夏バテかもしれません。
朝起きると疲れが取れていないので気持ちが憂鬱になります。
更年期の症状なのかもしれないと自分では思っていますが放置しています。
噛み合わせも悪く歯ぎしりもして肩こりもあります。
病院に行っても「自律神経の乱れですね~」と言われて特に治療はありません。
何とか普通に生活がしたいのですが、どうしたらいいのでしょうか?
このような時は夏バテかもしれませんので口の中に「氷」を入れてみてください。
「氷を口にいれるだけで元気になるなんて!」ってちょっとした魔法のように思いませんか?
実はこれ、ただの都市伝説じゃないんです。口の中を冷やすことで、身体全体に素晴らしい効果があるんです。口の中だけを冷やし内臓は冷やさないという画期的な裏技です。
やり方は簡単です。氷を1つ口の中に入れて「ペロペロ舐めるだけ」です。注意点はガリガリと噛み砕かないことです。鉄欠乏性貧血の方で氷食症というのがありますが、貧血の方は氷をガリガリしたくなるのです。そうではなくて溶けるまで口の中に入れて舐めるだけです。小さくなったら唇と歯茎の間に氷を入れてじっとしておいてください。
これを1日に2~3回やってみてください。
あの有名なアインシュタインが言っています。
問題を解決する為には、その問題を生み出した時の考え方とは異なる考え方が必要だ
私たちも暑さ対策を少しだけ工夫することで驚くべき変化が得られるかもしれません。
口の中の冷えが自律神経を整える
まず、口の中を冷やすと、自律神経がリセットされる効果があります。
口の中には、たくさんの神経が集中していて、ここを冷やすとリラックスした状態をつくる副交感神経が優位になりやすいのです。
これがストレスや疲れを感じている時のリフレッシュに繋がります。カフェイン入りのエナジードリンクや栄養剤よりも「氷」1つぺろぺろなめるだけで良いですよ。注意点はガリガリと噛まない事です。また、かき氷やアイスクリームは糖分がたくさんで血糖値が爆上がりするので控えるようにしてください。特にラクトアイスは止めてくださいね。
ラクトアイスは乳脂肪分ではなくパーム油などの植物油脂を使用することが多いのです。だから安く販売することができるのです。ラクトアイスの過剰摂取は下痢や胃の不快感が出てくることもあります。
更年期障害のサポートも
更年期でお悩みの方に朗報です。
更年期障害ではホットフラッシュ(顔や体が突然熱くなる症状)がよくありますが、氷をなめるだけで、この症状を和らげることができます。口の中が冷えると、身体全体が冷やされたと感じ、ホットフラッシュのような不快感が軽減できます。
噛み合わせも改善
さらに驚くべきことに、口の中を冷やすと嚙み合わせのバランスを保つ手助けにもなります。
噛み合わせが悪いと、肩こりや頭痛の原因にもなりますが、口の中を冷やすことで、歯の緊張を和らげて、噛み合わせの負担を減らすことも期待できるのです。
夏バテ対策の裏技
つまり、氷を口に含むだけで、自律神経の調整、更年期障害のサポート、そして噛み合わせの改善まで期待できるんです。
「氷を舐めるだけで夏を乗り切る」ってなんだかお得な感じがしませんか?
夏バテでぐったりしている時、ちょっと氷を1つ口に含んでみてください。
それがあなたの夏を快適に過ごすためのちょっとした裏技かもしれません。
アインシュタインも言っています。
人生は自転車に乗るようなものだ。バランスを取るためには、動き続けなければならない!
氷を舐める、この小さな一歩が、あなたのバランスを取り戻すきっかけになるかもしれません。
夏バテ対策に副腎疲労に注目
そして当院では夏バテ対策として副腎疲労の改善に注目しております。
まずはあなたが最近の生活習慣やストレスに感じていることを思い出してみてください。そこに何か原因があって自律神経が乱れているかもしれません。
ストレスについては「精神的ストレス」「体の不調のストレス」「偏った食べ物や飲み物、カフェイン、糖質過多などのストレス」「気圧や湿度、暑さなどのストレス」があり、これらをトータルで考えることが大切です。
ストレスは意識されていないことも多いので無意識的なストレスもあることを知ってください。このような目に見えないようなストレスを受け続けると慢性的に疲れてしまいます。特に「副腎」と言う臓器が疲れすぎてしまいます。
ストレスを受けるとコルチゾールというホルモンが出るのですが、ずっとストレスを受け続けたら、コルチゾールはいずれ無くなって枯れ果ててしまうのです。
そこで、まずは、あなたの副腎が疲れていないかチェックしてみてください。
日常的な疲れが、なかなか取れないということは気づいていないストレスがあるかもしれません。
対処療法ではなく、原因を探り、しっかり根本的な対策をしてお過ごしください。
この時期、夏の暑さの疲れで自律神経が乱れたり、冷たい物の飲みすぎ、食べ過ぎで胃腸が弱っていることもあります。
- 食欲がない
- 便秘、下痢
- 疲労感
- 睡眠不足
- 頭痛
また熱中症でも、よく似た症状の出ることがあります。
- 立ち眩み、頭痛、めまい
- 足がつる
- 吐き気
- だるさ
まずは副腎のお疲れ度をチェック
当てはまるものが3つ以上あったら、副腎の機能が低下して弱っているかもしれません。
副腎について
副腎は左右の腎臓の上にある小さいお豆さんみたいなものです。副腎が疲れるには段階があります。特にストレスによって疲れることが特徴です。
役割はホルモン分泌
小さいけれどもホルモンを出している、すごい器官なんです。ストレスに対抗してくれるコルチゾールを分泌してくれます。
参考文献:「標準生理学」より
人はストレスを感じると、そのストレスから身を守ろうとしてホルモンを出すのです。
これが副腎のホルモンなのです。
このホルモンは量が決まっているんです。決して、無限ではないのです。
ですのでストレスが、ずっと続いてしまうと限界に達してしまって枯れ果ててしまい、ストレスに抵抗できなくなってしまいます。
対策としては、まずは、「休む」ことです。体力を増やすことが重要だからです。
「睡眠」を第一優先にしてください。
コルチゾールの役割
- ストレスが起こったら交感神経を働かせて対抗して分泌してくれ、一時的に集中力を上げたりしてくれる
- 筋肉の中のタンパク質をアミノ酸に分解してくれ、肝臓でブドウ糖に合成してエネルギーとして使えるようにしてくる(血糖値を上げる)
- 脂肪を分解してエネルギーとして使えるようにしてくれる
- 炎症や免疫反応を抑える作用がある(皮膚がかゆい時などのステロイドの薬と同じ作用)
コルチゾールの増減と対策
ストレスを受けると対抗しようとしてコルチゾールが分泌してくれます。これが続くと副腎が疲れてコルチゾールを分泌できなくなります。
コルチゾールの合成にはビタミンCが必要ですので、不足しないようにしたいところです。ゴーヤチャンプルはゴーヤのビタミンC、豚肉のビタミンBと豆腐のタンパク質が入っており、オススメの食べ物です。
そして睡眠がとても重要です。コルチゾールの分泌は早朝が高くなるので、ぐっすり眠ることが必要なのです。
また過剰に分泌される病気に「クッシング症候群」というものもあります。体重が増えたり顔が丸くなってしまいます。
おすすめの対策
思考では「認知の歪み」が悪影響を及ぼす
「○○しなければならない」「○○するべき」「どうせ私なんて・・・」「○○できないに決まっている」「100点でなければ0点と同じ」など偏りすぎる間違った思考はストレスとなり日常生活に支障が出てきます。
まず自分の認知の歪みに気づき、許すことが大切です。
涙を流す
ストレスに対抗してくれるホルモンにコルチゾールというものがあります。コルチゾールの働きは次のようになっています。
不安や緊張がおこる
↓
脳の視床下部でCRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)というホルモンが放出される
↓
脳の下垂体のACTH(副腎皮質刺激ホルモン)の分泌が促進される
↓
血の中に混じって、ACTHが副腎にたどり着くと、糖質コルチコイド、鉱質コルチコイド、アンドロゲンという3種類の副腎皮質ホルモンの合成と分泌が刺激される
↓
「コルチゾール」は、糖質コルチコイドの一種で、さまざまなストレスに反応して分泌される
コルチゾールは炎症を抑える働きがあり、コルチゾールが体内に残ると免疫機能が低下する
↓
ストレスを受け続けるとコルチゾールが分泌されるが、やがて枯渇する
涙を流すことで免疫低下を防ぐことにもなる
コルチゾールを体外に排出してくれるのが「涙」
食べ物に注意
小麦(グルテン)を使った食べ物を控えてください。
乳製品(ガゼイン)を使った食べ物を控えてください。
カフェインを摂取しないようにしてください。
カフェインは交感神経を刺激して、元気になるような気がします。実は、元気になったような気がするだけです。元気を補充しているわけでもありません。(エナジードリングのような栄養ドリンクも同じです!)残り少なくなった体力を振り絞れるようになっただけなのです。
だから体力の少ない方がカフェインを体に入れてしまうと、もっと体力が減ってしまうことになってしまいます。
自律神経の不調がひどい方は、しばらくの間カフェインはやめたほうがいいです。
心臓のドキドキ、胸の圧迫感や不眠などの症状がある方は、カフェインを止めるだけでも楽になることがあります。
次に甘いものが要注意です。
甘いものを食べると血糖値が急に上がります。
血糖値が上がったら元気になったような気がします。
でも、その次の瞬間に急降下してしまうことがあるのです。
これが血糖値スパイクです。この血糖値の急降下の変化が、とてもしんどいのです。
急降下した時には「低血糖」の状態になります。
- 異常な空腹感
- 冷や汗
- 動悸
- 手足の震え
- 身体のだるさ
- 痙攣
- 眠気
- めまい、物が見えにくい
- 集中力低下
- 強い疲労感
- 言葉が出ない、意識障害
- 不安、抑うつ、元気がない
糖分も控えましょう、食事で使う「みりん」や「きび糖、オリゴ糖など(白砂糖や三温糖などの精製糖は止めた方がベター)」はいいですが、空腹時の甘いものは一番避けていただきたいです。
どうしてもの場合は、お昼の食事後、おやつの時間くらいだけにしてみてください。
脂肪を蓄えるBMAL-1細胞が活動が低下している時間帯なのです。
これだけで痩せやすい体質になる可能性がありますよ。
特に白砂糖はやめてください。
糖質は「ラカントS」にしてください。カロリーゼロ、糖分ゼロで甘味を感じるのでオススメです。
とにかく自律神経の症状が強い方はカフェインと白砂糖はNGです。
またコルチゾールの合成にはビタミンCが必要なので、意識して摂取してください。
- リーキガット症候群(小麦の食べ過ぎに注意)
- 甲状腺機能低下症
口の中を冷やす
前述した「氷をなめる」というのも即効性があり、簡単にできる対策です。夏バテのような時には一度、試してみてください。
症例
真面目で一生懸命な方です。手の指の痛みとこわばりがお悩みです。更年期の症状も出ておられておりました。
背中が痛く息苦しい方の感想
どんなことでお悩みでしたか
呼吸がしずらく肩から背中が凄く痛んでいました。
何がきっかけで当院を知りましたか
家族から自律神経の症状みたいと言われた事で自分でもそう思い、スマホで調べました。
すぐに予約されましたか
スマホで知ってすぐ予約しました。
何が決め手で施術を受けてくださいましたか
自律神経を診てもらえると知りました。
施術を受けていただいてどうでしたか
話をよく聞いてもらえて、丁寧な施術で安心できました。先生に施術してもらって良かったです。
前田ひろ子さま
院長より一言
前田さま
嬉しいご感想ありがとうございます。最初の頃は本当にお辛かったですね。大阪にいることもお辛くて地方で生活をされた時期もありましたね。
施術を重ねて目標だった息子さんのお宅のワンチャンを抱っこできた時の笑顔がとても印象的でした。私も一緒に本当に泣きそうなくらい嬉しかったです。
いつでも私は全力でサポートさせていただきますので、今後ともどうぞ宜しくお願いします。
まとめ
- 継続したストレスは副腎を疲れさせる
- 朝、起きても疲れが取れていない場合は副腎疲労を疑う
- 対策として休む、睡眠を優先する
- 甘いものとカフェインは避ける
- ビタミンCを摂取する
- ストレスを減らすことを考える
- 感情の涙を流す