50代になり、身体のあちこちに不調が出てきてます。
頭痛、めまい、不眠、イライラ、寝汗などの更年期の症状も出て来ています。
また体型もポッコリお腹が気になり、あまり食べていないのに体重も増えてしまいました。
しょうがないと諦めているのですが、少しでも軽くなる方法はないでしょうか?
このようなお悩みを解決します。
当院で50代の女性でホルモンバランスが乱れて不調が出て来ておられる方がお越しくださっております。特に女性はホルモンバランスが乱れやすいです。
毎月、生理がありますし、初潮、生理、閉経など人生でも、いろいろな変化がございます。
ホルモンバランスが乱れると起こりやすい8つの症状があります。
太る、抜け毛、月経不順、疲れやすい、不眠、イライラ、甘いものが欲しくなる、寝汗です。
そして、これらの対策がありますので、興味のある方はどうぞご覧ください。
更年期の症状でお悩みの方が少し軽減できる
女性ホルモンのバランスの崩れで更年期障害
ホルモンバランスとは
ホルモンバランスが乱れるっていうことをテレビなどでよく聞きます。
これは女性ホルモンのことを言っていることが多いです。
この女性ホルモンは、いろんな不調を引き起こすことが多いです。
特にエストロゲンというホルモンが重要です。
ホルモンの役割とは
ホルモンは人間が生きていくのにとっても大切なものなんです。
温度が寒かったり、暑かったりした場合に、その環境に合わせて同じような状態に保とうとしてくれます。
これをホメオスタシスといいます。
その調節をやってくれるものの一つがホルモンなんです。(内分泌系)
だからホルモンのバランスが崩れたら、いろんな症状が出てきてしまうのです。
ホルモンのバランスが乱れる原因
- ストレス
- 不規則な生活
- 睡眠不足
- 過度なダイエット
- 更年期(閉経)
- PMS(月経前症候群)などです。
更年期障害の8つの症状
①太りやすい
副腎から分泌されるコルチゾールというホルモンがあるのですが、このコルチゾールはストレスが起こったら、そのストレスに対抗しようとして分泌されます。
コルチゾールが増えると血糖値が上がります。すると脂肪がつきやすくなって太ってしまいます。
ストレスが起こると「戦う」か「逃げる」もしくは「フリーズ(止まってやり過ごす)」という選択をします。通常は戦闘準備に入りますので交感神経が上がります。そのため「腹ごしらえしておけ!」といって普段よりも何倍も食べてしまうのです。だから自然と太ってしまいます。
ですのでストレスを減らすことを一番に考える必要があるのです。ストレスは精神的ストレスだけではありません。構造的ストレス(体の歪みや不調や痛みも全てストレスです)、化学的ストレス(添加物や加工品、ジャンクフード、カフェインなど)、温度・気圧・湿度・電磁波などの環境ストレスも館ゲル必要があります。
また不眠も太りやすい原因の1つです。不眠は身体の代謝能力も低下させてしまうこともあるので基礎代謝が基本的に落ちてしまいます。すると自然と太りやすいお身体になってしまうのです。
ですので睡眠の質を上げていくことも重要な課題となります。
②抜け毛
エストロゲンとプロゲステロンの女性ホルモンがあります。
特に髪の毛にはエストロゲンが関係しております。
エストロゲンが減ると髪のツヤがなくなったり、髪の毛が抜けたりしてしまいます。
③寝汗
ホルモンの乱れから自律神経が乱れやすくなります。
すると寝汗をかきやすくなったりしてしまいます。
特に女性は更年期の不調でホットフラッシュというものがあります。
④月経異常
生理の周期が乱れてしまったり、生理痛が起こったりしてしまうことがあります。
また出血量が多かったり、逆に少なかったりすることもあります。
日常生活に支障がないことが多いので、そのまま放置されることもございます。
しかし、そのままにしておくと無排卵という体になってしまう恐れもあり、将来、妊娠しにくい身体になってしまうこともございます。
⑤疲れやすい
生理前などはホルモンバランスが崩れて疲れやすかったりしてしまいます。
1週間以上続く場合は生理以外の問題かもしれません。
他に甲状腺ホルモン、副甲状腺ホルモンなども疲れやすくなったりすることもございます。
続く場合は一度、専門の病院で診てもらってくださいね。
⑥甘いものが欲しくなる
生理前に甘いものを食べたくなることがございます。
これを月経前症候群(PMS)といいます。卵巣から分泌される黄体ホルモンが原因とされています。
甘いものを食べるとセロトニンの分泌が活発になるといわれています。
それで甘いものが欲しくなるのです。
しかし、甘いものを食べると一気に血糖値が上昇します。
そのあと乱降下します。
これを血糖値スパイクといいます。
自律神経が乱れている方は、この身体の急な変化に対応することがとてもお辛いのです。
⑦不眠
閉経前などは不眠になることが多いです。
放置すると不眠症になりかねません。
睡眠中にはホルモンのバランスが調整されますが不眠症になるとその調整がされないのです。
ちなみにエストロゲンは規則的な睡眠をするために必要なホルモンです。
閉経前後はエストロゲンが減りますので不眠になりやすいのです。
⑧イライラする
ホルモンバランスの崩れから突然、情緒不安定になったりしてしまいます。
イライラ、めまい、過呼吸、立ちくらみ、頻脈、頭痛、吐き気などが起こってしまうこともございます。
その他
ヘバーデン結節
当院では指の痛み、変形がある「ヘバーデン結節」でお悩みの方もいらっしゃいます。
病院では、女性ホルモンの減少が原因だと言われております。
その方は、大病をされましてホルモン治療をされていて、それが原因で指の変形と痛みが出てこられたそうです。テーピングと塗り薬で、今は落ち着いておられます。
当院の整体でも変形は、どうしようもないですが、痛みが減ってきて、喜んでいただいている方もいらっしゃいます。
あちこちが痛い
女性ホルモンのエストロゲンが極端に減ってしまうと、今までエストロゲンがやってくれていた機能が低下してしまいます。その中に炎症を抑えるという機能があります。
つまり「痛み」を抑えてくれていたのですが、この抑制機能が低下するので体のアチコチで痛みが感じるようになってしまうことが考えられるのです。
先日は原因がわからず、急に足の甲が痛くなった方や肘の外側が痛くなる方がいました。何も使いすぎたりしていないのに痛みが辛い場合はエストロゲンの急激な減少が原因かもしれません。
念のため「慢性関節リウマチ」などの自己免疫疾患などではないかの検査を整形外科でしてもらってください。
更年期障害の対策
私が特におすすめしているのが朝日を浴びてから、ゆっくりされて朝食後、軽い運動をおすすめしております。
そして必要な栄養素は、しっかりと食べて姿勢を正し深呼吸をいっぱいしていただきたいのです。
食べものは、とくにタンパク質です。
更年期の症状やホルモンの乱れや自律神経の乱れは、生活習慣を見直しなさいよと身体が教えてくれているサインだと認識してくださいね。
- リズムのある運動をする(盆踊りやフラダンス、ウォーキングなど)
- タンパク質を食べる(バナナ、大豆製品など)
- 朝日を浴びる
- 瞑想、座禅、腹式呼吸を心がける
- 週に一度は感情の涙を流す
- パートナー、子供、ペットとハグをする
- お釈迦さまの慈悲を意識し、他者も自分もなく共感し癒し癒される
- 自然を意識しマインドフルネス、感謝の心を持つ
- クールな覚醒
- 平常心の維持
- 交感神経の適度な興奮
- 痛みの軽減
- 良い姿勢の維持
頭痛・めまい・首の痛みの方が楽になられました
頭痛とめまいと首の痛みがありました。
左の動きが痛く、あまり可動域もいきませんでした。
施術後は変化を実感してくださいました。
その後も継続的に1カ月は週1回の施術を受けていただきました。
現在は2週間に1度、継続的にメンテナンスで施術を受けていただいております。
症状も少し波がありますが、ほぼやりたいことができていて、喜んでいただいております。
すべての方が同じ効果があるということではありません。
効果を保証するものではありません。
個人の感想です。
更年期の症状でお悩みの方
まとめ
- 更年期の症状には、休むことを優先する
- 更年期の症状にはタンパク質が大切
- 更年期の症状にはセロトニンの分泌が大切