特に朝のこわばりが強いです。
親から言われた一言でイライラして症状が出たように思います。
子供のころから自分の意見は言わず我慢する性格でした。
良くできる姉がいて自分は劣等感の塊の様に育ちました。
こんな私でも、なんとかなりますか?
このようなお悩みの解決のヒントになれば嬉しいです。
指の関節の痛みについてお悩みの方です。
朝起きると特に痛みが辛く、家事がやりにくくて困っておられました。
どちらかというと家事は苦手でイヤイヤしているそうです。
他にもストレスに感じることがあったり、更年期の症状でイライラしたり、ホットフラッシュがあったりして心も体も我慢が限界にきているように感じてしまうそうです。
同じようにお悩みの方は、どうぞ解決のヒントにしてください。
手の関節の痛みですと「整形外科」を受診してください。それでもわからない場合は、更年期障害などの女性ホルモンが原因の場合もあるので「婦人科」の受診もオススメいたします。
更年期障害?朝起きたら指が痛い方の解決法
朝起きると指が痛くて手をつくのも困難だそうです。家事がやりにくくなってこられて当院に来院されました。
指の関節の痛みに関してはいろんな原因が考えられます。
こんなことがあればご来院ください
1つでも当てはまれば放置しないでください。一度、当院に、ご相談ください。お役に立てますように最善をつくします。
女性に多い指の病気
特に手や指の痛みやしびれ、違和感などにお悩みの方は女性に多いです。
ところが結構、「まあ、こんなものか!」と我慢されて放置されておられます。
いかに早くみつけて対処することができるかで早く変化を実感できるかの鍵になります。
長期間、放置されますと、それだけ良くなっていただくのにも時間がかかることが多いのです。
更年期の女性には、特にこの4つの病気が多いです。
①手根管症候群
女性に多いです。閉経後の女性や手首を骨折したことのある方、仕事などで手を多く使う方、透析の方にも多いです。基本的には安静が一番です。重症になると手術となります。
中指や薬指の痺れや痛みが特徴です。
②ドケルバン腱鞘炎
更年期の女性に多いです。親指をよく使う方に多いです。糖尿病の方にも多いです。まずは安静です。
親指側の手首が痛いことが多いです。
③ばね指
更年期の女性に多いです。糖尿病や透析の方に多いです。親指、中指、薬指に多いです。まずは安静です。
指の曲げ伸ばしで「カクン」とバネの様になって、引っ掛かり痛いです。
スマホのやりすぎには十分注意してください。
④ヘバーデン結節
毎朝、手がこわばってきたり、ペットボトルの蓋があけにくくなってきます。また服のボタンが付けにくくなったりすることもあります。
女性に多く、40代以上の方に多いといわれています。特に家事や仕事で指を良く使う方に多いです。
痛みで趣味の手芸などができなくなって心も不安定になる方も多いです。
ここでも女性ホルモンのエストロゲンが関係することがあります。エストロゲンが減少すると関節炎になりやすくなってしまうからです。
家事を分担して、あなたの仕事量を減らすことも考えてみてください。今までの生活習慣などで、我慢しすぎてきた結果、あなたに教えてくれているものだと理解してください。
もっと自分をねぎらって、いたわってあげてくださいね。
原因は使いすぎだけではない
原因は手や指の使いすぎと言われています。
あなたが今までお仕事や家事で頑張ってこられた証拠です。本当に良く頑張ってこられましたね。凄いです。尊敬いたします。
ですがホルモンなどの影響も考えられるためハッキリと手のこわばりや痛みや痺れの原因は、ハッキリわかっておりません。また糖尿病や透析などの病気が関係する方にも多くみられます。
まずは身体の調子を整えて体力を増やし自然治癒力が働きやすくすることが大切なのです。
放置しますと、かばってしまい肘や肩まで痛くなってきてしまうことも考えられるのです。
病気の可能性
脳卒中
片側だけしびれや麻痺などが起こることがあります。すぐに救急車か病院を受診されてください。
糖尿病
進行すると神経の障害が出ることがあります。病院んを受診されてください。
首のヘルニアなどの病気
スマホのやりすぎなども今後は大きく影響しそうです。ストレートネックといわれた方は特に注意してください。
変形性の手の関節症
和裁、洋裁の方にも多いです。使いすぎが原因のことが多いです。ヘバーデン結節と呼ばれることもあります。第一関節に多いです。
第二関節に起こるものは「プジャール結節」と呼ばれています。結節とは「コブ」のことです。
関節に「コブ」みたいなものができます。腫れて痛みます。骨が変形していくことがあります。動きが悪くなり日常生活にも支障がでます。慢性関節リウマチとよく似ているので一度、専門の整形外科の医師に診察してもらってください。これらの起こる原因として更年期障害があります。
慢性関節リウマチ
朝のこわばりが左右で起こることが多いです。第2、3関節が痛み、腫れてくることが多いです。必ず病院で診察を受けてください。
線維筋痛症
とにかく全身が痛いです。髪の毛を触っただけでも痛い場合があります。原因がわからないことが多いです。まずは病院を受診されてください。
自己免疫疾患
指が白く冷たくなってくることもあります。レイノー症といわれます。必ず病院を受診されてください。
解決のヒント
指が痛いのですが私は特に重要と考えているのが首、肩、腰、骨盤などの全身の筋肉や骨格や関節、内臓、血流などのバランスと体液の正常な循環だと思っています。
また姿勢が崩れておりますと手や指を使った時、筋肉や靭帯や腱がアンバランスの状態で使われるので不調が出る可能性があります。
家の扉で例えますとこのような感じです。
このように蝶番が歪んだ状態で使い続けるとどうなると思いますか?いずれ扉が壊れてしまいます。これと同じで体もかばって、かばって、いろんな所に不調が出る可能性があるのです。
それではチェックしていきます。簡単ですので、やってみてください。
歪みのチェック方法
バランスのチェック方法
これらが出来ていないと手の痛みなどは、なかなかよくなっていきません。
ましてや痛み止めであるとか湿布で、これらの構造的な問題が解決できると思われますか?
やはり根本的に良くなっていただくためには、全身のバランス調整が必要だと私は考えております。
更年期障害について
閉経前後の10年を「嵐のような10年」と呼ぶこともあります。更年期は、個人差がありますので、具体的な年齢は、その人によります。
知らないことは「不安」なります。ですので、知識として正しい情報を知っておくことで、不安が減り日常生活を機嫌よく過ごせるようになります。
つまり「準備」というものが、とても大切なのです。
閉経前の5年は卵巣の機能が低下します。女性ホルモンのエストロゲンが減少します。このエストロゲンは、突然、減るのではなく、増えたり減ったりすることが多いです。そして「12か月」、月経が来ない期間が続くと閉経となります。
閉経後の5年間はエストロゲンが分泌されなくなり「脂質異常症」「骨粗しょう症」「動脈硬化」などのリスクが高まります。
足のアーチの崩れもエストロゲンと関係しているので「足の裏が痛い」などの場合も更年期障害の1つといえます。
エストロゲンの役割
- 髪の毛や肌の艶や潤いを保つ
- コラーゲンを作ってくれる
- 骨を丈夫に保ってくれる
- 血管がしなやかになる
- 筋肉の量を維持してくれる
- コレステロールを下げてくれる
更年期になると脳の視床下部からの命令を卵巣が機能低下していることもあり、実行することができなくなります。つまりエストロゲンを脳では作ってと指令を出しているが、卵巣が作れない状態が続いてしまうということになるのです。
すると視床下部も混乱してしまうのです。すると視床下部がコントロールしている自律神経の役割である「呼吸」「体温」「消化機能」の調整が、うまく働いてくれなくなってしまうのです。
これが「ホットフラッシュ」や「動悸」です。
*言葉の問題なのですが「障害」と名付けられるということは「日常生活に困っている」ということになります。だから更年期の不調と更年期障害は、症状が同じでも強弱があったり、その人にとって困っているかどうか、ということに関係しております。
最近の研究では腸内細菌の「エクオール」が更年期の不調を軽くしてくれるということがわかってきました。「エクオール」は大豆のイソフラボンを代謝して作る成分ですので大豆製品を食べてくださいと言われているのが、その理由です。
女性の不調が続く大きな原因
女性の不調が続く原因があります。これは更年期障害に限ったことではありませんが、それは自分が我慢しすぎて「口に出して伝えていない」ということです。
特に家族などには、「協力してほしい、こうして欲しい」「自分は今、このように不調だから」と口に出して伝えることが重要です。自分が我慢したらすむし、面倒くさいし、嫌な顔されるのが嫌だからという理由で、自分で抱えこんでないですか?
できれば具体的に「こうして欲しい」ということを伝えてみてください。周りのサポートでストレスが減り少しづつ日常生活がスムーズに過ごせるようになりますよ。
また更年期の前から、信頼できる「かかりつけ医」を持つことは大切です。乳がんなどの早期発見などにもつながることもあります。
手根管症候群でお悩みの主婦が解決
家事ができにくくなってこられました。病院でのリウマチの検査なども異常ありませんでした。
病院では使いすぎなので「安静にしていたら治るだろう」と言われました。しかし2カ月たっても、3か月たっても変化なく逆に悪化していかれました。
当院へお越しくださった時は痛みだしてから半年くらい経過していたそうです。
最初は背骨の調整、ストレッチ、テーピングなど、いろいろさせていただきました。手首の調整や手の骨の調整などもさせていただき痛みもかなり減って来られました。
そして、その施術期間中も何度も、ご指導させていただいたのが姿勢です。
せっかく背骨などの全身調整をさせていただいても、なかなかその状態を維持できないのは、姿勢ができていない方が多いからなのです。
当院の検査ではキッチリ宿題ができているかチェックいたしますので、姿勢ができているかどうかわかるのです。
そして施術させていただき最近では痛みもかなり和らいでこられ笑顔になっていただけました。
治りにくい方への説明
手根管症候群と夜間痛のある患者さんへのアドバイスの資料です。
お話だけですと家に帰ったころになると30%しか覚えていないものです。
ですので何度も見直していただきたいので資料をお渡ししました。
とても喜んでいただけました。
痛みが治りにくい方の特徴をご紹介します。
- 痛みを探す癖がある
- 執着しすぎて、その部位ばかりが気になってしまう
- マイナス思考で自分で諦めて治らないと決めつけている
- 良くなっているところがあるのに認めない
- 他にストレスが継続的にあり、うまく発散できていない
- 痛いところを触ったり動かしたりし続けて炎症が引かない
- ストレスによる「「下行性疼痛抑制」が働かない
- 痛みを継続的に感じすぎて「閾値」(痛みを感じるレベル)が低くなり、小さい刺激でも痛く感じるようになる、もしくは過敏になる
- 選択的抽出といって、そのことばかりに執着して手放せない
(症例)指の痛みでお困りの方
すべての方が同じ効果があるということではございません。参考に御覧ください。
まとめ
- 全身のバランスを調整し自然治癒力を働かせることが大切
- ストレスを減らし生活習慣と姿勢に気をつける
- 手を抜く、家族に助けてもらう、我慢しないということが大切