

ランドセルが重くて右の肩が痛くて辛いです。
先日、小学校2年生の女の子が来てくださいました。
右の肩が痛くて困っているということです。習い事で格闘技などもされていて運動はできていますが、ランドセルが異常に重いということだそうです。
そこで少しでも楽に生活されますように一生懸命調整をさせていただきました。
同じようなお悩みがございましたら参考にしてください。
毎日の登下校でランドセルが重いと感じ肩や腰が痛い小学生の方とその親御さん、または学校の先生
ランドセル症候群
問題点
- 重すぎる荷物に心も体も疲れ果てる
- 習い事が多すぎて「遊ぶ」時間が少ない
- 置き勉が禁止という校則もあり子供たちの負担は増える
荷物が重すぎる
各年代での耐えられる重さよりもランドセルは10%くらい重いというデータがあります。これだけでもかなり負担がかかっているのがわかります。
学年 | 性別 | 平均体重(kg) | 荷物の重さの目安(kg) |
1年 | 男 | 22.0 | 2.2~4.4 |
女 | 21.5 | 2.1~4.2 | |
2年 | 男 | 24.9 | 2.4~4.8 |
女 | 24.3 | 同じ | |
3年 | 男 | 28.4 | 2.8~5.6 |
女 | 27.4 | 2.7~5.4 | |
4年 | 男 | 32.0 | 3.2~6.4 |
女 | 31.1 | 3.1~6.2 | |
5年 | 男 | 35.9 | 3.5~7.0 |
女 | 35.4 | 同じ | |
6年 | 男 | 40.4 | 4.0~8.0 |
女 | 40.3 | 同じ |
参照:学校保健統計調査より(令和2年)
体への負担が精神的ストレスにもなる
- 10人に9人がランドセルが重いと感じている
- 3人に1人が痛みがあり登校するのが嫌と感じている
参照:PR TIMES
このようなことが毎日なのですから子供たちの精神的ストレスも大変なものになってくることが予想されます。精神的ストレスと体の不調(構造的ストレス)が蓄積されていくのです。
解決するための3つの注意点

ランドセルの中身の入れ方
できるだけ詰めて入れるようにしてください。それと大きな教科書などは背中面に密着するように入れてください。
ランドセルを背負う時の対策
- チェストストラップでキッチリと固定
- 肩紐を成長に合わせて調節してください
背骨の歪み・姿勢の注意点
座る姿勢に注意してください。猫背にならないようにしてください。長時間のスマホなどは控えてください。
症例


当院での施術
施術は背骨を中心に調整させていただきました。背中、首や肩の筋肉などのバランスを整え骨盤、背骨の歪みや緊張や動きの悪くなっている部分をゆっくりと痛くない調整をさせていただきました。全体のバランスを整えることで機能低下している部分が正常に働きやすくなり、自己回復力が戻ってまいります。

そして背骨をゆらゆらと気持ちよく揺らして全体的な調整をさせていただきます。
痛くない施術ですので、お子様でも受けていただくことができます。
ご感想
ありがたいご感想をいただきました。施術させていただいた日と次の日は良かったのですが、ランドセルを背負うと、やはり痛みが出るそうです。

対策とアドバイス
姿勢を正しくしていただくためにペットボトルを腰に入れて座っていただくようにアドバイスいたしました。

まとめ
- ランドセルの中身の詰め方を工夫する
- ランドセルの背負い方に注意する
- 姿勢に注意する
- 痛みがある時は整体を受ける