってしまいます。
ドリームキラーの例
ワンピースで有名なシーンがあります。
モックタウンという街の酒場で、ナミが空島の行き方を聞いた時、海賊のベラミー達に笑われ、馬鹿にされ喧嘩になった時の話です。
ベラミー(ドリームキラー)
ベラミー:「空島なんて夢物語だ!海賊が夢を語る時代は終わった。幻想(ゆめ)は叶わねえと知るべきだ」
同じ海賊でありながら、ベラミーはルフィたちを馬鹿にして笑います。
しかし、ルフィーは相手にせず、スルーしたのです。
ルフィー:「この喧嘩は絶対買うな」
それからルフィたちはベラミーたちにボコボコにされます。
そこにいたティーチ(黒ひげ)は言います。
ティーチ:「人の夢は終わらねえ!笑われていこうじゃねぇか!高みを目指せば出す拳の見つからねぇケンカもあるもんだ」
つまり「笑われても良い!言いたい奴には言わせておけばいいい。夢に向かって高みを目指せば、ベラミーのように否定したり、嫉妬したり、罵ったりする奴も現れる。でも相手にしなければいいんだ!」
ということなんです。
ドリームサポーター
その逆でドリームサポーターがいます。未来志向の人です。自分のコンフォートゾーンより高いゴールを見ると自分のコンフォートゾーンを上げます。ホメオスタシスが働いてドリームサポーター自身も成功します。
コンフォートゾーンからラーニングゾーンの段階に進み、ラーニングゾーンを広めている状態です。
理想的な状態です。
ドリームキラーに振り回されないようにする為にはドリームキラーから自由になることです。
それがルフィがやっていた気にしない、スルーする、無視する、相手にしないことなんです。
夢や目標の設定
自分の夢・目標設定の時にアファメーションが大切となります。
アファメーションとは「自分を肯定する」ということです。現在進行形で、すでに達成していることとすることです。他人とは比較しません。
例えば
- 「私は無条件に暖かい尊敬の念をすべての人に持っている
- 心から感謝して、周囲の人に伝えている
- 優しい心で満たされて心豊かに毎日を過ごせることが心地いい
というような感じです。
それが現状とギャップがある場合、エネルギーを生み出します。目標は高ければ高いほどエネルギーを生み出します。そしてそれがゴールに近づいていくのです。ゴール達成の道が見えてくるのです。
しかし、一回だけやるというのではないのです。毎日、ちょっとづつやり続け習慣化することが大切です。
海賊王に俺はなる!!!!
ルフィは最初から「海賊王に俺はなる!!!!」と言い切っています。
とてつもなく大きな夢を掲げることによって、それに賛同してくれる仲間も集まって来てくれます。そして断定して言い切ることによって夢への道を進みゴールが見えてくることになるのです。
まとめ
- 自己肯定感が低い人、自信がない人は「言い切る」意志が大切
- 自分でそうなると決める
- 自分を信じて言い切ること
- できないことなんて考えなくていい、出来ていることだけ考える