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強迫性障害(強迫症)で確認や手洗いがやめられない方へ|東大阪市の自律神経整体

東大阪市で強迫症(強迫性障害)による確認や手洗いのつらさで悩む方へ。頭の中の不安ループをイメージした画像。

手洗いがやめられない、玄関のカギを何度も確認してしまいます。
頭では「やめたい」と思っているのに止められず、家族にも迷惑をかけてしまって…。
どうしたらいいのでしょうか?

手洗いがやめられない。
玄関の鍵やガス栓を何度も確認してしまう。

頭では「もう大丈夫」と分かっているのに、不安が消えず、同じ行動を繰り返してしまう。

家族を巻き込んだり、外出に時間がかかったりして、

「自分はおかしいのではないか」
「家族に迷惑をかけて申し訳ない」

と、自分を責めていませんか。

強迫症は、性格の弱さや努力不足によって起こるものではありません。

当院では、自律神経について10年以上専門的に学んできた経験と、認知行動療法を含む心理学、栄養や生活習慣の知識を生かし、体の緊張だけでなく、不安と確認行為のつながり、睡眠、食事、生活背景まで一緒に整理します。

このページでは、強迫症の特徴、医療で行われる治療、当院でできるサポートについて、わかりやすくお伝えします。

この記事を読んでほしい方
  • 鍵やガス栓、戸締まりを何度も確認する
  • 手洗いや消毒を繰り返してしまう
  • 雨や鳥のフンなどの汚れが極端に気になる
  • 左右対称や決まった数字にこだわってしまう
  • 車で人をはねたのではないかと不安になる
  • 家族に何度も確認を求めてしまう
  • 確認や手洗いに疲れ、自分を責めている

強迫症(強迫性障害)とは

強迫症は、自分の意思に反して何度も浮かぶ考えやイメージと、それによる不安を和らげるために、同じ行動を繰り返してしまう状態です。

何度も浮かぶ考えを「強迫観念」、繰り返す行動を「強迫行為」といいます。

たとえば、

「手が汚れているかもしれない」
「鍵を閉め忘れたかもしれない」
「誰かに迷惑をかけたかもしれない」

と不安になり、手洗いや確認を行います。

確認すると一時的に安心しますが、再び不安が起こると、また同じ行動をしたくなります。

この繰り返しによって、

不安になる

手洗いや確認をする

一時的に安心する

再び不安になる

という悪循環が続きやすくなります。

強迫症の原因は一つではありません。

遺伝的な要因、脳の働き、もともとの気質、ストレス、生活環境などが複雑に関係すると考えられています。

「まじめだから」
「親の育て方が悪かったから」
「セロトニンが不足しているから」

と、一つの理由だけで説明できるものではありません。

強迫症は性格の弱さではありません

強迫症の方には、責任感が強く、人に迷惑をかけないよう頑張っている方もおられます。

しかし、まじめな人が必ず強迫症になるわけではありません。

本人も「やめたい」と思いながら、強い不安によって行動を止めにくくなっています。

「気にしすぎ」
「考えなければいい」
「我慢すればいい」

という言葉だけでは、解決しにくい状態です。

本人や家族を責めるのではなく、不安と行動がどのようにつながっているのかを理解することが大切です。

一般的な不安・心配と強迫症状の違い

誰でも、将来や仕事、人間関係について不安になることはあります。

一方、強迫症状では、同じ考えが繰り返し浮かび、その不安を打ち消すために、確認や手洗いなどの行動を繰り返しやすいことが特徴です。

比較する点一般的な不安・心配強迫症状
気になる内容仕事、家族、将来、人間関係など汚れ、戸締まり、加害、数字、順序など
頭の中心配事について考え続ける自分の意思に反して同じ考えが何度も浮かぶ
行動考えたり、人に相談したりする手洗い、確認、数え直し、やり直しなどを繰り返す
やめようとしたとき気にはなるが、別の行動へ移れることもある強い不安や違和感が生じ、行動を止めにくい
行動した後問題が整理されると安心しやすい一時的に安心するが、再び不安になりやすい
生活への影響一時的で、生活への影響が少ないことも多い長い時間を取られ、外出、仕事、家事などに支障が出ることがある

ただし、実際には明確に分けられない場合もあります。

確認や手洗いに長い時間がかかる、やめようとすると強い苦痛がある、仕事や家事、外出に支障が出ている場合は、一人で判断せず、心療内科や精神科などへ相談してください。

受診を考えた方がよい目安

次のような場合は、心療内科や精神科などへの相談をおすすめします。

  • 確認や手洗いに長い時間がかかる(例:2時間手洗いしている)
  • 仕事、家事、学校、外出に支障が出ている
  • 家族への確認要求が増えている
  • 不安が強く、外出を避けている
  • 眠れない、食欲が落ちる、気分が強く落ち込む
  • 自分や周囲を傷つけたい気持ちがある

強迫症では、認知行動療法や薬物療法などが用いられます。

生活への影響が大きい場合は、一人で抱え込まず、早めに専門家へ相談してください。

強迫症の主な治療

認知行動療法と曝露反応妨害法

強迫症でよく用いられる心理療法が、認知行動療法です。その代表的な方法に、曝露反応妨害法(ERP)があります。

不安を感じる場面に少しずつ向き合いながら、いつもの確認や手洗いを繰り返さず、不安が自然に変化していく経験を積んでいきます。

いきなり強い不安に耐える方法ではありません。本人の状態に合わせて、比較的取り組みやすいことから段階的に進めます。

症状が強い場合は、強迫症を扱う医師や心理職などに相談しながら進めることが大切です。

薬物療法

医師の判断により、SSRIなどの薬が使われることがあります。薬によって不安がやわらぎ、認知行動療法に取り組みやすくなる場合もあります。

薬の開始、変更、中止は、自己判断で行わず、必ず主治医と相談してください。

当院では体・心理・生活習慣からサポートします

強い不安が続くと、頭の中だけでなく体にも反応が現れます。

  • 呼吸が浅い
  • 首や肩、顎に力が入る
  • 眠りが浅い
  • 胃腸の調子が悪い
  • 疲れているのに休めない
  • 頭の中で同じことを考え続ける

このような状態では、心と体の余裕が少なくなり、確認したい気持ちが強まりやすくなります。

当院では、次の3方向から状態を整理します。

体の緊張をやわらげる

呼吸の深さや胸の動き、頭、首、肩、顎、お腹、背中などの緊張を確認し、強い刺激を使わないやさしい施術を行います。

体をゆるめるだけで強迫症がなくなるわけではありません。

しかし、呼吸や睡眠、疲労が少し楽になることで、自分の状態に気づき、日常生活での練習に取り組む余裕につながることがあります。

不安と確認行為のつながりを整理する

認知行動療法の考え方を取り入れながら、

  • 何がきっかけになっているのか
  • そのとき何を考えているのか、身体はどう感じているか
  • 体にどのような反応が出ているのか
  • 確認した後、安心がどのくらい続くのか
  • 本当はどのような生活を取り戻したいのか

を一緒に整理します。

いきなり確認や手洗いをやめるのではありません。

本人の状態を見ながら、

  • 確認する前に一度立ち止まる(数秒でもいいので止まってみる)
  • 確認まで少し時間を空ける
  • 確認の回数を一回減らす
  • 家族への確認を少しずつ減らす
  • できたことを記録する

など、無理のない小さな目標を考えます。目標は、不安を完全になくすことではありません。

不安があっても、確認や手洗いに振り回されずに過ごせる時間を少しずつ増やすことです。

睡眠・食事・生活習慣を見直す

睡眠不足、空腹、強い疲労、食事の偏り、仕事や家庭のストレスが重なると、不安が強くなることがあります。

必要に応じて、

  • 睡眠時間
  • 食事内容と食事間隔
  • カフェインや間食(夜間低血糖、白砂糖、小麦、乳製品には注意してもらう)
  • 運動や外出
  • 排便や胃腸の状態
  • 月経や体調の変化
  • 家庭や仕事でのストレス

なども確認します。

医療機関で受けた血液検査がある場合は、病気を診断するためではなく、食事や生活習慣を考える参考として確認することもあります。

当院の特徴は、施術だけで終わらず、体の反応、不安と行動、睡眠、食事、生活背景までまとめて考えることです。

何度も確認し、毎日疲れ切っていた40代女性

※心療内科での治療と並行して来院された方の経過です。整体だけの効果を示すものではありません。

この方は、責任感が強く、家事も仕事も「きちんとしなければ」と頑張っておられました。

数年前から不安が強くなり、

  • 鍵やガス栓を何度も確認する
  • 鳩を見ると、フンがかかったのではないかと不安になる
  • 手洗いが約2時間続く
  • 疲れ果てて洗面台の前で倒れ込む
  • 雨で汚れたと思った服を捨てる

といった状態が続いていました。

確認をやめようとすると胸がざわざわし、首肩の緊張、浅い呼吸、不眠、朝の疲労にも悩んでおられました。

当院での対応

心療内科での治療を続けながら、当院では、

  • 頭や首、胸、お腹、背中へのやさしい施術
  • 不安が強くなる場面の整理
  • 確認する直前の考えや体の反応の確認
  • 確認まで少し時間を空ける練習
  • 睡眠、食事、休息の見直し

を行いました。

最初は、

「施術後は体が少し軽い」
「呼吸がしやすい」
「その日は眠りやすい」

と話されていました。

その後も体調による波はありましたが、

  • 確認に振り回される時間が減った
  • 疲れている自分に気づきやすくなった
  • 確認してしまう自分を以前ほど責めなくなった

と話されるようになりました。

「気になる日はありますが、“またダメだ”ではなく、“今日は疲れているんだな”と思える日が増えました」という言葉が印象に残っています。

現在も医療機関での治療を続けながら、体と生活面のサポートを行っています。

※個人が特定されないよう、一部内容を調整しています。経過には個人差があります。

家族の関わり方

強迫症では、本人の不安を軽くするために、家族が確認や儀式に参加することがあります。

たとえば、

  • 鍵やガス栓を一緒に何度も確認する
  • 「絶対に大丈夫」と繰り返し答える
  • 本人の代わりに物へ触れる
  • 決められた手順で掃除や洗濯をする

といった行動です。

その場では本人が安心しますが、確認を繰り返すほど、「家族に確認してもらわないと危険だ」という学習が続くことがあります。

大切なのは、本人を突き放すことではありません。

気持ちには寄り添いながら、確認への協力を少しずつ減らしていきます。

「不安で苦しいんだね」
「確認したくなる気持ちは分かったよ」
「一度確認したので、もう一緒には確認しないね」
「落ち着くまで、ここで一緒にいよう」

という伝え方があります。

強迫症からの要求には参加しすぎない。
しかし、本人のつらさは一人にしない。

この両方が大切です。

急にすべての確認をやめると、本人と家族の負担が大きくなることがあります。

どの確認から減らすのかを話し合い、必要に応じて治療者へ相談してください。

家族自身も、一人で背負い込まず、休む時間や相談できる場所を持つことが大切です。

今日からできること

生活習慣を整えるだけで、強迫症が治るわけではありません。

ただし、睡眠不足、空腹、疲労が続くと、不安に対応する余裕が少なくなります。

全部を一度に変える必要はありません。できそうなものを一つ選んでください。

まずは5分だけ休んでみる

  • スマートフォンを置く
  • 温かい飲み物を飲む
  • 椅子にもたれる
  • ゆっくり息を吐く
  • 目を閉じて体の力を抜く

うまくリラックスできなくても大丈夫です。「5分休もうとした」だけでも十分です。

食事を抜きすぎない

食欲がないときは、一度にたくさん食べる必要はありません。

  • 少量ずつ分けて食べる
  • 卵、豆腐、魚、おにぎりなどを選ぶ
  • 食事の間隔を空けすぎない
  • 水分を少しずつ取る
  • 温かいスープを取り入れる

など、食べられるものから始めてください。

タンパク質、鉄、ビタミンB群などは、神経伝達物質を体内で作ったり利用したりする過程に関係します。

ただし、鉄不足だけが強迫症の原因ではなく、鉄やタンパク質を取れば強迫症が軽くなると単純にはいえません。

鉄のサプリメントは、自己判断で増量せず、血液検査や医師などの助言を参考にしてください。

セロトニンと栄養の関係

セロトニンとメラトニンができるまでの流れ

心の安定や睡眠に関係する神経伝達物質の一つに、セロトニンがあります。

セロトニンの材料になるトリプトファンは、肉、魚、卵、大豆製品などのタンパク質に含まれています。

また、体内で栄養素を利用する過程には、鉄やビタミンB群など、さまざまな栄養素が関わります。

セロトニンからは、睡眠と関係するメラトニンが作られます。そのため、タンパク質や鉄などの栄養を不足させないことは、心身の土台を整えるうえで大切です。

実際に当院では、疲労感、不眠、動悸などで悩んでいる方の血液検査を確認すると、鉄の貯蔵量を示すフェリチンが低い方から相談を受けることも少なくありません。

ただし、

鉄不足が強迫症の原因である
鉄やタンパク質を取れば強迫症が軽くなる

と単純に説明できるものではありません。

特に鉄のサプリメントは、多く取ればよいわけではありません。自己判断で増量せず、血液検査の結果や医師、管理栄養士などの助言をもとに考えることが大切です。

鉄欠乏性貧血についてはこちらをご覧ください

5分だけ体を動かしてみる

強い運動をする必要はありません。

  • 近所を5分歩く
  • 肩や首をゆっくり回す
  • 立ち上がって背伸びをする
  • 好きな音楽に合わせて体を揺らす

など、できる範囲で体を動かしてみてください。

目的は、不安を無理やり消すことではありません。

頭の中のぐるぐるから、足の裏や呼吸、体の動きへ少し意識を戻すことです。

できなかった日も責めない

昨日は確認を減らせたのに、今日は何度も確認してしまう。

そのような日もあります。

睡眠不足や疲れ、ストレスによって、心と体の余裕が少ないだけかもしれません。

「5分休めた」
「一回だけ確認を減らせた」
「食事を一口食べられた」
「ボーンブロススープだけは飲めた」

できたことにも目を向けてください。

よくある質問

Q
強迫性障害と診断されましたが、薬が飲みたくありません。どうしたらいいですか?
A

薬を飲みたくない理由を、まず主治医に具体的に伝えてみてください。

強迫症には薬物療法だけでなく、認知行動療法や曝露反応妨害法などもあります。

すでに薬を飲んでいる場合は、自己判断で急に減らしたり、中止したりしないでください。

「薬を飲むか、何もしないか」の二択ではありません。

納得できる方法を、主治医と相談しながら考えることが大切です。

Q
家族に強迫性障害の人がいます。一緒に確認していますが、手に負えなくなり、怒ってしまうこともあります。どうしたらいいですか?
A

毎日何度も確認を求められると、ご家族も疲れてしまいます。怒ってしまうのは、冷たいからではなく、それだけ一生懸命に支えてきたからかもしれません。

ご家族様もよくがんばってこられましたね。

不安な気持ちには寄り添いながら、確認への協力は少しずつ減らしていきます。

家族自身も、一人で背負い込まず、休息や相談できる場所を持ってください。

Q
強迫性障害は、性格や育った環境が影響しますか?
A

強迫症の原因は、一つに特定されていません。

遺伝的な要因、脳の働き、もともとの気質、強いストレスや生活環境など、複数の要因が関係すると考えられています。ただし、「まじめだから発症した」「親の育て方が悪かった」と単純に説明できるものではありません。

本人や家族を責めるよりも、どのような場面で不安や確認が強くなるのかを整理することが大切です。

Q
強迫性障害の原因は脳の問題だとテレビで言っていました。本当ですか?対処法には何がありますか?
A

強迫症では、危険を判断したり、行動を切り替えたりする脳の働きについて研究されています。

ただし、「脳が壊れている」「セロトニンが不足しているだけ」とは説明できません。

遺伝、脳の働き、心理面、環境などが複雑に関係すると考えられています。

Q
強迫性障害と上手に付き合うには、どうしたらいいですか?
A

頭に浮かぶ考えを完全になくそうとすると、かえって意識してしまうことがあります。

大切なのは、考えが浮かんでも、すぐに確認行為へ移らない練習を少しずつ重ねることです。

目標は、不安をゼロにすることではありません。

不安があっても、生活を続けられる時間を少しずつ増やすことです。

まとめ|「意志」ではなく「しくみ」でほどいていくことが大切です

強迫症は、意志の弱さや性格だけの問題ではありません。

不安になり、確認や手洗いをして一時的に安心する。この繰り返しによって、悪循環が続きやすくなります。

医療では、認知行動療法、曝露反応妨害法、薬物療法などが行われます。

当院では、自律神経について10年以上学んできた経験と、心理学、栄養、生活習慣の知識を生かし、

  • 体の緊張や呼吸を整える
  • 不安と確認行為のつながりを整理する
  • 無理なくできる小さな目標を考える
  • 睡眠や食事、生活習慣を見直す

というサポートを行います。

整体だけで強迫症を治すという考えではありません。

しかし、体を休みやすい状態にし、自分に起きている仕組みを理解し、できることを少しずつ増やすことは、確認や不安に振り回されにくい生活を取り戻すための一つの支えになります。

「病院以外にも相談できる場所がほしい」
「薬以外に、自分でできることも知りたい」
「体、心理、生活習慣をまとめて相談したい」

そのような方は、一人で抱え込まずにご相談ください。

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参考文献

  • 国立精神・神経医療研究センター「強迫性障害|こころの情報サイト」
  • 厚生労働省「心の健康|強迫性障害(強迫症)の認知行動療法マニュアル」
  • 『図解 やさしくわかる強迫症』:原井宏明・岡嶋美代
  • 『強迫性障害のすべてがわかる本』:原田誠一
  • 『「心がボロボロ」がスーッとラクになる本』:水島広子