膝が横から見ると弓のように反りかえっています。
小さい頃にバレエを習っていました。
身体は全体的に柔らかい方だと思います。
最近、膝の裏が立っているだけで、ものすごく痛くなります。
仕事は立ち仕事です。
反張膝(はんちょうしつ)だと整形外科で言われましたが何の処置もありませんでした。
膝が時々ガクっとなり力が入らない時もあります。
歩いていても膝が不安定でふくらはぎが疲れやすいです。
このまま放っておくしかないのでしょうか?
このようなお悩みの解決のヒントになれば嬉しいです。
膝の裏が、とても痛くてお悩みでした。整形外科では反張膝と言われたそうです。
原因も考えながら何か解決法がないか探っていきます。
同じようにお悩みの方の解決のヒントにしてください。
反張膝で膝の裏が痛い方の解決法
普通に立っているだけでも膝の裏が「ピーン」と張って反りかえってしまい痛みがあるという方です。生まれつき少し全身の関節が柔らかくクラシックバレーをされていたそうです。
このように膝が反りかえっている状態を反張膝(はんちょうしつ:はんちょうひざ)といいます。(6度以上の角度があるもの)
まずは、膝の構造から反張膝の原因を探っていきます。
膝の構造
膝は太ももの骨と脛の骨でできています。
ドアの蝶番みたいな関節です。曲げ伸ばしの時には「転がり滑り」という運動をしながら動いてくれます。横にブレないように側副靭帯があり、膝の中にも過度に捻じれないように十字靭帯というものがあります。膝の間にはクッションとなる半月板があります。
反張膝とは
反張膝とは、この図のような膝です。弓のように膝関節が後ろに反りかえっています。立っているだけでも膝の裏が「ピーン」と突っ張って痛くなる場合があります。
もともと、生まれつき全身の関節が柔らかすぎる方がいらっしゃいます。そうしますと走っていて急に止まった時などやジャンプの着地などで痛めてしまうこともございます。
バランスや姿勢、歩き方などが原因の場合ですと、足首の硬さや股関節、骨盤からの影響の場合もございます。その動きをかばって代償として痛みや違和感、O脚やX脚になることもあります。
しゃがむことは日常的に行いますが、足首や股関節、膝の軸がズレて捻じってしまうこともあります。すると骨盤、股関節などの歪みが生じてO脚などになっていくことも考えられるのです。
またバランスからいいますと浮指や腰を反りすぎている、ポッコリお腹の場合も反張膝になりやすいです。常に筋肉が緊張していたり頑張りすぎたりして真面目すぎる性格の方に多いといえます。
- 反り腰になる
- お腹が前に出る
- 顎が前に出る
- 踵重心になる
- 浮指
- 猫背・巻き肩
立ち方や歩き方が崩れてくると、だんだんアーチが崩れていき「偏平足」になったり足首が硬くなってしまうこともあります。
どこの筋肉が影響しているのか
この反張膝は、生まれつきではない場合は、日常生活習慣が原因のことが多います。
例えばこのようなケースです。
脳梗塞などでも反張膝になる可能性がある
脳梗塞になると、ふくらはぎの筋肉がものすごく緊張することもあります。
すると、つま先立ちのようになり、「ふくらはぎ」が後ろに倒れて反張膝になる場合があります。
もうひとつは、足全体が脳梗塞のため力が入らず、膝が折れてしまったりして、歩くのが不安定になります。その恐怖を解消するために膝をロックしてしまいます。そして反張膝になってしまうこともあります。
反張膝の痛みが辛い50代女性
- 膝の裏の痛み
- 腰痛、背中の痛み、猫背
- 肩こり、首こり、頭痛
- 足のむくみ、足が太くなる
- ふくらはぎが疲れやすい
- 踵が硬くなり痛む
- 顎が上がりやすく口呼吸になりやすく口が渇く
生まれつき関節が柔らかすぎて、膝の安定性が悪く、膝をロックした状態が続いていたことによる膝の痛みの方です。
施術をさせていただき全身のバランス調整をさせていただきました。最初に骨盤の前から調整し、股関節、膝、足首、お尻や腰、背骨などを調整させていただきました。
当院は全身のバランス調整です。
骨盤、股関節、膝、足首周辺の筋肉や関節、内臓、リンパ、動脈を調整して血流を上げ機能を正常に近づけます。それにプラスして足首の関節の軸などを調整してまいります。
調整で重心のバランスが良くなり、身体がうまく使えて機能的に動きやすくなられる方が多いです。
その後、座る姿勢と立っているフォームや歩き方を覚えていただくことで機能的に痛みもなく日常を過ごせるようになられて笑顔になってくださいました。
また、この状態を維持していただくために、筋トレ、ストレッチ、姿勢などアドバイスさせていただきました。
反張膝を改善する体操
ストレッチ
座ってするストレッチ
ふくらはぎ・太ももの裏のストレッチ
立ってするストレッチ
太ももの前・ふくらはぎのストレッチ
スクワット
膝緩め体操・体幹トレーニング
まとめ
- 姿勢に気をつける
- 腰を反りすぎない
- 日常生活でリラックスするように心がける
- ストレッチと筋トレを毎日する