
東大阪市で自律神経の不調にお悩みの方へ、姿勢との関係についてお伝えします。
スマホやパソコンの時間が増え、「なんとなくしんどい」「気持ちも沈みやすい」と感じている方は少なくありません。
実は、姿勢と自律神経、そして感情は深くつながっていると言われています。

一日パソコンを使用して通勤でもスマホが放せません。
姿勢が悪いと何故か気分が落ち込むことがあるのですが、何か関係があるのでしょうか?
このようなお悩みのヒントになる内容です。
たとえば、こんなことはありませんか?
- スマホを見ていると、だんだん気分がしんどくなる
- 背中が丸くなると、ため息が増える
- 逆に、背筋を伸ばすと少し気持ちが楽になる
こうした変化は、気のせいではなく
体と心がつながっているサインかもしれません。
姿勢と自律神経・心の関係
たとえば体を「ブランコ」だと考えてみてください。
前にグーっと丸くなると、
気持ちも一緒に下に引っ張られる感じになります。
逆に、背筋をスッと伸ばすと
ブランコが少し上に戻るように、気持ちも少し軽くなります。
これは「気合い」ではなく
体の状態が神経に影響しているためと考えられています。

この姿勢でココロに感じる感情を調べてみますと①~③は自信がある、健康的な、明るい、若々しい、心地よい、積極的な感じになります。
これに対して④~⑥は生気がない、暗い、不健康な、消極的、不快、老けたという気分になる、という結果がでました。
このことから、姿勢は気分や感情に影響する可能性があると考えられています。
ですので姿勢を整えることで、心も少し落ち着きやすくなる可能性があります。
姿勢は気持ちのあらわれかもしれません
人は無意識に、その時の気持ちに合わせた姿勢をとることが多いです。
想像してみてください。
威張る時には胸を張り、背筋が伸び、顎が出て上から見下ろす姿勢を取ってしまいます。
自信がない時は、前かがみになり、自信のある時は背筋が伸びるのです。
姿勢と集中しやすさの関係
姿勢を整えることは、気分や注意の向けやすさに影響する可能性があります。
ただし、「姿勢を正せば脳への血流が良くなり、集中力や成績が上がる」とまでは断定できません。
勉強や仕事では、無理に胸を張り続けるよりも、楽に呼吸できる姿勢をとり、ときどき姿勢を変えることが大切です。
北海道の小学校ではこんな体操をやっている
ものすごくオススメですのでやってみてください。
こんな姿勢に注意してください



目線について考える
次に「目線」です。つまり、眼球運動です。
うつむいた姿勢が続くと、気分や思考に影響する可能性を示す研究があります。
スマホを長時間、下を向いた姿勢で見続けると、首や肩の負担や疲れにつながり、結果として気分まで重く感じることもあります。
だからといって、「下を向いてはいけない」ということではありません。
大切なのは、同じ姿勢を長く続けすぎないことです。

表情と感情の関係
感情には、大脳辺縁系を含む複数の脳領域が関わっています。
また、「楽しいから笑うだけでなく、笑うことで少し気分が変わることもある」という考え方があり、「表情フィードバック」として研究されています。
ただし、「笑顔になれば脳が勝手に楽しくなる」「笑えば必ず元気になる」とまでは言えません。
つらいときに、無理に笑う必要もありません。
でも、少し口角を上げてみたり、自然に笑える時間を持ったりすることが、気分転換になる方もいます。
心が体にあらわれることもあれば、体から心に働きかけることもある。
心と体は、一方通行ではないのかもしれませんね。
ストレス解消のヒント
まずはこれだけやってみてください
- 1日に1回、空を見上げる
- ゆっくり長く息を吐く
これだけでも体の緊張がゆるみ、
少しホッとする方も多いです。
ストレス対策ではセロトニンも大切
精神的な安定に関わる物質のひとつが、脳内で働く神経伝達物質のセロトニンです。
朝の光を浴びる、適度に体を動かす、規則正しい生活を送ることは、体内時計や気分の調整に役立つ可能性があります。
また、セロトニンの材料となるトリプトファンは、たんぱく質を含む食品から摂取できます。
簡単に始めやすい運動なら、無理のないウォーキングもおすすめです。
当院では、自律神経整体の一環として「セロトニン活性療法」を取り入れています。
セロトニン活性療法は、東邦大学名誉教授でセロトニン研究の第一人者である有田秀穂先生との共同研究・学会発表を経て開発され、脳波や唾液中セロトニン、血流、気分尺度などを用いた研究報告があります。
当院では、お顔や頭部にやさしく触れる施術を行っています。
レスペラント反応から考える
レスペラント反応とは、身体心理学者の春木豊氏が提唱した概念です。
呼吸や姿勢などのように、無意識にも起こる一方で、自分の意思でも調整できる体の反応を指します。
| レスペラント反応 | 気持ちや感覚 |
|---|---|
| 呼吸 | 興奮ー沈静 一般に、心拍は息を吸うと速くなり、吐くと遅くなる傾向があります。ゆっくりした呼吸は、自律神経の調整に役立つ可能性があります。 |
| 筋肉の反応 | 緊張-弛緩 |
| 表情 | 快ー不快 |
| 発声 | 開放ー閉鎖 うつっぽい時は大きな声を出すとスッキリすることがあるのは開放されるからです。 |
| 姿勢 | 覚醒ーまどろみ |
| 歩行 | 活発ー不活発 |
| 対人空間(パーソナルスペース) | 親密性ー疎遠 |
| 対人接触(愛着) | 安心ー不安 |
| 分類 | 内容 |
|---|---|
| レスポンデント反応 (びっくりして体を硬くする) | 生理的反射、無意識な反応、内臓の反応、原始反射の残存も考えられる |
| オペラント反応 (自分で力こぶを作る) | 意図的な反応、意志的、意識的反応、筋骨格の反応 |
| レスペラント反応 (呼吸) | 反射と意図的反応の両方を含む、主として筋骨格の反応 |
ストレス解消の運動
私自身が今も行っていて、気持ちよさを感じているのがドローインウォーキングです。
ドローインとは
息をゆっくり吐きながら、お腹を軽くへこませます。そのまま呼吸を止めずに歩きます。無理に力を入れ続ける必要はありません。
補足ですが私は「ありがとうございます」「感謝いたします」と瞑想しながらウォーキングしております。気持ちいいですよ。
マインドフルネスウォーキングとは
マインドフルネス・ウォーキング(歩くことに注意を集中する)、体の感覚(地面に足がついている、風や鳥などの音に耳をすませる)、雑念が浮かんだら、歩く感覚や呼吸に注意を戻す。
座禅の3つのキーワード(調身、調息、調心)に気をつける。
よくある質問
- Q姿勢が悪いと自律神経が乱れますか?
- A
姿勢だけで自律神経の不調の原因とは断定できません。
ただ、長時間の前かがみ姿勢は、首や肩の緊張、呼吸のしづらさにつながり、気分や疲労感に影響することがあります。
姿勢だけでなく、睡眠、ストレス、運動、栄養なども一緒に考えることが大切です。
- Q猫背を直せば、不安や気分の落ち込みも楽になりますか?
- A
姿勢を起こすことで、気分が少し変わる可能性を示した研究はあります。
ただし、すべての人に同じ変化が起こるわけではありません。
無理に胸を張るよりも、肩の力が抜けて、楽に呼吸できる姿勢を探すことをおすすめします。
- Qスマホを見ると気分が落ち込むのは、姿勢のせいですか?
- A
姿勢だけが原因とは限りません。
長時間の画面利用、睡眠不足、目の疲れ、運動不足など、複数の要因が関係することがあります。
スマホをやめる必要はありませんが、同じ姿勢を長く続けすぎないようにしましょう。
- Q深呼吸は自律神経にいいですか?
- A
ゆっくりした呼吸は、自律神経の調整に役立つ可能性があります。
ただし、無理に深く吸いすぎると、かえって苦しくなったり、めまいを感じたりする方もいます。
「たくさん吸う」よりも、「楽にゆっくり吐く」くらいで十分です。
- Q姿勢を良くしようとすると、逆に疲れてしまいます
- A
「正しい姿勢」をずっと固め続ける必要はありません。
むしろ大切なのは、同じ姿勢に固まらないことです。
肩の力が抜け、呼吸しやすい姿勢を目安にしながら、ときどき体を動かしてみてください。
なお、気分の落ち込みや不安が長く続き、眠れない、食べられない、仕事や家事が難しいなど、日常生活に支障が出ている場合は、姿勢だけの問題と考えず、医療機関へご相談ください。
まとめ
- 長時間の前かがみ姿勢は、首や肩の負担や呼吸のしづらさにつながることがあります
- 姿勢と気分には、お互いに影響し合う関係がある可能性が研究で示されています
- 無理に「正しい姿勢」を続けるより、こまめに姿勢を変え、楽に呼吸できる状態を大切にしましょう
「これくらいで相談していいのかな…」
そう思われる方も多いですが、大丈夫です。
ひとりで抱え込まず、よければ一度ご相談ください。
LINEからもご連絡いただけます。

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参考文献
- 『動きが心をつくる──身体心理学への招待』:春木豊
- 『「脳の疲れ」がとれる生活術』:有田秀穂
- 『手の治癒力』:山口創
- 『からだは嘘をつかない』:アレクサンダー・ローエン
- 『運動脳』:アンデシュ・ハンセン



