

ストレス解消に運動が良いと聞いたことがありますが、なぜでしょうか?
ストレスが強いと買い物をしたり、カラオケに行ったりしますが、運動の方がいいのでしょうか?
このようなお悩みを解決します。
ストレス発散に運動がいいですよ~と、いつもお話しておりますが、その理由についてお話します。
ストレスが辛い、不安、イライラしてしまう方は、どうぞご覧ください。
ストレス発散がうまくできない方
ストレス発散には「運動」が良い理由
ストレスとは
ストレスとは4つの種類があります。

①精神的ストレス
嫌だな~と思うこと全部です。
②構造的ストレス
身体の歪みや、身体の不調や痛みなどです。
③化学的ストレス
たばこや添加物、カフェイン、砂糖、小麦などです。
④環境ストレス
特に冷えです。湿度やスマホなどの電磁波もこれにあたります。
普段、私たちは無意識に、このストレスを自分の体力で支えているんです。
体力とは

①運動
文字通り運動する力です。
②治癒
治す力です。自然治癒力もこれに当てはまります。自然治癒力が発動される環境をつくることが大切です。
③免疫
体力があると風邪なども引きにくいです。
④調整
血糖値や血圧などのコントロールです。ホメオスタシスの均衡もこの調整力に入ります。
体力が満タン状態だと、これらのいろんな機能が充実して働いてくれるのです。この体力を減らしてしまう蛇口をひねる作用があるのがカフェインなのです。

ストレスに対抗できる体力の目安とは
運動力でいうと2時間連続で歩けるだけの体力が必要です。
もしも会社を休職している方がいらっしゃったとしたら、体力がないのに職場復帰してしまうと、とんでもないストレスにさらされるので、もっとお辛くなってしまう可能性があります。
だから体力をつけてストレスに負けない様になってから職場復帰されることをおすすめいたします。
こんな運動はストレス発散というより体を壊します
ストレスには運動がいいのです。しかも有酸素運動です。具体的にはウォーキングが一番おすすめです。あとはジョギング、サイクリング、エアロビクスなどです。
運動の強度は自分の能力の半分くらいの運動負荷です。
軽く汗ばむくらいですね。
脈拍でいうと1分間に110~120を超えない程度が目安です。
サッカーの三浦知良選手があの年齢でボールを蹴れるのは、現在トレーナーがついてきちんと脈拍を測って運動負荷をコントロールしてケガをしないようにしているからですね。
逆に無酸素運動では体を壊し、ケガにつながります。具体的には脈拍が1分間に120を超える運動です。短距離走や懸垂、腕立て伏せ、などです。
よくストレスがすごくてストレス発散のためにと始めたスポーツで狂ったようにやっている人がいらっしゃいますが、これはケガをして痛みがあってもやってしまっている方が多いです。
スポーツの爽快感がやがて義務感となり、痛みや疲労よりもストレス発散の方がその方の心の中で勝っている状態なのです。
有酸素運動で効果的にストレス発散をしてください
有酸素運動は本当に素晴らしいです。心臓のポンプ作用が強くなります。1回の心拍出量が増えます。心拍数も低くなり、エネルギー代謝の効率も良くなります。もちろん心への影響も素晴らしいものとなります。
長期的に継続することが大切です。
ただし過度な運動はケガに繋がりますので注意してください。
運動をしている人としていない人での差があった項目がこちらになります。参考にしてください。
カラダの症状 | ココロの症状 |
胃が痛む | 陰口をいわれているようだ |
お腹が張る | 人混みで気分が悪くなる |
背中がこる、背中が痛む | 何かよくないことが起こりそうだ |
胸やけがする | 寝つきが悪い、朝起きると気分が悪い |
のどが乾く | イライラしやすい |
身体がだるい | 社会から遊離しているように感じる |
めまいがする | 孤独な感じがする |
疲れやすい | 憂鬱になることがある |
肩がこる | 何かすることが億劫である |
胸が痛む | 言いたいことが、うまく言えない |
腹痛がある | 自分が自分でないような気がする |
参考文献:「心理学概論」より

僕もランニングやサイクリングが趣味ですので実感しております。明らかに運動による効果は実感できます。ですのでケガのないように楽しんでいただくのが一番だと感じております。
私も経験があるのですが痛いのに我慢して「ランナーズハイ状態」で運動するのはやめてください。膝が痛くなったりすることもあります。楽しむことが大切です。
不安な時も運動すると解決する
まとめ
- 過度な運動は避ける
- 無酸素運動より少し汗ばむくらいの有酸素運動がオススメ
- ストレス発散には運動がオススメ
- 不安な時も運動すると解決する