足の裏の付け根と足の甲が痛くて悩んでいます。
病院では痛み止めと湿布を渡されました。
モートン病といわれましたが、いまいちピンときません。
湿布だけの処置で本当に良いのでしょうか?
痛みは変わらず、今後、歩けなくなってしまうのではないか心配になります。
このようなお悩みの解決のヒントになれば嬉しいです。
歩いていても歩かなくても足の裏や足の甲が痛くなることがあります。
モートン病という病気があります。足の場合は痛風などの場合もあるので、まずは病院の診察を受けるようにしてください。
モートン病は足のアーチが崩れて足の中指の裏が地面に当たりタコができて痛くなることが多いです。
また足首が内側に倒れてしまって歩いている場合にも、歩く時の蹴り出しが悪くなりモートン病になってしまうことがあります。
症状としては歩いていても痛く、つま先立ちでは、もっと痛く感じることが多いです。痛みがありますので長時間、歩くのが怖くなってくる方が多いです。
モートン病でお悩みの方へ解決のヒントは歩き方と足の構造にあります。どうぞ解決のヒントにしてください。
モートン病の解決のヒント
モートン病とはどんな病気なのか
一般的には悪い歩行フォームで歩きすぎて足の中指や薬指の付け根が痛くなることが多いです。
またサイズがきつめの靴を履いても痛くなることがあります。アーチが崩れている場合は裸足でも痛くなることもあります。
原因の1つとしては圧迫によって神経が肥大したと考えられます。解剖学的にみて神経の通り道が中指と薬指付近を通過して圧迫されることが多いのです。(総趾神経の通り道)
構造的にアーチを復活させて痛みが出ている部分の負担が減れば、今よりも生活がスムーズになることも多いです。
他に良くある足のトラブル
簡単に部位と病名をご紹介します。(これが全てではありませんが参考にしてください。)
足の前の方
足の真ん中
足の踵の方
足関節
ふくらはぎ
参考文献:「足のクリニック」より
原因
足首が過回内になっている
「アーチ」が崩れている
足にはアーチ構造というものがあり、身体を支えてくれています。通常では3点で支えてくれているのですが、偏平足などになってしまうと2点で支えることになり不安定になってしまいます。
それこそ原因の1つなのです。
このアーチが崩れると腰の骨も歪み、背中の骨も歪んだりして肩こりや首こりが起こったりすることもあります。首も歪みやすくなりますので筋肉が緊張して次第に頭痛などの症状が出ることもあるのです。
足のトラブルから頭痛まで引き起こすこともあるので予防が大切です。
あなたの歩き方は間違っているかも
- 踵からついて歩いていますか?
- トボトボ歩いてないですか?
- 下を向いて歩いてないですか?
- 踵が外に倒れていませんか?
- 体重移動がいきなり親指に移動してませんか?
- 親指で最後蹴れていますか?
- すり足になってないですか?
- 足からカラダまで一直線になっていますか?
正しい歩行は若々しく見える
正しい歩行をすると若く見えます。ですので歩き方も注意してくださいね。
踵から、しっかりと着地して、少し小指側に体重移動して最後は足の親指で蹴るようにしてください。
歩き方の指導
踵接地と親指の蹴りを意識して歩いてもらいました。
【症例】モートン病の痛みがラクになった
旅行先でも長時間歩くと足が痺れてくる感じがあったそうです。
足の裏は常に違和感があり、足のアーチが崩れて踵も外側に倒れ偏平足になっておられます。つま先立ちで痛みが、かなりありました。
身体全体の調整とテーピングで喜んでいただけました。
そして足の指を使うエクササイズをお伝えしました。痛みが楽になられて良かったです。
モートン病予防体操
足の指を使って歩く体操をお伝えしました。
まとめ
- モートン病は足の構造と歩き方に原因がある
- 足のアーチが崩れていることが多い
- 足首が過回内になっていることが多い
- 足のアーチを復活させることが大切
- 歩き方にも注意する