おしっこの色って毎日、微妙に違います。
疲れすぎたら濃くなったりするような気がします。
おしっこで何か、わかるのでしょうか?
このようなお悩みを解決します。
自分で簡単に健康状態をチェックする方法です。
毎日する”おしっこ”ですが、色や匂い、泡立ちなどをチェックしてみてください。
健康状態の変化に気づくことができます。
ご自身のお身体に慢心せずに毎日コツコツ、チェックすることで大きな病気を防げるかもしれません。
どうぞ参考にしてください。
おしっこで健康チェック
おしっこは毎日でるもので健康のバロメーターにもなります。
毎日チェックしてみてください。
- 量
- 匂い
- 色
- 泡立ち
毎日意識してチェックしてみると変化に気づくかもしれません。
色、濁り
特に夏の時期などは脱水になっていないかをチェックしてみてくださいね。
琥珀色
水分が不足している可能性があります。
トイレを我慢している可能性があります。
おしっこは毒素を排出する機能があるので、体内に溜め込まない様に注意が必要です。
無色透明
水分が多すぎるかもしれません。
腎臓の働きが追い付いてないかもしれません。
ナトリウムも不足しているかもしれません。
血液循環が悪くなり、疲れやすくなります。
筋肉が痙攣することもあります。
ダイエットでなることもあるので注意です。
茶色
重度の水分不足の可能性があります。
そら豆やアロエの食べ過ぎでも起こる可能性があります。
抗生物質や下剤、筋肉を柔らかくする薬でもなる可能性があります。
ピンク色、赤色
ブラックベリーなどの食べ物の影響の場合もあります。
感染症や腎臓病、前立腺の異常かもしれません。癌の可能性もあります。
化学療法や抗結核薬を飲むとオレンジ色になることもあります。
オレンジ色
肝臓や胆管に問題があるかもしれません。
濃い色の場合は水分が不足している可能性があります。
明るいオレンジ色は念のため検査しておいてください。
緑色・青色
高カルシウム血症かもしれません。
食べ物などの影響かもしれません。
腎臓や膀胱機能の検査をするときの薬物の影響かもしれません。
継続的に色が出る場合は医師にみてもらってください。
濁っている
シュウ酸という成分の食べ物をたくさん食べてもなります。
ほうれん草、たけのこ、チョコレートなどです。
膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎などの病気もありますのでチェックしておいてくださいね。
におい、量
量が増えた
利尿作用のあるお茶やコーヒーを飲んだ。
利尿剤のお薬を飲んだ。
こんな場合は夜のおしっこが増えることがあります。
糖尿病、尿崩症、腎臓病の場合はおしっこの量が増えることがあります。
回数が増えた
水分をいっぱいとった、緊張した、寒いなどは心配いりません。
尿道炎、膀胱炎、膀胱がん、前立腺肥大などの病気の場合は夜のおしっこが増えることがありますので病院でみてもらってください。
自律神経が乱れて頻尿になることもあります。
匂い
食べたものと同じ匂いはあまり問題はありません。
アンモニア臭がきついと炎症の可能性があります。
腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎、前立腺炎など考えられます。
甘酸っぱい匂いがすろ場合はケトン体があふれている可能性があります。
糖尿病の方は要注意です。
泡立ち
泡が立っている場合は問題はありませんが、いつまでも消えないようだったら一度、病院でみてもらってください。
尿たんぱくの可能性があります。
腎臓の機能に問題があるのかもしれません。
危険な信号
いつもと違うというのに気が付くことが大切ですので毎日チェックしておいてください。
がんが早期で見つかったり頻尿から心臓病がみつかったりすることもあります。
気づくということが大切です。
その他
排尿後痛い
尿道から細菌が入った可能性があります。細菌が膀胱まで入ってしまい炎症を起こしていると、尿検査で炎症反応などがわかります。
排尿後にお腹が痛い
排尿後に下腹が痛い場合は、膀胱炎、前立腺炎、尿道炎の可能性があります。また重症の病気のこともありますので泌尿器科を受診されてください。
おしっこの出が悪い、むくみ
排尿症状といわれています。男性の前立腺に問題があることが多いです。老化現象の場合もあります。
おしっこした後、しみる、痛い、残尿感
排尿時痛といいます。膀胱炎、尿道炎、前立腺炎など細菌感染などが主な原因のことが多いです。また性感染症の可能性もあります。
おしっこが出ない、熱中症、脱水
熱中症になると、おしっこの出が悪くなることがあります。
おしっこの切れが悪い
おしっこの切れが悪いことを「排尿後尿滴下」といいます。これは、尿道に尿が残ってしまう(尿道内残尿)ことが原因として考えられています。
尿道の中におしっこが残ってしまう理由としては、加齢と尿の勢いの低下が挙げられます。そして、その背景には、前立腺肥大症などが原因している場合もあります。
参考ページ:日本泌尿器科学会のホームページ参照
まとめ
- 尿の色や匂いや泡立ちで健康チェック
- 健康に対する意識をすることが大切
- 定期的な検査も必要