
「頑張りたいのに体が動かない」
それは心が弱いからではなく、
心と体が限界を知らせてくれているサインかもしれません。
東大阪市のおおくま整骨院では、
身体・栄養・心の3つの視点から、
自律神経の不調や適応障害でお悩みの方をサポートしています。

仕事でミスをしたあと、みんなの前で強く責められてしまい、その上司のことを考えるだけで気分が悪くなります。
さらに、言葉や態度で嫌な思いをすることもあり、職場にいるだけで体がこわばります。
会社では誰にも相談できず、「もう辞めるしかないのかな」と悩んでいます。
食欲が落ち、夜も眠れず、趣味も楽しめなくなってきました。
こんなとき、どうしたらよいのでしょうか?
- 仕事でミスをしたあとに強く叱責された
- 上司の顔を見るだけで吐き気がする
- 朝になるとお腹が痛くなる
- 会社へ行こうとすると涙が出る
- 以前は普通にできていた仕事なのに、最近は集中できずミスが増えてしまう
このようなお悩みはありませんか?
適応障害は、環境の変化や強いストレスによって心や体にさまざまな不調が現れる状態です。
特に6月は、
・4月から続いていた緊張や疲れの蓄積
・梅雨による気候の変化
・祝日がなく休息が取りにくい
などが重なり、心身の不調が表面化しやすい時期と言われています。
当院にも、
・パワハラを受けてから眠れなくなった
・吐き気や震えが止まらない
・職場へ行こうとすると涙が出る
・動悸やめまいが続いている
といったご相談をいただくことがあります。
もちろん適応障害の診断は医療機関が行うものです。
当院は医療機関ではありませんので診断や治療は行えません。
しかし、
- 呼吸が浅い
- 体が常に緊張している
- 眠れない
- 疲れが抜けない
このような状態に対して、
身体から安心しやすい状態を目指すサポートを行っています。
この記事では、
- 適応障害とはどのような状態なのか
- なぜ6月に不調が増えやすいのか
- 5月病と6月病の違い
- 今日からできるセルフケア
- 当院が大切にしている考え方
について、できるだけわかりやすくお伝えします。
まずお伝えしたいのは、
あなたが弱いから苦しくなったのではないということです。
人の体には限界があります。
真面目な人ほど頑張り続けてしまうため、
体が先に「もう休んでほしい」とサインを出しているのかもしれません。
適応障害は、厚生労働省の「こころの情報サイト」でも紹介されているように、強いストレスがきっかけとなって心身にさまざまな症状が現れる状態です。
眠れない、食欲がない、涙が出る、吐き気がする、会社へ行こうとすると体調が悪くなるなど、人によって現れる症状はさまざまです。
症状が強い場合や日常生活に支障が出ている場合は、無理をせず医療機関へご相談ください。
- 職場や家庭のストレスで心も体も限界に近い方
- 眠れない、食欲がない、涙が出る、吐き気がするなどで困っている方
- 「自分が弱いだけかも」と責めてしまう方
- 病院の治療とあわせて、体から整える方法も知りたい方
こんなお悩みはありませんか?
いくつか当てはまったとしても、この記事だけで適応障害と判断することはできません。
しかし、心や体が「少し休んでほしい」とサインを出している可能性はあります。
頑張り続けることも大切ですが、まずは今の自分の状態に気づいてあげることも大切です。
なぜ6月は適応障害のような不調が増えやすいのでしょうか
4月から頑張ってきた疲れが表面化しやすい
4月は入学、就職、異動、転勤など、大きな環境変化が起こりやすい時期です。
最初のうちは緊張感によって頑張れていても、その状態が長く続くと心も体も少しずつ疲れていきます。
ゴールデンウィークを過ぎた頃から疲れが表面化し始め、6月になると「もう限界かもしれない」と感じる方も少なくありません。
当院でも、「4月は何とか頑張れたけれど、6月になって急に眠れなくなった」というご相談をいただくことがあります。
梅雨の気圧変化で自律神経が乱れやすい
6月は梅雨の時期です。
低気圧や湿度の上昇が続くと、
・頭痛
・めまい
・だるさ
・眠気
・気分の落ち込み
などが起こりやすくなることがあります。
適応障害そのものの原因ではありませんが、ストレスで疲れている心や体にとっては負担になることがあります。
特に自律神経が乱れやすい方では、症状が強く出ることもあります。
祝日がなく休息不足になりやすい
6月は国民の祝日がありません。
仕事や学校が続きやすく、「少し休みたい」と思っていても休息のきっかけが作りにくい時期です。
真面目な方ほど、疲れていても無理をしてしまい、知らないうちにエネルギー切れを起こしていることがあります。
新しい環境への適応プレッシャーが続く
新しい職場や部署では、「早く慣れなければ」「結果を出さなければ」というプレッシャーを感じやすくなります。
理想と現実のギャップに悩み始めるのも、この時期です。
周囲からは普通に見えていても、心の中では大きなストレスを抱えていることがあります。
5月病と6月病の違い|対策と予防法

5月病と6月病は正式な病名ではありません
「5月病」「6月病」という言葉を耳にしたことがある方も多いと思います。
しかし、これらは医学的な診断名ではありません。
実際には、適応障害やうつ状態、自律神経の不調などが背景にあることがあります。
そのため、症状が長引く場合は自己判断せず、医療機関へ相談することも大切です。
5月病と6月病の違い
5月病は、
新生活による緊張がゴールデンウィーク明けに表面化した状態と言われています。
一方で6月病は、
春からの疲労の蓄積に加えて、梅雨や休息不足などが重なり、よりエネルギー切れに近い状態になっていることがあります。
簡単に言うと、
5月病は「疲れ始め」
6月病は「頑張り続けた結果のガス欠状態」とも考えられます。
5月病におすすめの対策
5月病は、新しい環境による緊張や疲れが出始めている状態と言われています。
まだ体力が残っていることも多いため、「頑張ること」よりも、「疲れをため込まないこと」が大切です。
例えば、
・仕事や予定を詰め込みすぎない
・完璧を目指しすぎない
・休日はしっかり休む
・軽い運動で気分転換をする
などがおすすめです。
特に真面目な方ほど、「まだ頑張れる」と無理をしがちです。
疲れを感じたら早めに休むことも大切な対策の一つです。
6月病におすすめの対策
6月は疲労が蓄積しやすい時期です。
そのため、「さらに頑張る」ではなく、「回復する」ことを優先したい時期でもあります。
当院でもまず大切にしているのは、体が休みやすい状態を作ることです。
十分な睡眠を確保し、無理な予定を減らし、できるだけ体力を回復させる時間を作りましょう。
予防で最も大切なこと
適応障害や6月病の予防で最も大切なのは、「限界を超える前に休むこと」です。
来院される方のお話を聞いていると、
「もう少し頑張れば何とかなると思っていました」という方が少なくありません。
しかし、
人の体には限界があります。
真面目な方ほど、
・迷惑をかけたくない
・弱音を吐きたくない
・自分が我慢すればいい
と考えてしまいます。
だからこそ、疲れたときに休むことを「サボり」ではなく「体を守る行動」として考えていただきたいと思います。
適応障害とは|心だけでなく体にも症状が出ることがあります
適応障害とは
適応障害とは、強いストレスや環境の変化に心や体がうまく対応しきれなくなり、気分や体調、行動にさまざまな不調が現れる状態を指します。
たとえば、
- 職場での強い叱責
- パワハラや人間関係のストレス
- 部署異動や転勤
- 家庭内の問題
- 介護や育児の負担
- 引っ越しや生活環境の変化
- 学校でのいじめ問題
などが、きっかけになることがあります。
適応障害では、原因となるストレスが比較的はっきりしていることが多いとされています。
たとえば、
「上司の顔を見るだけで吐き気がする」
「会社へ行こうとすると涙が出る」
「職場のことを考えると動悸がする」
「朝になるとお腹が痛くなる」というように、特定の場所や人、出来事をきっかけに心身の反応が強く出ることがあります。
これは、気持ちが弱いから起こるものではありません。
心と体が強いストレスを受け続けた結果、「これ以上は無理をしないでほしい」と知らせてくれているサインかもしれません。
なお、適応障害の診断は医師が行うものです。当院では診断や投薬、医療行為は行っておりません。
ただし、ストレスによって体が緊張し、呼吸が浅くなり、眠りにくくなっているような状態に対して、体から安心しやすい状態を目指すサポートを行っています。
良くあるつらさ
適応障害では、心の症状だけでなく、体の症状や行動面の変化が現れることがあります。
症状の出方は人によって異なります。ここでは代表的なものを整理します。
心の症状
- 不安が強くなる
- 気分が落ち込みやすい
- 急に涙が出る
- イライラしやすい
- 焦りや緊張が抜けない
- 自分を責めてしまう
- 何をしても楽しく感じにくい
体の症状
- 吐き気
- 動悸
- めまい
- 頭痛
- 腹痛
- 下痢や便秘
- 肩や背中のこわばり
- 呼吸が浅い
- 眠れない
- 朝起きられない
- 食欲が落ちる
- 強い疲労感が続く
行動面
- 会社や学校へ行くのがつらい
- 人と会うのがしんどい
- 集中できずミスが増える
- 家事や仕事に取りかかれない
- 趣味を楽しめなくなる
- 一人で抱え込みやすくなる
- 連絡を返すこともしんどくなる
このような反応は、単なる「気の持ちよう」ではありません。
強いストレスが続くと、自律神経が緊張モードに傾きやすくなります。
その結果、体が休みにくくなり、呼吸、睡眠、胃腸、筋肉の緊張、集中力などに影響が出ることがあります。
つまり、心だけでなく体も一緒に疲れている状態です。
体が「もう無理です」と教えてくれていることがあります。
適応障害でつらくなる方の中には、
「もっと頑張らないと」
「これくらいで休んではいけない」
「周りに迷惑をかけたくない」と考えてしまう方が少なくありません。
特に、真面目な方、責任感が強い方、人に気を使いやすい方ほど、自分の限界に気づくのが遅くなりやすいです。
けれど、体は正直です。
- 眠れない
- 吐き気がする
- 涙が出る
- 震える・しびれる
- 動悸がする・心臓がバクバクする
- 朝になると体が動かない・重だるく気力がない
これらは、体があなたを困らせているのではなく、「これ以上は危ないかもしれない」と守ろうとしている反応かもしれません。
たとえるなら、車のガソリンランプが点灯しているのに走り続けているような状態です。
ランプがついたから車が悪いのではありません。
「そろそろ補給してください」と知らせてくれているのです。
人の心と体も同じです。
不調は悪者ではなく、休息や環境の見直しが必要なサインとして受け止めることが大切です。
つらさが強いときは医療機関へ相談してください
次のような状態が続く場合は、無理をせず心療内科や精神科など医療機関へご相談ください。
・眠れない状態が続いている
・食欲が大きく落ちている
・仕事や学校へ行けない状態が続いている
・涙が止まらない
・強い不安や落ち込みが続いている
・日常生活に大きな支障が出ている
・消えてしまいたい、死にたいと感じることがある
特に「消えてしまいたい」「死にたい」と感じる場合は、一人で抱え込まないでください。
医療機関、地域の相談窓口、身近な信頼できる人に早めに相談することが大切です。
整体は、適応障害そのものを診断したり、治療したりするものではありません。
しかし、体の緊張、呼吸の浅さ、眠りにくさ、休みにくい状態に対して、体から安心しやすい状態を目指すサポートはできます。
病院での治療や相談と並行しながら、体の土台を整えていくことが大切だと当院では考えています。
適応障害とうつ病の違い

適応障害とうつ病は、どちらも気分の落ち込み、不眠、食欲低下、疲労感などがみられることがあり、症状だけでは区別が難しいことがあります。
大切なのは、自己判断で決めつけないことです。
実際の診断は医師が行います。
ここでは、一般的な違いをわかりやすく整理します。
| 項目 | 適応障害 | うつ病 |
|---|---|---|
| きっかけ | 職場、人間関係、環境変化など、比較的はっきりしたストレスがあることが多い | はっきりした原因がある場合もあれば、原因が分かりにくい場合もある |
| 症状の出方 | ストレスとなる場所や出来事を考えると強く出やすい | ストレスから離れても気分の落ち込みや意欲低下が続くことがある |
| 気分の変化 | 安心できる場所では少し楽になることがある | 楽しいことにも興味が持てない状態が続くことがある |
| 対応 | 休養、環境調整、心理的サポートが重要 | 医療機関での治療、休養、薬物療法、心理的サポートなどが重要 |
| 注意点 | 放置すると状態が長引くことがある | 早めの医療的な対応が大切 |
適応障害は、原因となるストレスから距離を取ることで症状が軽くなることがあります。
一方で、うつ病では、ストレスから離れても気分の落ち込みや意欲低下が続くことがあります。
ただし、実際には両者が重なって見えることもあり、適応障害からうつ状態へ移行することもあります。
そのため、「たぶん適応障害だから大丈夫」「うつ病ではなさそうだから病院へ行かなくていい」と自己判断するのは避けてください。
つらさが続いている場合は、医療機関へ相談することが大切です。
当院では、医療機関での診断や治療を尊重しながら、体の緊張、呼吸、睡眠、栄養、生活リズムなどを一緒に見直し、心と体が安心しやすい土台づくりをサポートしています。
不調は一つの原因だけではありません
同じ職場で働いていても、強いストレスを受けて元気な人もいれば、吐き気や不眠、動悸などの症状が出てしまう人もいます。
そのため、
「自分が弱いからではないか」
「もっと頑張らないといけないのではないか」と自分を責めてしまう方も少なくありません。
しかし実際には、
症状は単純に心の強さや根性だけで決まるものではありません。
人それぞれ、
- 体力
- 睡眠
- 栄養状態
- 過去の経験
- 家庭環境
- 仕事の状況
- 考え方のクセ
などが異なります。また同じ人でも、仕事のストレスには強いけれど、人間関係のストレスには弱いということもあります。
当院では、不調はひとつの原因だけで起こるものではなく、さまざまな要因が重なって現れるものだと考えています。
当院では4つのストレスで考えています
当院では、不調の背景にあるストレスを大きく4つに分けて考えています。
精神的ストレス
- 人間関係
- パワハラ
- 仕事のプレッシャー
- 将来への不安
- 家庭内の問題
などです。つまり「嫌だな~」と思うこと“すべて”です。
適応障害の方では、この精神的ストレスが大きく関係していることが多いです。
構造的ストレス
- 姿勢の崩れ
- 首や肩の緊張
- 呼吸の浅さ
- 体のゆがみ
- 運動不足
- 不調、痛み、だるさ、しびれ
- お腹が痛い、便秘、下痢など
- めまい、頭痛、不眠など
など身体に関する「嫌だな~」と思うことです。
ストレスを受けると自律神経が乱れて体は無意識に緊張します。
- 肩が上がる、肩がこる、ギックリ腰、腰痛
- 歯を食いしばる、顎の調子がよくない
- 呼吸が浅くなる、動悸、息苦しい
という経験がある方も多いのではないでしょうか。
化学的ストレス
- 栄養不足
- 血糖値の乱高下
- 睡眠不足
- 薬の影響
- アルコール
- カフェインの摂りすぎ
- 砂糖(甘い物)、人工甘味料、食品添加物、乳製品の摂りすぎ、小麦の摂りすぎ
などです。
体が回復するためのタンパク質やビタミンB群や鉄、マグネシウムなどの材料が不足していると、同じストレスでも耐えにくくなることがあります。
環境ストレス
- 気温(暑い、寒い)
- 湿度(梅雨など)
- 気圧(雨、台風など)
- 騒音
- 光
- 職場環境
- 住環境
- 電磁波
などです。
特に6月は、梅雨による気圧変化や湿度の上昇によって、体調を崩しやすい方も少なくありません。
症状発生率という考え方

当院では、症状はひとつの原因で突然起こるのではなく、複数のストレスが積み重なった結果として現れることが多いと考えています。




というように、いくつもの要因が重なって限界を超えたとき、
- 吐き気
- 不眠
- 動悸
- めまい
- 不安
などの症状として現れることがあります。もちろん実際に数字で測れるものではありません。
しかし、「原因はひとつではない」という視点を持つことはとても大切です。
栄養や睡眠も関係していることがあります
適応障害というと、心の問題だけだと思われることがあります。
しかし実際には、体の状態も大きく関係していることがあります。
例えば、
- タンパク質不足
- 鉄不足
- ビタミンD不足
- マグネシウム不足
- 血糖値の乱高下
などです。
これらがあるから適応障害になる、という意味ではありません。
ただ、体力や回復力が低下していると、同じストレスでも影響を受けやすくなることがあります。
当院では必要に応じて、
- 食事内容
- 生活習慣
- 睡眠状況
なども確認しながら、体の土台づくりを大切にしています。
ストレスが続くと体は「戦う・逃げる・固まる」反応を起こします
適応障害や強いストレスでお悩みの方のお話を聞いていると、
「頭では大丈夫だと思っているのに体がついてこない」ということがよくあります。
例えば、
- 眠ろうとしても眠れない
- 会社へ行こうとすると吐き気がする
- 何もないのに動悸がする
- 気づいたら呼吸が浅くなっている
- 理由もなく涙が止まらない
- 光や音が気になる
などです。
実はこれらは、心が弱いから起こるわけではありません。
人の体には、生まれつき自分を守るための仕組みが備わっています。
その仕組みが強く働きすぎている状態なのかもしれません。
人には身を守る仕組みがあります
皆さんは突然大きな音がしたとき、「ビクッ」と驚いた経験はありませんか?
あるいは、車が急に飛び出してきたときに、考えるより先に体が「ビクッ」と反応した経験はないでしょうか。
これは体がおかしいわけではありません。
脳と自律神経が、反射的に「危険かもしれない!」と判断して、瞬時に体を守ろうとしている反応です。
例えば、人が山でクマに遭遇したとします。
そのとき体は、まず安全かどうかを確認します。
危険だと判断すると、心臓を速く動かし、筋肉を緊張させ、すぐ逃げたり戦ったりできる状態を作ります。
これは命を守るために必要な反応です。
現代のストレスに置き換えてみると、クマよりも、
- 職場の人間関係
- パワハラ
- 家庭の問題
- 将来への不安
などがストレスになることがあります。
脳や自律神経、体は相手がクマでも上司でも区別はできません。
強いストレス(本人が嫌だと感じストレスに感じていること)を受け続けると、同じような防御反応が続いてしまうことがあるのです。
フリーズ反応と適応障害
人の体は危険を感じると、大きく3つの反応を起こすと言われています。
戦う(ファイト)
- 怒りっぽくなる
- イライラする
- 攻撃的になる
逃げる(フライト)
- 落ち着かない
- 不安が強い
- ソワソワする
- 動悸がする
固まる(フリーズ)
- やる気が出ない
- 頭が真っ白になる
- 体が動かない
- 朝起きられない
- 涙が出る
- 無気力になる
適応障害の方では、特に「フリーズ反応」が関係していることがあります。
フリーズとは、怠けている状態ではありません。
たとえるなら、スマートフォンが熱くなりすぎて自動的に動きを制限してシャットダウンするような状態です。
体が壊れてしまわないように、自律神経がブレーキをかけてくれているのです。
そのため、「頑張りたいのに動けない」ということが起こることがあります。


光過敏・不眠・イライラと関係することもあります
ストレスが長く続くと、体は常に周囲を警戒するようになります。
すると、
- 少しの光がまぶしい
- 音が気になる
- 人の視線が気になる
- 眠ろうとしても眠れない
- ちょっとしたことでイライラする
ということが起こることがあります。
火事報知器で考えると分かりやすいかもしれません。
本来は大きな火事のときだけ鳴れば良いものが、少しの煙でも反応してしまう状態です。
体も同じで、危険を察知するセンサーが敏感になっていることがあります。
当院では体の安全確認も大切にしています
呼吸や酸素状態の確認
ストレスが続くと、呼吸は浅く速くなりやすくなります。
すると、肩や首がこわばり、疲れやすくなり、さらに不安が強くなることがあります。
当院では、呼吸の状態や体の緊張を確認しながら、必要に応じてパルスオキシメーターも使用しています。
これは病気を診断するためではなく、現在のお体の状態を把握するための一つの参考です。
瞳孔反射の確認
瞳孔は自律神経の影響を受けています。
光を当てたときの反応を確認することで、自律神経の状態を考える参考にしています。
ストレスが強い方では、反応に特徴がみられることもあります。
原始反射(モロー反射など)の確認
赤ちゃんには、生まれつき備わっている反射があります。
そのひとつがモロー反射です。
大きな音や急な刺激に対して、手足を広げるような反応です。
通常は成長とともに目立たなくなりますが、一部の方では影響が残っていることがあります。
すると、
- 驚きやすい
- 警戒しやすい
- 緊張が抜けにくい
- 光や音が苦手
などと関係することがあります。当院では必要に応じて確認しています。
呼吸や姿勢の確認
不安やストレスが続く方の多くは、無意識に肩が上がり、首や背中が緊張しています。
その結果、呼吸が浅くなり、疲れやすくなり、眠りにくくなることがあります。
当院では姿勢や呼吸パターンも確認しながら、体が安心しやすい状態を目指していきます。
エネルギー不足・栄養不足の確認
適応障害や自律神経の不調は、心の問題だけで起きているとは限りません。
体のエネルギー不足や栄養不足が重なっていることもあります。
例えば、
- タンパク質不足
- 鉄不足
- ビタミンD不足
- マグネシウム不足
- 血糖値の乱高下
などです。
これらが適応障害の原因というわけではありません。
しかし、体力や回復力を低下させ、ストレスに耐えにくくしている可能性があります。
当院では食事や生活習慣についてもお話をうかがいながら、心だけでなく体の土台づくりも大切にしています。
当院で大切にしていること
適応障害や自律神経の不調でお悩みの方のお話をうかがうと、「早く元気にならなければ」「考え方を変えなければ」と焦っている方が少なくありません。
しかし当院では、まず心や体が安心できる状態を作ることが大切だと考えています。
植物も土がやせている状態では元気に育ちません。人の心や体も同じです。
まずは土台を整え、回復しやすい状態を目指していきます。
そのため当院では、次の5つを大切にしています。
①ストレス整理

まずは、今どのようなストレスが重なっているのかを整理します。
人は不調になると、「全部自分が悪い」と思い込んでしまうことがあります。
しかし実際には、
- 職場
- 家庭
- 睡眠不足
- 栄養不足
- 体の緊張
- 気圧の変化
など、さまざまな要因が重なっていることが少なくありません。
当院では、
- 精神的ストレス
- 構造的ストレス
- 化学的ストレス
- 環境ストレス
という4つの視点から整理し、現在どの部分に負担がかかっているのかを一緒に確認していきます。
②整体で身体をゆるめる
ストレスが続くと、人の体は無意識に緊張します。
- 肩が上がる
- 歯を食いしばる
- 呼吸が浅くなる
- 背中が固くなる
という状態です。
その状態が長く続くと、自律神経も休みにくくなります。
当院では、強く押したりボキボキ鳴らしたりする施術は行っていません。
やさしい刺激で、体が安心しやすい状態を目指していきます。
整体は適応障害を治療するものではありませんが、呼吸がしやすくなったり、体の緊張がゆるんだりすることで、回復のきっかけになることがあります。
③睡眠の質を上げて体力回復
心や体の回復には睡眠が欠かせません。
しかし、適応障害の方の多くは、夜になると考えごとが止まらなかったり、途中で目が覚めたり、朝起きられなかったりします。
睡眠不足が続くと、脳も体も回復できません。
その結果、さらに不安が強くなったり、集中力が低下したりすることがあります。
当院では、呼吸、生活リズム、体の緊張なども確認しながら、休みやすい体づくりを大切にしています。
④栄養の見直し
人の体や脳は、食べたもので作られています。
そのため、栄養不足が続いていると、回復するための材料が不足してしまいます。
例えば、
- タンパク質
- 鉄
- ビタミンD
- マグネシウム
などは、体力や回復力とも関係しています。
もちろん、栄養だけで適応障害が良くなるわけではありません。
しかし、栄養状態が整うことで、心や体が回復しやすい土台づくりにつながることがあります。
当院では必要に応じて、食事内容や生活習慣についても確認しています。
⑤思考のクセに気づく
体が少し落ち着いてきたら、最後に大切になるのが考え方です。
適応障害でお悩みの方には、とても真面目で責任感が強い方が多くいらっしゃいます。
例えば、
「迷惑をかけてはいけない」
「もっと頑張らなければならない」
「失敗してはいけない」
「弱音を吐いてはいけない」という考え方です。
もちろん、これらは決して悪いことではありません。
だからこそ今まで頑張ってこられたのだと思います。
しかし、その考え方が強くなりすぎると、知らないうちに自分を追い込んでしまうことがあります。
実際には十分頑張っているにもかかわらず、本人は「まだ足りない」と感じてしまうのです。
当院では、無理に考え方を変えようとはしません。
まずは、「私は頑張りすぎていないかな」「自分に厳しくなりすぎていないかな」と気づくことを大切にしています。
気づくことができると、少しずつ心にも余裕が生まれてきます。
そして、「休んでもいい」「助けを求めてもいい」と思えるようになることがあります。
適応障害は、あなたの弱さを証明するものではありません。
これまで頑張ってきた心と体が、「少し休ませてください」と伝えてくれているサインなのかもしれません。
症例|パワハラによる不眠・吐き気でお悩みだった40代女性
ご来院時のお悩み
40代女性の方です。
数か月前から職場で強い叱責やプレッシャーを受けるようになり、
次第に
- 眠れない
- 食欲がない
- 朝になると吐き気がする
- 動悸がする
- 職場へ向かう途中で涙が出る
といった症状が現れるようになりました。
病院を受診され、適応障害と診断されたそうです。
薬を飲みながら仕事を続けていましたが、「体も心も限界に近い気がする」とのことで、家族の紹介から、ご相談をいただきました。
初回の状態
お話をうかがうと、とても几帳面で真面目で責任感の強い方でした。
周囲に迷惑をかけないように、つらくても我慢し続けていたそうです。
お体の状態を確認させていただきますと、肩や首、背中、頭の緊張が強く、呼吸も浅くなっていました。
また、夜は何度も目が覚め、朝は疲れが取れない状態が続いていました。
ご本人も「ずっと気を張っている感じがする」とおっしゃっていました。
当院で行ったこと
まずは、「今の状態は怠けではなく、体が頑張り続けた結果かもしれません」ということをお伝えしました。
そのうえで、
- 現在抱えているストレスの整理
- 体の緊張状態の確認
- 呼吸や睡眠の確認
- 生活習慣や食事内容の確認
を行いました。
施術では、強い刺激ではなく、体が安心しやすい状態を目指したやさしい整体を行いました。
また、無理に頑張ろうとせず、まずは休息を優先することの大切さについてもお話ししました。
経過
数回の施術と生活習慣の見直しを続ける中で、「以前より眠れる日が増えてきた」「朝の吐き気が少し楽になってきた」と話されるようになりました。
その後も病院での治療を継続しながら、仕事量や働き方を見直し、少しずつ体調を整えていかれました。
もちろん回復のスピードには個人差があります。
適応障害は、整体だけで良くなるものでもありません。
しかし、
心だけでなく体の緊張や睡眠、生活習慣を見直すことも、回復を支える一つの要素になることがあります。
院長より
適応障害で来院される方に共通しているのは、「弱い人」ではなく、「頑張りすぎた人」が多いということです。
真面目な方ほど、限界を超えてから初めて休もうとします。
吐き気や震え、不眠や涙は、体があなたを困らせようとしているのではありません。
これ以上無理をしないように、体が出してくれているサインかもしれません。
もし今、一人で抱え込んでいるのであれば、どうか無理をしすぎないでください。
病院やご家族、私にお話してくださっても大丈夫です。
信頼できる方の力も借りながら、少しずつ回復への道を歩んでいただければと思います。
今日からできる3つのセルフケア
適応障害や自律神経の不調でつらいときは、「何とかしなければ」と思うあまり、新しいことをたくさん始めようとしてしまうことがあります。
しかし、心や体が疲れているときほど、大切なのはシンプルなことです。
ここでは、当院でもお伝えしている今日から始めやすい3つのセルフケアをご紹介します。
雨の日でもカーテンを開ける
6月は梅雨の影響で日照時間が少なくなります。
雨の日は部屋の中も暗くなりやすく、朝なのに体や脳が目覚めにくくなることがあります。
実は、体には体内時計という仕組みがあります。
朝に光を浴びることで、脳は「朝が来た」と認識します。
その結果、日中は活動しやすくなり、夜になると眠りやすくなります。
雨の日でも、外は室内より明るいことがほとんどです。
まずは朝起きたら、カーテンを開けてみましょう。
ベランダや玄関先に出られる方は、数分でも外の空気を吸うのがおすすめです。
小さなことですが、生活リズムを整える第一歩になります。
軽い運動で体を目覚めさせる
ストレスが続くと、体は無意識に緊張します。
すると、肩や首がこわばり、呼吸が浅くなり、血流も悪くなりやすくなります。
しかし、体調が悪いときに激しい運動をする必要はありません。
まずは、
- 近所を5〜10分散歩する
- 軽くストレッチをする
- ラジオ体操をする
これだけでも十分です。
運動には、気分転換だけでなく、自律神経のバランスを整える働きも期待されています。
当院では、「頑張る運動」ではなく、「気持ちよく終われる運動」をおすすめしています。
今日は少し動けた。それだけでも十分な前進です。
朝食を食べる
心や体が回復するためには、エネルギーが必要です。
しかし、適応障害や強いストレスが続くと、食欲が落ちてしまう方も少なくありません。
朝食は、脳と体に「活動を始める時間ですよ」と伝えるスイッチのような役割があります。
もし食欲がない場合は、無理にたくさん食べる必要はありません。
例えば、
- 味噌汁(ボーンブロススープがおすすめ)
- ゆで卵
- ヨーグルト
- バナナ
など、食べやすいものから始めてみましょう。
特に朝食を抜く習慣が続くと、午前中のエネルギー不足や集中力低下につながることがあります。
心の回復を考えるときも、体の材料を補うことは大切です。
全部できなくても大丈夫です
ここまで読んで、「全部やらないといけない」と思わなくても大丈夫です。
まずは、カーテンを開けるだけでも構いません。
散歩が難しければ、窓を開けて深呼吸するだけでも良いと思います。
朝食も一口からで十分です。
大切なのは完璧を目指すことではありません。
少しずつ、体が安心しやすい習慣を増やしていくことです。
適応障害や自律神経の不調は、気合いや根性だけで乗り越えるものではありません。
だからこそ、まずは今の自分にできることから始めてみてください。
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院長より

私はこれまで15年以上にわたり、自律神経の不調や不安、パニック、適応障害でお悩みの方のご相談を受けてきました。
その中で感じるのは、適応障害になる方は決して弱い人ではないということです。
むしろ、真面目で責任感が強く、周囲への気配りができて、頑張り屋さんの方が多い印象があります。
だからこそ、つらくても我慢してしまう。休みたいのに休めない。助けを求めたいのに迷惑をかけたくない。そんな思いを抱えながら頑張り続けてしまうことがあります。
しかし、人の心や体には限界があります。
どれだけ頑張れる人でも、休息なしで走り続けることはできません。
- 吐き気や震え、しびれ、あちこち痛い
- 眠れない、途中で目が覚める
- 涙が出る、イライラする
- 朝起きられない、だるい、倒れてしまう
- 呼吸が苦しい、心臓ばくばく、焦る、変な汗がでる💦
そうした症状は、あなたを困らせるためではなく、「少し立ち止まってください」という体からのサインかもしれません。
当院では、心だけを見るのではなく、
- 身体の緊張
- 呼吸
- 睡眠
- 栄養
- 生活習慣
なども含めて考えることを大切にしています。
もちろん整体だけで適応障害が良くなるわけではありません。
必要に応じて医療機関と連携しながら、心と体の両方から回復しやすい土台づくりを目指しています。
もし今、「もう頑張れないかもしれない」と感じているのであれば、どうか一人で抱え込まないでください。休むことは逃げることではありません。助けを求めることは弱さではありません。
まずは、これまで十分頑張ってきたご自身を認めてあげてください。
そして、焦らず一歩ずつで大丈夫です。
あなたの心と体が少しでも安心できる毎日を取り戻せるよう、お手伝いできれば幸いです。
おおくま整骨院
院長 大熊達也
まとめ
パワハラや人間関係のストレス、職場環境の変化などが続くと、心だけでなく体にもさまざまな症状が現れることがあります。
吐き気や震え、不眠、動悸、めまい、食欲低下などは、決して気のせいや甘えではありません。
特に6月は、
・4月からの疲労の蓄積
・梅雨による気候の変化
・休息不足
などが重なり、不調が表面化しやすい時期です。
また、適応障害は心の問題だけではなく、
・体の緊張
・呼吸の浅さ
・睡眠不足
・栄養状態
・思考のクセ
などが複雑に関係していることもあります。
当院では、身体・栄養・心の3つの視点から、現在どのような負担が重なっているのかを整理しながら、心と体が安心しやすい状態を目指しています。
そして何より大切なのは、「あなたが弱いから今の状態になったわけではない」ということです。
真面目な方ほど、限界を超えてから休もうとします。
しかし、体が出しているサインに早めに気づき、休息やサポートを受けることも大切な選択です。
もし、
- 眠れない日が続いている
- 職場へ行こうとすると体調が悪くなる
- 不安や涙が止まらない
- 一人ではどうしたら良いか分からない
という状態でお悩みでしたら、まずは一人で抱え込まずにご相談ください。
焦らなくても大丈夫です。
回復には個人差がありますが、少しずつ心と体が安心できる土台を整えていくことが大切だと当院では考えています。つらさを無理に言葉にできなくても大丈夫です。
今のお体の状態に合わせて、やさしくお話をうかがいます。

参考文献
- 『精神科医が見つけた3つの幸福』:樺沢紫苑
- 『スタンフォード式 最高の睡眠』:西野精治
- 『ポリヴェーガル理論入門』:Stephen W. Porges
- 『適応障害のことがよくわかる本(新版)』:貝谷久宣
- 『マンガでわかる適応障害のトリセツ』:田中圭一




