膝が痛くて整形外科では変形性膝関節症といわれました。
今のところすぐに手術はしなくても良いということでした。
でも、このまま何もせずに歩けなくなるのではないか不安になります。
O脚や外反母趾、偏平足も気になります。
自分で何かできることはないでしょうか?
O脚が気になり、しゃがめないほど腫れて膝の痛みもあるそうです。整形外科では「変形性膝関節症」いわれました。
病院では現状、特に治療はないそうです。また美容的に「O脚」が気になっておられ将来的に歩けなくなったらどうしようという不安がありました。
他に仕事面や対人関係、家族のことなどで精神的なストレスが強く自律神経失調症の症状も多くみられた方です。
同じように膝の不調などでお悩みの方の解決のヒントになれば嬉しいです。
- 加齢によって起こるものを一次性という
- 骨折、関節炎、生まれつきに異常があるものを二次性という(若い人でも起こる)
骨盤が歪んだり、股関節の角度が悪くなったり、膝関節の軸がずれていたり、軟骨がすり減ってくると変形が進行してくるといわれています。
一般的には膝のサポーターやインソールなどをすることで痛みが和らぐことが多いです。太ももやお尻の筋肉が低下していると運動療法で改善される方もいます。
それでも難しい場合は、最終的には手術になることもあります。ただし骨粗しょう症の場合は、リハビリも難しいことがありますので、ご家族のサポートや費用など、いろんな面から、じっくりと検討することをオススメいたします。
- 特発性膝骨壊死(全身性エリテマトーデスが原因のこともある)
- 偽痛風
- 痛風
- 慢性関節リウマチ
- 化膿性関節炎
- 神経病性関節炎
- アミロイド関節症
参考文献:「ひざの痛み~生涯自分の足で元気に歩く」より
変形性膝関節症を克服したストーリー
陽子さん(75歳)は、昔から体を動かすのが大好きな女性でした。 ウォーキングやヨガ、庭の手入れなどをずっと楽しんでいました。
ですが突然!大きく生活が変わってしまいました。しゃがむことさえできなくなり、医師からは「変形性膝関節症」と診断され、O脚、偏平足、外反母趾などの影響で膝の外側が腫れ、整形外科で水を抜いてもらったところ、血がたまっているといわれたそうです。
ですが現状では「手術はまだしなくて良い」と医師に言われたそうです。
最初に整形外科を受診されてから、特に治療がなく痛みが和らぐことはなく、膝が腫れるたびに病院で水を抜いてもらう日々が続きました。そんな時、娘さんが当院に来ていただいていたこともあり、ご紹介していただき、来院してくださいました。
痛みがあってもどうしようもなく諦めていた陽子さんは、自分に対して無力感を感じました。 運動が好きで、元気に動いていた自分が、痛みで動けなくんなるなんて信じられなかったのです。
「膝が痛いからって、全て諦める必要はないわ。膝に負担をかけずにできることもあるはずよ。」
娘さんの言葉に励まされ、陽子さんは当院の施術を受けて、当院の指導した体操や姿勢、日常生活習慣をしっかりと守って実践してくださいました。
まず、陽子さんには足裏や太もも、お尻の筋肉を鍛えるために、簡単な体操と足の指のエクササイズから始めてもらいました。
陽子さんの場合、偏平足や外反母趾も膝に負荷をかけていたため、足のアーチを強化することが大切だとお伝えして、しっかりとエクササイズをしていただきました。
1カ月が経過して、だんだん散歩をするのも苦にならなくなりました。膝の痛みが以前ほど気にならなくなっていることに気づきました。 しゃがむことも少しずつできるようになり、彼女は涙が溢れるほどの喜びを感じました。
膝を労わりながらも、再び活動的な生活を少しづつ再開した陽子さん。彼女が学んだのは、無理をせず、体に優しく、少しずつ改善することの大切さでした。
「手術を避けられたのも、毎日の小さな積み重ねのおかげですね。」と、陽子さんは笑顔で語られました。そして、今では同じように膝の痛い他の友人にも「膝に優しい運動」の素晴らしさを伝える活動を始められたそうです。
予防と対策
- 足裏の筋肉強化:偏平足や外反母趾を改善するために、足の指でタオルを引き寄せる運動を毎日行いましょう。
- 膝周りのストレッチ: 膝やふくらはぎのストレッチを日常的に行い、膝を支える筋肉を柔軟にしていきましょう。
- ウォーキング:膝に負担の少ない靴を選び、短時間のウォーキングから始めると効果的です。
- 病院での水を抜く頻度を減らす: 適切なケアと筋力強化、膝の軸の正常化により、膝にかかる負担を減らし、水を抜く回数を減らすことが期待できます。
陽子さんのように、諦めずに膝に優しい体操で少しずつ動き出すことが、痛みの乗り越える始まりかもしれません。
感想
どんなお悩みがありましたか
膝の痛み。首・肩の痛み。足の裏の痛みなど。
何がきっかけで当院を知りましたか
孫の通院で知り娘に勧められて。
すぐにご予約されましたか
娘にすぐ連れて行ってもらいました。
何が決め手で当院の施術を受けて頂きましたか
孫の症状が、とても改善されていた事が決め手となりました。
実際に施術を受けてどうでしたか
今までの整骨院との違いにびっくりしました。
姿勢の悪さが色んな所の痛みを引き起こしている事も知りました。
1回目の施術で痛みが和らいぎ今では歩く時の不安は有りません。感謝しています。
E.Kさん
院長より一言
E.Kさん
とても嬉しいご感想ありがとうございました。今後ともメンテナンスでサポートさせていただきます。ずっと大好きな散歩やウォーキングや体操を続けてくださいね。応援しております。
O脚・しゃがめない・外反母趾・変形性膝関節症の解決法
原因
中高年の女性に圧倒的に多いとされる膝の痛みでは、運動がだんだんやりにくくなってしまう「ロコモティブシンドローム」が注目されています。肥満気味の方は膝に負担がかかるので、特に注意が必要です。
また足に合っていない靴、クロックスのような草履などで歩くことでも軸がずれたり歪んだりし、歩行フォームがおかしくなることも考えられるので避けてください。
解剖学的には膝の関節の滑膜が損傷して痛みが出ていると考えられています。変形性膝関節症にはレベルがあります。
- レントゲンでわずかに変化がみられるが自覚症状はほとんどない
- 軽度:軟骨が少しすり減り動作の初めに痛いことが多い
- 中度:かなり軟骨がすり減っていて、膝の関節の間が狭くなってきて骨棘ができる
- 重度:かなり悪化している状態で、半月板も損傷していることが多く、変形しやすくなってくる
筋力低下が原因の場合もある
- 太ももの前の筋力低下で骨盤が後ろに倒れてしまう
- 背中の筋力、首の後ろの筋力、お腹の奥の筋力低下で猫背になりやすい
変形性膝関節症でしてはいけないこと
- ジョギング、ランニング、ハイキング、急に止まる動作
- 痛いのにやっていまう過度な運動
- 正座のような深く膝を曲げる動作
- 直接床に座る(椅子やソファにする)
- 和式のトイレを利用する
- 布団で眠る(ベッドで寝てください)
- 布団の上げ下げ
- 重い荷物を運ぶ
- 長時間の立ち話
- 安静にしすぎる
- タバコとお酒を控える(ビタミンCが減少)
- 痛いのに我慢して「自分に合っていない」youtubeの動画を見て運動する
- 間違ったスクワット
当院の変形性膝関節症へのアプローチ
不安神経症で自律神経失調症の50代女性の変形性膝関節症
お膝の痛みでお悩みの方はたくさんいらっしゃいます。まずは、自分でチェックしてみてください。
チェック表
*3つ以上当てはまると変形性膝関節症になりかけている、もしくは進行している可能性があります。
これにプラスしてお皿を動かすと痛い場合は、かなり進行している可能性がありますので、一度、病院を受診されてください。
当院の施術経過
施術方針
最初に痛みを感じてから3カ月以上経過しているそうです。レントゲンやMRIなどの整形外科的な検査では、それほど異常がなかったそうです。
軽い半月板損傷という診断と変形性膝関節症の初期という整形外科での診断でした。
軟骨は加齢とともに、ある程度は擦り減ることは可能性としてあります。画像診断では半月板の変形がみられ、それが原因だろうということでした。
ですが、あまり長期に改善がみられないということは、膝だけの問題ではないと考えます。当院では体全体を1つのユニットとして捉えてバランスを調整することで自然治癒力が働くように調整していきます。
また膝とは別に心理的なストレスも痛みに対しての原因となることがあります。それは脳内物質のモルヒネのような痛みを抑制する物質が分泌されにくい状態かもしれないということです。
このようにストレスが強すぎるとμオピオイドが分泌されにくくなり痛みを感じやすくなってしまうことがあるのです。
3か月経過して
痛みはほぼ「0」に近い状態になられました。メンタル面でも前向きになられ、このままで自分は大丈夫だと自信を持たれました。表情も明るくなり不眠や不安感が減っていったことが良かったです。
対処法として心理ワークをたくさんしていきました。それも自信に繋がったものだと思います。
おすすめの通院ペース
特に夜間痛があったり激痛で眠れない、寝返りが痛いなどの重症な方は最初のうちは良い状態を脳と体に覚えていただきたいので、通院間隔を1週間に2~3回をオススメしております。
施術をさせていただきますと「超回復」という生理的な反応があります。当院では、その「超回復」を最大限に活かしていきたいと考えております。
心理的なアプローチも加えていく
不安神経症やパニック障害は情緒的サポートが必要な場合が多いです。膝にも悪い影響を与えているケースがありました。自分に自信を持っていただけるようにお声かけさせていただきました。
まず第一優先としてストレスを減らしストレス耐性を増やしていくことを心がけました。
今後も気兼ねなく楽しいことをやっていただいて「笑顔」になっていただけますように全力でサポートしていきます。
自分でできる体操
膝周りのほぐし方
膝周りの筋トレ
足のアーチを作る
足の柔軟性をつけて歩きやすくする
症例
病院で変形性膝関節症といわれた方です。
生活習慣で注意したいこと
歩き辛かったのが、少し歩けるようになられました。歩く時の足首の角度やフォームを指導いたしました。
靴についてもアドバイスしました。
また毎回痛めたり負担のかかっている椅子からの立ち上がり、食器を洗うときのコツ、寝がえりの打ち方などの体の使い方のコツをお伝えして実践していただきました。
生活習慣が原因で今の症状が出ていることが多いので、それを見直すことが大切なんです。痛みを取ることだけを考えていると再発する可能性が高いので予防が大切だと考えています。
生活習慣の見直しの具体例
これらに注意してください。1つからでも良いので見直してみてください。
- 猫背などの不良姿勢は頭が下がり膝に負担がかかるので正しい姿勢を心がける(歩く時も座る時も注意)
- 起床時ベッドの中でゆっくり膝の曲げ伸ばしを10回してから起きる
- 荷物は片方だけで持たないようにする
- 布団ではなくベッドで寝るようにする
- 歩く時は「踵」から着地するようにする
- 階段を降りる時は「痛くない方の足」から降りる
- 椅子の生活にする(床での生活は極力やめる)
- 足を組まない
- トイレは洋式にする
- 正座と胡坐は禁止
- 冷え対策で夏でも長ズボンにする
- 長時間同じ姿勢にならないように30分に一度は動く
- 長時間のスマホやパソコンは控える
- 体重増加・肥満に注意する
- 草履やスリッパ、クロックスは控えてスニーカー(紐靴)にする
- サイクリング・ヨガ・水中ウォーキングなどの軽めの運動をする
- ソファも姿勢が悪くなるので注意する
- イスから立ち上がる時は足を10cmくらい手前に引いてから立ち上がる
- 夜中のトイレは四つ這いで行く
- 生姜など体を温めるものを食べる
- 痛みが強い時はトレーニングや運動などはしない
- 足のアーチを回復させる(偏平足、外反母趾、O脚の予防)体操をする
まとめ
- 原因となる生活習慣を徹底的に見直す
- 筋トレ、柔軟など自分にあったものをコツコツ続ける
- 整体で全身調整し自然治癒力を活かして痛みを和らげていく