夜になると原因がわからない足のむずむず感で眠れません。
病院でも原因がわからず、とても困っています。
なんとか解決できないでしょうか?
そのような、お悩みが解決できたら嬉しいです。
かゆみなどで眠りの質が低下することがあります。原因はハッキリしておりません。
脳内物質のドーパミンの影響があるという説があります。他には鉄欠乏性貧血や妊娠、糖尿病、リウマチ、パーキンソン病、慢性の腎臓病などが影響しているとも言われています。
どうぞお悩みの方は、ご覧になってください。
むずむず足症候群とは
むずむず病といわれることもあります。
眠る時に足が、むずむずしたり、ヒリヒリしたり、虫が這うように感じたりします。
火照ったり、ジンジンしたり、痒かったりします。
とても違和感があるので、気になって眠れないのです。
症状はこんなことがある
- 足を動かしたくなり、気持ち悪い感じがする
- 横になっていたり、座っている時に起こる
- 歩いていたり、曲げ伸ばしすると軽減される
- 夕方や夜に悪化しやすい
原因として考えられること
- 慢性腎不全(特に透析中)
- 鉄欠乏性貧血
- 妊娠中
- 糖尿病
- パーキンソン病
- 関節リウマチ
また原因不明のもの少なくありません。
その場合は自律神経の乱れが原因かもしれません。
当院では整体をさせていただき、自律神経の乱れを改善することで、良くなられる方がいらっしゃいます。もしもお悩みの方は、遠慮なく一度、ご相談ください。
一般的にはドーパミンという脳の中の伝達物質の異常ではないかと言われています。
または鉄分が中枢神経(脳や脊髄)で不足していることも言われています。
ですが、私は根本的な原因でいいますと自律神経の乱れが原因だと考えています。
自律神経が乱れますと、神経の伝達がスムーズにいかず、誤作動を起こしてしまいます。
例えば、自律神経が乱れると暑くないのに汗をかいたりしてしまいます。
ストレスがあって緊張するとします。人前で話をしなければならないとします。
でもそれは、あなたにとって、とても苦手だったとします。
そうすると人前で話をすることを考えるだけで、暑くもないの汗をかいてしまったり、手だけに汗をかいたりすることがあるのです。
簡単に自律神経が乱れると強弱はありますが、自律神経失調症といいます。
この自律神経失調症は、感覚異常が起こります。
ちょっと神経の話をします。
脳が正常に働くためには「酸素」「栄養分」「刺激」が必要です。酸素と栄養分は血液が運んでくれます。刺激は体からの感覚です。
この感覚が正常だと神経は働いてくれるのですが、感覚が異常だと、ちゃんとその信号をキャッチしてくれません。また感覚は正常でもストレスが非常に強くあって自律神経が乱れていると神経の伝達がうまくいかないのです。
通常、上の図のように刺激が入るまではー75mvです。これを静止膜電位といいます。
この状態から、なんらかの刺激が入るとします。刺激というのは触られた、何かにぶつけて痛い、お湯がかかった、大きい音がした、臭い匂いがしたなど、感覚から伝わる刺激と考えてください。
何かの刺激が入ると、神経が興奮して脱分極といってポンっと反応します。
その刺激量がー55mv以上まで達する刺激量だと反応するのです。
ですが、それ以下の刺激量では反応しないのです。20mv以上の刺激量でないと反応しないというこです。
これが通常の神経の感じる仕組みなのです。痛いと感じるのも、この仕組みです。
ですが過敏に痛みを感じることがあります。
痛みをずっと感じていると過敏になってしまうのです。主な原因は酸欠です。
正座していて痺れてくる時が過敏な状態です。
上の図の赤線を見てください。静止膜電位のラインが上がっています。
こうなってしまうと過敏な状態になっています。
例えば正座をしていて痺れている状態です。
少し触れられただけで、すごく痛く感じてしまいます。
むずむず足症候群もこのような状態なのです。
当院で喉の違和感があって病院で検査しても原因不明な方がいらっしゃいます。
この方は、継続的なストレスから自律神経が乱れ、神経の過敏な状態になり、このような過敏な状態になっていると考えられるのです。
通常ですとー75mvが静止膜電位で、20mv以上の刺激が入ると反応するのですが、この赤のラインまで上がってしまうと、すでにー55mvのラインまできているので、0もしくは1でも刺激として反応してしまい、ちょっとのことで過敏に反応してしまうのです。
音に敏感な人、匂いに敏感な人、触れられるのに敏感な人、それぞれありますが、HSPなど繊細さんと呼ばれる方に多いです。
過去のトラウマや失敗、予期不安から常にストレス過多な状態が継続的に感じていると、このようになってもおかしくないのです。
対策としてはストレスを減らし、ストレス耐性をつけることです。
そしてこれよりも進んだ状態が麻痺です。感じにくくなってしまうのです。
さらに、進行してしまいますと「麻痺」の状態となり、感じなくなります。
正座をしていて、過敏になり、更にそのままにしておくと麻痺になってしまうのと同じです。
酸欠状態なのです。
これは体中で起こる可能性があります。
美容室で肩を触ってもらって、「凝ってますね~」と言われて、自覚症状がない場合ってないですか?
肩が凝っていることを自覚できていない状態です。これが麻痺です。
当院の検査で
ふくらはぎを押すことがあるのですが、この時、明らかに激痛に感じるくらい凝っていても、「何も感じません」という方がいらっしゃいます。この方は、ひょっとして失体感症のように感じにくい状態で麻痺している可能性があります。当然、薬などの影響で感じにくいのかもしれません。
ですがストレスが強く、酸欠状態が悪化して慢性化している可能性もあるのです。
当院ではパルスオキシメーターや目の動き、目の瞳孔反射などでも自律神経の乱れを検査して確認しております。
このように、むずむず足症候群は、組織は正常なのですが、自律神経の乱れにより、神経の機能が誤作動を起こしてしまっているのです。
それでは、なぜ誤作動を起こしてしまうのでしょうか?
それは自律神経が乱れて血流が悪くなっているからなのです。
自律神経がストレスや生活習慣で乱れると交感神経が優位に働き、筋肉が緊張します。
すると酸素が不足して正常に働かなくなるのです。
ですので、むずむず感じることがないのに、感じてしまうのです。
足を温めると、むずむず感じることもありますが、これは神経が酸欠のため、誤作動を通りすぎて麻痺してしまっているからです。
むずむず足症候群の対策
- ストレスを減らす
- 適度な運動をする
- 自己肯定感を上げる
- 体力を増やす
- 整体を受けて全身を調整する
- 正しい知識を知り、調べすぎない、情報に踊らされない
足の痛み?シビレ?で眠れない40代・女性が解決
突然、足の親指と脛(すね)にかけて、虫が這っていて、チクッと針でさされたような感覚がでてきたそうです。腰痛もあります。
特にケガをしたということもなく、糖尿病などの神経的なものでもないそうです。
原因がわからず、病院でも「神経痛かな」といわれたそうです。
それでも2カ月経過しても、症状に変化はなく、夜が眠れなくなってしまい、常に足を触ってしまう癖がついてしまいました。
昼間、歩いていたり友人とランチに行っている時は、症状はでないそうです。
そこで当院に来てくださいました。
検査では、姿勢と疲労と背骨の歪みが全て顕著に現れました。
まず取り組んだのが「姿勢」です。
そして、骨盤周辺と肩周辺の過緊張を起こしている筋肉などのバランスをトータルで施術させていただきました。
特に特徴的なのが、症状が出るのは、一人でゆっくりされている時になるようです。
経過
腰の痛みが先になくなりました。
指標では背骨の歪みと姿勢に問題があったので、徹底的にご指導させていただきました。
メンタル面でのストレスがとても強かったので、そちらに対しても減らせるように、アドバイスさせていただきました。自己肯定感を上げていく事に重点をおいて、どんどん自信を持ってもらいました。
そして、3か月が経過して、足の指の違和感が、気にならなくなってきました。
今では、「0」に近いそうです。
本当に喜んでいただけて良かったです。今後もメンテナンスで定期的に施術させていただきます。
眠気の定義
日中の眠気はホメオシタシスとサーカディアンリズム(概日リズム)、社会的要因(仕事や家族などの交流、精神的ストレスなど)、環境要因(騒音、光、温度、湿度、電磁波など)、状況(モチベーション、刺激、運動、食事、姿勢など)などによっても影響を受けます。
夜眠れない場合は、昼間にとても眠くなる事があります。日中に過度の眠気(EDS)のある方は、睡眠の質が悪く、量で補おうとしている可能性あります。
むずむず足症候群になると、日中の眠気があって、睡眠不足が解消しても眠気が起こります。ポリソムノグラフィという検査で脳波や血液中の酸素量、心電図、空気の流れなどを確かめます。
主に睡眠時無呼吸症候群の診断に使われます。この検査が陽性となります。
参考文献:「眠気の科学 そのメカニズムと対応」より
まとめ
生活習慣で注意して欲しいこと
- 睡眠をしっかりとる
- ストレスを減らす
- 姿勢を正す
- 栄養をしっかり摂る
- 趣味を見つける
- 笑顔になる
- 冷やさないこと
- 水を飲む
- 自己肯定感を上げる