自宅での仕事が増えたて運動不足になってます。
体重も増えたので、急に歩いたら、ふくらはぎが腫れてしまいました。
ついに痛くて歩けなくなりました。
また自宅で丸い棒状の健康器具で足をほぐそうとして、グリグリしたら、余計に痛みで立てなくなってしまいました。
それから常に、足がむくんで、だるくなっています。
最近では足が、冷えるし、どうしたらいいですか?
このような、お悩みの解決のヒントになれば嬉しいです。
突然、足が浮腫んで歩きにくくなることってありますよね。血液やリンパ液などの体液の流れが悪くなっているかもしれません。
これには、いろいろな原因が考えられます。
座り姿勢が多くないですか?猫背で歩いていないですか?頭が前に倒れて、腰も曲がり、バランスを取るために膝が曲がっていると、常に足の筋肉は緊張してしまいます。そんな時に何かのきっかけで急に関節が伸ばされたりしたら反対側の筋肉が異常な収縮をしてしまうこともあります。骨盤や背骨の歪み股関節や膝関節、足首の関節などの位置がズレていることも考えられます。
最近多いのは良いと思ってyoutubeの動画を見てやった体操が自分には合っていないこともあります。当院のクライアントさんでは健康器具で、ふくらはぎをほぐしすぎて腫れてしまい、歩けなくなってしまった方もいらっしゃいます。
リモートワークなどで仕事も自宅ですることになってしまうと運動不足にもなります。また4月など新学期などで学校に行くようになり急に走ったりすると筋肉がビックリします。運動不足で体重が増えてしまい急に歩いたりすると肉離れを起こすこともあります。
当院では、身体の全体的なバランスをみることで解決していきます。
「むくみ」などで、お悩みの方は、どうぞ、お読みください。
足の浮腫みが軽減して歩きやすくなる
足のむくみ、痛みで辛い方が1秒でも早く良くなる方法
お困りの症状
マラソンの練習をされて膝の裏を健康器具で長時間ほぐしておられたそうです。すると突然、激痛で歩くのも困難になられました。
当院にて施術を3回させていただきました。「むくみ」はまだありますが痛みがなくなり、歩きやすくなられ喜んでいただけました。
原因として考えられるのは、健康器具でグリグリされて筋肉が損傷したことによる炎症だと判断して施術をさせていただきました。最初に損傷されると、ある程度、修復にはお時間がかかることをお伝えいたしました。
応急処置で大切なこと
昔はRICE処置ということでした。R(レスト:休む)I(アイシング:冷やす)C(コンプレッション:圧迫)E(エレベーション:挙上)
ですが最近の考え方の主流としてはPOLICEとなっています。
- P(Protection)保護:テーピングやサポーター、シーネなどで保護
- OL(Optimal Loading)最適な負荷:生理学的な最適な負荷をかけることで治癒促進
- I(Ice)冷却:痛みを減らす、異常な筋収縮を改善
- C(Compression)圧迫:患部の内出血や腫脹を防ぐ
- E(Elevation)挙上:浮腫の軽減を図る
当院では早期の回復、早期の運動復帰を目指すため、足の損傷では「D-test」というテストを採用させていただいております。(足首を曲げた時に膝が内側に動かないように注意)
また捻挫などの場合にはバランスディスクなどでの運動軸も注意しております。
参考文献:「運動器疾患の評価と理学療法」より
修復期間の目安
身体の部位 | 修復期間の目安 |
---|---|
皮膚 | 1週間 |
軽度の筋肉損傷 | 3週間 |
重度の筋肉損傷 | 2カ月 |
腱 | 2カ月 |
軽度の靭帯損傷 | 2カ月 |
重度の靭帯損傷 | 6カ月 |
骨 | 2~6カ月 |
神経 | 6カ月 |
運動復帰の時期
下記の状態になれば運動を少しづつ始めていきます。
復帰の目安 | 内容 |
---|---|
筋力を検査 | 正常の80%回復 |
可動域 | 平均の70~75% |
痛み | 動かしても痛くない |
炎症 | 腫れ、熱感、浮腫みがない |
参考文献:「スポーツ指導者のためのスポーツ外傷・障害」より
足のむくみの原因
足って重力によって常に水分が溜まりやすいといえます。足のむくみは、デスクワークなどでじっとしていることが多いお仕事の方、立ちっぱなしの方に、多いといわれています。
細胞のレベルでいいますと同じ姿勢が繰り替えされると足の水分の循環が悪くなります。疲れが溜まっていたり、睡眠不足でも、むくみやすくなります。
病気では心臓の病気、腎臓の病気が隠れていることもありますので注意なさってください。筋力の低下でも、血流が悪くなることがありますので、注意されてください。
また「浮腫み」は病気のこともあります。肝臓や腎臓や心臓の病気の場合でも、「むくみ」が現れることがあります。1週間以上続く場合は、まず病院で検査してもらってください。
リンパの滞り
身体で「むくみ」といえば、リンパ浮腫だと考えられます。浮腫とはリンパ液の流れが滞り、細胞の間に間質液や老廃物が溜まって腫れた状態のことです。
リンパ液の流れが悪くなるのを簡単に考えると、重力に対して人は立っています。そうすると重力で下に溜まってしまいます。足には心臓がないので、戻しているのが筋肉の動きが関係しているのです。
立ち仕事で夕方になると、足がパンパンになり、浮腫んでしまいます。
それは、大変ですよね。
これはリンパ液が滞っているためなのです。
足を優しくさすったり、動かすだけでも、流れてくれますよ。
リンパ液の流れを悪くさせないためには、リンパ管の筋肉によるポンプを上げることが必要です。つまり適度な運動を続けることが大切です。
そして、身体を冷やさないことが大切です。
また加工食品ばかり食べたり、ファーストフードをよく食べたりすると、塩分を摂りすぎたりして、むくみの原因になりやすいので注意してください。
リンパの役割
リンパの機能
リンパはリンパ液の生成、組織から循環系へ移動してくれます。
免疫にとって非常に重要な役割があります。
リンパ液の元は毛細血管から漏れた血漿が細胞の間の隙間で組織液となったものです。
血漿は浸透圧によって毛細血管が押しだされ、組織液に混じります。
ほとんどの組織液は血管内に戻ります。一部は細胞間に残り、組織液の量は少しづつ増えていきます。
リンパ管には弁があるので逆流しない構造となっています。
リンパ液の流れる道筋
ここで一番大事なのは両足のリンパは左の肩に戻るということです。
右の首、右の腕は右の鎖骨の内側のリンパ節へ運ばれます。
そして左の首、左の腕、両足のリンパは左の鎖骨の内側のリンパ節へ運ばれます。
つまり、3/4ほどが流れて処理されることになり圧倒的に左の方がたくさん負担がかかることになります。
ですので、私は、足に問題がある方は、左の肩周囲の違和感、異常がないかも調べることにしております。
参考文献:「人体の正常構造と機能」より
むくみを放置すると
むくみの状態が続くと、間質液に含まれるタンパク質が絡みあって塊になり、間質液中に溶けきれなくなり、周辺の組織を硬くしてしまいます。
さらに悪化すると、絡み合ったタンパク質が脂肪を巻き込んで線維の塊になります。すると腕や足が太くなったり、皮膚が硬くなったりして、象さんの皮膚のようになってしまうこともあります。
ですので、特にデスクワークで座ってばかりいる方は、少しトイレなどに行って動いていただくのがオススメです。
整体で痛みが取れる!
当初は引きずって歩いてこられました。
施術させていただき3回目くらいから、痛みがラクになってこられました。
施術の後、膝の裏の調整と少し運動療法をさせていただきました。
ふくらはぎの肉離れの症例
足のむくみの対策
- こまめに運動する
- 足を動かす
- 座ったままでも踵を上げたりする
- テレビを見ていても30分に一度は、1分くらい体操する
- 冷やさないように注意する
予防法のまとめ
- 塩分の摂りすぎに注意
- バランスの取れた食事(タンパク質多め、炭水化物・脂質少なめ)を心がける
- ケアと運動を継続して取り組む
- 日常生活習慣を見直す