サッカーをやっている中学生です。
最初は足首や膝が痛くなって、だんだん股関節が痛くなりました。
歩くのも痛いです。
サッカーは休んでいますが、なかなか良くなりません。
病院にも行きましたが変化はありませんでした。
サッカーをされていて股関節を痛める方は多いです。
実は私も中学、高校、社会人とサッカーをしておりました。股関節を痛めた経験がありますので、お辛さが良くわかります。歩行も困難になるくらい痛い時もありますね。
何とか早く痛みを減らし、練習に復帰できるように最善を尽くします。
グロインペイン症候群とは
サッカー選手に多いグロインペイン症候群について、お伝えします。
症状
- ボールを蹴る時に痛い
- 走ると痛い
- 歩いていても痛い
- 足の付け根が痛い
グロインペインになったサッカー選手
- 中田英寿
- 中村俊輔
- 長谷部誠
- 中山雅史
- ジダン
- ロナウジーニョ
原因
- 股関節周辺の筋肉が硬くなって柔軟性が少ない
- 骨盤や体幹を支える筋力が低下し安定性が悪くなっている
- 骨盤、腰と下肢の協調運動がスムーズでない
- 練習や試合などでの使いすぎによる炎症
- 間違ったフォームでのプレー
このような状態でサッカーなどの運動を続けていると他のところが痛くなってくる可能性があります。また足首、膝が最初、痛くなって、そのまま使い続けた結果として股関節に負担がかかることもあります。
蹴る動作や体幹の不安定さがあるにもかかわらず、そのままプレーしていると大きなケガに繋がってしまいます。
当院でさせていただく検査
- 股関節を開く検査(パトリック検査)
- 股関節を閉じる検査
- 骨盤の周辺の痛みの検査
- 太ももの筋肉の検査
- 股関節周辺の靭帯と筋肉の痛みの検査
- 腰の歪みや骨盤の歪みの検査
- 膝の検査
- 足首の検査
- 鼠経靭帯周辺の検査
- 背骨や首の検査
- 動脈やリンパの検査
予防・対策
施術
当院の施術の特徴は、全身を1つのユニットとして捉えバランスを調整していくことにあります。血液の流れやリンパなどの体液循環、筋肉や関節、頭蓋骨や内臓も調整させていただきます。
痛くない位置で90秒保持するというような施術ですので、バキボキしたりしません。
痛くない手技ですので、お子様でも安心して受けていただけます。
ストレッチ
- 外側に開脚(できる範囲で)
- 足を前後に開いて伸ばす
体幹トレーニング
- サイドブリッジ
- フロントブリッジ
- バックブリッジ
日常生活で注意すること
- 痛みがあるままプレーをしない
- 胡坐をかかず椅子に良い姿勢で座る
参考:「日本整形外科学会のホームページ」より
まとめ
- 検査と施術で全身の調整をする
- 予防のためストレッチと体幹トレーニングを指導
- 協調運動を意識したトレーニング指導