

手首が痛くて整形外科に行ったら湿布だけ渡されました。
自分で、もう少し痛みを早くなんとかしたいんです。
どうやったらいいでしょうか?
このようなお悩みの解決のヒントになれば嬉しいです。
先日、つらい腱鞘炎の痛みで夜も寝られない患者様が来てくださいました。
1秒でも早く痛みを解決したいですよね。
病院に行かれても、痛み止めのお薬か注射、もしくは湿布だけのことも多いです。
腱鞘炎とは、どんなものなのでしょうか?メカニズムを理解し根本原因から施術してまいります。
同じように手首の痛みでお悩みの方は、どうぞご覧になってください。
手首が痛くて、自分でテーピングなどをして治したい方
自分で腱鞘炎をなんとしたい!予防と対策

腱鞘炎の原因
腱鞘炎の原因は同じ動作の繰り返しで腫れて痛みがでるということが多いです。
腱鞘炎を知るための手首付近の筋肉などの解剖学
腱鞘炎に関係する手首周辺の筋肉




これらの筋肉が手首を通る時に腱になるのですが、その曲げたり、伸ばしたりする動作が常に同じ動作のために腱が太くなってしまったり、炎症をおこしたりしてしまいます。

それが腱鞘炎なのです。
腱鞘炎でしない方が良いこと
- 湿布を貼り続ける
- 安易に痛み止めを飲む(医師の処方以外)
これは、痛みをごまかしているだけだと前のブログにも書きました。
根本的な改善には至らないことが多いです。しっかりと根本的に原因から探り、的確な施術が必要だと考えております。
私は湿布や痛み止めを否定しているわけではありません。
私が使用する判断の基準として「眠れないほど辛い」場合は、湿布や痛み止めを使用することもあります。眠れない日が続きますと回復能力が低下してしまいますので、それよりは少しでも楽になって眠りを優先することをオススメしているのです。

腱鞘炎の応急処置
アイシングの仕方

0度が効果的ですので氷と水をビニール袋にいれて冷やしてください。
流水もOK、アイスノンなどはマイナスですので冷やしすぎですので注意されてください。
優先的に休む
やはり腫れているので積極的に休ませないといけません。
火事が起こっているのに使い続けることは油を注ぐようなものです。
まずは火を消さないといけませんよね。
早く良くなりたいと本気で願うならば積極的な休息が必要です。
まずは「休む」ことを優先してください。

もしも猫が怪我をすると足をあげて歩きますよね。
つまり患部は安静にしながら過ごすのです。野生動物を見習いたいですね。

テーピング、サポーターでの固定
早く良くなるためには固定して動かさないようにするのが大切です。つまり安静です。
傷が広がらないようにするのが目的です。
患部の炎症を自然に抑えたいからです。
ドケルバン腱鞘炎を自分で解決する方法
テーピングのやり方
1枚目
親指の内側から巻いて、手首の痛いところを通過するように貼る。
引っ張らないように注意。

2枚目
先ほどの一枚目と調度クロスするように貼り、手首の痛いところを通過するように貼る。

3枚目
手首を締めるように貼る。

テーピングの目的
親指が曲がりにくくするようにしています。
曲げると痛い場合のテーピングです。
これがすべての腱鞘炎に効果があるとは限りません。
角度もその方に応じて変わります。
当院では臨機応変に対応するためにオリンピック選手に施行するような特別なテーピング技術を習得しております。
それでも変わらない場合は整体を受ける

腱鞘炎を根本的に改善するためには
当院は根本的な原因からアプローチします。
筋肉や骨格や関節などのバランスを調整し、靭帯や血液、リンパなどの体液循環も正常に近づけるように調整してまいります。
痛い箇所に関しては、オステオパシーの「ストレイン・カウンター・ストレイン」という手技をさせていただく場合がございます。
痛くない位置で90秒止めておくという手技です。患者さんは痛くありませんので安心して受けてください。
手首は肘とつながっていますよね。肘は肩とつながっていますよね。
肩は肩甲骨、鎖骨とつながって、背骨とつながってますよね。
手に行く神経は首から出ています。
ですので全身の調整をさせていただき機能的に回復していただけるようにバランスの調整をさせていただきます。すると脳が再起動していき自然治癒力が働きやすくなります。
整体で当院の検査がクリアな状態にし、その良い状態を維持するために「姿勢」に注意する
↓
姿勢ができると「肩甲骨=肩=肘=手首」の角度も正常に近づき、今まで負担がかかっていた手首なども痛めなくなる
↓
根本的な原因が解決されるので再発しにくい寝たら治るお身体になる
さらに、もう一つ大事なのが睡眠と栄養です。
良い睡眠は治癒力をUPしてくれます。
治癒力UPには栄養が大切です。つまり血液の流れです。ここで言う栄養とは酸素と栄養分です。
ですので呼吸と姿勢が大切になってくるのです。
血液を作っているものは口から入るものですので栄養分のあるものをバランス良く食べて栄養分がたくさん含まれた良い血液を体中に回すことができたらベターですね。
腱鞘炎の施術の考え方
びゅんびゅん車が走っている道路があって、その交差点は赤信号です。
その赤信号を走って渡ろうとしているような感じなのです。
青信号まで待つのが普通ですよね。

手首は悲鳴をあげているのです。
まずは、休ませてあげてください。今のあなたの手首は炎症で発熱し腫脹している状態なのです。
産後のママで腱鞘炎になる方も多いです。育児で赤ちゃんは待ってくれませんよね。
仕事もどうしてもしないといけない場合もあります。そんな時は仕事環境を変えるということも一つの考え方です。
今すぐ、あなたができることは、姿勢にもっと注意してください。すると姿勢が変わると手首の角度が変わり、手首の角度が変わると痛みが減少されるようになるのです。
悪循環を続けるとどうなるか?
この痛みのまま放置する
↓
どんどん悪化する
↓
仕事や日常生活でも支障がでる
夜間痛が起こり睡眠不足になる
↓
今よりも仕事の「質」が落ちる
不眠となり体力が低下
内臓も弱り免疫力も弱る
プロとして、その仕事を任されている以上、私は最高のモチベーションで最高のパフォーマンスでやるのが「プロ」だと考えます。
ですから自分のカラダのためにどうしよもない程、痛い時などは積極的休息が大切となってきます。
痛くても休まずに仕事をするというのは「美徳」ではありません。
最高のパフォーマンスが維持できないのであれば腱鞘炎が良くなるようにすることを最優先してください。
プロ野球選手でもプロサッカー選手でも良いブレーを見せるために怪我をしたら休みますよね。
プロとして休むのも仕事だと私は考えます。
だって仕事としてお金をもらっている以上最高のパフォーマンスでその方を喜ばせるのがプロではないですか?
痛みを我慢して、それで最高のパフォーマンスを出せないのであれば、それはお互いにとってwin-winの関係ではなく自己満足ではないですか?
最高のパフォーマンスで仕事ができるようにする体調管理もプロとしての意識だと私は強く想っています。
そして自己判断するのではなく、プロの専門家のアドバイスを素直に聴くことが必要だと考えております。
身体の不調や痛みなどで、やめていたり、あきらめていたことはありませんか?
そんなやりたいことを思いっきりやっていただいて”笑顔”で喜んでいただく!!!!これが私の想い(理念)なんです!
腱鞘炎の検査
腱鞘炎とホルモンと鉄分
- 更年期で女性ホルモンのエストロゲンが減ると「炎症」が起こりやすくなり腱鞘炎になる方が多い
- 鉄欠乏している女性の方は、腱鞘炎になる方が少なくない
- 鉄欠乏になると、骨・皮膚・粘膜(あざ、内出血、肌に異常、爪、髪の毛、舌の異常)、免疫の異常、下痢、便秘、氷が欲しくなる、集中力低下、うつ病やパニック障害、頭痛、イライラ、肩コリ、寝坊、疲労、倦怠感が起こりやすい
- 鉄は体内では酸素を運んだり溜めてくれたりする役割がある
当院の腱鞘炎でお悩みの方
まとめ
- まずは積極的な休息が必要
- 炎症を鎮めるために休むことを優先する
- 安易に痛み止めや湿布に頼らない
- テーピングで安静にする
- アイシングで痛みを減らす
- 睡眠の質が大切
- 鉄が欠乏しないようにする
- 女性ホルモンの減少にも注意する